人事の人見最終回あらすじネタバレ
日の出鉛筆の代表取締役社長となった、人見(松田元太)。
「新しく日の出鉛筆の社長をやる事になりました。人を見ると書いて人見廉です」
登壇で挨拶した、人見は前任の小笠原(小野武彦)から社長に任命されました。
「では人見社長ここに指紋を」
「はい」
「次はこちらに」
人見は社長と新入社員の懇親会に参加した女性社員、芽原葵(杏花)の様子が気になりました。
「もっとざっくばらんにいきましょう。座って座って」
人事部では、人見がいなくなった寂しさから仕事が手につかない面々が目立ちます。
「ついに社長編?」
森谷と仲が良い中堅社員、相沢今日子(前田友里子)は、森谷が人見のイラストを描いてることに気付きました。
「まぁ目の前にいないですからね」とミン・ウジン(ヘイテツ)。
「それもそうなんだけど」
「なんかいまいち進まないすよね」
「想像できないからね社長に向いてるところが」
「まぁでも向いてないだろうな」
「実際全然向いてなさそうだった」
「みんな全然手動いてないですよ仕事仕事」
そんななか、真面目一徹の真野(前田敦子)だけは違いました。
「いなくなった人間のことばかり考えていてもしょうがないでしょ。そんなことより目の前の仕事に集中しないと」
「真野ちゃん寂しくないの?」と堀(松本まりか)。
「なんで寂しいんですか?突然来た人が突然いなくなっただけじゃないですか。私達の仕事は何も変わってません」
一方、社長となった人見は生活が変わり、慣れない社長業に悪戦苦闘中。
ある日、公園のベンチで泣いている女性、茅原葵(杏花)を見かけた、人見。
彼女は日の出鉛筆の説明会にいた女性でした。
「この後の予定ですが、リモート会議、17時より社員マスカット君のデザイン選考会、18時40分より移動して19時に会食となります」
「あ、済みません止めて下さい。この間の新入社員の子、泣いてるからちょっと離してきます。
車を停めるよう、秘書の片瀬に頼みますが、スケジュールが多忙でそれどころではありませんでした。
「社長、あなたは人事部の一人ではなく、経営者です。他の者を行かせます。社長は困っている誰か一人を助けるより、大勢を見て下さい」
その言葉をきっかけに、人見はまたしても予期せぬ行動に出ます。
「片瀬さん、近々ちょっとお願いしたいことがあるんすけど、めっちゃいいこと思いつきました」
社内メールを送った人見は社長になったばかりだというのにすぐ辞めて自分の代わりを探すことを提案しました。
「えー皆様お疲れ様です社長の人見廉です。皆さんにお知らせしたいことがあってこうして喋ってます。お知らせというのはですね、社長辞めます!」
「早速?」
「もう投げ出すのかよ」と須永。
「やっぱり誰かの上にいて誰かに動いてもらうるの向いてないなっと。社長はやりたい人、向いてる人がやればいいんじゃないかなと。誰が向いてるとか俺分からないし、かといって適当に決めるわけにもいかないじゃないですか」
「いや、適当には決めないでよ」と平田。
「なんで選挙しません?我こそは社長だっていう人を誰でも立候補してもらってそれで社員全員で投票して決めればよくないすか。詳しい事は詳しい人に決めるとして、次の日の出鉛筆の社長は君だ」
「また無茶苦茶なことして」
なんと人見は社長の立候補を探そうとしていました。
まさか本当に選挙になるとは」
「社長の一声だからね」
「誰か止めるかと思ってましたけど」
「自分も慣れると思っていたら役員たちも反対しないんじゃない?」
「そのおかげで色んな人が立候補できたわけですし」
「みんな青臭いんだよな。馬鹿正直に社長選挙なんか出て。出馬したら敵同士だろ?それよりも勝った誰かの下について、確実な部長職。これがサラリーマンの闘い方だ」
「立候補ってそういうのでするんじゃないと思うけど」
「まさか平田部長も候補になるとは思わなかったすよね」
その頃、社長候補に挙がった平田美和(鈴木保奈美)は常務の小笠原とカフェでそのことを雑談していました。
「本当に私は全然狙っているわけではないので」
「まぁまぁ推薦してくれる人がいたみたいで」
「私は社長演説では里井常務を推します」
「お互い正々堂々と頑張りましょう」
「噂だと子育て世代の女性がプッシュしたでしょ」
「で、今、人見はどこにいるんだ?」
「打ち合わせできなかったら須永さんにプログラミング進行を任せるとして」
「グダグダになったらどうするんだよ。俺のメンツが丸つぶれ」
「人見さんですか?さっきすれ違いましたよ。スピーチの練習をするって、時間までには戻って来るって言ってたんですけど」
ウジンは人見を見かけたことを人事部のみんなに報告します。
人見は公園でスピーチの練習をする、人見。
「今日まで皆さんの経営の利を…あーもう」
自由人の人見は、自分の言葉で演説会のスピーチを実行しようとして、総務部部長の石郡に止められました。
「これ自分の言葉じゃだめですか?」
「それはダメです。退任を表明されたとはいえあなたはまだ社長です。挨拶の内容が特定の候補を利することないよう、我々、選挙管理委員で精査した文言となっております。」
「でも読み上げる野微妙じゃないですか」
「読みあげるか暗記するかはお好きなように。ただし、文言を変えない事」
そう言うのは、日の出鉛筆総務部の部長、石郡陸正(中田顕史郎)。
人見は公園で、葵を見かけて声を掛けました。
「社長?!あー済みません、仕事戻ります」
人見は、茅原が同じ作家、あさきゆめみのうさぎのキャラクターが好きなことを知り、その話題で彼女の心を和ませることにしました。
「だからあさきゆめみ先生が植木さんのシルキーボールライトのポスター描いてるのが個人的にめっちゃ嬉しくて。」
商品企画部のリーダー、植木(珠城りょう)との仕事を思い返す人見。
「めっちゃ熱いよねー。ちょうどその商品の企画作ってるときに植木さんと結構会ってさなんかその企画書?を見せてもらった時に…」
「分かるよ、ぬいぐるみを携帯につけてるの見るもん」
「すいません。私なんかが何言ってるんだろうって思って。」
「いいじゃん」
「どうした?なんかあった?俺で良かったら愚痴とか聞くよ。こないだも泣いてたじゃん。あーごめん見かけて」
「ここ最近、なんか目の前までは行けるんですけど、会社に行けなくて。パワハラとかいじめとかそういうのじゃないです。周りの先輩も良い人で、文房具が好きで会社が好きでなんで自分が行けないのとか意味わからなくて。人見社長には分からないですよねこんな甘ったれた考え」
「正直分からない。でもつらそうなのは分かる。OK,とりあえずさ、ここにいてもしょうがないじゃん」
「会社に行けってことですか?」
「一緒にサボらない?」
人見は立候補者の為の社長選挙に登壇しません。
真野、須永、相沢、森谷は連絡が取れない人見に困惑しています。
「まだ来てないの?」
「ていうか連絡も」
「会場血行ざわついてるぞ、時間も結構すぎてるぞ」
「社長の挨拶はパスで」
そこへやってきたのは石郡。
「それはダメです」
「石郡さん!」
「だって来てないんだからしょうがないじゃないですか」
「でしたら始められないと言うだけの話です」
「だって今日は立候補者の為の日ですよね?社長の挨拶がなくなったって目的は果たせるじゃないですか」
「社長挨拶は本日のプログラムに記載されています。それをなし崩し的に省略するのは、この選挙管理員の長を預かる者として看過することはできません。ですが規約には業務の順番に応じて、その順番を変更できることもあります。これを拡大解釈すれば、社長挨拶も順番を変えることも可能です」
「後回しにしてもいいんですか?早く言ってください。どうにかして人見社長を連れて来てください」
「なので、演説が終わるまでに必ず人見社長を連れて来てください」
「須永さんやっぱりこのままお願いします」
「いいのかよ」
「その代わり、社長の挨拶は終わるまでのどこかで入ります。なのでスタッフの皆さんどうにかして人見社長を見つけ出して連れてきてください」
真野は須永と連携を取りながら、人見の行方を他の手が空いている社員に探してもらうよう、指示しました。
「最初の候補、市川常務お願い致します」
堀は、社長立候補者の帰山が夫がぎっくり腰なことと、子育て事情から、登壇の順番変更をお願いされていました。
「順番を変えたい?」
「はい、あのさっき夫からぎっくり腰で子供迎えに行けなくなったって連絡が来て。そうなると今の順番だとお迎え間に合わなくて。子育てしながらこんなの立候補するのもおかしいかもしれないんですが」
「そんなことありません。なんちか調整してみます」
事情を堀から聞いた真野。
「帰山さんは子育てしてる社員の為に立候補したの。それを子育てのために諦めなきゃいけないのは、おかしいと思う。だから協力してあげたくて」
「分かりました。じゃあ次の次の人に相談してみましょう」
次は生産管理部の緑川(小松利昌)に頼みました。
真野、堀、帰山は一際、個性的で突然、大声を出す、緑川に若干、不快感を感じるのでした。
「お断りします」
「緑川さん」
「社長候補に立候補してる人間が他の人間に情けをかけるとはお思いですか。否!僕は敵に塩を送るつもりは御座いません。」
「でもそれじゃあ帰山さんが演説する機会が亡くなっちゃうんですよ?」
「僕にとってライバルが一人減るぐらいです」
「なんなのあの人」
そこで、見城が緑川の代わりを務めると名乗り出てくれました。
「俺出ますよ。俺、4番手の見城竜太っす。緑川さんの次なんで時間的に間に合えば。人見さんは憧れの人です。社内カラオケ大会でマーケティング部のみんなを呼び込んだところ見てました。俺が人見さんの意志を引き継ぎます」
「本当ですか?有難う御座います」
「それに人見さんだったらそうするでしょ」
社長選挙では今日の様子を、ラグビーを家に帰って見たい町村常務からの声もありました。
「おい、もう15分ぐらい押してるぞ」
「済みません。社長が行方不明だったもので」
「このままじゃ不味いんだ。順番変えてくれないか?5時半になったらラグビーの日本代表戦が始まっちゃうんだよ。いや私が見たいと言ってるんじゃないんだよ。うちのラグビー好きの社員達が社内で観賞会を開くんだよ。小笠原社長派だった社員達だ。私にとっては票田じゃないか。そいつらに私の演説を聞かせられなかったら、意味ないじゃないか。とにかくなんとか順番を変えてくれ」
「見城さんラップやるって聞いたんですけど。誰かサクラ仕込んで乱入させてラップしようとしてる」
「ダメですかフリースタイルラップ」
「ちょっと待ってくださいよ。あれやるのが禁止って。正直順番の変更難しいですよね」
その頃、人見は芽原をバッティングセンターへ連れて行きました。
「思いっきり叫んで感情を出して」
すると、一人の女性(森川葵)とすれ違う、人見と茅原。
「私って何もできないんだなって思いました」
「そっか」
「先輩とのコミュ力もみんなができるのに、企画も私だけできなくてどんどん置いて行かれてる気がして」
「新入社員研修で出来なくてもそこまで言わなくてもいいんじゃない」
茅原は、新人社員研修で意見が言えず、アイディアも思い浮かばなかったことを思い返しました。
「私だけ、何も思いつかなくてそしたらどうしたらいいか分からなくなって」
立候補会では、見城が人見を意識して、富樫とラップバトルを実行するものの、つまみ出されてしまいました。
「俺だって人見君みたいに見てる」
「あれは色々と違うから。人見君は人を見てるから」
「俺だって見てる」
「人見君のとは違うから」と真野。
人見は茅原が人見にもらった珈琲から出したアイディアを受け入れました。
「あ、今さ、これ入れてるときにコンビニの店員さんが、あの珈琲の機会に豆補充してたんだけど、あの機械あんなに珈琲豆出るんだね」
「あ、めっちゃ出ますよ。私大学生の時にエキナカのカフェでバイトしてたんですけど、捨てる時いつも思ってました。捨てるの勿体ないなって。木くずだからそれこそ鉛筆とかはって思いましたけど。いや冗談ですけどね」
「それめっちゃいいアイディアですよ。新しい企画のアイディアあるじゃん。BCCってやつ?」
「SDGSです」
「そう、そういうのにもハマりそうじゃない?」
「いやでもただの鉛筆の案だし」
「うち鉛筆の会社だからね」
「技術的にできるか分からないですし、採算とか需要とかそういうのも全然わからないし」
「そんなん詳しい人に聞きゃいいじゃん。会社でしょ?そこらじゅううじゃうじゃいるよ。めっちゃ良いこと思いついた」
社長立候補会では、石郡がこのままだと演説会を一から仕切り直すと伝えました。
「その場合、この立会演説会は無効です」
「みんな喋るだけ喋っちゃってますけど」
「このままだと仕切り直しです」
「えー全部、一からやるんですか変ですよ」
「変なんです。なので一刻も早く人見社長を」
すると、富樫(津和野諒)が人見の目撃情報を警備員から聞いたので、堀、相沢、真野、森谷に知らせます。
「済みません、人見君の目撃情報が入りました。」警備員さんが裏口付近で誰かと一緒にいるところを見たって」
「森谷ちゃん、相沢さん、堀さん、外回りで人見社長を捜索」
真野が指示を出して、みんなで人見を外で探し回る事にしました。
やっと会社の近くに来た人見は、茅原葵の問題を解決するのを優先しようとしていました。
茅原は会社に入るのを躊躇いました。
「やっぱり会社に入れないです。みんなにどんな顔すればいいか」
「人見君、早く行くよ。演説会みんな待ってる。」
「良いです。もう私のことは大丈夫です」
「いや全然大丈夫じゃないじゃん」
「事情は分からないけどさ、人見君今、向こうに行かないとまずいかも」
「ちょっとだけ待ってください」
「待てないよ、社長でしょ?」
「社長選挙だって人見君が言い出したことでしょ。だったらもっとやるべき仕事あるでしょ」
「人の気持ちより大事な仕事はないですよ!選挙も大事かもしれないですけど困ってる人の相談に乗るのが俺たちの仕事なんじゃないんですか?」
「わかった?大事なことなのね?じゃあ早く終わらせてから向かうように。で、今どんなめっちゃいいこと思いついてるの?」
人見の困ってる人を見ると放置できない性分をよく熟知する真野は、人見の行動を尊重します。
人事部は連携して、人見が芽原のことでつきっきりなのを知りました。
「え?人見君見つかったの?」
「良かった間に合った」
「何してたの?」
「人を見てた」
「あと残り、平田部長と、里井常務を」
「皆さんにお願いがあります。今から言う人達を探し出して居場所を教えてください」
真野は人見の行動を理解して指示しました。
そこで、平田が代わりに挨拶をします。
「平田部長、お願いします」
「里井常務推薦して終わろうと思ってたんだけど。」
「あと部長と里井常務が喋ったら終わっちゃうんで。それまでに人見君を連れてこなきゃいけないんで」と相沢。
その人見はマーケティング部新入社員、瀬沼(田中洸希)に、芽原のことを頼んでいました。
「あ、瀬沼さん、ちょっとしたマーケティング部の意見を聞きたい事があって」
「へぇ面白い。一般の消費者に大ヒットするのは難しいと思うんで、どこにリーチするかっすよねーSDGs的にそういう公的機関とか?」
「この度、人見社長が遅れている理由は申し訳ありません。彼の思い付きでとんでもないことをする言動には度々困らされていました。ですがそれらはすべて誰かの為でした。多分今も誰かの為に道草食ってるんだと思います。普通に考えれば無責任で非常識で社会人失格の行為ですけど、でもそんな彼のおかげでこの会社は確実に変わりました。なので彼はここにいないんですけど、誰よりも役割を果たしていると私は思います。私は波風を立てないで生きてきた人間で、恐らくここにいる皆さんも彼みたいに、自由に生きられる人ばかりではないでしょう。ていうか、ほとんどがそうじゃない人だと思います。でも私はそんな珍しい枯れた起こしてくれた変化に乗っかれる人でありたい。せめて邪魔をせずにやらせてあげられる人で在りたいと思ってます。そして我が日の出鉛筆もそんな会社であってほしいと思います。どうかここでまた非常識なことをしている彼の行動を見逃してあげてください。以上です。ご清聴有難う御座いました」
「素晴らしい演説でした」
「いいえ。済みません。引き延ばしてたら里井常務のこと話しそびれた」
「いいんです」
その頃、人見は企画部の植木(珠城りょう)や配信者の「月のまたたき」として活躍している土橋由依(山口まゆ)、ドラヴァクイーンの顔を持つ、第一営業部の社員、清川(ドリアンロロブリジーダ)にも協力してもらいました。
「ざっくりしか聞いてないけど、その珈琲豆で出来たって特徴を活かした方がいいと思う。形とかあとはいっそ珈琲の香を消すんじゃなくて全面に押し出すとか」
「さすが企画部のエース」
「研究開発の観点で言うと、鉛筆の芯の硬さとかそのコーヒーかすでできた周りの部分の硬さのバランスが肝になりますね」
「どうすか、清川さん」
「うん面白い企画だから、興味を持ってくれる店舗さん入ると思う。SDGsなら、公共施設とか学校にも提案しやすいし」
「良かったじゃないすか」
「有難う御座います」
周囲の協力に感謝する、茅原と励ます、人見。
SDGsを取り入れたアイディアで、その件を日の出鉛筆を去り、転職した、持田(阿南健治)にも相談します。
「珈琲で作った鉛筆ですか?是非、削ってみたいですね」
その頃、茅原を励まそうとした人見はネガティブな彼女の対応に苦戦していました。
「あれはアドバイスをくれた皆さんが凄かっただけで、私なんかが出すより他の人が提案したほうが、実現の可能性高いじゃないですか。」
「でもあれは茅原さんが思いついたやつだから」
「あんなの誰でも思いつきますし」
「皆さんの努力素晴らしいです。なんで私ダメなんだろう」
泣き出す茅原に、たじたじの人見。
「みんな新鮮だったから面白がっていただけじゃない」
「俺の挨拶なしで締めちゃってください。そっちに任せました。茅原さんなら大丈夫、自信持ちなって」
「どうやってもったらいいですか?学校でもうまくいかなくてようやく好きな会社に入れたのにそこでも何も出来なくて、自信なんて持ちようがないじゃないですか。私はダメなんですよ。他の人達とは違うんです」
混乱する状況のなか、真野は人見が芽原にかける言葉を、社長立候補の社長演説として垂れ流しました。
「みんな一緒だよ。さっき教えてくれた人たちもみんな悩んでたり、みんな自信なくて、わけわかんなくなっていた人達だったよ。そういうの乗り越えたりスルーしたり、解決した上でああいう仕事しているだけで茅原さんと何も変わらないよ?たぶん茅原さんが敵わねぇなって思う同期の人とか企画募集の人とか同じくらい悩んでたり、同じくらいしょうもなかったり…。俺さ、世界中旅してたんだけど色々行ったなかで、めっちゃ面白いとこ行って、会社っていうんだけど、同じメンツと働くとか、こんなに大人数で働くとか初めてなんだけどこのルール手続きめんどくさいって思ってたんだけど、割と今じゃそんな悪くないって思ってたんだよね。年とか経験とかいろんなのが違う人がいるけど、そういうのがすれ違いとか揉めたりすると、敵同士みたいになっちゃうときあると思うんだけど、それでもたまに一瞬だけでも、なんか俺ら今分かり合ってない?って思うとめっちゃ嬉しくて。勿論、なかには分かり合えない人もいるんだよ。めっちゃ許せない…それでも存在を認めてくれる。くれるってのもおかしいんだけど、心の広い人たちがいるのはめっちゃ良い。茅原さん的には今居心地悪いと思うけど、このルール微妙だな、とか仕組み変えた方がいいなと思ったら声上げて良くねって思ったら、言ったらよくね?俺はここだけの話、行かなきゃいけないところがあって、そろそろ、この会社離れるんだけど、それでもここで働けて良かったし、俺はこの会社大好き。茅原さんにも会社好きになれとは言わないんだけど、一歩もう一歩、踏み込んでほしい。差しで話すとさ、人のいる世界もそんな悪くないよって俺は思う。ごめんめっちゃ語っちゃった。」
人見らしさに、会場全員が拍手喝采となり、温かい雰囲気で、社長立候補会は、締めくくられました。
その後、平田が社長になり、人見は日の出鉛筆を辞めてまた海外へ行くことになりました。
今度はウルグアイへ旅立つのです。
「それにしても人気なんだね。にしてもウルグアイで」
「なんかあのホセさんから連絡が来て。ダンスで仲良くなった。向こうの偉い人で、会社変えてくれって」
「真野さんは?」
「人見君」
「間に合った良かったー!」
「だいぶいろんなことしてくれたから」
「困ってる人の話聞くより大事な仕事ないから」
「いやー真野さんらしいっすよね。あ、やべ、マジでそろそろ行かなきゃっすわ」
「行ってらっしゃい」
「向こうでも体気を付けて」
「ありがとうね」
「元気でな」
真野は、社員の対応に追われていました。
「これを言ったりすると課長の心証っていうか、機嫌を損ねてしまいそうで」
「大丈夫です、任せて下さい。そのための人事部ですから。じゃあ詳しくお伺い出来たらと思うんですけど」
人見に人事部がお別れを言う中、森谷が来ました。
「変わります。真野さんは行かないと。私のは単なるキャラ萌えだったんだけど」
「ごめんどういうことかわからないんだけど」
「ウルグアイすよ南米すよ?今行かなかったら絶対後悔します」
森谷は人見がウルグアイに旅立つことを真野に懸命に伝えました。
「森谷ちゃんありがと」
人見に片思いする森谷は、真野の代わりに仕事を引き受けようとしますが、逆に相談する側の社員から、人見が旅立つ悲しみを聞いてもらうことになりました。
「大丈夫ですか?」
「大丈夫じゃないかもです」
「お話お聞きしましょうか」
真野は急いで人見を追いかけました。
「人見君。退職届はもっと早めに言わなきゃダメじゃん。さみしいわ」
「俺もっす」
「元気でね」
「はい、真野さんも」
「人見君、社員証つけっぱなし」
「あ、本当だ」
「もうこれ忘れたら総務からめちゃくちゃ怒られるんだからね」
人事部では、間もなく、真野が部長になりました。
「部長、これお願いします」
「真野ちゃん無理するなよ。部長は俺が代わってもいいんだぞ」
「口より手を動かしてください。須永さん」
「そうやって縛り付けると、崩壊するよ」
「がっちり縛り付けた方が働きやすい」
「森谷だって仕事中に絵を描いてるじゃん」
「森谷ちゃんもうプロだもん」
「兼業だもんね」
森谷はプロの漫画家と日の出鉛筆の仕事を兼業することになったのです。
間もなく、食い逃げ疑惑の社員の対応をする、真野。
「先日の懲戒委員会ではどうしましたか?」
「話せば長くなるんですが」
「えーこれどうしましょう」
「社長がお決めになる事です」
その頃、人見はウルグアイの旅先で出会った男から相談されます。
「うーん、めっちゃいいこと思いついた」
人見は今日もどこかで、人をよく見ながら、ポジティブかつクリエイティブに、誰かの心を繋ぎ続けるのでした。
人事の人見最終回感想・みどころ
人見は今日もやっぱり、困っている人がほっとけず、人を見る心熱き青年でした。
最後の困ったターゲットは、新入社員の茅原葵。
とてもネガティブ思考で自分に自信がなく、視聴者の私も心配になるくらい劣等感が強い女性でした。
生い立ちに何かあったの?って思うくらい一度、落ち込むととことん上を向くことが難しい茅原。
人見が瀬沼、植木、土橋などに掛け合って、茅原の珈琲豆から発想を得たSDGsの企画が通るように動くのですが、なかなか後退してしまいがちでしたね。
合わない人もいるけどほんの一瞬だけでもわかり合える時もある、このルール変えた方がいいと思ったら、自分から行動を起こすチャレンジ精神に、私自身も勇気づけられました。
人見みたいに突拍子もなく、人を繋ぐことってなかなか出来ないけれど、今いる場所で働き続ける為には自分から変わらないと始まらないですね。
そんな彼を支える日の出鉛筆の面々の優しさも暖炉のように温かかったです。
海外のお偉いさんから声がかかり、日の出鉛筆を去る人見の背中がちょっと寂しくて、真野と同じ気持ちになってしまいました。
人をよく観察して人の心を知る人見廉にまた会いたくなる最終回でした。