持続可能な恋ですか~父と娘の結婚行進曲~9話あらすじネタバレ
晴太(田中圭)から突然、「もう終わりにしましょう」と別れを告げられた杏花(上野樹里)。
「虹朗くんの良いお母さんになりたいと思っている」と杏花。
しかし、晴太は「杏花さん自身を大切にしてほしい。前に衣替えしてくれる奥さんがほしいと言ってしまったことが僕は会った。でも、僕と結婚するのは向いていないしそんなことしてほしくない。楽しかったです、有難う御座いました。」
同じ頃、杏花の父、林太郎(松重豊)は、整形外科医の明里(井川遥)からの交際の申し込みを断って彼女をがっかりさせてしまいました。
「あなたは普通に生きていけます。僕なんかといるよりも」
親子で失恋し、自宅へ帰った杏花は失望。
杏花の元に楓(磯村勇斗)から連絡がありました。
あえて失恋を気にせず、これからは仕事に生きるという杏花。
杏花から晴太との失恋のことを聞いた颯は、杏花を優しくハグします。
年下の颯の前で強がり、明るく振舞うものの、杏花の心は迷子になっていました。
その頃、大阪へ単身赴任をする元妻、安奈(瀧内公美)を温かく見送り、仕事のスタイルを彼自身も買えることにした晴太。
翌日。
自分なりのやり方で独立を決意した杏花。
杏花が熱が出た虹朗を颯のサポートもあって、家まで送り届けたことで、安奈が以前、杏花に紹介した大きなヨガの仕事がなくなったことを詫びる安奈。
友達の鈴(清水くるみ)と、理歩(水崎綾女)と飲み、夕食を食べてストレスを発散。
明里が職場で倒れたことをきっかけに、彼女が林太郎に隠し続けてきた真実を知ります。
明里は胸に小さな腫瘍が見つかり、検査結果を待っていたところ、疲労と病気もあり、倒れてしまいました。
「日向さんと生きていきたい、日向が生きる世界に自分も生きることができたら、できたら自分は幸せでいられる、日向さんも同じだといいですが・・・」
明里と林太郎は思いが通じ合いました。
腫瘍は良性で、更年期があると診断した女医。
その女医は、明里の古くからの友達で、すぐ退院できるとのこと。
杏花は父の前で明るく振舞い、明里と交際することになった林太郎を祝福。
一緒にその日はワインを飲みました。
「好き」とは言わず、「一緒に生きていきたい」と告げたので、林太郎は明里のパソコンのメールアドレス宛に「好き」で、「好意がある」ことを伝えました。
そして再び、ウォーキングデートをすることになった2人。
杏花は颯にリモートヨガを指導しながら、林太郎のお祝いに沢田家へ夕食を食べにくるよう、声を掛けました。
杏花の幸せを思う林太郎は娘のことを尊重。
「私、オンラインヨガに本腰を入れるよ、それとここを出ていく。」
「まぁいつまでも実家にいるわけにもいかないしな・・・」
「生きていくことは変化すること。結婚を一生しないと決めつけなくていい」
颯は杏花の家を後にする前、颯は杏花と暮らすことを提案。
そして、別れ際にそっと小さくキスをして去って行きます。
翌日。
林太郎は娘の杏花を思い、晴太にある思いを伝える決意を固めました。
「妻が亡くなってから杏花を幸せにしないとと、こちらで親子にお世話になって・・・。娘には幸せになってほしいと不本意に東村さんに頼ってしまって」
「いえ、とんでもない」
「実は・・・それだけじゃないんです。わたしが杏花を思っているのは・・・杏花は・・・」
その頃、晴太は虹朗を放課後英語クラブに迎えに行きました。
颯は虹朗の前では優しい講師の顔を見せるものの、晴太を杏花を好きな者同士、ライバル視。
杏花が一人暮らしをすることを自分も知っていることを匂わせました。
その日の夜。
林太郎は杏花に話を切り出します。
「杏花、お父さんも結婚に興味はないって思っていたんだ。お父さんもかつて結婚の意味が知りたくて、結婚したんだ。陽子さんは大学のゼミの後輩で親しい間柄ではなかった。卒業以来7年ぶりに会って、世話になった教授の見舞いで訪ねた病院で出会った。先生は、辞書編纂者として今の沢田君は向いていないと言われてしまったよ」
「沢田君、生きているとはどういう風に捉えますか?」
「変化していく・・・めいいっぱい生きてください」
「人と関わらず本ばかり読んで昨日と変わらない時間を過ごしていたんだ。」
林太郎が売れない辞書編纂者としていた若き頃、教授の見舞いの帰りに、陽子と再会。
この時、陽子は既に、お腹に杏花を身ごもっていました。
「僕になにかできることありますか?」
「じゃあ、私と結婚してくれませんか?」
「・・・はい、結婚します」
杏花は林太郎の実の娘ではなかったのです。
陽子は、当時別れた男性との子供だった杏花を一人で育てる気でした。
杏花は突然の出生の深刻な秘密に思わず胸が詰まります。
「本当は杏花が大学卒業時に、言おうとしたんだけど言えなかった。杏花が結婚する時に話そう」
この時、杏花の母は既に難病でした。
杏花が結婚する時に話そうと決めたこと、結婚の意味が分からないといっていた林太郎の優しさを知る杏花。
「お母さんに出会わなかったら、お父さんはずっと本ばかり読んでいた。最高の宝物に出会えた・・・結婚の意味がようやく分かってきたんだよ。」
林太郎は職場にいる晴太に会った際こう言い残していました。
「杏花と私は血の繋がりはないけど、杏花は私の娘です。あの子のことをどうか信じてやってください」
晴太は林太郎の温かい人柄と愛情深さに考えさせられます。
その日の夜、杏花は夜のヨガレッスンを開催。
「ムーンライトヨガイベント」終了後、先に杏花にメールをした颯。
もう一度、杏花と交際や歩み寄り方を考え直したことを杏花に伝えようとしていた晴太は走っていきます。
しかし、彼の目の前で、颯が杏花に、「俺と家族になろう。一緒にマレーシアに行こう」と颯が告白。
晴太は愕然としながらも、杏花の幸せを願い、何も言わずに立ち去りました。
持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~9話感想・みどころ
林太郎がなぜ、杏花に結婚してほしいと思い続けていて、それでも、杏花の意思を尊重してきたこと、彼の抱えていた秘密は、血の繋がりがなくても愛していること。
大学の先輩と後輩で、杏花の実父との間に身ごもっていた女児が杏花。
「僕は何をすればいいですか?」
「私と結婚してください」
陽子と林太郎は夫婦になることで、林太郎は父親になる喜びと経験を実感し、生きることの明確な目的や視野が広がりましたね。
陽子が元々、体が弱く、最期は闘病の末に亡くなってしまいましたが、杏花にとって林太郎が父で、陽子にとっても林太郎が夫であって良かったと思いますね。
恋愛を通して親子で不器用な婚活ライフを送り、実の親子以上に深い絆と温かい関係を育んでいった2人の歩みに感涙でした。
「宝物と出会うことができた。結婚の意味がみえた」
林太郎の言葉少なからずとも優しい人柄が伝わり、沢田親子を応援したくなりました。
明里に対しても、彼女からの交際の申し込みを了承した場面も印象的でした。
「日向さんと一緒に生きていきたい、日向さんが生きる世界に自分もいることができたら・・・それで日向さんが幸せだといいのですが」
告白の仕方がとても丁寧で、人に対しての誠実さや愛情深さが伝わる素敵な告白でしたね。
林太郎は、晴太に自分が杏花と血のつながりがなくても、娘を信じてほしいと伝えるところも、不器用だけど、一生懸命なところが杏花に似ていると思いました。
林太郎の言葉に心動かされ、もう一度、杏花の交際を引き受けて前に進もうとした矢先・・・!
は、颯という壁が、晴太の前に立ちはだかりましたね。
しかも、颯は一緒にマレーシアに行くこと、杏花と家族になりたいなど、プロポーズをしていて、これには優しすぎる晴太には歯が立ちませんよね。
颯は杏花が夜のヨガイベントを開演後に、「仕事でイベント終了後に着く」なんてメールを送った時点で、彼が勝ち組になるのは予想できていました。
林太郎ともっと早く話して、杏花との向き合い方に気づけば良かったのになぁ。
杏花は颯とマレーシアに行ってしまうのか?それとも、晴太と愛を築いて結婚するのか次週はとうとう最終回です。