家族募集します3話あらすじネタバレ
俊平は飛行機事故で亡くなった妻、みどり(山本美月)との思い出がよみがえります。
そこで、陽にきちんとみどりの死を伝えなくてはと決意。
みどりの母と父は、俊平を気遣い、自分達がみどりとして、「天国からのママへのお手紙」を作成しようかと提案。
しかし、自分の口から陽にちゃんと伝えるとその提案を断りました。
めいく(岸井ゆきの)と大地(三浦綺羅)親子が「にじや」で暮らすことになり、俊平(重岡大毅)と礼(木村文乃)も頻繁に「にじや」に顔を出すようになっていました。
蒼介はみんなにお好み焼きをパンケーキ風にしたものを作って出しますが、評価はいまいち。
子供達は「おじいちゃん」こと、銀治(石橋蓮司)のお好み焼きのほうが美味しいとのこと。
蒼介(仲野太賀)は俊平と礼に改めて、「ここで一緒に暮らそう」と提案します。
しかし、礼は「だれにも頼りたくない」と蒼介の申し出をあっさり却下。
めいく(岸井ゆきの)は、銀治に陽が母親についての真相を知らないことを追求。
銀治は、この件については黙っておいたほうがいいと陽や俊介を気遣います。
一方の俊平も、みどりと一緒に住んでいた家を引き払う気になれず、にじやに住むことを躊躇っていました。
銀治は高齢で、店の経営も不安定だと口にし、その面もあって、一緒に住むことを強調する蒼介。
俊平は義理の両親が陽のことを見てくれるが、今の家はみどりと陽と暮らしてきた思い出があることを告げます。
めいくは、別れた旦那とは何年も会っていないし、母は介護で施設にいるとのこと。
礼は両親や周囲を頼らない覚悟でシングルマザーになることを決意したと頑なでした。
ここで、子供達の様子を見守っていた俊介、礼、めいく、蒼介。
悪気がなく、めいくの一人息子、大地(三浦綺羅)は、「陽のママはどうして帰ってこないのか?もしかして死んじゃったの?」と質問。
思わず、陽を気遣い、めいくは大地を咄嗟に叱りました。
大地は反省し、後日、陽に会えた時に謝ることに。
その衝撃に、礼の娘、雫(宮崎莉々沙)が泣いてしまい、慌てて周囲に謝るめいく。
陽は「ママとの家に帰りたい」と言い出し、一同は解散。
翌朝。
仕事で会議中にボーっとしてしまった俊介。
陽にどう告げたらいいか葛藤していました。
俊平のことを心配する、礼、めいく、蒼介。
俊平は亡き妻、みどり(山本美月)が既に亡くなった事実を一人息子の陽(佐藤遙灯)に告げるタイミングに迷っていました。
陽に言おうとするものの、帰り道に見た月を見て感動する無邪気な陽を見て、また言えない俊平。
にじやの面々はお節介な蒼介を筆頭に、それぞれの方法で俊平に寄り添うことに。
夕方、陽を保育園に迎えに行った俊平。
陽の担任、佐山(福山翔大)は、俊平の顔に疲れていることを指摘。
偶然を装って、俊平と陽親子を待ち伏せた蒼介は2人を公園へ連れて行きます。
そこに、横瀬めいくと大地親子もいて、めいくのフォローで、大地は陽に昨日のことを謝りました。
大人もそうだけど、問題は早めに解決しなくてはならないと呟く蒼介(仲野太賀)。
公園で遊ぶ無邪気な子供たちを見守りながら、めいくは辛気臭い背中を見せる俊平を厳しく叱責。
「あんたは向き合っていない、陽君とみどりさんのことから逃げている。向き合うふりして逃げようとしている」
その言葉が心に刺さった俊平は、気持ちを切り替え、陽に真実を告げることに。
その頃、この集まりに参加しないことにした礼は、バレエ教室に通う雫を見守ります。
雫は、陽と蒼介の家でみんなでご飯を食べたと悪気なく告げました。
その様子を見て、雫の父について「仕事で多忙」と嘘をつき、彼女もまた、一人娘に言えない事情を抱えていて、現実から目を背けていると痛感した礼。
にじやに戻った礼は、蒼介と俊平にそのことを告げました。
礼、蒼介、めいく、そして、雫や大地に見守られ、陽に真実を告げる決意が固まった駿介。
「ママは、ママはね、もう帰ってこない」
「どうして?ママはどこに行ったの?」
「ママは死んじゃった・・・もう会えない」
「もうママに会えないの?」
「そう・・・。パパも寂しいよ。陽、寂しいよな?寂しい時は一緒に泣こう。ママはね、陽のことずっと見てくれているよ。どこだろう?天国って空にあるのかな?」陽を抱き締める俊平。
「お月様のところ?だからさっきついてきたの」
「そう、陽・・・ママはね、ずっと見てくれている。ママだけじゃないよ、ここにいるみんなが陽のことずっと見てくれている」
俊平親子を見守る一同は、絶対に泣くなと言っても泣いてしまう、礼、蒼介、めいく。
俊平はこれから陽が生まれる前の、ママの話をしよう、ママの話いっぱいしようと告げ、親子で向き合うことを決意。
「月にいる陽のママ」に届くように手を振る可愛い子どもたちを肩車しながら、月を見た俊平、礼、蒼介。
めいくは、泣いた後の大人と子供のフォローの為、みどりが執筆した絵本をモチーフにした歌を歌い、みんなを和ませました。
陽親子の行動力や、雫の成長を知った礼は、雫と共に「にじや」に住むことを決め、俊平も済んでいた家から離れ、にじやで暮らすことに。
荷物を取りに来た俊平は、家族3人の頃や、結婚式の写真を抱え、思わず泣き崩れるのでした。
3人で住んでいた家は、家族の思い出が詰まっていて、決意を固めたものの、やはり悲しみが波のように押し寄せてきた俊平なのでした。
次週のゲストは、橋本じゅんさんです!一人娘を連れた彼は、なんと、新たな「にじや」メンバーの仲間入りの予感?!
そして、礼と雫親子の真相も判明!
家族募集します3話感想・みどころ
仲野太賀さんが復帰して、いよいよ通常放送になった「家族募集します」。
陽に母の死を告げられないで葛藤する優しすぎる俊平の姿が一生懸命で、胸が詰まります。
また、陽が前回のシーンで、「ママ、陽とパパのおうち迷子にならず見つけられるかな」と無邪気に話した場面がもう一度、流れ、今日がお盆初日ということもあり、なんか複雑な心理ですね。
礼は相変わらず、頑なに雫のことは一人で育て、子供心理の本を読み、小学校教師として働きながら奮闘していて、俊平とはまた違った状況で無理をしている様子が心配になります。
父親のいない雫が、バレエ教室で、「蒼ちゃんのおうちで、陽くんとみんなでお好み焼きを食べた。蒼ちゃんは・・・家族!」と最高の笑顔で言ったシーンもほっこりしますし、礼の価値観を少し変えた瞬間ですね。
蒼介は家族愛にとても飢えているけど、凄くお節介で、困った人を放置できない暑苦しさが憎めませんね。
めいくは自由奔放に見えて、人間性は育っていると感じました。
陽に対して、悪気なく、ただ純粋な気持ちで、陽の母親はどうしたのか?と聞いてしまった時、「なんてこと言うの!陽くんに謝りなさい!」と言葉短く叱っているシーンは納得です。
後半は、礼にも雫に言えない夫にまつわる秘密を抱えていて、本日の放送では「匂わせ」的な演出で、「自分も雫に本当のことを伝えなきゃ」と言いかけますが、彼女の口から今日、真実は明かされませんでした。
俊平が陽に、みどりについての真実を告げる「目玉」のシーン。
もう泣きました・・・まだ何も知らない陽の純粋さと、優しすぎる俊平の姿に胸が張り裂けそうな気持ちでした。
俊平が陽に対し、「ママは死んじゃった・・・でも陽のこといつでも見ていてくれている」と説明していたけれど、そのうち、陽から「なぜ?死んじゃったの?」という質問に、俊平がちゃんと答えられるか見守りたいところです。
亡くなった真実だけでも、陽にとっては初めて知ってつらいだろうから、この世にいないことをまずは最初に話した俊平の気遣いが伝わりましたね。
めいくが、みどりが生前、作った絵本を参考にした歌は、この陽と俊平親子の再生と共に、現在、コロナで様々な環境で鬱屈している人たちにとっても優しい音楽を届けていると思いました。
みんなで笑おう あっはは!って誰もが笑うことを忘れてしまうご時世だからこそ、心に寄り添ってくれる歌ですね。
ラストで、俊平が陽やみどりと暮らしていた家に荷物を取りに戻るけど、結婚式の写真や、3人で撮った写真立てを抱き締めて号泣するシーンは気持ちが引きずられ、俊平の激しい感情に共感。
にじやで暮らす決意はついても、住み慣れた我が家、愛するみどりの存在、みどりと陽と温かい時間を過ごしてきたことは何よりも俊平にとって宝物のはず。
泣き崩れる重岡さんを見て、心が痛みました。
次週は、なんと、橋本じゅんさんがゲスト出演!1児の父役で、「にじや」の新メンバーになりそうな予感です。
礼の夫なのかわかりませんが、次週、新たな人物も登場し、新展開を見せていく「家族募集します」に期待!
そして、仲野太賀さん、復帰おめでとうございます。