獣になれない私たち 第6話
放送日:2018年11月
日本テレビ水曜ドラマ
獣になれない私たち 第6話のあらすじ
深海晶と根元恒星の路上のキスを見た橘呉羽。
呉羽は笑い声を上げ、2人のことは何も気にしていない様子。
それどころか、夫であるkaijiが開くパーティーに行かないかと呉羽は晶と恒星を誘った。
断った恒星だったが、後日、呉羽とkaijiは偽装結婚ではないかという噂を耳にした。
一方、晶の恋人・花井京谷が元カノ・長門朱里の元を去ると、朱理は京谷が残した荷物から晶の住所を見つけ、晶の家に向かった。
獣になれない私たち 第6話の感想
晶と恒星の路チューを見た呉羽の心中
「Welcome to new world」で幕を閉じた第5話。
いよいよ第2幕の始まりなのでしょうか。
京谷の目の前でキスをした晶と恒星。それを偶然見た呉羽。
呉羽は何だか怒っているように見えましたが、大爆笑をしました。
恒星のことを仲のいい友達だと呉羽は言いましたが、心中はどうだったのか気になるところです。
そんな呉羽に、kaijiの開くパーティーに行かないかと誘われ恒星は断りましたが、kaijiを紹介されたくなかったのではないでしょうか。
普段、“晶”と本人の前で呼ぶこともないし、晶と約束だってしていないのに、その言い訳に晶が笑った時に思わず一緒に笑ってしまいました。
恒星が呉羽のことが好きであることがとても伝わってきました。
恋においては、恒星は意外とわかりやすいタイプなのかもしれません。
だけど、呉羽が結婚した以上このままではいられません。
どうして結婚したのか理由を聞いて、気持ちの整理をした方がいいという晶のアドバイスはもっともです。
一時は一線を越えそうな晶と恒星でしたが、むしろあれをきっかけに2人の距離が良くなったのではないかと思います。
立て続けに起こる波乱含みな出来事
晶と恒星の距離が縮まり、ドラマの雰囲気が良くなる中、それを壊すかのような出来事が続きました。
まずは、朱里が晶の元を訪れたことでした。
京谷がどこへ行ったのか確認をしたかったのでしょう。
だけど、京谷は晶の元におらず、偶然にも5tapへ入店することになりました。
よりにもよって店にいたのは恒星。
何か良からぬことが起きそうな気がしましたが、kaijiが何者であるかという話をただしていただけでした。
この時には晶にも気づかれることはありませんでしたね。
次に、呉羽の偽装結婚の噂です。
離婚しないとkaijiの上場の信用問題になるといった結構ヘビーな内容です。
だけど、診察室で医者と話す呉羽の話を聞いていると、前の事務所に訴えられていたことだけが結婚をした理由でないような気がしてきます。
松任谷・上野 VS 筧
さて、この辺りで今までにないコミカルなシーンが続きます。
ツクモ・クリエイト・ジャパンと樫村地所の懇親会。
京谷の同僚の筧はいつも何かしらのキーパーソンではあるのですが、今回は何故か特に松任谷さんに噛み付き、それに対抗する松任谷さんという掛け合いが長くとても面白いものでした。
上野くんは京谷が晶の彼氏だと知り、何度も聞かぬふりをしていましたが、スマホの待ち受けが晶であることを告白するという何の自慢なのかわからない不思議なシーンもありました。
そして、あのワンマンな九十九社長が橋爪部長の前では借りてきた猫のようになってしまうシーンはなんだか気持ちいいものでした。
「力に勝つには力しかない」という言葉は本当にそのとおりです。
このシーンのおかげで、すごく込み入った内容が柔らかくなったような気がします。
千春の酢、再び盗まれる
懇親会で再会した晶と京谷。
元カノを追い出せず、気持ちが踏みにじられていると晶に言われ、晶には自分の気持ちなんてわからないと京谷が言った時にはどこまで勝手なのだろうと思いました。
悪いのはすべて京谷なのではないかと思うのですが、晶は自分を責めつつも、呉羽の元へ向かい、呉羽のせいにしてみることにしてみたようですが、やはり何だか気持ち悪そうです。
誰かのせいにしたくもなるのは当然だし、相手が呉羽だからこそそれをストレートに伝えることもできたのではないかと思います。
呉羽が晶を抱き締めた時に見えない2人の信頼を感じました。
だけど、呉羽も疲れている様子。
恒星との別れとなった事故は、病気だったんですね。
後先考えていないような呉羽でしたが、病気のことを恒星に語りたくても語れなかったというのは本当に悲しいことのような気がします。
ましてや、恒星との時間が都合よく、楽しかったからこそ、その居心地の良さを失うことはとても辛かったことでしょう。
それを偶然にも聞いてしまった恒星。
でも、恒星も否定はできませんでした。
呉羽が思うようなことしか言えない男なのかと思うと、何だか残念のような気もしますが、恒星らしさです。
だけど、恒星も呉羽のことが好きだからこそ、寄り添うことができなかったのはとても辛いと感じたのではないでしょうか。
そして、それができたのがkaijiだということも悔しいと感じたのではないかと思います。
何だかしんみりとした終盤。
だけど、それで終わりではありませんでした。
5tapで飲み逃げ状態になっていた朱里が、お金を支払うために5tapを再び訪れましたが、晶が朱里だと気づいて支払ったことで、その人の良さにまたムカついてしまったようです。
晶の家に行って何か言ってやろうとでも思ったのでしょうか。
しかし、そこに届いた千春のお酢。
「また酢を盗むのか!」と思わずつっこんでしまいました。
獣になれない私たち 第7話の期待や予想
呉羽の結婚の理由を知り、恒星は自分の気持ちにけじめをつけることができるのでしょうか。
そして、第6話では全く解決をすることのなかった晶と京谷の問題は一体どうなっていくのでしょう。
京谷がはっきりできないのは京谷の優しさだと思っている晶は、自分から京谷を振ることはしないでしょう。
しかし、京谷も晶とは別れる気もない様子。
このままではいつまで経っても、晶と恒星の関係にも進展がありません。
そんなところに、元カノである朱里によってお酢を盗まれる大事件、再到来!
千春はまた晶を疑うかもしれませんが、いよいよ朱里の存在が千春にバレるのではないかと思います。
そして、悪いお金を掴まされている恒星がどうなっていき、それが晶との関係にどう影響を及ぼしていくのかも気になるところです。