グッド・ドクター 最終話
放送日:2018年9月
フジテレビ木曜ドラマ
グッド・ドクター 最終話のあらすじ
東郷記念病院の院長・司賀明が倒れた。
司賀はステージ4のガンだった。
司賀に付き添う新堂湊の元に、湊が担当する森下伊代の急変の知らせが入る。
子供達の心配をするよう司賀に言われた湊は伊代の元に駆けつけた。
伊代は肝硬変も患っており、予定されていた小腸の移植のほかに肝臓の移植も必要となった。
しかし、肝臓と小腸の同時移植は国内で実施された例が少なく、高山誠司でさえも行ったことがない。経営陣から手術の反対を受けてしまうこととなった。
そこに川で溺れた少女・吉本美咲が心肺停止で運び込まれてくる。
グッド・ドクター 最終話の感想
とてもいいドラマでした。
人間、平等に接し合うことの大切さを学びました。
最終回が臓器移植というのは想像以上にとても重いものでした。
前回、伊代ちゃんが肝臓までも移植を受けなければいけないとわかり、それがまさか運ばれてきた患者さんになるとは思いもよりませんでした。
美咲ちゃんのお父さんもお母さんも初めは当たり前のように乱暴な態度だったけれど、手術室に美咲ちゃんを見送る姿を観て、どうしてそこまでの気持ちになれたのだろうと思いました。
「行ってらっしゃい」と見送り、「お疲れ様」と迎え入れる。本当なら泣き崩れてもいいはずなのに。
そうなれたのも湊が美咲ちゃんの命を大切にしてくれたからなのでしょう。
担当医が夏美からまさかの湊への変更に心配もありましたが、湊だからこそ良かったんですね。
理事長が病院より命の選択をしたことも本当に安心しました。
副院長も前回の息子のこともあったので何も言えなかったのかもしれませんが、退職届を提出しつつも東郷記念病院の未来を考えてくれたことはとても嬉しいものです。
伊代ちゃんも血流障害が出た時には心配でしたが、敏腕が揃った素晴らしいチームでした。
伊代ちゃんの将来の夢は小児外科医。その言葉は美咲ちゃんのお父さんもお母さんもとても嬉しいことでしょう。
臓器移植とはとても不思議な感覚です。
姿形は見えなくてもその人を構成していたものはどこかで生き続けている。そこには間違いなく魂もある。
今も日本の、世界のどこかでそうやって命が繋がれているんですね。