獣になれない私たち 第9話
放送日:2018年12月
日本テレビ水曜ドラマ
獣になれない私たち 第9話のあらすじ
部下のことを信頼し始めた深海晶。
松任谷夢子と上野発は早速は契約を取り始めた。
ツクモ・クリエイト・ジャパンに入社した長門朱里もすっかり馴染んでおり、会社はいい雰囲気となっていた。
そんな中、晶は“営業部の特別チーフクリエイター部長”に昇進。朱里は“社長秘書”となった。
しかし、この人事が大きな事件を起こすこととなる。
獣になれない私たち 第9話の感想
晶と恒星、いよいよ一夜を共にする!ただし、ゲームをしながら…
恒星と恒星の兄・陽太に“生き残り頭脳ゲーム”をさせるために、晶はゲームをわざわざオークションで落札しました。
しかし、陽太は妻子の元へ帰ったので、晶は恒星とゲームをすることとなりました。
ゲームの最中、恒星が席を外すと、晶は眠り込んでいました。
晶は、そのまま恒星の事務所兼自宅で朝を迎えます。
コーヒー豆を探す晶の物音で目覚めた恒星。
2人はコーヒーを飲みに外に出かけます。
何にも無かったのに、2人はとても自然体でいい雰囲気です。
カメラのアングルもあってか、一緒に朝食を取っているところもいい感じです。
晶は帰宅し、いつも通り仕事をしていると、松任谷さんと上野くんが契約を取れたことを嬉しそうに帰ってきました。
朱里もすっかり馴染んでいる様子です。
安心して仕事をできそうだと感じた矢先、晶にまた辞令が下ります。
晶に付いた肩書きは、営業部の“特別チーフクリエイター部長”。
そして、朱里にも“社長秘書”という辞令が下ります。
晶の辞令は、晶をバリバリ働かせて業績を上げ、辞めそうな職員やSEの給料を上げて引き止めるための作戦じゃないかと佐久間さんは言いました。
本当にそうなのかどうかわかりませんが、晶はさらにいい様に使われることとなることだけは予測ができます。
一方、晶と何にも無い一夜を共にした恒星のところに三郎が飛び込んできます。
恒星と呉羽のスキャンダルが雑誌に取り上げられたのです。
恒星と呉羽が5tapにいると、その噂を嗅ぎつけた報道陣が店の外で大騒ぎ!
騒ぎを止めようと呉羽が外に出ましたが、火に油を注ぐことになってしまいました。
朱里と千春、驚きの対面!
ツクモ・クリエイト・ジャパンで秘書として働き始めた朱里。
初めての休みにも関わらず、社長から次々にメールが送られてきます。
晶が秘書代わりだったからではなく、相手が誰だろうと矢継ぎ早にメールを送ってくるのは変わりないようです。
朱里がうんざりしていると、突然、玄関のドアが開く音と女性の声が聞こえてきました。
何も知らない千春がやって来たのです。
玄関の女性ものの靴を晶だと思い、中へと入って来ると、そこにいるのは朱里。
お互い大仰天!
朱里は荷物を持って外へと逃げ出しました。
朱里がやって来たのは晶の家。
しかし、そこに千春がやって来ます。
千春は晶に連絡をしていたのでした。
晶は慌ててロフトに朱里を隠そうとするも、玄関のドアが開いていたため、千春がドアを開けると、朱里は見つかってしまいました。
相変わらず、店の外は大騒ぎの5tap。
それに反し、静かに時が流れている晶と朱里と千春のテーブル。
晶が事の顛末を千春に話すと、京谷の育て方を間違ったのだと千春は沈みました。
それに対し、京谷に助けてもらえなかったら死んでいたという朱里は、京谷に助けられた自分も間違った存在になってしまうと言うと、それを聞いた晶はボロボロ泣き出します。
その涙につられ、朱里も千春も泣き始めました。
晶と朱里と千春が5tapにいると聞いた京谷はどうなっているかと冷や冷やしながら来たことでしょう。
しかし、京谷が着いた頃には3人楽しそうにビールを飲み、むしろ、京谷は追いやられてしまいます。
追いやられた京谷が座った席は恒星の隣の席。
以前、「晶と寝た」と恒星に聞かされた京谷は、恒星を殴ったことがありました。
だけど、「晶と寝た」というのは恒星の嘘。
何だか気まずい2人はぽつりぽつりと話し出し、誤解を解き始めます。
晶と恒星はただの飲み友達。
「性別関係なく、人間同士でいられるのは貴重」だという言葉に、晶のことがすごく大事そうに聞こえると京谷は言いました。
晶からも、恒星には気を遣わないでいいと京谷は聞いていました。
恒星の言葉を聞いて、また改めてショックを受けたのではないでしょうか。
京谷は晶と自然体な関係ではいられなかったからです。
「今からでも向き合える」と恒星は言ってくれましたが、京谷の性格からすると難しいことではないでしょうか。
とうとう、九十九社長に晶楯突く!
5tapから帰宅した晶。
朱里も一緒に晶の家へ帰宅します。
そして朝を迎えると、2人は遅刻寸前で会社へ飛び込みました。
そこにはいつになくご立腹の社長。
畳み掛けるように朱里の働きぶりに不満をぶつけます。
晶がフォローをするも、営業回りをしながら朱里が慣れるまで晶が指導するように言われてしまいました。
晶の負担が増えていくばかり…。
ふと辞表の入った右胸のポケットに触れるも、朱里を見てそれを出すのを躊躇います。
松任谷さんと上野くんと営業に回り、自宅では朱里の秘書業務の指導。
朱里は社長の速度に合わせた仕事をし、帰宅すると布団に倒れ込むほど疲れてしまいました。
帰る家はありますが、晶の家に泊まりこんだのは正解だったかもしれません。
マンションに帰ったら、仕事にも行かなくなるかもしれないし、精神的にとても心配です。
そして、事件が起こりました。
朱里のミスにより売り上げデーターが他社に漏れてしまったのです。
でもこれは仕方ないと思うのです。
あの調子であれもこれも言われたら、誰だって混乱してもおかしくない状況です。
会社からも、晶の家からも姿をケアした朱里。
晶が電話をしても繋がりません。
社長は怒鳴り散らします。
とうとう晶は社長に楯突きました。
他の社員達も集まってきます。
晶が言うことは正論でした。
しかし、晶の代えはいると言われ、晶は傷つき、謝罪をしました。
「謝罪なんて必要ない!いまこそ辞表を!」と思いながら観ていましたが、晶は静かに会社を後にしました。
それにしても、これまでも社長のワンマンぶりはいかがなものかと思って観ていましたが、ここまでくると「酷い!」としか言いようがありません。
だったら会社のことを1人でやったらいいのにと怒りさえ覚えます。
集まってきた社員も、思っていることを言ったらいいのに何も言えませんでした。
神棚に崇めるほどの晶があんなに酷いことを言われたのだから、佐久間さんだって何か言ってくれたって良かったのではないでしょうか。
一方、粉飾決算に携わってきた恒星は、もうできないと断りました。
しかし、どうやら無理だったよう…。
恒星の元を訪れた晶。
弱った2人。
恒星は晶にキスをし、とうとう2人は結ばれました。
朝を迎え、まだ眠る恒星をベッドに残し、晶は恒星の事務所兼自宅を後にします。
しかし、恒星は目を覚ましていました。
一体何を思っていたのでしょう。
獣になれない私たち 最終話の期待や予想
やっと!、晶と恒星が結ばれました。
しかし、恒星の事務所兼自宅を後にした晶は、「間違った?」と一人言。
そうでした!
恒星とは間違えを起こすようなことはしないと晶は言っていたのです。
これは間違えを冒してしまったということ?
きっとそんなことはないはずです。
しかし、次回は最終話。
何だかもやもやしたまま終わりそうな気がします。
このドラマは晶と恒星が恋愛に落ちる恋愛ドラマなのではなく、登場するそれぞれが人生にもがくヒューマンドラマだったという解釈でいいのでしょうか。
タイトルの“獣”って一体何なのでしょう。