健康で文化的な最低限度の生活 第2話
放送日:2018年7月
関西テレビ火曜ドラマ
健康で文化的な最低限度の生活 第2話のあらすじ
生活課で新米ケースワーカーとなった義経えみる。
えみるは担当する生活保護受給者・日下部聡美の元を訪れた。
聡美は息子・欣也と娘・リナを育てながら、父親の介護もしながら、アルバイトもし、日下部家を女手ひとつで一生懸命支えていた。
しかし、欣也がアルバイトをしていることがわかり、そのことは不正受給に当たることから、えみるはその説明のために再度日下部家を訪れた。
健康で文化的な最低限度の生活 第2話の感想
何とも法律というものは非情ですね。
29万円でも大きな額なのに60万円の返金、生活保護受給者からそれを毟り(むしり)取ることは健康に生活を送れないのではないかと思います。
もちろん申告をしなかった側にも大きな問題があります。
だけど、バイトしていることを話せない聡美と欣也の関係にも問題があるように感じます。
欣也が思春期だということもありますが、生活保護家庭というだけで好きなことのために稼ぐことをできない法律というのは如何なものでしょう。
本当に健康で文化的なのでしょうか。
最低限度というのは誰の物差しで測られているのでしょうか。
生活保護の基盤となっている法律はすごく昔のものなのですから、現代にはそぐわないことばかりなのだとドラマを観ながら感じています。
リナの友達関係にも驚きを隠せません。
お小遣いがない、それだけで仲間外れにされてしまう現代の子供達は一体どうなっているのでしょうか。
そして、隠れてリナのSNSを見て監視する聡美の行動にも言葉がみつかりません。
そんな深刻な内容と相反して、阿久沢が出てくると実に賑やかです。
えみるのために端っこばかりの定食を用意してくれていたのも、前回良い関係を築けたということなのでしょう。
生活保護対象外になった後、えみるや阿久沢さんのような関係が普通にあるものなのかはわかりませんが、垣根を越えた人間同士の付き合いはとてもいいものですね。
健康で文化的な最低限度の生活 第3話の期待や予想
昨年に続き今年もアルバイトをしていることがわかり、不正受給分を返還していかなければいけないわけですが、日下部家はどうなってしまうのでしょうか。
ギターを壊し、欣也は大好きな音楽を諦めざるを得ないのでしょうか。
2回に渡り続くこの案件にえみるはどのように対処をしていくのでしょう。