君の花になる最終回あらすじネタバレ
池谷(前田公輝)が働く、フリースクールで寮母兼教師として新たな環境で務めている、あす花(本田翼)。
一方、海外留学やアーティストのライブへの同行、プログラミング技術の向上など、それぞれ8LOOM以外に、やりたい事を決めた、弾(高橋文哉)ら、8LOOMのメンバー達。
その最終日に解散を決断した7人。
マネージャーのケンジ(宮野真守)も社長の花巻(夏木マリ)は困惑。
「なんでだよ・・・やめてくれよ、解散なんて」
泣きながら考え直すことを促す、ケンジ。
特に花巻は、「8LOOMの肩書を捨ててまで選択したなら、分かった」と同意。
tour最終日に、ファンにメンバーの意向を伝えることにした花巻。
弾は8LOOMのラストに相応しい新曲を花巻に聞かせますが、弾自身が納得していないことを彼女は見抜きました。
「どう?あなたは本当にこれでいいの?」
香坂は、後悔しない選択をすることを弾に促しました。
弾を除いた、宝(山下幸輝)、栄治(八村倫太郎)、成瀬(宮世琉弥)、有起哉(綱啓永)、巧(NOA)、竜星(森愁斗)はライブのリハーサルに励みました。
8LOOMの最後の奮闘を応援し、差し入れをするチェイニー達。
彼等は8LOOMを対等なライバルとして認め、見守っていたのです。
ケンジは奈緒(志田彩良)の銭湯へ8LOOMを連れて行きました。
メンバーはケンジがマネージャーでいてくれたことを感謝し、ケンジは涙します。
その後、銭湯から帰ると、奈緒は、あす花と弾がスクープされたきっかけを作ったのは自分だと切り出しました。
取材陣が訪れ、弾とあす花の居場所を答えてしまったのです。
弾は撮られる油断をしてメンバーに迷惑をかけた自分こそ一番責任があると反省しました。
あす花は寮生の一人が、目標を見つけられずに、あす花と弾の誹謗中傷をSNSに書き込むところを池谷と共に優しく咎めます。
「僕は承認欲求を拗らせているんだ。僕はやりたいこともない、学校だって辞めても良い」
「待って・・・なんでそうなるの?やめるかやめないかは周りがどうこう言うことじゃない、君が決めることだよ」
あす花の言葉に寮生は書き込みを削除。
そんななか、花巻(夏木マリ)があす花を訪ね、8LOOMと出会った時の事実と、解散しようとするメンバーの近況を知りました。
8LOOMと出会った時、キラキラと輝く彼らを心から後押ししたいと思った、花巻。
もしも、メンバーが解散する時、あす花だったらどうするか聞く彼女に、戸惑いながらも自分なりの答えが出た、あす花。
8LOOMの寮へ行き、その夜、解散の経緯をメンバーから聞いた、あす花。
みんな8LOOM以外にやりたいことが見つかり、みんなで話し合って解散を決めたと答える全員。
成瀬は、あす花に出ていけと言ったことを謝罪。
栄治、宝、竜星、有起哉はあす花にもう一度、解散するまで寮母でいてほしいと盛り上がりますが、あす花は断りました。
「私はそんなこと望んでいないよ。みんなが心から思っていることを応援したいからよ。やりたいことのため、8LOOMの為に解散するんでしょ?ライブに来てくれる8LOOMYを楽しませることでいっぱいじゃないの?みんなが8LOOMに100の気持ちでいないと応援する気持ちにはなれない。今のみんなは後悔とか戻ってきてほしいとか言っているけど、今、ファンの為に何ができるか、ライブをどうするかでしょ?」
説教口調になったあす花ですが、メンバー一人一人に、寮母になったことへの感謝を伝えました。
メンバーも、あす花に感謝の気持ちを伝え、握手をかわします。
弾に対して、最後に「新曲は急いで作らなきゃと思って作るのかな?佐神君が胸を張って作れる歌を聴きたい。」と告げました。
姉、優里の家に帰ったあす花。
香坂は2人を訪ね、あす花に8LOOMのラストコンサートのチケットを渡しました。
「あの時は言えませんでしたが、貴方に出会えて良かったです」
「私もです。あの、これからは一緒にご飯とかいきませんか?」
「はい、ぜひ…!」
あす花と香坂は友人として今後も関係を続けていくことに。
それぞれの夢に向かい、進みだしたあす花と8LOOM達。
花巻はみんなに8LOOMとして、ファンたちに最高の姿を届けることに全力を尽くすことを伝え、温かく送り出しました。
先にチェイニーのステージがおこなわれ、彼らは8LOOMを仲間として応援していることをMCで話しました。
8LOOM達は最後のステージに全力で挑み続けます。
翌朝、香坂は、8LOOMの為におにぎりを不器用に握っていました。
「新曲できなくて済みません」
「あなたの曲はどれも素晴らしくてとても価値がある。これからも私がきちんとマネジメントするので安心して。どうしたの?」
「初めて・・・褒められたので」
「そう?ならこれからはきちんと伝えますね」
「はい」
弾と香坂の間には信頼関係がしっかり芽生えていました。
そして、8LOOMのラストツアー日。
8LOOMの弾とあす花を中傷しようとしていた男子生徒を連れて行きました。
そして、自分よりも彼が8LOOMを見ることで何かを見つけてほしいと促しました。
ライブを見る優里は、妹が良い教師になった事を誇りに思い、妹を抱きしめました。
あす花は8LOOMのステージを見ることをあえてためらい、生徒と姉が会場へ入った後、抜けます。
ここで花巻は関係者パスをあす花に渡し、後はどうするか彼女自身に選択肢を促しました。
花巻の人柄の温かさをさらに感じ、胸がいっぱいになるあす花。
何とか、客席に足を踏み入れたあす花。
弾はMCを切り出します。
「俺、今日ここで解散を発表するつもりでした。ここで終わるのが7人のため、自分はみんなが旅立つ時は来たと思っていた、最後に最高の歌を作ろうと思った、でもうまくできなくて、俺が今改めて伝えたいことはなんなんだろうと考えた時に、浮かんできたのは、解散したくない!」
「俺、みんなとずっとこのかたちでここに立ちたい」と有起哉。
「俺も解散はしたくない」と宝。
「でもどうすればいいの?僕はみんなのやりたいことを8LOOMで諦めてほしくない。」と、栄治。
巧も、宝も、栄治も成瀬も有起哉も、みんな思う事は同じ。
「僕はみんなの幸せを100諦めてほしくない。帰ってくる場所が8LOOMであってほしい。俺は8LOOMを続ける。お前らと会えるよういつまでも待ちたい」と、弾。
有起哉は弾と一緒にいつまでも8LOOMが集まるまで待つと答えした。
「弾、弾も100幸せじゃなきゃだめだよ?弾にとって幸せなことを手放さないで」
成瀬はそっと優しく寄り添いました。
「ファンのみんな、わがままばかり言ってごめん!」弾は泣きながらメンバーと共に8LOOMYに深々と頭を下げました。
「わがままなんかじゃない…」と呟いた8LOOMと同じ事務所でお天気キャスターをやる、リリカ(川津明日香)。
優里も同意し、客席は一体化して、8LOOMY達は、デビュー曲の「ComeAgain」を合唱。
「みんな・・・!本当にありがとう!」と、弾。
「こういうことがあるから、仕事は面白い」
花巻は関係者席で、ケンジとハイタッチ。
それぞれ、新しいやりたい事には挑戦するのですが、また8LOOMとしてステージに必ず戻ってくることを決めた8LOOM達。
あす花も、優里も、リリカも、ケンジも、お客さん達も、この場にいたみんな全員が、8LOOMの新たなる決意と出発を温かく送り出しました。
そして、3年後…。
それぞれの道で活躍しながらも、3年越しに、8LOOMとして活動再開した弾たちがテレビに出ました。
その様子を池谷の寮のテレビで見守る、あす花。
「8LOOMとしてどんなステージを見せるかずっと考えていた時、折れた心に花を咲かそうと言う言葉に何度も救われました。俺はこの先、何があっても自分の心に花を咲かせて、みんなをちょっとでも明るくできたらと思います。そんな気持ちを込めて、この曲を届けます」
弾とメンバーが歌ったのは、「君の花になる」。
ふと、弾が急にあす花を訪ねてきました。
あす花が見ていたのは生放送ではなく、収録。
弾はあす花の手の平に、「先生を頑張った花丸」をつけ、あす花は、「最高の新曲を作った花丸」をつけ合いました。
そして2には、新たな始まりの意味合いを持つ、ハグをして再会を喜ぶのでした。
君の花になる最終回感想・みどころ
弾とみんなの決意は、解散一択しかなかった「はじまり」。
8LOOMとあす花の本作を見て、8LOOMYになっていた私としては、「解散」はとてもつらい心情がありました。
ドラマの最終回でも、7人を見る事は出来ないのかと思うと、先週のメンバーたちがそれぞれの新しい事への挑戦と成長の為に、8LOOMが呪縛になるならば解散…は、ざわつきましたね。
成瀬が言うように、弾も100幸せではなくてはならないという言葉の優しさが本当に温かい。
元々、真面目で誰よりも8LOOMで頑張ることを優先し、弾を尊敬していた成瀬だからこそかけられた言葉ではないでしょうか。
自分と弾の事を中傷しようとしていた寮生の男子が、やりたいことを8LOOMを通じて見つけられるようにライブに連れて行った、あす花の教師として、大人としての後押しも微笑ましかったです。
あす花はあえて中立の立場でそっと離れて、見守ろうとしていたけど、花巻社長が関係者パスを渡した粋な計らいもカッコいい!
「どうするかはあなたが決めて」
やりたいことをそっと応援し、寛大な心を持つ花巻とあす花の関係が素敵でした。
ツアーをしていくなかで、納得いく新曲が生まれない…だけど、このまま解散するのは何かが違うと弾が気づけて良かった。
花丸をお互い、手の平につけて、高め合う関係を継続した、あす花と弾の純愛に感動しました。
前に進み、それぞれの場所で認め合う2人のハグは最高すぎますよ。
8LOOMのメンバーも、チェイニーからの励ましだったり、弾を理解して、切磋琢磨してきたからこそ、新たな8LOOMとしてファンの心に大きな花を咲かせたラストは、圧巻でしたね。
実際に行われた東京ガーデンシアターや有明アリーナでの8LOOMライブツアーの熱気が伝わりました。
登場人物全員が、笑顔の花が咲いている温かな木漏れ日のようなこの作品にまた再会できることを願いたいですね。
ファンを思い、それぞれの道を究めながらも、新生8LOOMとして集結したメンバーに、8LOOMYとして大きな花丸をあげたい最終回でした。