君の花になる7話あらすじネタバレ
弾(高橋文哉)の母校の高校で行われた8LOOMのライブに駆け付けるものの、教員時代のトラウマから、過呼吸となり、うずくまる、あす花(本田翼)。
そんな彼女を支える、弾。
「あす花、怪我でもしたのか?」
「大丈夫だから」
ここで、池谷(前田公輝)がフォローし、スターの階段を昇り始めた弾を庇います。
弾を除いた、宝(山下幸輝)、栄治(八村倫太郎)、竜星(森愁斗)、成瀬大二郎(宮世琉弥)、有起哉(綱啓永)、NOA(久留島匠)は女子高生たちのサイン会に応じていました。
ケンジ(宮野真守)が駆け付け、メンバーを車で移動させました。
その夜、勘が鋭く、繊細な優しさを持つ弾は、口が悪くても、あす花を気遣いました。
あす花は明るく振舞い、弾以外のメンバーには貧血だと優しい嘘をつきました。
弾が寝室に戻ると、あす花に、寮母感謝デーと称して、8LOOMのメンバーたちがパーティを企画。
翌日。
CHEYNEYを気遣いながら、香坂(内田有紀)とケンジ(宮野真守)は社長の花巻(夏木マリ)に報告。
8LOOMに、ビデオメッセージの仕事の提案と、あす花の体調を気にする花巻。
今までとは違う何かを感じ取った、香坂。
トリニティ(竹中直人)は、花巻を心配しつつ、あす花を彼女と共に見守ることに。
有起哉(綱啓永)は、知人で銭湯でアルバイトをする奈緒(志田彩良)に片思いしていて、弾に彼女がフラれたことを知って衝撃を受けました。
それでも、つらかったら自分の胸に飛び込むようにと優しい言葉をかけますが、奈緒は有起哉のことなど、眼中にありません。
8LOOMのライバル的存在のボーイズグループ、CHEYNEYと同時に、8LOOMのマネジメントやプロデュースを担当する、香坂(内田有紀)から、弾への恋心があると指摘されたあす花。
「あなたに苦しい思いをしてほしくないんです。弾くんとの線引きを」
あくまでも寮母として、世に出る8LOOMをサポートする側に徹することを命じられます。
弾とくれぐれも、恋愛に発展しないよう、あす花に釘を刺すのでした。
肩叩き券、昆虫展のチケット、カレーを作るなど、母の日のようなプレゼントを提案する他のメンバーに呆れる有起哉。
成瀬は、自分自身は高校3年生の最年少で、ビデオメッセージの仕事でどんなコメントを出せばいいか迷っていました。
あす花へのサプライズを必死に隠そうとする8LOOM達。
弾は不意打ちに、あす花に欲しいものを聞いてしまいました。
慌てて止める有起哉ですが、弾は、イヤホンで8LOOMの歌を聴きながら家事をするという彼女の要望を聞き入れました。
翌日。
弾は成瀬が進路のことで実は悩んでいることをそっと察しますが、成瀬は誤魔化しました。
あす花の姉の優里(木南晴夏)と遭遇。
お弁当屋を経営している優里から、弁当を渡された2人。
優里は、池谷と豊高(塚本高史)にも弁当を届けますが、豊高に怒りを抑えてつっけんどんな態度で弁当を渡しました。
その様子に、事情を知らない8LOOMとケンジは唖然。
あす花が弾の母校で教員時代に、今のパニック発作を起こす程、元職場に行くだけでも精神的苦痛を感じていることを知っているため、今もあす花に一生の心の傷を残した怒りが忘れられません。
撮影に訪れた教師、池谷(前田公輝)は、あす花が教職を離れた理由を弾たち、8LOOMに話し始めました。
揉めている生徒の仲裁や進路相談など、今と変わらず、とても世話好きで、面倒見の良い教師だった、あす花。
池谷は、豊高(塚本高史)から都合の良いように扱われていたと話します。
あす花は、新田という女子生徒の進路相談に乗り、海外留学を希望する彼女の相談に親身に対応していました。
しかし、新田の母は、怒り、あす花が娘に留学をそそのかしたとクレームをつけてきたのです。
新田はあす花への信頼を失います。
また、あす花は仕事が多忙で、部活の顧問もしようとしていたのですが、大切な小テストの用紙をうっかり目を離しているうちに、テスト用紙がゴミ箱へ。
豊高そんなあす花に追い討ちをかけるように、他の教師はちゃんとやれている、頑張りが足りていないと、さりげないパワハラをおこないました。
優里は、成瀬に、池谷と同じ話をします。
「あの時、自分が見て見ぬふりをしていたから、あす花のこと今度は…って」
「優里さん、自分に責任を感じる必要ないよ」と、寄り添う成瀬。
池谷は今回の8LOOMの仕事を断ろうかと言いますが、弾はやらせてほしいと真剣に頼みました。
生徒をがっかりさせることを一番、あす花が悲しむはずだからと言葉を付け加えた、弾。
「これから、あす花さんに何ができるのかな」
あす花の過去を知り、悩むメンバー。
しかし、弾だけは違いました。
「みんな、何ができるじゃなくて、なんでそんなあす花さんに対して上から目線なの?俺らはいつも通り接すればいい」
あす花の寮母感謝祭をする8LOOMたち。
あす花にカレーを作り、プレゼントを渡すメンバーの優しさを喜ぶ、あす花。
寮母を始めてから、「自分に花丸をつけられる」と自信を持つことができたと語り始めます。
「最高と思ってもすぐ、全部放り投げて逃げて、多くの人を困らせて何が最高だよと思うこともある、みんなへのアドバイスも自分を反面教師にして伝えているの。この前のイベントで、良介を先に見送った時、引き返すつもりだったんだ。」
あす花は母校イベントの途中、イヤフォンで8LOOMの新曲「HIKARI」を聴いた時、新曲に元気をもらえた事、弾が母校の先生が背中を押してくれた人がいるとmcで話していたことをきっかけに、母校へ走り出しました。
母校の前の職場の先生たちに再会して謝り、新たな気持ちで向き合おうとしたが、パニック発作が起き、断念。
8LOOMのみんなは、あす花のこと大好きだと言い、つらい話をさせて申し訳ないと謝りました。
8LOOMのメンバーと円陣を組み、来年も再来年もグループの存続とさらなる発展を目指す、あす花。
弾は、あす花に対し、口調は強めですが、優しい言葉を投げかけます。
「花丸以外の三角や×でもいいじゃないか、自分に花丸をつける為に、嫌な奴のためとか、学校へ行って、無理をしなくていい。あんたを追い詰める奴が100悪いに決まっているだろ!。あんたはずっと前から最高なんだ。自分に無理に花丸付けることない、なんで自分にそんなに花丸つけなきゃいけないんだ」
弾はそう言って、屋上で、あす花の手のひらに花丸を指先で描くふりをします。
「俺は・・・あんたのことが好きだ」
その様子を、陰でこっそり見ていた成瀬(宮世琉弥)は不安を抱えていました。
君の花になる7話感想・みどころ
あす花が教職を離れた詳細が明らかになった7話。
豊高からのパワーハラスメント、教師として生徒や周囲の役に立ちたいあまりに空回りしていることに気付かず、精一杯、元気に振舞ってきた、あす花。
他の教師からも、明らかにハードな仕事量なのに、気丈に振舞い続けてきた彼女の本音は限界だった。
今では母校の話になるとフラッシュバックや、8LOOMのライブイベントの為に何とか踏み出してみたものの、過呼吸が起きて倒れてしまいましたね。
8LOOMのメンバーの温かさや純粋さに救われ、あの頃の悲しみに打ち勝てそうなあす花ですが、やはり「後遺症」は彼女と隣り合わせな印象でした。
しかし、優里をはじめ、8LOOMのメンバーが唯一、あす花の事を気に掛けていた社会科の教師、池谷の優しさに触れることができた環境改善が希望だと思います。
あす花の事を口が悪くても、年下ながらも見守っている弾の熱い想いも素敵でした。
「なんで自分に花丸をつけなきゃいけないんだ?三角でも花丸以外でもいいじゃないか。あんたはずっと前から最高だよ」
人の気持ちに敏感で、頭の良い弾が、あす花のかつての生徒で、今の8LOOMのメンバーとして再会できて何よりです。
さて、あす花に恋心を抱いている弾。
不器用だけど、真っ直ぐ、あす花への愛を伝えた弾に、思わずあす花と気持ちがシンクロしましたね。
リーダーは宝になったものの、ずっと弾を信頼してきた成瀬の最後の意味深な顔がちょっとゾクっとした7話でした。