緊急取調室5話あらすじ「沈黙のゲーム」ネタバレ
ある男性の遺体が発見されました。
身元は、私人逮捕系動画配信者、「ケルベロス」こと、有村圭一(藤田真澄)
(松本康明)梶山管理官、緊急事案対応取調班に、重要な事件をキントリに引き受けてもらうことになった
(梶山)常に重要と受け止めております。。
(磐城副総監)【大倉孝二】先程、官邸から直々に相談したいことがあると内内に連絡があった。当時杏のことは他言無用でとの、強い要請だ。
その頃、真壁は自立している息子からミカンが送って来て、それを小石川、玉垣、菱本と分けていました。
(真壁)もう息子が送ってきちゃってさ!
(小石川)おおいい香りだね
(菱本)美味そう
(玉垣)確か研修で四国に行ってるんでしたね
(真壁)元気か?たまにはビタミン摂れってこんなでかいミカン箱どうやって食べるのよねー
(菱本)なんだかんだ言って嬉しそうじゃねぇか
(真壁)そうでもないけど
(小石川)久し振りに平和だねぇ
(菱本)酸っぱい
(玉垣)激務続きでしたからね。あ、お疲れ様です。管理官もミカンどうですか?
そこへ、梶山が今日の事件について話にやって来ました。
(真壁)いらないならいい、そういって
テレビが映り、総理大臣の長内洋次郎(石丸幹二)が話している動画が流れます。
(長内)ただでさえ法案を通す稟議で国会の大事な会期を食ってしまいますからね。体制づくりをしなくては。
(小石川)総理が事件でも起こした?矢代幹事長?民自党初の女性幹事長で国民にも人気だが。
(梶山)本日、午前1時、矢代樹の長男、拓海、17歳が、白金署に出頭しました。動画配信者ケルベロスこと、有村圭一、235歳の殺害を自供。
(真壁)矢代幹事長の長男ってことは…
(梶山)あの3人の子供のうちの1人です
(真壁)17歳?!
(梶山)長内総理の関係筋から国会会期中は事件について発表を控えて捜査をおこなってほしいと総監に連絡があったそうです。
(真壁)ちょっと待って!警察が総理の要望で動くのって大問題じゃない?
ここで、磐城とリモート中継が繋がりました。
(磐城)君たちが今どんな話をしたか分かってる。だが、重大法案を決める国会会期中に国会議員の息子が殺人罪で取り調べられれば法案の審議に影響が出る可能性がある。
(小石川)三権分立の原則から外れますよ?
(磐城)被疑者が17歳の未成年だった為、慎重な捜査を行ったと発表する。それが言い訳にならないよう、国会閉会前に全容を解明してくれ。これは君たちにしか出来ない仕事だ。
(真壁)こないだから調子乗ってない
(小石川)警察関係者なら余計にオープンにするべきだ
(梶山)皆さんの正義感には感服します。しかし、本件は現政権に関わる重大かつ緊急の事案です。大人になってください
(小石川)大人になっていいことと悪いことがある。子供のように偏見のない眼差しで被疑者に向かう、そう心がけてきたはずじゃなかったのかい?
(梶山)被疑者が到着しました、管理官として命令します。皆さん出番です
3人の養子を慈しんで、国民からも人気を博しながら、与党「民自党」初の女性幹事長、矢代樹(高橋ひとみ)。
(矢代樹)社会全体が子供の成長環境を整えることがっ少子化の改善につながります。そのためには子育てが苦しいものであってはなりません。全ての親と子がお互いを信頼し、笑顔になれる機会を作っていただきたいですね。
彼女の長男で17歳の矢代卓海(坂元愛登)が自ら出頭し、詩人逮捕系の動画配信者「ケルベロス」を殺害したと自白しました。
重大法案を決める国会会期中に起きた不測のスキャンダルに鑑定も困惑していました。
長内洋次郎(石丸寛二)は発表を控えています。
真壁(天海祐希)、小石川(小日向文世)、玉垣(塚地武雅)、監物(鈴木浩介)、渡辺(速水もこみち)、菱本(でんでん)、梶山(田中哲司)は卓海を取り調べます。
(菱本)本日、取り調べをする菱本です、宜しく
(真壁)同じく、真壁です。ここでは聴取の記録が全て残ります。名前と生年月日を言ってください。未成年なので名前は公表されませんが記録に残ります。(拓海)矢代卓海、17歳
(菱本)ではなぜ警察に出頭したか教えてくれるかな?
(真壁)人を殺したと言ったそうですね
(菱本)じゃあこちらから確認するよ?違ったら言ってくれ
(真壁)本日、午前2時ごろ、あなたの家から徒歩5分の路上で、動画配信者ケルベロスこと有村圭一さんのご遺体が発見されました。首を刃物で刺されたことによる失血死でした。凶器は彫刻刀で既にごみとして捨てたと供述しております。傷口は彫刻刀で矛盾はなく、現場付近であなたの靴跡が発見されたため、警察はあなたを殺人罪で逮捕しました。
しかし、彼は完全黙秘の状況。
取り調べの様子を見守る、小石川、梶山、玉垣。
(小石川)自首をしたのにだんまりか
(梶山)逮捕の条件は満たしています
(玉垣)あの、被害者について調べてみたんですが、ケルベロスこと、有村圭一は、志位仁逮捕系配信チャンネルの主催者です。不倫や万引きをした人間をSNSで吊るし上げて、25万人以上の登録者がいました。
(小石川)ケルベロスはギリシャ神話に登場する地獄の番犬だね。いきすぎた追求で批判を浴びていたようだけどその分人気もあったということか
(梶山)矢代卓海との接点は?
(玉垣)それが動画を登録しておらず、携帯電話の履歴からも接点は見られませんでした。
(小石川)母親の矢代幹事長ならなにか知っている可能性はあるが
一方、母親の樹も沈黙を貫きます。
「モツナベコンビ」、監物(鈴木浩介)と渡辺(速水もこみち)が、樹の夫、矢代雄三(宇梶剛士)や他の養子達に話を聞くも、事件解決の手がかりとなる情報は全く得られず、八方塞がりになってしまいます。
(雄三)妻は今、国会もありますし、毎日帰りが遅いです
(監物)矢代さんは開業医でしたよね?今日、お仕事は?
(雄三)さすがに休診しました。夏休み中の子供たちが心配ですから。
(監物)今、他のお子さんたちは?
(雄三)2階にいます。2人にはまだ拓海のことについて詳しい話していません。今度のことが表沙汰になってはいけませんから
(監物)立ち入ったことをお伺いしますが、お子さんは3人とも養子ですよね。
(雄三)はい。妻と一緒に自分の子供のように育ててきました。それが評判と後押しになり、妻が議員になったのはご承知の通りです。
(渡辺)普段の拓海さんについてお聞かせください
(雄三)学校を休んだり、夜の街に出ることはありましたが、補導されたことはありませんでしいた。あの子が殺人事件を起こすなんて今だに信じられません。
(監物)事件当日どちらに?
(雄三)学会で出張中でした。
(監物)奥様は?
(雄三)支援者との会合で留守でした。
(監物)では家にいたのは3人のお子さんだけだったんですね
間もなく、卓海の妹と弟、初美(稲垣来泉)と光輔に優しく話しかける、渡辺(速水もこみち)
(監物)ごめんね、ちょっとお話聞いちゃってもいいかな
(渡辺)仕事とで調べたいことがあるんです。協力してくれますか?昨夜、事件当日何していた?
(初美)塾がなかったので家にいました。弟とゲームしていました。
(光輔)ペガサスアドベンチャーをやってました
(渡辺)お兄さんの拓海さんは?
(初美)一緒にご飯を食べたけど、その後は宿題するって自分の部屋に行きました
(渡辺)その後、出かけたりする様子はありませんでしたか?
(初美)(光輔)分かりません
取調室の真壁達は、黙秘を続ける、拓海に困惑します。
(真壁)事件のこと言いたくないのに何故、出頭したんです?
(拓海)やったからだよ
(真壁)殺人は大きな罪です。どうしてそんなことを?
(菱本)明日はお喋りしようじゃないか
(真壁)今日はここまでにします。
らちが明かない為、本日の取り調べを中断した真壁達。
その頃、梶山は民自党会館へ行き、矢代に取り次いでほしいと頼みました。
(梶山)矢代幹事長に取り次いでください。何故、警視庁の私が来ているか理由はご存じですよね
樹は秘書の光圓寺衛()から説得されます。
(光圓寺)メディアのほうは時間の問題でしょうね、人命が失われたわけですから
(樹)首席秘書官を残すということは私の進退問題が総理を悩ませているということね?
(光圓寺)ご理解いただき痛み入ります
(樹)総理のためにも今、辞任するわけには参りません。万一漏れたとしても、17歳は未成年。名前は明かされないはずです。人権保護の観点からも沈黙を通すつもりです。
(光圓寺)総理からは冷静に行動されるようにと矢代先生にご伝言です。
真壁達は沈黙を貫く拓海に苦戦します。
(真壁)難攻不落、17歳とは思えない
(菱本)俺達のほうがばてたぜ
(監物)こっちは父親から話を聞いてきた。裕福な生活で被害者や犯罪と繋がるようなものは見つかりませんでした。妹や弟も礼儀正しかったな、犯罪が生まれるような家庭には見えない。
(梶山)しかし、凶器が彫刻刀だったのは被疑者しか知りえない情報です。
(真壁)でも被害者であるケルベロスとの関係は分かってない。被害者の矢代幹事長どうだった?
(小石川)正攻法で行っても政治家が捜査当局との接触を党本部で行うわけがない
(梶山)どんな方法が?
(小石川)私は大人じゃないので分かりません
(真壁)本当に大人げない。どうやったら突破できるかみんなで考える。
(玉垣)大変です
ここで、玉垣が矢代家の事件が炎上している情報を見つけました。
(真壁)ひどい!ガセまで書いてある
捜査情報が漏洩している可能性があるので、ガセネタと共にネットを席巻。
三権分立を無視した警視庁や内閣の姿勢に対し、怒りの声が溢れていました。
小石川は磐城に自身が息子に厳しくしすぎたことで、我が子を亡くしたことを持ち出し、矢代家のことを公表することを頼みました。
I(磐城副総監)話とは?
(小石川)被疑者は黙秘、矢代幹事長も沈黙。警視庁まで黙っていていいのでしょうか。参考までに私の事案を報告してもよろしいでしょうか?かつて私は自分の長男に対しても刑事のように厳しく接していました。その結果、息子は私に対してなにも喋らなくなった。私もそんな息子と接することを避けた。そして決裂したまま、予期せぬ事故で亡くなりました。死なれて気づきました。息子が黙っていたのは私への抗議だったのではないか、何故聞いてやろうとしなかったのか?話すしかない状況を作らない限り捜査は進展しません。当事案を正当な形で公表してください。
(磐城)それをやるなと言われてるんだ!
思わず磐城は飲んでいた水を噴き出してしまいました。
(小石川)ですがやらなければ、矢代幹事長、矢代拓海、2人の口を割らせることはできないと考えます
(磐城)調整に12時間はかかるな
(小石川)有難う御座います。送致までぎりぎりですが
小石川は許可をもらいました。
その頃の矢代家にはマスコミが殺到しました。
(樹)しばらく家に帰らない。子供たちは妹の実家に預けるから
(初美)(光輔)どうしたの?
(樹)起こしちゃった?ごめんね。大丈夫よ、今日は遅いからもう寝んさい
(雄三)さぁお休み
真壁達は磐城の許可を得て、拓海の事件を公表することとなりました。
(梶山)副総監から発表がありました。本日、午前10時、未成年の被疑者を逮捕していた事実を発表します。
(玉垣)なんで急に気が変わったんでしょうか
(小石川)さぁ副総監にも正義があったってことでしょう?
(真壁)送致機嫌は今日の正午。一致団結で乗り切るってこと
(小石川)最初からそのつもりだよ
(玉垣)情報が上がって来ました。ネットニュース閲覧者から、ケルベロスの動画の中に矢代の夫が映っていたと通報があったそうです。出します。
映像を玉垣が映すと、雄三がなんと、被害者の有村の動画で商談をしていて、女性と映っていました。
(雄三)恥ずかしながら機器も古く、さらに患者も減少傾向でして…。
(小石川)どうして被害者のチャンネルに?
(真壁)離している相手は?
(玉垣)まだ特定に至ってません。初動捜査の際に動画は削除されており、これは通報者が持っていたコピーなんです。
(菱本)もつに伝えるよ
(梶山)いずれにしても重要な情報です。矢代拓海が来る前に確認しましょう
真壁は矢代家を訪ねます。
(真壁)こんにちは、警視庁の真壁と言います。お兄さんは罪を犯した可能性があって今警察にいます。
(初美)(光輔)はい
2人は手を繋いで、お互いの兄に関する家族の秘密を守っていました。
雄三も顔を出し、真壁に挨拶をします。
総理大臣の長内は、矢代に警察に協力することを求めました。
(長内)ご家族とはいえ、疑念があるまま国政運営は出来ません。警察に協力して事件の解決を図っていただけませんか?
(矢代)私をここまで引き上げてくれた総理には感謝しております。ですが、協力しようにも私は何も知りません。
(長内)私はあなたを信じています
その矢先、突如、樹が捜査の協力を申し出ます。
真壁と小石川は私人動画配信者だった被害者の動画に映ったことや、一緒に映る女性について雄三に尋ねました。
(小石川)この動画の女性は誰でしょうか?
(雄三)事件には関わりないと思いますが、
(真壁)言えない関係ですか?
(雄三)不倫なんかじゃありませんよ。
(真壁)ではどういうご関係なんでしょう?
(雄三)コンサルタント会社の営業です。
(監物)詳しく話してもらえませんか?秘密は守ります。
(雄三)実は病院の経営の見直しを図ってまして。そんなときにちょうどこの方が営業に来て…
(真壁)ここに商談とありますが失礼ですがおいくらの商談だったでしょうか
(雄三)それは…無料です。無料でアイディアを提供してくれました。それには最新の管理システムの導入も含まれていまして。それを使って業務の効率化を
(真壁)それだけですか?
開業医の雄三は経営の見直しで、コンサルタント会社の女性と有村の動画を通して会っていました
(真壁)拓海君の動機に関わることです。お答えください。
暫くして、雄三はコンサルタント会社の女性に商談を持ち掛けたところ、有村と女性がグルで、騙され、脅迫されていたことを話しました。
(雄三)暫く経ってこの女性から連絡があって、無料で我々のシステムの提供を受けたことは利益供与にあたるって。それを理由に。
(監物)強請られたんですね?
(真壁)そして殺害されたケルベロスこと有村さんはその協力者だった。
(雄三)協力っていい意味のことでしょ?こいつは一味だった。コンサルと手を組み、政治家や有名人を強請って、金を払わなきゃネットに晒すって。
(監物)チャンネルからこの動画消されてますね?ということは?
(真壁)そのことは幹事長もご存じですか?
(雄三)国政まで進出している立派な妻に騙されてた脅されたと言えるわけないじゃないですか!卓海が人を殺すなんて想像すらしてなかったんです。
なんと、雄三は国政まで進出する樹に気を遣ったことや、保身の為に事実を隠蔽していました。
(監物)息子さんが有村を殺したと出頭した時この話していませんね
(真壁)ご自分の恥が表に出ることが恐ろしくて警察に話さなかったんですか?
(監物)重要な接点が判明しました。
(渡辺)その前にちょっといいですか?
(玉垣)父親とケルベロスの間にそんな接点があったんですか
(菱本)矢代拓海もそれで脅された?
(梶山)それで反撃した可能性はありますね
(真壁)ただナベちゃんが気になることを見つけた。自宅のごみ箱に使用済みの大きな絆創膏が2枚捨ててあったって。
完璧なまでの子供たちの振舞や、渡辺はゴミ箱に血痕のついた絆創膏を見つけました。
その後、真壁達は初美、光輔、雄三について語ります。
(菱本)考えたくはないが、妹と弟が関与していることはないか?
(玉垣)妹の初美は中学2年、光輔は小学生ですよ
(真壁)いやーうちの娘の同じ頃を考えてみると、随分と大人びたところはあった。
(梶山)矢代幹事長の秘書からです。幹事長が協力したいと言っております。
(真壁)発表した効果ですね
(梶山)この機を逃す手はないでしょ。真壁付き合ってくれ。母親目線のアシストが欲しい。
I(真壁)望むところだ
(梶山)間もなく、矢代拓海が到着します。春さん宜しいでしょうか
(小石川)我々も全力でゲームに挑もうじゃないか
渡辺は、初美と光輔を和ませながら情報を探ります。
(渡辺)お母さん忙しいから一緒にご飯食べれないよね
(光輔)お兄ちゃんは小さい頃、ゲームをしてくれました。お兄ちゃんはいつもゲームが上手かった。
(渡辺)コツでもあるのかな?聞いた?
(光輔)やってるゲームの主役キャラになりきるんだってそうすれば次にどう動けばいいのか分かる。
ふと、これ以上、弟に話させないよう、初美が光輔の服が汚れていると話を替えました。
(初美)こぼしてる!そんなことないです。お母さんは忙しくてもお弁当を作ってくれて
(渡辺)偉いね。弟の面倒見て
(初美)…別に
一方で、ベテランの物腰柔らかい話し方で核心をつく小石川は、「前代未聞のゲーム」と称し、卓海を取り調べます。
(玉垣)我々は、ケルベロスこと、有村圭一殺害の被疑者が未成年だと発表しました。17歳は少年法で守られてはいますが、来年で成人です。自分のしたことを話すべきじゃないかですか?
(菱本)今日はこのくそじじいに喋ってやる気になったかい?何を守ろうとしているんだい?守るもんがなきゃここまで出来ることじゃない
渡辺と監物は、初美の手の痣を見て、不審に思います。
(渡辺)初美さん、手どうかしたの?
(初美)何のことですか?
秘書から連絡があり、ついに、矢代樹が真壁達の取り調べを受けることになりました。
(梶山)幹事長、この度は捜査協力のお申し出感謝申し上げます。
(樹)警察発表もありましたし、長内総理からも真実の解明に協力するのが国民に奉仕すっる者の務めだと言われていました。同じ考えです。
(真壁)我々が来たのは国会議員に聴取するのが目的ではなく、あくまで被疑者の母親から話を伺う為です。
(樹)拓海が罪を犯したとは思っていません。思春期ですから、時に不合理な行動をすることはありましたが、人を傷つける子ではありません。
(真壁)凄い自信ですね。私にも息子がいますが、思春期の頃、目の届かないところで何をしていたのか、何を考えているか恥ずかしながら全く分かりませんでした。
(樹)私はそれだけの養育を拓海、初美、光輔の3人の子供たちにしてきました。血の繋がらない養子のマイナス面やコンプレックスを感じさせたくなかった。だからきょうだいとしてお互い支え合い、協力して困難を乗り越えられるよう、あの子達には精一杯の愛情を注いでいます。拓海も妹や弟の面倒を見て家族で過ごす時間を楽しんでいました。
真壁達は拓海も含め、袖を捲る癖があるこの家族に目を光らせました。
(玉垣)何も言わないって疲れませんか?日本人が沈黙を不快に感じ始めるのは7~8秒からだという調査結果を見たことがあります。
両親の離婚後、父親と再婚相手から虐待を受けていた過去を持つ、監物。
妹の家に行く初美と光輔に声を掛けました。
言葉を選びながら初美と光輔に寄り添いました。
(渡辺)お母さんのこと好きかい?俺が今の公と同じ中学の時に両親が離婚してね、俺はおやじと再婚相手の女性と暮らすことになった。その人と合わなくてね、毎日つらくて悩んで悩んで一分一秒でも早く大人になって家を出たいと思ってた。人は本当につらいことは言わないもんだよ。な?だから、言いたくなければい言わなくていい。でも、ほんの少しだけでも力になれることがあれば、頼ってくれるとおじさんたち嬉しいんだけどな。ナベ、ハンカチある?
その言葉に、初美は泣き出しました。
間もなく、小石川は監物と渡辺から得た情報から真壁達に連絡をしました。
(小石川)モツナベから情報を得た。我々はどうやら思い違いをしていたようだ。裏をとってくれ
真壁達は樹に動画を見せ、雄三と動画に映る女性に件を話しました。
(真壁)失礼しました。素晴らしいですね。仕事にかまけて子供との時間を持てなかった私など足元にも及びません。
(樹)今からでも遅くないのではありませんか?そのためには社会のシステムが母親をサポートする体制を整えなければなりません。子育てには笑顔が必要なんです
(真壁)ご忠告有難うございます。でも、どんなに立派な子育てをしても、子供が進むべき道を間違ってしまうことはあるんじゃないでしょうか?拓海くんは自ら出頭して犯行を自供ました。関与していないとは考えられません。
(樹)ちゃんと捜査しましたか?見落とした点は?
(真壁)出来る限り努力しています
(樹)出来る限り?議員もそんな半端な仕事ではお叱りを受けてしまいます。警察が甘えないで
(梶山)お言葉、胸に刻みます。
(樹)何度も言いますが私は拓海の犯行とは思えません。息子が犯人だというのなら証明してください。
その頃、小石川が拓海の取り調べを後退していました。
(小石川)交代させてもらうよ。実は黙っている人を相手にするのが一番疲れるんだ。今、昨日の警察がお母さんに話を伺っています。小さい頃、休みの日は家族でよくゲームをっ楽しんだみたいだね。拓海君ゲームをしないか?沈黙のゲーム。今までずっと君は黙っていた。今度は我々が黙る。何も聞かないし何も責めないから喋ってみないか?何も聞かないから。もしわれわれが口を挟んだらそこで終わりにします
(菱本)助かったよ春さん。坊主は手強いよ。
その頃の真壁と梶山と樹は雄三が有村圭一とコンサルタント会社の女性に騙された件を追求します。
(真壁)雄三さんが病院の資金繰りに困っていたのはご存じですか?
(梶山)雄三さんは病院再建のためあるコンサルタントの女性と知り合っていました。サービスだと言われ無料でシステム提供を受けましたが後で利益供与になると強請られたんです。雄三さんとその女性の動画を撮影し、脅迫に加わったのが被害者のケルベロス、有村でした。
(真壁)有村は雄三さんだけでなく、お子さんにも接触したんじゃないでしょうか。それで事件が起こった。
(樹)あの今頃言うのも申し訳ないですが、拓海は気性の激しいところがあって。
(梶山)先ほどのお話では3人のお子さんは理想的に育ったとお伺いしましたが
(樹)拓海だけは別で御座いました。国を預かる与党幹事長の息子には相応しくない性質があると悩んでおりました。拓海の父は犯罪者だと言われました。事実無根ですが、実父にはたしかに粗暴な面があり、長内巧は殴られていたようです。養護施設が救済し、我々が養子に迎えましたが、影響は拭えなかったのかもしれません。残念ながら私の教育では買えられなかったんです。総理に報告しなくてはなりません。お引き取り下さい
なんとこの期に及んで、樹は拓海を切り捨てました。
そしてとうとう、拓海が話し始めました
(卓海)ゲームはよくやったよゲームオーバーはいやだった。だから!俺がやった
(真壁)お嬢さんが担当の刑事に話しました。先程、有村がお子さんに接触したと申し上げたのは、拓海さんではなく、初美さんのことです。初美さんは雄三さんの携帯電話を偶然見て、脅迫されていることを知ったそうです。それで彼のチャンネルにこれ以上、脅迫しないよう、メッセージを送った。ところが、有村は初美さんを呼びつけて…連れ去ろうとしたんです!
(樹)え?!
父が脅迫されていることを知り、有村に父を脅さないよう、抗議のコメントを彼のチャンネルに書いた初美。
【毛営冊に通報されて困るのは君の両親だよ。君のおかっさんは政治家なのに悪事を働いチエル。日本故奥民を騙しているんだ。俺は告発をしようと思ってるんだ。これがばれたら矢代家はやばいと思うな。兄弟3人もどうなっちゃうのかな。そんなのいやだよね?じゃあいうこと聞いてくれる?じゃあ今、ちょうど2丁目24付近にいるからちょっと出てきなよ。お話し合いしようよ】
なと、初美は父親が脅迫されていることを知り、車で誘拐されそうになりました。
初美は護身用に彫刻刀を持ってきました。
(有村)おー一人で来たんだ、覚悟できたってことだよね?さぁ乗って?
(初美)いやだ!やめて!
(有村)おお一旦落ち着いて
抵抗した彼女は持っていた刃物で有村を刺しました。
初美の怪我は有村に連れ去られそうになった際に抵抗した時に出来た怪我でした。
拓海は、家に帰って、初美から事情を聞き、妹の罪を被りました。
(光輔)僕達おうちで一緒に暮らせなっちゃうの?お姉ちゃん警察に捕まる?
(拓海)俺が犯人になる。俺の言う通りにして!初美は家の中に血が落ちてないか調べて。終わったらすぐ着替えろ。光輔は自転車出して?お姉ちゃんの服と彫刻刀を港南のごみ集積所に捨ててこい。出来るな?兄ちゃんは警察に行く。警察に絶対話すな。悪いのは屑のケルベロスだ。お母さんがいつも言ってるだろ、家族みんなで力を合わせろって…いいな?
(光輔)分かった
真壁と梶山は樹に真実を話します。
(樹)子供達、全員が、ということですか?
(真壁)拓海君はあなたと雄三さんを守るために人を殺してしまった初美さんを庇い切ろうとしたんです!
言葉を失う、樹。
取調室の拓海はそれでも罪を庇おうとしました。
(拓海)違う、初美じゃない。俺がやった。俺がやったんだ。俺が、俺がやったんだ。俺がやったんだ。
犯人の血を自分の頬につけ、それでも妹の罪を被ろうとしました。
初美の事実が明らかになり、警察に連れて行かれます。
(監物)なんか言うことねぇのか!お父さん
正当防衛とはいえ、殺人罪で警察に連れて行かれる娘に何も言葉をかけない雄三を叱る、監物。
(雄三)初美、ごめんな、ごめんな
拓海は小石川から犯人隠避罪で交流することを告げられました。
(小石川)あなたは犯人隠避罪で取り調べを受けることになります。本来、少年法で君の名前は守られるはずだが…。
(拓海)あの矢代樹の子供だからきっと特定されますよね。でも俺は矢代拓海になれて良かったです。
矢代はその後、今回の件で辞職しました。
そのことを長内総理大臣が発表しました。
(長内)矢代幹事長は健康上の都合により幹事長を辞任するとともに議員も辞職いたしました。矢代さんは既に私人です。私から話すことは御座いません。
(真壁)子供に悩んだことがある身としては特に。親なんて子供に比べれば未熟なものですね
(小石川)なんだかずしんと重いものが心に残る事案だったな。気付いた時には遅いんだ
拘置所で拓海と面会した樹は彼の優しい性分と自分が何も出来なかった事や息子を疑ったことを食いました。
(拓海)ごめんね。お母さん
居酒屋の真壁達。
(小石川)信じられなかった母と信じすぎた息子か。皮肉な結末ですね
(小石川)地位が人を変えることがある、大概は良くない方向だ
(菱本)子供たちが素直に事件と向き合えるといいよな。上に立った人間はもっともっと欲しがるところがあるもんな
(真壁)元々は血の繋がらない子を信じて育ててきた矢代樹だったのにね。私は人の上に立ちたい欲望は全くないけど管理官ならわかるんじゃない?どう?何が欲しい
(磐城)いやいやいやいや、奇遇だな。みんなご苦労だった
そこへ、磐城副総監が来ました。
(真壁)副総監は何が欲しいんですか?
(磐城)枝豆かな
(真壁)枝豆くださーい
(菱本)じゃあ一緒に乾杯しましょう
真壁はその後、ミカンのお礼を息子に告げるのでした。
(真壁)もしもし、則?母。なかなか連絡できなくてごめんね。ミカン美味しかったよありがとう。え?酔っ払ってる?私がお礼言うから?おかしくない私だってお礼言いますよ。おかしくない、みんなで分けた。
微笑ましい息子とのやり取りに、親子の見えない絆を感じる真壁なのでした。
緊急取調室5話「沈黙のゲーム」感想・みどころ
裕福な子供達と幹事長の母と開業医の父。
絵に描いたような完璧な家族。
当初は、17歳で殺人容疑が掛かった卓海と、大人の顔色を伺うような、よそよそしい態度の初美と光輔が心配になりました。
エリート一家ほど、裏側に何かあると思っていましたが、実は拓海はとても家族思いの長男で、母の教えである家族で協力する教えを守っていたんですよね。
なんだか保護者の教えを守るって、前回の死のパパ活女子だった、礼奈と重なって涙が止まりませんでした。
両親が不在の間、初美が父の雄三が事件の被害者である、私人逮捕系配信者の有村から脅迫されていたことを知って一人で彼と対峙しました。
被害者の有村は蓋を開ければ怪物そのもの。
初美を誘拐しようとするなんて卑劣すぎますよ。
一人で乗り込んできた中学生の彼女に、彼が下心をもって誘拐未遂したことは感じ取れます。
しかし、初美は身を守るために所持していた彫刻刀が大いに役立ちましたね。
殺人を犯してしまいましたが、彼女の状況からして正当防衛が成立するのではないでしょうか。
一度は彼を幹事長の息子として相応しくないと言ったことを樹は悔い改めていて、拓海たち矢代家に時間をかけて幸せが戻りますように。