恋はDeepに最終回あらすじネタバレ
海音が「人間じゃない」と教授会議で突っ込んだ教授の一人が、海音(石原さとみ)を執拗に追いかけまわしてきました。
足の不調を抱える海音は、やがて、トラックにはねられそうになり、倫太郎(綾野剛)が庇って頭を打ちます。
その時はなんとか立ち上がった倫太郎。
お互い、出会った時の第一印象が最悪だったけど、倫太郎の家で、絆を深めることができたことを振り返る2人。
倫太郎は海音に、彼の母の指輪を渡します。
海音は指輪は倫太郎の家族の思い出が詰まっているから、戻るべき場所に戻すべきだと言って、指輪を返却。
身体に徐々に異変が起きていることに気付き、海音と話していた時に強い眩暈に襲われますが、海音を心配させないよう、明るく振舞うのでした。
同じ頃、海音に協力を頼まれて撮影した、海音が教授会議で、自分の正体を明かそうとして倫太郎に助けられた様子を撮影。
鴨居家に戻った海音はウツボの声が断片的に聞き取れる変化を感じ、海音が海に帰る時は、満月の時だと伝えようとしていることを理解します。
「あと3日、人間に恋をするからいけない 風が強く波も高い 満月」と一語ずつ呟くウツボ。
次の満月まではあと三日・・・一年に一度のスーパームーンの時です。
海音は地上の生活、そして、倫太郎との別れが間近に迫っていることを感じ取るのでした。
翌日、国際海洋会議からこの前、発表した論文が好評で、会議に参加してほしいというオファーが。
喜ぶ藍花(今田美桜)ら仲間ですが、海音は鴨居研究所を辞めて、蓮田トラストとの仕事からも外れることに。
海音を気遣い、鴨居は彼女が国際海洋会議に出ない選択をさせました。
光太郎(大谷亮平)や、倫太郎の父、太郎(鹿賀丈史)は、王と榮太郎の仕事のトラブルを対処しようと必死。
王は株価を上げ、短期間でビジネスを終結させることを考えていたのです。
倫太郎は光太郎から、海音と倫太郎のリゾート開発計画の仕事を反対したことを詫び、理解を示している意思を伝えられてホッとします。
その夜、蓮田家は3兄弟と太郎だけでなく、光太郎の小学生の息子も来て、なじんでいました。
太郎は、光太郎も含め、小さいころから厳しくしすぎて、立派な会社に告げる人間をつくろうとし、息子たちにつらい思いをさせたことを詫びます。
倫太郎は自分の道を進もうとしている強さを感じ取っていたと口にし、榮太郎が家族を繋いでくれたから、今があるとこぼし、笑みを浮かべる太郎。
榮太郎は父が温かく変わってくれたことに、感謝し、涙します。
倫太郎はみんなが寝静まった後、太郎と2人で話をする機会を作りました。
「ずっと過去にとらわれていたけど、今は大切な人を守りたい」と今後の展望を口にします。
翌日、息子の颯太を連れて、公園にいた光太郎は、颯太に今まで厳しくしていたことを詫び、倫太郎のように思うがまま自由に生きていいと、我が子に優しく接するように。
元妻の遥香(泉里香)も夫が改心したことを喜び、颯太が「お父さんみたいにかっこよくて頭もいい完ぺきな男になりたい」と口にしたことを見守ります。
父親の太郎から厳しく育てられた影響で、幼い颯太にもそうしていた光太郎は思わず、胸が詰まり、我が子を抱き締めるのでした。
海音との別れが近いことを察した倫太郎は、海音のために鴨居研究室と蓮田トラストの開発チームのみんなと共に、海音の送別会を考えていました。
海音は自分が海に帰ってから、倫太郎に今後の海のことを任せることを話します。
倫太郎は同意します。
その頃、蓮田トラストは株が上がり、海音が海を守るために動いている行動力がその原動力に繋がっていると会議で話した光太郎。
続けて、「これは倫太郎がもたらした成果でもある。彼の判断は的確だった」と弟をビジネス面で認めます。
送別会が始まり、海音や倫太郎、鴨居研究所の仲間などみんな2人のことを優しく見守り、盛り上げます。
海音は人魚で、倫太郎は人間で、結婚することが厳しいお互いの環境を知っているからこそ、切ない気持ちを抱く2人。
しかし、倫太郎は海音に英会陰の愛を誓い、海音は涙するのでした。
ついに海音の前で帰りに倒れた倫太郎。
あとはどれだけ持ちこたえられるかが勝負で、脳内に出血が・・・。
海音は翌朝まで倫太郎の傍にいます。
鴨居は海音が夜、海に還らなければならないことを告げますが、海音はぎりぎりまで海にうることを頼みます。
蓮田トラストは全ての株を売却し、ビジネスは上向きになり、鴨居研究室に3億5千万円の寄付をすることになりました。
海音は倫太郎の手を泣きながら握ったり、キスをしますが、倫太郎の容態は安定しないばかり。
意識が回復した倫太郎は、海音に「海へ・・・行き」と呟きます。
海音が流した涙のおかげで、動けるまでになった倫太郎。
目が覚め、海音が置手紙を残して出て行ったのに気づき、病身の体を起こして、車を運転して海音がいる星ヶ丘海岸へ。
海音は星ヶ浜へ行く前に、鴨居に別れを告げました。
鴨居は海音と出会えたことに感謝し、お礼を言い、海音のことを忘れられないから、暫くはご飯2人分作っちゃうかもしれないと、涙をこぼすのでした。
海音は倫太郎との思い出が沢山あり、走馬灯のように蘇ることを綴ります。
なんとか海音の旅立ちに間に合い、星ヶ丘海岸へ来た倫太郎は変わらぬ笑顔と優しい話し方で、海音を送り出します。
「ここにきてこの音の強さを初めて知った。亀って本当は泳ぐのが早い」など最後の別れを惜しむように、雑談をする海音と倫太郎。
お互い離れていてもまたいつか会えることを話し、長いキスをした2人。
泣きながらハグをしてお互いに別れを惜しみます・・・近づく波の音。
もう一度、旅立つ寸前に、ハグをし合う2人。
3年後・・海音が去ってかえ、藍花が蓮田トラストで、リゾート開発都市計画を進行中。
鴨居研究所は相変わらず賑やかで、榮太郎は出世し、太郎は温かく見守ります。
倫太郎は海の家で焼き芋屋をしていて、子供に大人気。
海の家を片付けようとしていると、海音が地上に帰ってきました。
来週はなんと、緊急ですが、「恋はDeep」に特別編が放送されます。
恋はDeepに最終回感想・みどころ
海音を事故から庇った倫太郎ですが、頭を打って少しずつ症状が出ていても、海音の性格をわかっていて、なんともないふりをしていて、そのささやかな気遣いがキュンとしました。
海音と出会ってから、倫太郎が温かい表情を見せるようになって、そこもステキな見どころでしたね。
倫太郎は父との関係に悩んでいて、海外に「逃げる」ように旅立った後、海を守りたい気持ちや海洋生物を誰よりも愛する優しい海音と出会えたことは最高の奇跡ですね。
倫太郎の家族も全員が希望の光が見えているようになっていて、太郎(志賀丈史)の表情、光太郎と倫太郎の兄弟間のコンプレックスを刺激し合う対立関係もわだかまりが解けて、心からの笑顔の花が咲いていて、涙が・・・。
光太郎の颯太に対する接し方も、優しく寄り添うようになっていて、颯太が父の顔色を窺わずに明るい表情を見せるようになったところや、父親の光太郎を尊敬している颯太の可愛さが温かかったですね。
海音も、父親のように温かく受け入れてくれた鴨居と別れますが、鴨居のシンプルなセリフが、疑似親子に近い2人の関係をさらに伝えていて、涙を誘いました。
「簡単に忘れられないよ、まだご飯2人分作っちゃいそう」
鴨居は海音が人間ではないという非日常的な体験をしながら、感受性が強すぎて繊細な海音のことを本当に裏切らず、寄り添っていて、彼の父性に近い海音への言葉の掛け方は毎回、心が温まりますが、今回は特にそれを強調させていたと思います。
倫太郎と海音が最後の別れをする場面では本当に心が締め付けられるほど、再び号泣でしたよ。
倫太郎と海音が繋いでいた手を離す瞬間とか、星ヶ浜の海でこれ以上ないくらい優しい会話やハグをして別れを惜しむ姿は胸キュン以上に深くて、純粋な「令和版」人魚姫の物語の美しさを感じました。
海音が天真爛漫な少女のように笑って水に足をつける時、海音が精いっぱい笑って、倫太郎との再会を願って「故郷」に帰る複雑な心理がひしひしと伝わる場面でしたね。
それぞれの場所で頑張る鴨居研究所の仲間たちと蓮田トラストの面々と共に、3年後の再会。
倫太郎が焼き芋を海の家であえてやる行動も胸キュン以前に、倫太郎の恋した優しい記憶があって、このドラマを担当できてよかったと心底思いました。
次週、急ですが、「恋はDeepに」は、特別編「恋はもっとDeepに~運命の再会スペシャル~」が放送されます!最終回から続くさらなる、海音と倫太郎の深すぎる愛にこうご期待!グランドフィナーレは始まったばかり!2人の恋はまだまだ終わりません。