恋はＤｅｅｐに８話あらすじネタバレ
倫太郎（綾野剛）の腕の中で意識を失った海音（石原さとみ）。
倫太郎は鴨居（橋本じゅん）に電話し、古くからの知人、医師である冨浦という人物の病院へ連れて行くことを提案されました。
「病院に行けない」と海音が以前、言っていたので、病院に連れて行っていいものか心配する倫太郎ですが、冨浦病院へ。
海音がかつて、倫太郎に「病院に行けない」と言っていたことから、倫太郎は疑問に感じます。
家に着いた海音を気遣う鴨居。
冨浦は、これ以上、海音の症状は自分の手に負えないから大きな病院で診てもらったほうがいいと鴨居は言われます。
立ち去る前、海音が意識を失っている間、倫太郎は鴨居と「今後、海音と関わらない」約束を交わします。
倫太郎が海音と関わりすぎることで、海音が命に関わる危険性もあること、星ヶ浜の海を守る使命があって地上にきたことを話す鴨居。
そうとは知らず、海音は倫太郎に切ない思いを募らせるばかり。
蓮田トラストでは、榮太郎（渡辺圭佑）がなんと取締役に就任し、星ヶ浜リゾート開発を白紙に戻すことを大々的に発表する事態となりました。
そのことを風間（松熊つる松）と山内（筧美和子）はオフィスで知って驚愕します。
家族がいがみ合う姿を見たくないと思う優しさと、独自の「S計画」なる新企画を立ちあげ、父や兄たちとは別の道を歩むことを公言した榮太郎。
何も知らない鶴川優作（藤森慎吾）は、体調不良で仕事を休む海音を見舞ったらどうだと倫太郎を茶化しますが、倫太郎はそれを、海音の迷惑になると言って、断ります。
藍花は倫太郎から連絡を受け、海音の様子を見に行きました。
藍花は海音が食べやすいようにもずく酢をあげました。
倫太郎は「俺が藍花ちゃんに海音の様子を見に行ってといったことは内緒で」という裏話を海音に話す藍花。
倫太郎の小さな気遣いと藍花の優しさに、海音は救われたような気持ちになるのでした。
鴨居は海音の経歴について教授会で説明を求められますが、そのことを知った海音は「本当のことを話す」決意を固めます。
同じタイミングで、倫太郎は榮太郎に自宅で、「お前はお前の好きにしたらいい」と彼が自分たちと違う道を歩むことに理解を示していました。
翌日、鴨居に、倫太郎の亡くなった母の形見の指輪を海音がもっていたことを告げ、この指輪を海音に渡してほしいと頼みに行った倫太郎。
しかし、鴨居は「どうかあの子をこれ以上混乱させないでほしい。あの子のことは忘れてください」と冷たい態度をあえてとり、倫太郎を追い返すのでした。
海音は出勤早々と「皆さんにお話ししたいことがある」と前置きし、「実は私ちゃんとした研究者ではなく、ベトナムの大学で勤務していたことも嘘です。鴨井さんと自分が親せきであることも嘘です。鴨井さんに１年という期限付きでどうしてもここに置いてほしいと頼みました。鴨居研究室で星ヶ浜の海と魚たちの保護をしたいからこの研究室で働きたいと鴨居に無理を言ってお願いした」と告げました。
鴨居海洋センターのみんなは、海音に理解を示し、椎木（水澤紳吾）も、「渚海音はちゃんとした研究者だ」と認めるような発言を。
仕事の合間に藍花は、海音に「倫太郎は海音と同じように会いたい気持ちがある。倫太郎に会いに行っては？」と海音の恋心を理解してアドバイス。
海音は倫太郎のオフィスを訪ね、倫太郎のリゾート都市開発計画の模型に、海洋生物の特徴や海で生きる生物たちの環境を綴ったメモ書きを模型にあちこち貼り付けて去りました。
そうすることで、切ない気持ちを抑え、海音は倫太郎と距離をとろうとしていたのでした。
海音の心情を理解した倫太郎はその夜、オフィスで泣き崩れます。
海音は鴨居に対し、教授会で海音についてのことを説明する件について自分も参加することを強く訴えます。
それを渋々許可した鴨居ですが、海音を気遣い、教授会の場所について嘘をつきます。
そのことを鴨居研究室で聞いた海音は、藍花や染谷（高橋努）、椎木（水澤紳吾）、さらに、海音に「あるお願い」をされた動画配信者のMrエニシ（渡辺翔大）と共に、教授会へ。
エニシは海音に「一緒についていってほしい。そして自分が話す様子を動画に撮影してほしい」と頼みました。
海音を特任で採用したこと、論文を書いたのは海音本人だと告げました。
「１年前、私は海が壊れてしまうと思い、星ヶ浜をなんとかしなくてはならないと思う気持ちの強い自分を鴨居が理解を示してくれた。自分はここにいるべきではない。海は人間が気軽に立ち入っちゃいけない場所」と主張。
まだやり遂げてないことが沢山あり、鴨居海洋センターなど関係者には迷惑をかけたと詫びた海音。
ふと、教授の一人が海音に対し、「自分はここにいるべきではない、海は人間が気軽に立ち入っちゃいけないとはどういう意味でおっしゃったんですか？あなた何者なんですか？」と辛らつに突っ込みます。
鴨居が話し出そうとする海音を気遣いますが、そこへ倫太郎が。
「人間じゃないんですよ・・・彼女は見ての通り人間ではありません。彼女と今一緒に働いていますが同じ迅厳とは思えます？魚の気持ちわかりますか？っていつも言われるけど、わかんないですよね？海音とは、価値観が違うって思ったら納得できた。彼女は誰よりも海を愛し、海の生物を守ることに命がけだ、海を守るために優しさにあふれている。好きなものはわかめで体がすぐ乾燥してしまうこともある。渚海音が地上で一番大好きだ！」と海音へのストレートな思いを叫び、退場していきました。
海音の正体をオブラードに包んで、渚海音という人間を誇りに思っていることを教授会で暴露した倫太郎。
追いかけてきた海音の脚の筋力が弱っていることを気遣い、一時的に海音を抱きかかえてベンチに座らせた倫太郎。
「勝手にいなくなってごめんなさい」
「ううん、俺のほうこそ先にいなくなってごめん」
「倫太郎さんはいつも助けてくれるから。だからもう迷惑かけたくないって思ってたのに。結局助けてもらって・・・」
「ううん、俺のほうがいつも助けてもらってる。ありがとう。帰ろうか？海へ・・・帰ろう」
優しく海音に接し、温かい言葉をかける倫太郎。
海音に渡したいものがあるから明日、また会うことを約束した２人。
海音と倫太郎の心が再び通じ合った頃、巨大カジノをリゾート計画を潰して代わりに作ることをクライアントの王から提案された榮太郎は困惑。
鴨居研究所では海音の踏ん張りを認める一同で和やかな雰囲気に。
椎木も地底人に会いたくて、榮太郎の計画に乗っかり、彼と株の動向を見守っていたものの、改心して海音を一人の研究者として認めるように。
藍花は榮太郎が何者であっても自分は榮太郎が好きだと彼の本質の優しさを理解。
みんなで楽しい時間を過ごした藍花や海音ですが、Mrエニシは海音が以前、倫太郎を助けた時に撮影した様子の動画を見せました。
海音に変化が起こっていて心配だと鴨居に相談。
翌日、出勤した、榮太郎は王に騙されていることを光太郎や倫太郎、父の太郎（志賀丈史）に心配されます。
倫太郎は優しく、なんで株を売ったのかを優しく問いました。
「しいて言うならば蓮田家にショックを与えたかった。凝り固まったところに電流を流すみたいに・・・俺はただ気付いてほしかっただけ」
彼は家族の心がバラバラになることに胸を痛め、あえて家族を裏切るような行動をとったと伝えていました。
その夜、榮太郎に対して高圧的な態度をとる光太郎に、お酒に付き合ってほしいという前置きをして榮太郎のことを話すことに。
「２５年前のことで今も自分と溝があるのでは？」と追求し、光太郎はそれに対し、「２５年前のことは恨んでいない。事故だったと思っている。お前が羨ましくてお前のことが嫌いだった。父さんに海外に行かせてもらって・・・俺は父さんに認めてもらう為に努力を続けて今の地位に就いた お前がうらやましかった」
榮太郎は家族の絆を取り戻した２人の兄を見守り、微笑みます。
兄弟はこのことによって、わだかまりが雪解けの解けるのでした。
鴨居は動画を見ながら、海音を心配し、海音は氷と塩水で足を冷やして体を休めますが、足の感覚のなさを痛感。
彼女の「病気」の症状は進んでいました。
翌日、海音は出勤し、外での仕事へ出かけることに。
鴨居は父親のように海音を相変わらず気にかけます。
倫太郎は海音に母の形見の指輪を渡そうとしていて、鴨居研究所を訪ねます。
そこへ教授の一人が海音に突っかかり、海音を庇って、車に曳かれた倫太郎。
来週はいよいよ最終回！
恋はDeepに８話感想・みどころ
泣けます！今日のエピソードも前回と引き続き、涙腺決壊です。
なんて優し愛なのでしょうか。・・海音のように繊細で、感受性の強い彼女を受け止め、海音が誰であろうと仲間だと思う鴨居海洋センターのみんなや、倫太郎の思いやりがものすごく泣けるんですよね。
椎木は後々、榮太郎と手を組んで海音を裏切るのかなって思っていたけど、海音を認めるようになり、榮太郎の秘密を知っていても、海音を理解するようになってて良かった。
海音が周りの人に愛され続けて、鴨居のおかげで生きる居場所を見つけることができた微笑ましい物語が感動的でした。
「海を誰よりも愛し、海洋生物の保護に命を懸けている、海の生き物たちへの優しさで溢れている、渚海音地上で一番大好きだ！」のセリフは心を打たれました。
倫太郎が海音と接していくなかで、海音の人間性や繊細さ、海を守りたい純粋な思いが強すぎるほど強いことを認め、海音を学者としても、一人の女性としても認めていることが伝わりました。
会議室であんな風に愛の告白ともとれる叫びはちょっとシチュエーション的に予想外ですが。
倫太郎が兄弟の絆を取り戻せたシーンも見逃せないシーンですね。
倫太郎が光太郎に一緒にお酒を飲むことを提案し、兄弟３人がこのままじゃいけないことを伝えるとともに、光太郎は父に認められる為に「いいコ」を演じてきて今の地位についたこと、父に海外留学させてもらっている倫太郎が羨ましかったと話す、兄弟のコンプレックスが切なかった・・・。
倫太郎は母の死をきっかけに家族がいがみ合い、居場所のなさを感じて海外へ、光太郎は父にビジネス面で認められている弟を遠目に見て、自分よりも良い環境に生きていると思っていた複雑な心境が垣間見れました。
榮太郎は本来は陽気で明るく、家族思いな甘えん坊の末っ子が大人になったような人ですが、馬鹿なボンボンのふりをして頭がキレている。
でも、家族愛が強く、２５年前のことでいがみ合いが続いていたこそ、あえて家族が困るようなことをしたと、蓮田トラストで光太郎、倫太郎、父の太郎に発言したところは胸が締め付けられるような気持ちでした。
来週は最終回！海音が「人間じゃない」ことをしつこく問いただす教授の一人から海音を庇い、足の機能が低下して車に曳かれそうになった彼女を庇った倫太郎の命は？！
