婚姻届けに判を捺しただけですが3話あらすじネタバレ
百瀬(坂口健太郎)の「不毛な恋」の相手が、兄、旭(前野朋哉)の嫁、美晴(倉科カナ)であることを知り、明葉(清野菜名)の胸のあたりが何故かモヤモヤしていました。
漫画アプリを読みながら百瀬が兄嫁の美晴を好きであることと、漫画の内容を勝手に重ねてしまう明葉。
お互いの私生活には干渉しない百瀬とのルールを思い出して我に返るものの、百瀬の恋の相手が美晴という事実に頭がいっぱいになってしまいました。
ふと、百瀬も一人で悩んでいて、眠れずにいました。
友人から今の偽装結婚生活を友達に祝福されたと報告。
小さな疑念を美晴に抱かせない為にも、百瀬の中学の同級生が開いてくれるパーティーへ参加することに。
美晴や同級生たちが想いで話で大盛り上がり。
柊が足をねん挫した美晴を背負うさり気ない優しさを見せたという同級生の話に、百瀬の意外な一面を知った明葉。
偶然、通りかかった朝宮(深川麻衣)が成り行きでパーティに飛び入り参加。
自分と百瀬の真実を知る朝宮の脅威に怯えながら、パーティーで同級生たちや美晴にあっという間に馴染む朝宮。
さらに、コミュニケーション力が早い朝宮は、百瀬と美晴が距離を縮めていることを知ります。
途中で酔って寝てしまった美晴。
中学時代のように美晴を背負って帰ればいいと百瀬を茶化した明葉。
百瀬は美晴に気を遣って、彼女の夫である旭(前野朋哉)を呼んで彼女を連れ帰ってもらいました。
明葉のそんなお節介が百瀬の勘に触り、拒絶。
自分の純粋な恋心を余計な一言で台無しにされたことや、互いに必要以上に干渉しすぎないでほしいと改めて伝えるのでした。
家では気まずい空気が流れる一方で、明葉に大きなコンペの話が舞い込み、気合を入れる明葉。
そのことを百瀬に相談しようにも、とても聞ける雰囲気ではなく、出社。
ふと、早速作業に取り掛かろうとするものの、動物病院の看護師の牧原(高杉宙真)が、明葉の忘れ物を届けにきました。
そのついでに、牧原は仕事の関係でウェブデザインをすることになったが、方法が分からずないので、明葉に教えてほしいと申し出て、明葉は了承。
その頃、美晴が夫の朋哉と働く実家の弁当屋「モモズキッチン」へ行った百瀬。
美晴に流行りの店のフィナンシェを渡そうとするのですが、既に朋哉がフィナンシェを美晴に渡している様子を見て、愕然。
忘れ物のストールだけを置いて店を寂しそうに出る百瀬。
その後、明葉の家を訪ね、すっかり退院して元気になった祖母、初恵(木野花)にフィナンシェを渡すのでした。
優しくて誠実な百瀬に、初恵は安心します。
一方で、明葉は自分が偽装結婚をしていることを牧原に伝えました。
牧原は明葉に好意があり、思わずハグをしてしまいます。
しかし、その様子を偶然通りがかった百瀬に目撃され、完全に誤解されました。
百瀬に対して、明葉は牧原とは友人で、ハグをしたのは男女の関係ではなく、気分がお互いに高揚した時に喜びを共有し合ったからだと弁明。
百瀬は納得し、お互い大人同士だから落ち着いて行動することを伝えるのでした。
彼もまた、職場にて、明葉が大きなコンペに挑戦することに対して、何かしらアドバイスをしたらどうかと上司の舛田(岡田圭佑)からの提案にある行動を決意。
帰宅すると、家に見知らぬ女性がいることが判明。
その女性は百瀬にハグを求めてきました。
明葉はあまりの気まずさに、牧野と出かけてくると言い訳して、バッティングセンターでストレス発散。
ところが、偶然同じバッティングセンターにいた麻宮に嫌味を言われます。
「偽装結婚なのに百瀬のことが好きなんだ。でもお互いに報われない夫婦だから虚しい」という言葉に刺激される明葉。
明葉は仕事に精を出して気持ちを切り替えます。
職場では先輩デザイナーの坂原(笠原秀幸)からクライアントに寄り添ったコンペを作ることを提案。
柊は明葉が出掛けている間、女性が帰宅した後、訪ねてきた美晴を迎え入れます。
彼女は百瀬に返しに来てもらったストールのお礼に、手作りスコーンを焼いてきたのでした。
さらに、明葉は自分のコンペの様子を気にかける百瀬に対し、女性を自分が留守中に家に連れ込み、ハグをした百瀬に怒りをぶつけました。
「百瀬さんにとって本当の幸せは何ですか?」
「僕の幸せは僕自身が決めます・・・他人が決めることじゃない」
またしても百瀬と衝突。
予期せぬトラブルが発生!一緒に同行するはずの舛田が急な腹痛で倒れて盲腸と判明。
病院に舛田が搬送されたので、たった一人でコンペのプレゼンテーションを行うことにした明葉。
しかし、頭の中が真っ白で、デザインを企画したものの、百瀬の上司である秀伝堂の舛田の代わりにうまく話すことができません。
ピンチの際、百瀬が駆けつけ、明葉のデザインの内容を代弁してくれたおかげで無事、乗り切りました。
企画書と明葉のデザイン画を事前に確認したうえで、百瀬は対応したと帰宅後に答えます。
百瀬はなんだかんだで明葉を認めていて、明葉のデザイン画に魅力を感じていたからこそ、彼女をフォローしたとのこと。
2人で呑むことになった明葉と百瀬。
そこで、百瀬への誤解が解けました。
なんと、百瀬の家に来ていた見知らぬ女性は、なんと、百瀬が明葉と出会う前に、百瀬の出張期間中に愛猫、おもちを預かってくれた人だったのです。
ハグした相手は、おもちでした。
明葉は自分の勘違いを反省し、百瀬は明葉の「百瀬さんは自分の幸せを一ミリも考えたことないのか?」という発言は心に刺さったと反省。
そして、明葉に少し心を開いた百瀬は、明葉に美晴とのことを話します。
美晴は百瀬のことを何かと友人としても気にかけてくれて、クラスでも浮いた存在だった自分が、クラスメートや家族と話せるきっかけを作ってくれたことを感謝していると言葉を続けます。
美晴のおかげで閉鎖的な自身の世界観や視野が広がったという百瀬の言葉に、明葉は百瀬のピュアな一面に感銘を受けました。
しかし、美晴が百瀬の兄、朋哉と結婚したことで切なさを感じつつも今も、美晴を好きでいるという気持ちを大切にしているとのこと。
明葉は自分が百瀬の人間性を誤解していたことを反省し、思わず、百瀬をハグ。
「百瀬さんハグしていいですか?ハグさせてください」
「これは友情のハグですか?」
「恋のフラグが立ってしまった・・・友情のハグじゃない、これは・・・これは友情のハグにしたくない」
百瀬への自分の心境変化に気付いた明葉は、百瀬に対する募り始めた本当の自分に気付くのでした。
婚姻届けに判を捺しただけですが3話感想・みどころ
明葉に対して、落ち着いてスマートながらも、自分の屁理屈や凝り固まった価値観をさらりと口にしてしまう百瀬と、人生を悔いなく楽しむことや、前向きさが全面的滲み出ている明葉の対比が今日も安定していましたね。
明葉に対して、出会った時から好意を持つ牧原の不意打ちのハグは見ていて、ドキッとしてしまいました。
牧原って社交的で友達になりやすいタイプですが、恋愛には積極的な一面が覗かれたり、洞察力が鋭くて、明葉に関心がある態度があからさまに伝わってきます。
ある意味、牧原は気が付けば視聴者の私でさえも好きになりかけてしまうような、恋すると中毒性の高い人だと思いました。
明葉も思い込みが激しいところや空回りすることがあり、またしても百瀬に良かれと思って余計なことを言って、彼の神経質な部分を少しイラっとさせてしまったり・・・それでも、百瀬が明葉のウェブデザインの才能を認めている部分は、百瀬の良いところ。
後半で分かる百瀬の美晴への純粋で淡い恋心や、美晴を好きだからこそ、一歩距離を置いて、義理姉弟として、兄と幸せに暮らす彼女を見守る程良い距離感に惹かれました。
明葉は、人と打ち解けるのが早くて男女関係なしに、テンションが高まった時にハグをして、サッカー観戦など同じ時間を共有した喜びを分かち合うなど、性格的に好感度が持てますね。
その発言や行動に、明葉と友達になりたいと思いました。
温かい笑顔の溢れる家庭で育ちながらも、百瀬は人に対して土足で踏み込まれるのが苦手ですが、明葉の純粋さや、人を見捨てない姉御肌な一面に徐々に彼も、明葉を意識していく展開になりそうです。
明葉が牧原にハグされた様子を目にした百瀬の顔は完全に嫉妬した男の顔をしていて、明葉も百瀬に恋のフラグが立っていることを自覚した今後が楽しみな3話でした。