クジャクのダンス、誰が見た?

クジャクのダンス、誰が見た?7話 父が託した愛の始まり~私が掴んだ希望~

クジャクのダンス、誰が見た?7話あらすじネタバレ

「いやーお嬢。かっこよかったで、やっぱり令和の女性は強い!」

「そういうところ松風さんに危なっかしいって言われるんです」

「まぁ先生は保護者でもあるしな。なんで林川歌やと思う?」

「週刊ジダイの記者に言われたんです。私が林川歌だって。」

「なんやそれ、けったいなこと言う記者やな」

「考えてみても全然わかんないんですよね、林川歌さんはちゃんといたわけだし」

「ほな、わしにええ考えがある」

自分は林川歌じゃないことを確信した心麦(広瀬すず)と新たな協力者、弁護士の鳴川(間宮啓行)。

松風は何故、赤沢が松風の父、久世正勝(篠井英介)を探していたか気になりました。

「赤沢はなぜ父さんのことを」

「あ、先生、事件後、歌さんを引き取ったことは間違いないらしい。今歌さんは留学中で、お嬢と歌さんは別物ちゅうことや。これから週刊誌記者のところへ行く。わしがついていれば大丈夫や」

行動力の早い、鳴川は、心麦を連れて、神井のところへ向かいました。

「わざわざ心麦さんから来ていただけるとはね。誕生日ばりのサプライズ有難う御座います。この人はどういうサプライズ?」

「どうもすみません。弁護士の鳴川と申します。」

「え、松風先生って」

「違います、松風先生は鳴川先生のお父さんです」

「松風先生がお父さんならわしはその嫁いうことにしときましょかーよろしゅう頼んます。ほな早速やけど本題入ろうか。なんであんたこの子を林川歌やと思うてる?」

「ああその件ですか。やっとちゃんと考えてくれたんだ。じゃあ証拠見せますよ。でも、俺は責任とらないよ、保護者じゃないからさ、アップにしていいすよ」

しかし、2人は神井(磯村勇斗)から心麦の母子手帳のデータをスマホで見せます。

「これお嬢の出産時の体重?」

「ええ、なんで?もしかして家で?」

母子手帳は、神井が心麦の家に侵入してとっていったものでした。

「不法侵入した上でこんなんまで撮って犯罪やろ!」

そこには、手紙のあった阿波山京一郎と高畑まのかの名前がありました。

「で、心麦さんさ、阿波山京一郎と高畑まのかって名前、見覚えない?」

「お父さんの手紙の」

「おおお見事。」

「ええ加減にせえよ!小出し小出しに出しよって。知ってる事全部お嬢に話さんかい!」

鳴川が怒鳴って、神山の不作法から心麦を庇いました。

「その話し方、元検事とか?闇金?せっかくなんで阿波山さんと高畑さんの住所教えますよ。メモってください。それとこれ、心麦アさんにもう一つプレゼント。俺の書いた記事乗ってるから、お膳立て苦労したんだからちゃんとお返し頂戴ね。それとプラス忠告、全て知ったとしても楽になったりはしないからね。じゃ、健闘を祈ってるよお嬢ちゃん」

「ああまだ腹立つ、神井、私のこと絶対嘗めてます。とっさに言い返せなかった自分にも腹が立つ!」

「まぁまぁ落ち着いて。神井の言う通りだとしたら心麦さんが生まれた病院の院長が阿波山京一郎。助産師が高畑まのかってわけか」

松風に神井の愚痴を車の中で吐く心麦。

「住所調べたら、古い感じの産婦人科医で今はもう閉業しているみたいです」

「行ってみたらなにか思い出すかもしれないしね」

「あの自分が楽になりたいから本当のことを知りたいわけじゃないです」

「分かってるよ」

「松風さん予定開いててよかったです。今日って圧倒的に鳴川先生じゃないですか。悪口じゃないですけど行きの車で疲れ果てそうだし。」

「え?嘘でしょ、やっぱズレてるな」

「じゃあ神井さんと鳴川さんと付き合うとしたらどっちがいいんですか?」

「なんで神井?」

「あの2人、別のジャンルのキャプテンって感じじゃないですか」

「想像出来ない。質問のセンスない。何言ってるの」

「私、運転しますから」

「目が怖いって」

その頃、歌の件で、リュックサックの男と繋がる津寺井。

「だから話が違うじゃねぇかよ!歌のことは大丈夫ってあんたが言ったから。今頃こんな嗅ぎまわる奴がいなかったなんて」

「知ろうとしなかったのは優しさだよ。辿ってみるか、染田の道を」

林川安成の財産は下記の通りとある、書類を持つ、津寺井は怯えるのでした。

リュックサックの男は津寺井を脅すのでした。

後日、心麦と松風は2人に会いに行くことにしました。

心麦は松風の車から景色を見るなかで、見覚えのある景色を感じ取りました。

「うちになんか御用ですか?」

「わたし山下心麦と申します、父が以前こちらに伺ったかと」

「心麦ちゃん…?」

まどかは心麦にハッと何かを感じ動揺。

「心麦ちゃんか…見違えたな」

「私のこと知ってるんですか?」

「もしかして赤沢さんに聞いてここに来たのかい?」

刑事の赤沢の名前を口にした阿波山の言葉に唖然とする心麦。

「大きくなったね。どうしてここに?」

「父が、山下春生が手紙を残していたんです、そこにお2人の名前があって、わたしの母子手帳にも同じ名前が」

「さっき赤沢さんと申し上げましたが赤沢さんとは?」と松風。

「話せません。申し訳ありませんが。全てを話す権利が私はありません。もし話せばきっとあなたを傷つけることになる」

阿波山は心麦に気遣います。

「わたしは本当のこと知りたいだけなんです。知りたいだけなのに教えてくれる人がいなくなる…。それでも進まないといけないんです!いなくなった人の為にそして…自分の為にも。だから、お願いします」

「赤沢さんとはあなたと同じ時期に出会いました。津寺井という男は知ってますか?」

「はい」

「赤沢さんは津寺井から歌ちゃんを守ったんです」

その頃の警察。

「係長、遠藤友哉の再逮捕情どうしますか?そういえば東賀山事件生き残ったかちゃんどうしたんですか?」

2002年。

林川家の一家惨殺事件を目の当たりにした、赤沢。

林川一家が階段で首を吊るされた光景がありました。

「2階に生存者がいます。子供というか赤ちゃんなんですが」

赤沢は若手刑事の秋貞隆雄(絃瀬聡一)に、林川歌の状況を語り出すのでした。

「それが生後半年後の林川歌だった、俺も子を持つ親として林川歌の将来を心配した。

子供には何も罪はない」

2000年ー。

赤沢は先輩刑事から、津寺井を任意で引っ張るよう、頼まれていました。

「山下、赤沢、津寺井を任意で引っ張って来い。」

「津寺井って安成さんのいとこの?」

「そうだ。実際、遺産関係で得をしてるのはあいつだろ。だったら遠藤力郎と繋がりもある可能性もあるだろう」

林川安成と津寺井はいとこでした。

任意で津寺井幸太(鳥谷宏之)を取り調べていた、赤沢と心麦の父、春生。

「もうちゃっちゃと終わらせてねー?俺これから第二の人生始まって忙しくなるんだからさ。」

「第二の人生?」

「歌の育ての親としての人生。取材の申し込みとかきてんだよね。歌が成長するまでに密着してドキュメンタリーにしたいって、取り残された被害者一家の末っ子が俺に支えられて成長していく物語的な?いや結構金ももらえるみたいだし。まぁピークはこう、歌が事件のことを知った時。あんたさ、歌が今後事件と無関係ですくすく育つと思う?綺麗事…おたくらが歌を守れるわけないだろ」

津寺井の人間性をよく知る赤沢は津寺井の胸倉を掴みました。

「親になる資格などない!」

それでも津寺井は乳児だった歌を無理やり保育園から引き取ろうとしていました。

保育園の園長は横暴な津寺井を必死に止めていたところに遭遇した、赤沢と春生。

「ですから!いくらご親戚の方でも、きちんと手順を踏んでいただかないと」

「本人確認の免許書見せたでしょ、歌の親戚の津寺井ですよ!」

「大きな声を出すのやめてください」

「さっきの方が急にテレビ局の人とうちに来て、断りもなく撮影を始めたんです。突然、歌ちゃんのことを連れて帰るって言い始めて。このままだとあの津寺井って人が、引き取る子事になるんでしょうね。どうにか出来ないものでしょうか」

「そうですね、でも残念ながらこちらに出来ることは…」と、春生。

「津寺井さん署でお話を」

かつて、赤沢は東賀山事件の捜査と共に、歌を春生と共に気に掛けてきました。

「どうしたんすか?」

「手は凄いよな。」

「なんすか急に」

「いいことも悪い事もここから始まるっていうか、触れたら温かくも感じるし、なんかすごいや」

「どうすか?」

春生に煙草を差し出す、赤沢。

しかし、既に、心麦こと、林川歌を育てるつもりでいた春生は笑顔でこう言いました。

「いや、いい。やめるんだ」

「その時俺達は大人の都合に振り回される子供を見たくなかった。ただそれだけだ。」

「赤沢さんはただの刑事じゃない、歌ちゃんの第二の父親といっても過言ではないです。」

そう語る阿波山。

「それでどうなったんですか?その後どうなったんですか?」

「無理しなくて、良いと思うけど」と松風。

「聞きたいです。もう、分かってますから。続き聞かせてください」

私は「山下心麦」じゃない。そう確信した、心麦。

「赤沢さんはある日深刻な顔してここに来たんです。それで歌ちゃんの出生証明書を偽造するよう頼まれましたそして、あなたは山下家の家族になりました。

「その時の映像です」

阿波山はビデオカメラを持ってきました。

「ん?これでいいのか?」

「はぁ…どんな子かしら。緊張しちゃった」

「大丈夫?」

「ダメ―なんかほら汗かいてきちゃった」

「大丈夫」

心麦こと、「林川歌」を養子に迎え入れた、静香(仙道敦子)と春生の姿が。

「ねぇ春ちゃん見て、パパですよ」

赤沢と京子(西田尚美)が山下家に、心麦を連れて行き、家族にするきっかけを作ったのでした。

「今日からあなたは心麦ちゃん、家族の思い出いっぱい作ろうね」

古いビデオカメラには、心麦が家族になったことを喜ぶ、山下家と赤沢家の姿が。

心麦は胸がいっぱいになり、涙をしました。

「本当に心麦ちゃんには申し訳ないことをした。山下さんに言われたんです。いつか家族になった日のビデオを見せたいと言ったけどうちにはおけなくて。いつかこのビデオを見せようと決めていた。わたしも妻も心麦ちゃんが来ることはないと思っていた。ここに来ることは全てを知る事になるから。でも来てくれたからこうして見せられた。山下さんがしたかったことを果たせた。」

松風は心麦に寄り添います。

「松風さん、どうしよう…知ってしまったこと。もう後悔しそうです」

「はぁ楽になれました。有難う御座います」

「お母さんは怒るとすごい怖かったです。夜中までゲームしてたら怒鳴られたり、お父さんは私に甘かったです。欲しいものがある時はお父さんに頼んでました」

「へぇー」

「分かる。俺の返事が興味なさそうなの」

「心麦ちゃんお願い、うちの人を警察に連れて行かないで。ふざけるなと思うかもしれないけど当時、阿波山があなたのことを真剣に考えてた」

「母子手帳を書き換えたのは私なの。」

「私達は子供の幸せを願ってる。春生さんは君の人生を第一に考えていた。だから心麦ちゃんが大きくなったのを見て確信した。私がしたことは間違ってなかったと。心麦ちゃん今もずっと春生さんと静香さんにとても大切にされてるよ。」

心麦の幸せを山下夫妻が願ってきたことや、亡き今も両親の愛情は心麦に届いていることを伝えた、阿波山夫妻。

「あの、もう少しだけ付き合ってもらえませんか?もしかしたら記憶違いで、そこにクリームソーダがあるか確かめたいんです」

心麦は注射のご褒美に連れてってもらった喫茶店へ。

「これ注射のご褒美に連れて行ったもらったんです。やっぱり私、林川歌なんですかね…うーんオムライスも食べようかな」

「俺はいいや、食べきれないでしょ」

ふと、入った乳児を抱く夫婦に、心麦は思いを馳せます。

「いいな…」

なにが羨ましいんだろ、きっとあんなふうに。

愛されていたって知っているのに2人共もう波も言わずにいなくなったから?

違う、羨ましいんじゃなくて悔しんだ私。

心麦は思わずむせび泣いてしまいます。

そんな彼女にハンカチを差し出す、松風。

「あの松風さん今日はついてきてくださってありがとうございました。松風さんがいなかったら、オムライス完食できなかったです」

「そっちかよ」

「整理できてないけど行って良かったです。お父さんとお母さんがお父さんとお母さんで良かったです。改めてそう思いました。」

松風に送ってもらった心麦は、ありさ(清乃あさ姫)の家に。

「心麦さんを宜しくお願いします」

心麦は、身の安全の為、当面はありさの家へ身を寄せることになりました

赤沢は春生との思い出が蘇ります。

「手はすごいよな良い事も悪い事もここから始まるっていうか触れたらあったかくも感じるしなんかすごいや」

「はい、赤沢です」

電話人出る、赤沢。

その頃、赤沢家は一人息子、守(野村康太)の誕生日を祝おうとしていました。

赤沢は仕事だとメールします。

「ただいま。もう大人だからいいよ」

「大人でも親にとっては子供だから」

その頃の松風、波佐見(森崎ウィン)、鳴川。

「結局あの記者が言うことはホンマやったってことか!胸糞悪いわ!」

「心麦ちゃん大丈夫そう?」

松風の相棒の弁護士、波佐見幸信(森崎ウィン)は心麦のメンタルを気に掛けます。

「まだ整理はついてないしね、相当ショック受けてたし。今日は友達のところに泊まるって」

「なら安心だね。」

「せやけどアホの津寺井に見せられた歌さんの写真は誰やねん!」

「まぁ津寺井本人に聞いてみないと分かりませんね。まぁでもあらかじめ準備してたんでしょ。」

「阿波山さんの証言に嘘はなさそうだしね」

「しかし赤沢もようやるわ、お嬢の出生届け偽造させたなんて。これ他にもあれや!いじってる可能性はあるで」

ここで波佐見が話題を変えます。

「そういや、テルと心麦ちゃんが見たビデオってのは?」

「ああまた話し聞きに行くってその時受け取るつもり。とにかく鳴川さんが言うように、赤沢さんはまだ何か隠してる可能性は高い。明日の朝いち話を聞きに行く。心麦ちゃんと友哉さんの為にも」

「せやけど、赤沢は友哉くんを春生さん殺しの犯人にしようとしてるんやで?友哉君の弁護人のワシらと話する機あらへんやろ。先生、親父さんのことも探られたんやろ。わしがまずツテ辿って情報集めてみようか?な?それがええやろ!な!」

「ですね。お願いしてもいいですか。」

「任しとき!」

その頃、心麦は自分が乳児の頃、山下夫妻と赤沢夫妻から、家族として迎え入れられた記憶が蘇ります。

「春ちゃん、春ちゃんパパだよ」

「うわあ小さい」

赤沢は、阿波山を訪ねました。

「心麦ちゃんに全てを話しました。あのビデオも。赤沢さんにはご迷惑をおかけしてしまうことが」

「山下さんも、あなたも良い人すぎるところがあだになるんですよ」

赤沢は阿波山に意味深な言葉を告げ、睨むのでした。

その頃、裏で繋がるリュックサックの男と、検事の阿南(瀧内公美)と、赤沢。

阿波山家は、炎に包まれていました。

そして、赤沢が阿波山家から出て行く姿を、阿波山家の愛犬だけが見ていました。

阿波山は、心麦の件で動いたので、消されてしまったのです。

クジャクのダンス、誰が見た?7話感想・みどころ

心麦は予想通り、やはり、林川歌でしたね。

一家惨殺の現場の生き残りである心麦は生き残った子供。

彼女は最初、津寺井に引き取られそうでしたが、彼の腐った人間性を知る、赤沢と山下が阻止したことが救いといえますね。

津寺井の態度や人間性はいかにも児童虐待をしそうな様子が匂ってましたから。

しかし、今の津寺井はアルコールに溺れ、依存症かもしれない程、手が震え、リュックサックの男に怯えています。

林川歌という一人の赤ん坊を巡って、大人達がハイエナのように林川家の遺産に群がっているようにしか思えませんでした。

記者の神井は相変わらずいやらしさが満点で、磯村勇斗さんの表現力が素晴らしかったです。

心麦を津寺井の元から救い出した、赤沢と心麦の養親だった、山下夫妻は、愛情深さが伝わりました。

ビデオカメラが回っている間、乳児の心麦を見ている、赤沢と山下夫妻の優しい眼差しに涙が止まりませんでした。

心麦は山下心麦となって生きてこれて本当に良かったと思いました。

心麦が山下夫婦に引き取られた様子を収めたビデオを見せたこと、心麦が林川歌で養子だったことを本人に伝えた、阿波山が…まさかあんな事になるとは。

阿波山のような善人を糸も簡単に葬り去り、口封じに消した赤沢の人間性を疑いました。

赤沢は何を隠しているのでしょうか…。

大人の都合で振り回される子供を見たくないという信念の元、捜査しながらも、彼の裏の顔が気になります。

妻の京子も夫と共に口裏を合わせる共犯者ですよね。

心麦の周りの人間が、どれも怪しい動きを見せていて、鳴川だけはかなり騒々しい心麦の味方であってほしいです。

林川歌にまつわる陰謀渦巻くサスペンスに、次週が待ちきれない7話でした。

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