ちょっとだけエスパー最終回あらすじネタバレ
ノナマーレ社長の兆(岡田将生)に突然、ミッションの名目の元、誘拐され、10年後、四季(宮崎あおい)が死ぬことを知った、市松(北村匠海)。
2055年には既に亡き者になっている四季の未来を変える為の兆の計画でした。
そのため、多くの犠牲を払ったとしても、文太(大泉洋)や円寂(高畑淳子)、半蔵(宇野祥平)、桜介(ディーン・フジオカ)らのような孤立無援の人をターゲットにし、ノナマーレの社員として働かせていました。
文太は兆からの最後のミッションで、四季にナノレセプターを飲ませました。
ナノレセプターは四季の記憶を改ざんし、兆の本当の名前で、四季の夫だった文人との記憶は残るものの、文太と過ごした時間は消滅する作用が働きます。
文太は、このナノレセプターを飲めば、四季の死を未然に防げる可能性があり、彼女の幸せを願ってそれを渡して立ち去りました。
四季はナノレセプターをある考えから飲んでいません。
市松(北村匠海)に自分の件については手を引くよう、誘拐した当初、伝えていた兆。
自分は2055年には自首するので、市松がその年に冤罪で誤認逮捕され、死刑になることを防げると持ち掛けました。
しかし、市松はこれに反発します。
そして、2人の「ぶんちゃん」である、文太と、本名が文人であった、兆の想いとは裏腹に、四季は久条から預かったEカプセルを大量に飲んでしまいました。
その行動には隠された四季の愛が込められていました。
ノナマーレを解雇された桜介、半蔵、円寂は生きる目的を失って、それぞれ途方に暮れながらも生きています。
文太(大泉洋)未来が壊れてる?
ディシジョンツリーの崩壊に戸惑う、文太ら元ノナマーレ社員達と、社長の兆。
そこへ、半蔵から電話がありました。
(半蔵)なにしてんの?大変だよ!円寂さんが!
しかし、円寂はかつての上司で元不倫相手だった結城(吉田鋼太郎)に復讐しようと彼の家の前にいました。
(結城)カオル、来られちゃ困るよ。わかるだろ?ここは自宅。聖域だ。やめろ、おちつっけ。
(円寂)言うことは他にないの?服役の間、一通の手紙もよこさず、面会にも来なかったああなたが、私に言うことないの?私はいらない人間。世界の外側。私は未来と何の関わりもない孤独な点。小さなシミ。だけどね、一寸の虫にも五分の魂がある。
(結城)うわあああ。警察、警察呼ぶぞ。
(円寂)熱いでしょ!ここは夢にまでみた電子レンジ!
円寂のレンチンの能力はさらにパワーアップしていました。
円弱の心の声を結城の家の駐車場のシャッター越しに聞く、文太、半蔵、桜介。
(文太)聞こえる、声が充満している
(円寂)おかしい、おかしくてたまらない、幸せになりたかっただけなのに必要とされたかった、誰かに愛されたかった。この世界に愛されたかった。愛したかった、自分を。この世界を愛したかった。…死ねー!
円寂はノナマーレをクビになったことや、自身が「世の中にいらない存在」と兆に言われたことから、一時的に心を病んでしまったのでした。
円弱の心の声を聞き取った文太。
(文太)円寂さん!
半蔵、桜介と、文太が円寂を抱えて、殺人を犯さないよう、連れ出しました。
(円寂)リモコン!リモコンあそこ!もういい、降ろして、なによみんなして…殺し損ねちゃったわ
(文太)愛し損ねちゃったんです。俺たちみんな愛し損ねちゃったんです。
四季がEカプセルを大量に飲んだことで、目の前で兆が創り上げてきたディシジョンツリーが崩壊していきます。
四季はEカプセルで命を絶とうとしますが、文太が心配になって踏みとどまりました。
クリーニング屋のアルバイトをする四季を気に掛ける、小林夫妻。
(小林夫妻)四季ちゃん大丈夫?相談乗ろうか?
(四季)そう…私は死ぬ。そうだよ、1千万人のほうが大事だよ、そんな価値ない、私が死ねばいい。死んだらなにかおかしなことしちゃうんじゃない?またなにかして人が死んでエンドレス。バーン…。ぶんちゃん重いんだよな。私が死ねばいい。ぶんちゃんを愛してるんです、でもぶんちゃんも愛しているんです。私が死ねばいいんです。みんなの為に。いやーでもぶんちゃん重いからな。私が死んだら…出会わなければいいか。今いるぶんちゃんを見つけ出して、殺せば。でもぶんちゃん殺してぶんちゃんは生きてて。私だけぶんちゃんと幸せになるなんてひどい。あ、わかった。どっちも殺せばいいんだ。ぶんちゃんとぶんちゃん2人とも殺します。
その頃、文太、円寂、半蔵、桜介は四季を心配しながらも自分達が今年中に死ぬ運命について悩んでいました。
(円寂)四季ちゃんどうしているかしら
(文太)我々のことは綺麗さっぱり忘れています。
文太は、四季にナノレセプターを渡したので、彼女がそれを飲んで自分達と過ごしたこれまでの日々を忘れていると思っていました。
(半蔵)文太さんのことも?
(文太)そりゃそうだよ。半年分の記憶がなかったことになるんだから
(桜介)どうせ俺達、今年いっぱいで死ぬしな
(文太)痛いとか苦しいとかなしに逝きたいな。
(円寂)そんなのないわよ。生きるのと同じくらい死ぬのも苦しいのよ。生老病死っていうでしょ、人生は四苦八苦。
(文太)どっちも苦しいのか
(半蔵)どっちも苦しいならどうして俺達、死ぬんだろ
(桜介)いらないからだろ、この世界に
(文太)市松からだ。社長室だ。
そこで、兆は、市松、桜介の長男、紫苑(新原泰祐)、久条(向里佑香)ら、ヴィランヤング3を歪な計画に加担させようと目論みます。
兆は動画を文太たちに送り、市松から順に殺すことを伝えます。
(兆)ディシジョンツリーが壊れた、原因は分からない。おかげでミッションのシュミレーションができなくなった。ツリーが壊れた原因は恐らく市松たちの存在だ。予定外の因子を排除する。つまり、市松、紫苑、久条、この3人に死んでもらう。もうすぐ起きる大きな事故。その場所に3人をおびき寄せる。事故が起きる、その日、その時、その場所へ。2025年12月24日、クリスマスマーケットの会場で天井のLEDパネルが落下する。原因はボルトの強度不足。設備費のダンピングと納期短縮が招いた悲劇。のちに下請けの現場責任者が日本中から糾弾され、自殺するという苦い幕切れだった。その場所に市松たちをメールで呼び寄せる。34人の死者が37人になる。彼らがここに来るはずだったことなど誰も気が付かない。世界への影響っを最小限に彼らを消せる。
クリスマスマーケットでそれを実行するというのです。
久条、市松、紫苑の元へ行き、作戦を立てる、文太達。
(久条)ねぇ本当に兆飲み方じゃない?
(文太)俺達はみんな脱サラしてきたから。もはや何者でもなく、なにをやろうが自由。
(久条)だったらいうけど私はこの時代の兆を捜して殺すのが早いと思う。
(市松)またすぐ殺すとか
(文太)それは出来ない。兆は俺達に必要だ。俺達にとって大切な人が不幸になる
(円寂)こっちはこっちで色々あるのよ
(半蔵)それでも皆さんが死ぬことはよしとは出来ない。そう話し合ったんです。
(市松)まぁいいじゃん。事情はどうあれ手を貸してくれるって言ってんだから
(久条)いいけどじゃあどうやって逃げ切るの?今回はあらかじめ分かったから行かなきゃいいけど、向こうは未来を知ってる。次、何してくるか。
(紫苑)これからいつ殺されるか分からないってこと?
(文太)分かったふりも限界なんで教えてもらいたいんだが…。なにか書くものないかな
ビット5とヴィランズヤング3は、今起きている状況を整理しながら、クリスマスマーケットで死ぬはずの自分達を含む、34人の命を救う方法を探ります。
(文太)俺達がいるのが2025年。兆は30年後の2055年にいる。これが元の世界だ。そこで、こっちで新たにジャンクションを作ってAの世界に変えたとする。すると兆は「兆A」となる。しかし、兆Aは元の世界を知らないわけだから、何が変わって何が変わってないか分からなくないか?改ざんを繰り返すとどんどん元から遠くなってどんどんわからなくなっていきそうな…。
(円寂)ホントねー
(半蔵)世界を変えるほどボス自身も変わってっちゃうってことか。
(久条)だからこっちに記録を置いてる。兆のパソコンに毎日の音声の記録と、ディシジョンツリーってやつのビッグデータが保存してあった。
(市松)ディシジョンツリーの元になる30年分のビッグデータ。それを2055年ではなくて、2025年に保存しておく。そうすればその先の未来が変わっても、2025年に置いたものは残ってるわけだから、その後元データと後のデータを比べれば差分を出すことが出来る。
(紫苑)あ、なにが変わったかを比べれば検証できるってことか。
(円寂)難しくなってきたわね
(半蔵)桜介、諦めた。
桜介は話についていけず、半蔵の愛犬、佐助の遊び相手をしています。
(文太)つまり兆は世界が更新されて自分が変わるたびに、2025年に置いたデータを確認しなきゃならない。
(半蔵)記憶喪失になった人が昔の日記を読んで確認するみたいなこと?
(市松)でも、世界が更新されたからといって、兆が更新されるとは限らない。少しの変化なら2055年に届かないかもしれない。もし届いたとしても、兆の人生に直接関係のない更新なら、兆はそのまま。
(文太)しかし、兆まで直接更新が届けば、兆自身も更新される。
(市松)場合によっては記憶が飛んで状況が分からなくなるかも。
(文太)兆に騙されたふりして行ってみるか、クリスマスマーケット
(市松)行ってどうするの?歴史の改ざんにあたる。未来では大罪だって。
(文太)死ぬはずだった34人全員を救う。歴史の改ざんって言うけどさ、何視点のどこ視点。俺達がいるのはここ。今ここにいる俺達が今を変えて何が悪い。改ざんじゃない、今から歴史を作るんだよ!俺達が。
クリスマスマーケット当日、ビット5とヴィランズヤング3はそれぞれの場所で待機します。
(紫苑)あれが落ちて来て34人が死ぬ
(文太)さて、いっちょ救いますか
(円弱)殺すよりよっぽどいいわ
(桜介)ヒーローじゃねぇけどな
(半蔵)残った力でちょっとだけ。
(文太)ちょっとだけヒーローになる
(半蔵)蜂さんお願いね
(桜介)頼んだぞ
(文太)よし、散れ散れ、こっから逃げろ
ミツバチに「アニマルコミュニケーター」エスパーの力を生かし、役割を任せた、半蔵。
ミツバチは会場にいる客を襲撃して、混乱を招きます。
兆はノナマーレで一人、ディシジョンツリーの行方を観察しています。
(兆)2025年が更新された。なんだ?
(文太)もしもし、文太で御座います。どうですか?そちらの様子は?未来、更新されました?
(兆)なにをしようとしている
(文太)人助けですよ。蜂が良い働きしてくれてます。ひと回りだけですけど。今日ここで死ぬはずの34人、彼らが生き抜いたらどうなるでしょう。円寂さんは膀胱を温めている、桜介さんは不審者に間違えられている。小さなミツバチ1匹が地球の命運を変えることもあるように、世界が変わる。助ければ助けるほど世界が大きく動く。1人1人の命がやがて2055年まで到達してあなたを更新する。
(兆)文太さん?今日の日付は?
AIに聞く、兆。
(AI)今日の日付絵は干渉座標2025年12月24日です。
なんと、文太は文人になっていました。
(文人)私は今、何をしている?
(AI)特別ミッションを進行中です。
桜介、円寂、半蔵は他のエスパー達に言いました。
(桜介)ボスを抑えた。今だ!
(円寂)ノナマーレ社員集合!
(半蔵)現在、兆社長と連絡が取れないので、代わりにお伝えします。Eカプセルは体に悪いです。あれ飲むと死ぬ
(桜介)あれ飲んでると、血吐吐いて死ぬぞ。
(円寂)本日の特別ミッションは中止。疲れ様でした。
そう言って、他のエスパー達が、Eカプセルの服用や、今のミッションで命を落とすことを未然に防ぐことに成功します。
その頃、文人になりかけていた兆は、アップデートし、自分を取り戻します。
(兆)バックアップアプリ起動
(AI)ホロリンクコミュニケーターのバックアップアプリを起動します。記憶の補完は成功しました。
(兆)この1年試行錯誤してきた。意識の欠落についても対策済み。惜しかったですね。なぜ邪魔をするんです?四季が死んでもいいんですか?四季にインストールしたトリガーが作動するとは限らない。だから私は世界を変えてきた。何故、私を?
(文太)だったらこっちも最後の手段だ。文人、あなたをここに呼んである。あなたが変わるんです。四季を助けるために。
(兆)私を使うシュミレーションはもうやった。一兆通り試しても、1京通り試しても、四季が死ぬのを回避できなかった!
(文太)それは以前のシュミレーションだ。俺達が34人を救い出す!そんな予定はなかった。世界はどんどん変わってる。試してないことがまだいくらでもあるはずだ。変えるんですよ。あなたと私で。
四季と国民の死を自分達で回避すると、兆を説得する文太。
文太達、元ノナマーレの兆と文太がそれぞれ、今のクリスマス会場に存在する世界が出来ました。
その頃、下の階では、店内BGMがかかり、桜介、半蔵、市松、久条、紫苑が苦戦しました。
(半蔵)円寂さんレンチンで音楽消せる?
(円寂)無理無理
(市松)固有振動数の共鳴効果。ソニックレゾナンスデトネーションだ。
文太たちの前に四季が現れます。
(四季)ぶんちゃん
(兆)四季
(四季)ああ、そっか。あなたは映像だったね。ぶんちゃんがね食堂でコロッケ食べてたの。そのあとついてきたらここに来た。ぶんちゃん。あなたのことが嫌いになった。あなたのことが忘れられない自分も嫌。ぶんちゃんを好きな自分も嫌。
(兆)文人をつけてきた?ツリーが壊れたのは四季のせい?
まず四季は文太を吹き飛ばしますが、兆は実態が未来にあることを確認します。
(四季)ぶんちゃん私、飲まなかったよ
(文太)四季…
文太に再び、息を吹きかけ、吹っ飛ばす能力を使う、四季。
(兆)四季!やめろ!四季!
(四季)どうして?ぶんちゃんはいらない人間なんでしょ?私の代わりに死ぬ1千万人の人たちは?本当はいるはずだったのに、いらなくなったの?どうして?誰が決めるの?あなたが決めるの?私は…私はいる?あなたはいる?どうしてあなたはここにいるの?どうしてあなたは生きてるの?
(文太)それは僕がずっと…この20年間ずっと考え続けてきたことだ。どうして僕がいるのか、どうして人生が続いていくのか…分からない、いまだに。
(四季)あなたも分からなくなっちゃったんだね。ごめんね。先に死んじゃって。私が終わらせるね
握手をしようとするものの、四季の手をすり抜ける、兆。
(文太)四季、四季!
1Fでは、それぞれの能力を活かして、クリスマスマーケットに来ていた客を助けた、円寂、桜介、半蔵、久条、市松、紫苑。
久条の超音波の能力と、円寂のレンチンで機材を攻撃します。
桜介は機材が落ちる寸前に紫苑を助けます。
(紫苑)なんで2度も俺を助けたの?
自分が父であることを名乗らない、桜介。
四季は文人を連れて吹き飛ばします。
(文太)やめよう?世界は誰のこともジャッジしない。10年だってかけがえない。俺の半年は一生分だった。忘れてしまっても、相手が死んでも。愛は残る、これまで真面目に言ったことがなかったけど、愛してる。四季を愛してる、四季がいるこの世界を俺は愛する!
(四季)こうするしかないの。死にたくない。怖い。私達がいなくなるしかないの。私達はいらない人間なんだよ。どうせ10年後には死ぬんだよ
機材が壊れ、四季を先に庇った文太。
(桜介)文太!
(四季)ぶんちゃん!
機材が四季の能力のせいで落ちてきそうになり、四季を助けた後に、文太の元へ駆け付ける、桜介、半蔵、円寂。
その頃、白い謎の男(麿赤兒)と対面する、兆。
(白い男)【麿赤兒】世界は地続きだ。過去を踏まえることは出来ない。変えられるのは今ここにいる者。過去ではなく、未来を形作れる者。彼らに任せよう。
(兆)あなたはどこから?
(白い男)2025年にデータを送れるのは2055年、その次は、2070年。私はそこにいる。お前が兆なら私は京だ。くそじじいになっただろ
なんと、京は兆の老後の姿です。
(兆)未来のあなたは一人ですか?意味のない質問ですね。あなたも私も文人も。
(白い男 京)全ての刹那はとこしえに繋がる。
クリスマスマーケットの会場は動揺と悲鳴に包まれました。
そして、1年が過ぎ、四季と文人は生存し、病院で再会しました。
(文人)ああこんにちは
(四季)ああどうも
全くの他人同士になり、互いを知りません。
(文人)下敷きになっていた人見つかってないみたいですね
文太たちのことを口にする、文人と四季。
(四季)オカルトじみて面白い。不謹慎ですみません。
(文人)なんであそこにいたのか覚えてなくて
(四季)私の場合、半年間の記憶が丸々ないんです。気が付いたら、たこ焼き屋がある2Fに住んでいて。独身なんで当然一人なんですけどね。やけに広く感じて、ここで暮らしていたなんてホントかな。でも懐かしい気持ちもあって。愛してた。いや、なにを愛してたか分からないんですけどそんなふうに感じてたんですよね。
(文人)それ、その蜂
ふと、四季が首から身に着けている蜂のネックレスに気付く、文人。
(四季)これいつ買ったか覚えてないんですけど
(文人)実はスマホを落としてしまって、なくしたと思っていたら警備員さんの方が拾ってくれて。僕のスマホで間違いないんですけど、知らないストラップがついていたんです。
文人がが拾ったスマホのストラップにも蜂がありました。
(四季)ぶんちゃん…ぶんちゃん?
(文人)あれ。僕の名前、文人って言うんですけど、漢字の文だから、子供の頃、ぶんちゃんって呼ばれてたんですよ。今更なんですけどお名前は?
(四季)ぶんちゃん
(四季)四季です。
市松、紫苑、久条も生存していて、市松はEカプセルの副作用を止める研究をすると宣言。
(久条)なんでたこ焼き?
(市松)もらった。そうだ、俺進路変えようと思って
(紫苑)だめでしょ変えちゃ。だって市松、未来でEカプセル創るんだから。
(市松)いや俺が発明しなくても誰かがするんだよ。慣性の法則ってやつで。だから俺はいつか開発されるEカプセルの副作用を止める薬を創る。30年あれば出来るだろ
(久条)八柳がいればな
(紫苑)アイは?あれから
(市松)一度だけ来てた。クリスマスイブの騒動の最中に、ひょいっと戻って来たみたいで。干渉して悪かった、俺のことはいいから好きにやれ、後悔するぞって。クリスマスイブに疑われなければ、
(市松)もうしてる。振られた。クリスマスイブに連絡しなければそりゃ疑われもするし、振られもするよな。
(紫苑)彼女出来そう
アイは、パソコン画面に「未来の市松」としてこんなメッセージを残していました。
「俺のことはいいから好きにやれ、後悔するぞ、未来の俺へ、愛をこめて。アイ」
文人と四季の前を通り過ぎた文太、円寂、半蔵、桜介達は、それぞれ記憶がちゃんとあり、病院の清掃員として働いていました。
彼らには四季の記憶もあり、自分達のことについて記憶がない四季の幸せを願っての決断でした。
(文太)ミッション完了。結構かかったな。文人と四季、ラブラブ大作戦
(円寂)そのミッション名やめてよ
(文太)佐助、足踏むなよ
(半蔵)自虐良くないよ。お願いだって。
(円寂)お願いエスパーなくなったでしょ
(半蔵)お願いって言葉覚えちゃってるからエスパーなくてもあまり変わらないんだよね
(文太)元々ちょっとだけだったからな
(円寂)便利だったけどねー
(文太)また血出ちゃうから
(桜介)俺なんかまだ出るよ、目も耳も、鼻も。
(円寂)レバー食べなさいよレバー
(文太)2025年を生き抜く。
(桜介)世界に花を咲かせるぜ
(円寂)生きていくことが私達のミッションね
(半蔵)僕たちが生き続ければ未来のカタチは変わっていく
(文太)俺達は慣性の法則に打ち勝って、2025年を生き延びたんだから。これからもちびちびじわじわしつこくしがみつこう!それが四季と世界と俺達を救う。
四季と兆がこれから夫婦になっていくことを見守りながら、文太達は背を向けて、それぞれの道へ歩いていくのでした。
ちょっとだけエスパー最終回感想・みどころ
かつて愛していた結城を殺して、人生に幕を下ろそうとしていた円寂。
誰かに必要とされたかった、誰かに愛されたかった。という彼女の心が張り裂けそうな心情が、個人的に、彼女とは別の意味で共感できる部分がありました。
誰かに必要とされたい、人生を幸せに生きたいですよ。
生きる意味を失った円寂には彼女の心をホッと温めてくれる文太たちがいて良かった。
本来なら既に亡くなっているはずの四季の未来を変える為、暴走する兆が痛いほど切なかったですね。
また、四季も2人の「ぶんちゃん」をそれぞれに愛してしまっているがために、彼らを殺して自分も命を絶とうと行動に出ました。
文太、円寂、半蔵、桜介のビット5と、市松、久条、紫苑のヤング3は、実態を持たない2025年の「兆」としての文人と、本来の2025年の文人を実体化することに成功しました。
今、文太達と話している実態を持たない兆は、過去の自分の歩みをAIの力を借りながら記憶を補っている状況でした。
半蔵が言うように記憶喪失の人が日記を読み返す感じですよね。
四季の死、事故の原因とされようとした下請け責任者の自死など、最悪な未来を覆せたのはは爽快でした。
あのクリスマス騒動で、四季のことを文太も文人も、それぞれ違った愛を持っていて、どちらも愛してしまった四季の葛藤が心苦しかったです。
しかし、文太の愛が届き、自分の過ちを受け入れて、生きることを選んだ四季の未来は、ひだまりのような未来でしたね。
文人と出会い、生まれ変わりのような状態で愛を育んでいくであろう2人に幸あれと思いました。
「これでいいんだ」と背中で言っているかのような、四季が自分のことを忘れても、彼女の新たな幸せを願う文太に泣けてしまいました。
今年中に死ぬ絶望をひっくり返して、生老病死を免れた文太達の生きる力が私にとっても支えになりました。