まんぷく 第104話のあらすじ
“誰でも家で作って食べれるラーメン”思いついた立花萬平は、スープを完成させ、麺作りに突入した。
しかし、試行錯誤を重ねて麺自体はできあがるも、即席ラーメンための麺としての完成には至らない。
酒を煽るほど落ち込んでいた萬平だったが、原点に返って考え直し、再び麺作りを始めた。
一方、香田家では克子と忠彦は一触即発。
モデルの木ノ内秀子は、克子を意識した態度を取り、克子は何も手につかなくなってしまう。
まんぷく 第104話の感想
“誰でも家で作って食べれるラーメン”思いついた萬平さんは、試行錯誤し、スープを完成させることができました。
スープエキスを入れた麺も、色々試し、できたことにはできましたが、コシも味も無く、第18週では麺の完成には至りませんでした。
お酒を煽ったりと心配なほど落ち込んだ萬平さんでしたが、根本から考え直し、一から麺作りを始めることにします。
萬平さんが作りたい“誰でも家で作って食べれるラーメン”の条件は、“美味しいこと”“安く買えること”“便利であること”“常温で保存できること”“安全であること”の5つです。
改めてそれを書いて貼り、原点に返って考え直します。
萬平さんは、麺になる前の生地の段階で味を付けるのが当然だと考えていました。
しかし、小麦粉に色々なものを混ぜてしまっては生地にならない、なってもうまくいかないということを知りました。
余計なものを入れないで普通に麺を作り、スープで味付けをし、お湯をかけるとそのスープが溶け出してラーメンスープになるというのが根本に返った構想です。
問題は麺にどうやって味をつけるかということでした。
福子は、萬平さんの話をひととおり聞くと、仕事の前に香田家を訪れます。
玄関口から声をかけると、家の中はシンと空気が張り詰めており、福子の声は誰にも届きません。
その緊張した空気を破るように、克子と忠彦さんの声が聞こえてきました。
2人は口論気味です。
克子は、モデルの秀子のことが気に入りませんでした。
しかし、忠彦さんは前回同様、仕事として秀子の絵を描いているだけ…。
ただ、忠彦さんが「秀子」と呼び捨てにするものだから、克子はますます2人の関係を怪しんでしまいます。
何とかしようと、福子は鈴とタカに助けを求めますが、タカの定期健診に鈴も同行し、2人は不在でした。
そんなところに秀子がやって来ます。
とにもかくにも今は穏便にやり過ごさなければと、福子が玄関へ行き、秀子を迎え入れました。
秀子は、いつもは香田家にはいない福子に驚きましたが、克子の妹だと聞くと、いつもどおりアトリエへと向かいました。
秀子に付いて行った福子は、色々な絵描きさんのモデルをしてるのかと秀子に尋ねます。
その問いに対する秀子の答えは、状況を悪化させてしまうような言葉でした。
聞いたのが克子ではなく福子だから良かったものの、「忠彦さんは大好き」と言ったのです。
福子は、忠彦さんには家族がいると慌てますが、「芸術家は家族に縛られてはいけない」と秀子は言いました。
秀子もまた、モデルとして芸術的な考えを持っているのかもしれません。
秀子が準備をするからと、アトリエを出た福子は、秀子をアトリエに入れたことを克子に責められます。
仕事の準備の整った秀子は、克子を意識するように視線を送りました。
前回同様、克子が1人でヤキモチを焼いているだけだとは思うのですが、秀子は何故それを煽るようなことをするのか不思議です。
本気で忠彦さんのことを好きだとも思えず、この状況をただ楽しんでいるのではないかと感じます。
香田家を後にした福子は、パーラー白薔薇に仕事に向かいました。
パーラーの扉を開けるとなんと、鈴とタカがいます。
鈴もタカも、克子と忠彦さんのことは諦めていました。
タカは随分とお腹が大きくなり、赤ちゃんが順調に育っているとわかってイライラがおさまり、香田家に流れる不穏な空気が気にならなくなったそうです。
鈴は、福子のことの方が心配なため、克子と忠彦さんのことはどうでもよくなっていました。
福子のおとが心配な鈴は、萬平さんにラーメン作りをやめて欲しいと願っていました。
そんな萬平さんはと言うと、福子が仕事から帰ると、麺に味をつける方法を色々と考えていたところでした。
ひとつの挑戦として、茹でた麺を10分スープエキスにしみこませてみます。
福子と萬平さんが味見をするシーンは、月曜の朝からラーメンが食べたくなるほで美味しそうですが、2人が食べた麺はふやけ、コシも何もあったものではなく、味も濃すぎと失敗に終わってしまいました。
スープの時もそうですが、失敗する度に萬平さんはひどく肩を落とします。
だけど、失敗もまた1歩前進と福子は萬平さんを元気づけました。