まんぷく

まんぷく 第106話のあらすじと感想!秀子のパッションを書き上げた忠彦さん。新作のタイトルは「踊る女」

まんぷく 第106話のあらすじ

立花萬平は、即席ラーメンの麺を常温で保存するために塩漬けに挑戦した。

しかし、水分とスープエキスは塩に吸い取られ、ひどく塩辛くなってしまった。

失敗ではなく前進と捉えることができるようになった萬平は、麺を乾燥させるために、天日干し、影干しに挑戦をする。

一方、音楽に合わせて踊るモデル・木ノ内秀子を見た姉・香田克子、母・今井鈴、姪・神部タカは、何が起こったのか理解できず、魂を奪われていた。

目の前で踊る秀子を描くことのできなかった忠彦は、自分の殻を敗れなかったことに一人アトリエでショックを受けていた。

まんぷく 第106話の感想

吉乃に一目惚れをした岡さんと森本さん。

克子と鈴、タカだけでなく、忠彦さんも驚かせた「夢のマンボ」を踊る秀子。

そして、情報保存のためにと塩漬けし、塩辛くなってしまった麺。

前話の106話では、色々なことがありました。

 

茂と吉乃は、パーラーから一緒に帰ってきました。

岡さんと森本さんが吉乃に気があることを茂も気づいたようです。

義理の妹に虫が付かないようにと、茂は岡さんと森本さんを2度と会わせないと言います。

そんな話をしながら2人が帰宅すると、家の中は暗く、静まり返っていました。

居間に行くと、克子と鈴とタカは呆然としています。

2人が帰ってきたことに気がつくと、タカは食事の用意を、鈴はお風呂の支度をしなければいけないことにやっと気がつきました。

茂は何があったのかとタカに尋ねますが、タカには説明することができませんでした。

忠彦さんはというと、目の前で踊る秀子を描くことができず、自分の殻を破ることができないショックで呆然としていました。

 

一方、塩漬けでの常温保存に失敗した萬平さんは、麺の水分を抜くためには乾かすことが必要と気づくと、天日干しを思いつきました。

麺をスープエキスにさっとくぐらせると、お日様の下で乾かします。

意外と早く乾いた麺はパリパリとしており、現代の即席ラーメンに近い形です。

乾いた麺にお湯をかけ、1分、2分と待ち、試食をしてみました。

試食した萬平さんと福子は何とも複雑そうな顔をします。

天日干しした麺には、固いところとふやけたところがありました。

天日干しでは外側だけが乾くだけなのです。

福子は、それならば陰干しはどうかと提案をします。

萬平さんは、1時間、2時間、3時間と分けて、影干しをしてみることにしました。

いつの間にか夫婦2人で共同作業となっている麺作り。

しかし、福子は麺作りに没頭することができません。

影干しした麺を食べたいのはやまやまですが、1人で家計を支えている福子は、仕事へと出かけて行きました。

萬平さんは、何も気にしなくていいと言う福子の言葉に甘えを感じているようですが、感謝もしており、福子の後ろ姿に感謝を込めて頭を下げます。

萬平さんと福子は、男だから女だから、夫だから妻だからというものを超越して、お互いに尊敬し合う関係であることが伝わってきたシーンでもありました。

 

抜け殻になってしまった忠彦さんはどうなってしまったのか。

翌日も、アトリエでは秀子が「夢のマンボ」を踊っています。

第105話が終わった後のSNSの様子から、「夢のマンボ」はすっかり視聴者も虜にしてしまいました。

克子、鈴、タカは、今日も踊る秀子を不思議そうに見ています。

すると、秀子に触発されたのか、忠彦さんも殻を破り始める様子が3人の目に入ってきました。

3人は遠くから忠彦さんを見守ります。

 

曲が終わると、忠彦さんも秀子も息が切れていました。

そして、忠彦さんは絵を描きあげることができたのです。

その絵は忠彦さんにとっての新境地であり、今日という日は忠彦さんにとって歴史的な日となりました。

秀子が着替えて玄関に立つと、3人が見送りをしてくれます。

今日で役目が終わったと秀子が言うと、3人は驚いた表情を見せます。

同時に、克子はせいせいしたという表情も見せます。

案外早く、克子と秀子の戦いは終わってしまったと残念に思っていると、秀子は最後に大きな爆弾を克子に落として帰っていきました。

芸術家の妻はあれくらいでうろたえてはいけない…克子の余裕のなさは秀子にしっかりと伝わっていました。

秀子は克子を試していたのでしょう。

克子は今回の経験を経て、どんな風に変わっていくのか少し楽しみです。

それにしても、「あさイチ」の近江友里恵アナウンサーが壇蜜先輩と慕う秀子が明日から見れないこと、「夢のマンボ」も聞けないこと、非常に残念です。

 

秀子から忠彦さんの絵が出来上がったと聞いた3人は、アトリエへ向かいました。

忠彦さんが今回描きあげた絵は、「踊る女」。

しかし、その絵は人には見えません。

忠彦さんは、秀子のポーズではなく、秀子のパッションを描いたのですから、人に見えなくて当然なのです。

帰宅した茂も吉乃も忠彦さんの絵を見ても理解できず、口をあんぐりと開けていました。

ただ1人、秀子からほとばしる情熱をキャンバスに表現できた忠彦さんだけが、とても嬉しそうでした。

 

さらにもう1人、今日が歴史的な日になりそうな人物がいました。

麺を乾燥させるという工程を思いついただ萬平さんです。

しかし、1時間、2時間の影干しでは水が抜け切れず、3時間では生乾きと、福子が仕事から帰ると、麺の乾燥に失敗し、萬平さんが項垂れていました。

これからどう研究を進めていくべきか、萬平さんは麺作りのことを考え、夕食の箸が進みません。

源は、萬平さんが麺を作ることができないのは勉強が足りないのだと一丁前な発言をします。

しかし、この言葉が意外に萬平さんの心を打ちました。

ラーメンのこと、麺のことを勉強せず闇雲に試しても意味がないのだと気づくことができた萬平さんは、どうして子供達に言うように自分にも勉強しなさいと言ってくれなかったのかと福子に言います。

福子は困ってしまいましたが、明日、図書館に行って麺のことを勉強してくるようにと萬平さんに言いつけます。

萬平さんが子供のように返事をすると、雰囲気はとても和やかになりました。

萬平さんは自分に暴走癖があることを理解していました。

そして、その暴走を止めることができるのは福子だということも理解をしていました。

福子が萬平さんのことを信じているのは、いつも口に出しているので知ることができましたが、萬平さんもまた、側で支えてくれる福子のことを信じているのだということがわかり、心がとても温かくなりました。

data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">
data-ad-format="rectangle" data-full-width-responsive="true">

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


上の計算式の答えを入力してください

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください