まんぷく 第105話のあらすじ
立花萬平は試行錯誤を重ねるも、思いどおりのラーメンの麺を完成させることができずにいた。
お酒を煽るほど落ち込んだ萬平だったが、根本から考え直し、麺を作りあげた。
次は、麺を常温で保存する課題に取り組み始める。
一方香田家では、モデル・木ノ内秀子に挑発された克子は、イライラを募らせていた。
そんな中、アトリエから大きな音楽が流れ始め、踊り出す秀子に皆仰天をする。
まんぷく 第105話の感想
麺ができあがり、茹でた後、10分スープに付けてみましたが、麺はふやけコシもなければ味も濃く、麺作りはまた失敗してしまいました。
萬平さんはお酒を煽るほどすっかり肩を落としてしまいましたが、失敗もまた前進と福子は萬平さんを励まします。
一方、克子と忠彦さんは、秀子が原因で一触即発状態となってしまいました。
数日後、萬平さんはとても美味しそうなラーメンを作ることに成功しました。
福子がそれを試食をします。
見た目と同じくらい美味しいラーメンができあがっていたのです。
これまで失敗続きだったため、どのように作ったかが気になるところです。
今回は、スープエキスにさっと麺をつけただけでした。
萬平さんは必死に麺に味をしみこませようとしていましたが、味は表面だけで良いことに気がついたのです。
それに気づくまで2ヶ月もかかってしまいましたが、この前進は10歩も20歩もの意味がありました。
次は、麺を常温で保存する方法を考えなければいけません。
福子は、保存の定番でもある塩付けを提案します。
さらにそれから数日後。
事件です!
香田家では、克子がイライラして過ごしていました。
鈴はそんな克子を見て、秀子が色目を使ったとしても忠彦さんが浮気はしないと声をかけます。
しかし、鈴にそう言われても克子のイライラはおさまりません。
鈴と克子がそんなやり取りをしている一方、アトリエでは、秀子は忠彦さんが独特な色使いをしている理由を聞いていました。
忠彦さんは戦争で目が悪くなり、赤と緑の区別がつかなくなってしまいました。
一時は絶望的になったこともありましたが、それを生かしたところ、忠彦さんの絵は売れ始めたのです。
秀子は、悲劇の中から美しい芸術が生まれたと表現をします。
前話の第104話でも、芸術家は家族に縛られてはいけないと秀子は言っていましたが、秀子はモデルでありながらも、どこか芸術的な感性を持っているのだと感じます。
だからこそ、この後、驚くような展開になっていったのではないでしょうか。
秀子は忠彦さんに、既成概念を壊し、冒険すべきだと言うと音楽を流し、踊り始めました。
音楽は雪村いづみさんの「夢のマンボ」。
踊る秀子を見たタカは、慌てて鈴と克子のところに報告に行きましたが、視聴者も踊る秀子に目を奪われたに違いありません。
さて、今までは静かに絵を描いてきた忠彦さんですが、秀子に触発されて、どんな動きのある絵を描きあげるのでしょうか。
克子にとって秀子はすぐにでもいなくなって欲しい存在かもしれませんが、忠彦さんの新たな才能を呼び起こし、忠彦さんの画家人生の発展に繋がるキーパソンなのだと感じます。
その一方、忠彦さんと同じ部類にあたる発明家、萬平さんはちょうど麺を塩漬けにしていたところでした。
福子は、仕事を終え、子供達の帰りを待っていました。
帰宅した源は、「おい!ラーメン!」とからかわれ、また喧嘩をしてきたそうです。
負かしてきたと源は誇らしげですが、すぐに、からかってきたという友達の母親がやってきました。
源はいじめられた方ですが、結果的に鼻血が出るほど3回も殴ってしまったため、福子は頭を下げて謝ります。
友達は少しからかっただけのようですが、“少し”の加減は誰にも図ることができません。
その“少し”に、どれだけ傷つけられているかは源や幸にしかわからないことです。
どんな理由であれ、いじめた側に問題があるのではないかと思うと、福子が頭を下げるのも何だかおかしな話です。
福子は、萬平さんは恥ずかしいことをしてるわけじゃなく、世の中の人を喜ばすためにラーメンを作っているのだからと、次からかわれても喧嘩しないようにと源に注意をします。
源も怪我はしているので、次は喧嘩をして欲しくないと思う気持ちもありますが、傷だらけになるほど喧嘩するぐらいが子供らしさもあっていいのではないでしょうか。
今回は今までにない全く新しい展開が始まり出しました。
パーラーに集まった茂、岡さん、森本さん。
現状、岡さんと森本さんは萬平さんを手伝うことができずにいました。
それを知った茂は、2人が手伝えないことが嬉しくてたまりません。
萬平さんの右腕を務めてきて茂にはプライドがありました。
そう簡単に自分の立ち位置を奪われては困ります。
そんなことで3人がああだこうだと仲良く揉めていると、パーラーに偶然吉乃がやって来ました。
茂と吉乃が話をしている中、岡さんと森本さんは吉乃が入ってきた瞬間から釘付けで、茂の話は耳にも入ってきていません。
マスターもしのぶさんも、岡さんと森本さんの異変に気づき、何だかとても楽しそうです。
予告では、岡さんと森本さんは吉乃に一目惚れをしたという話でした。
この2人の戦い、これからどうなっていくのでしょう。
そんな楽しみが1つ増えた中、即席ラーメン研究所では、塩漬けをしていた麺ができあがりました。
しかし、水分もスープエキスも吸い取られパサパサです。
それでも、萬平さんはそれにお湯をかけ、2分待ち、食べてみることにします。
塩に漬けられた麺。しかも水分という水分がないだなんて塩辛い以外味の想像がつきません。
案の定、やはり塩辛かったようです。
だけど、塩漬けは麺の保存方法に向いてないということがわかり、今回は萬平さんも1歩前進ととても前向きです。