まんぷく 第108話のあらすじ
立花萬平は図書館で麺についての勉強をすると、麺を蒸してα化させてから乾燥させてみることにした。
しかし、麺は固く、失敗してしまった。
再び行き詰まってしまった萬平の元に、義兄・小野塚真一と香田忠彦がやって来た。
2人からかけられた言葉を思い出しながら忠彦の最新作を見ていると、萬平に突如閃が降りてくる。
まんぷく 第108話の感想
図書館で麺の勉強をしてきた萬平さんは、麺を蒸してα化させ、乾燥をさせました。
乾燥させた麺にお湯をかけ3分。
試食をした萬平さんは、苦い表情を浮かべます。
福子も試食をすると、同じように苦い表情を浮かべます。
2人が食べた麺は固かったのです。
さらにもう1分お湯に浸してみます。
しかし、少し柔らかくなった程度で食べることができません。
今の状態では何分待っても元に戻ることはないと、萬平さんはここで作業を打ち切ることにしました。
萬平さんが研究を進める一方で、パーラーでは、茂が岡さんと森本さんを問い詰めていました。
鈴に挨拶というのは建前で、吉乃目当てで香田家を訪れた岡さんと森本さんは、帰り際、茂のいないところで、吉乃と映画に行く約束をしていました。
それは…、3人で?ということなのでしょうか。
いづれにしろ、茂は大反対です。
茂以前に、鈴が許すはずがありません。
そんな鈴は、とても嬉しそうに電話で話しているところでした。
なんと!
母親の克子に黙って、吉乃のお見合い話を勝手に進めていたのです。
岡さんと森本さん、大ピンチ!
吉乃には大きな会社に勤めているしっかりしている人と、鈴は凝りもせず希望を持っていました。
しかしその頃、同僚とラーメンを食べていた吉乃は、「無骨な人が好き」と言っていました。
岡さんと森本さんのチャンス!鈴、ピンチ!
吉乃を巡る勝敗。誰に旗があがるのでしょう。
麺をどうすべきか行き詰まっている萬平さんの元に、忠彦さんが最新作を持ってやって来ました。
萬平さんはそれが何の絵かわからず、忠彦さんに尋ねます。
忠彦さんの最新作は、忠彦さんが感じたままを描いたものでした。
でも、家族達には不評なのです。
だけど忠彦さんは、新しいことを挑戦する自分がいたことが嬉しくて仕方ありませんでした。
発明家と芸術家が会話を交わす中、今度は真一さんがやって来ました。
3人が最後に顔を合わせたのは、真一さんの新しい奥さん・好美さんを紹介してもらった時でした。
真一さんは2人の子供の父親となり、家族仲睦まじく暮らしていました。
萬平さんから進捗状況を聞くいた真一さんは、トーマス・エジソンの言葉、「私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ」という言葉をかけます。
まさに、今の萬平さんはうまく行かない方法を見つけながら、1歩1歩前へ進んでいるところでした。
子供達が帰宅する時間になりました。
帰宅した子供達は、忠彦さんの絵を見て何の絵かと問います。
幸は、自分がこんな絵を書いたら先生に怒られると言います。
傍から見ると、忠彦さんの絵は落書きのようなものでした。
しかし、福子はウキウキした気分になると、忠彦さんの絵を好んでいます。
茂も感じたとおり、忠彦さんが描くイメージは、伝わる人には伝わるのです。
萬平さんは忠彦さんの絵を見ながら、「君は挑戦する人間や」という忠彦さんの言葉、真一さんから聞いたエジソンの言葉、そして、これまでのラーメン作りのことを思い出していました。
そして何か思いついたのか、無言で研究所へと急ぎます。
萬平さんは麺をスープエキスに漬けず、スプーンでかけてみることにしました。
スープエキスに漬けてしまうと、水分量が多くなってしまうのです。
しかし、スプーンでスープをかけるとムラになってしまいます。
そんな萬平さんを見た福子は閃きました。
福子はジョウロを持ってきて萬平さんに見せます。
萬平さんがジョウロでスープエキスをかけてみると、満遍なくかけることができました。
スプーンではうまく行かなかった。だからこそ、気づいたジョウロ。
これもまた失敗して気づくことのできた1歩です。