まんぷく 第137話のあらすじ
アメリカ製のカップには発泡スチロールの臭いが無い理由を知った立花萬平と息子・源、甥であり商品開発部部長・神戸茂は、独自のカップのサンプルから刺激臭を取り除くことに成功した。
また、商品開発チームの他のメンバーは、粉スープを完成させる。
しかし、残る開発は蓋だけと萬平は思っていたが、福子から100円は高過ぎると言われてしまう。
100円に値する工夫が必要となった萬平と源は、3分で戻るヌードルに相応しい具材を考え始めた。
まんぷく 第137話の感想
寝てる間に、アメリカ製のカップに発泡スチロールの臭いが無いことに気がついた萬平さんは、夜中2時にも関わらず源を起こし、カップが日本に運ばれてくるまでの日数と保管状況を調べさせました。
数日後。
商品開発チームの前に並べられたカップには、発泡スチロールの刺激臭がありません。
アメリカ製のカップには、元々臭いが無いわけではなく、日本に運ばれてくる10日間、50℃近いコンテナのブリキの中で保管されていたことで、臭いが取れていたことがわかったのです。
それを知った萬平さんと源、茂は、ブリキにサンプルのカップを入れ、1晩熱したところ、臭いが取れたのです。
科学的根拠はまだわかりませんが、消臭室を作って熱風を送り込めばカップの臭いが取れるのではないかと、萬平さんは新しく作る必要がありそうな工程も思いつきました。
問題が解決したのはカップだけでなく、お湯を注ぐだけでかき混ぜずに溶ける粉スープを作ることに成功しました。
萬平さんと源は、まんぷくヌードルを家に持ち帰り、福子や鈴、幸に試食をしてもらいました。
へんな臭いもせず、カップも熱くなく、味もまんぷくラーメンとは全然違い、鈴もうならせるほど、とても美味しい仕上がりになりました。
次は、保存のための密封と、お湯を注いだ後も使える蓋の開発です。
しかし、その前にまた大きな問題が萬平さんと源の前に立ちはだかりました。
やはり、100円というのは高過ぎるのです。
今でこそ100円が当たり前ですが、当時の100円というのはまだ価値の高いものでした。
まんぷくヌードルに便利さはありますが、主婦や学生には手が出せるものではありません。
福子は、100円を出してもいいと思えるぐらいの工夫が欲しいと萬平さんと源に言います。
源は、どんな工夫が必要なのか福子に返答します。
それを考えるのが源が仕事ではないかと思ったりもしましたが、主婦の福子や学生の幸の声を聞いた方が確かです。
福子は、鈴がお湯をかけるだけで戻るネギやしなちく、チャーシューを入れてみてはどうかと鈴が言ったことを提案しました。
萬平さんは改めて、具について考え始めます。
問題をチームに持ち帰った萬平さんは、ラーメンには入らない、ヌードルだからこそ入る具を考えるようにメンバーに指示を出しました。
しかし、原価が上がること、製造工程が大変になることに岡さんと森本さんは懸念を抱いていました。
一方、相変わらずまんぷくヌードルに反対の世良さんは、今日もパーラー白薔薇でライスカレーを食べていました。
マスターとしのぶさんとの会話から幸の名前を聞いた世良さんは、レオナルドが金髪の女性と腕を絡めて歩いていたことを思い出しました。
これは大事件です!
しかし、マスターとしのぶさんは、世良さんの言うことに信憑性がないと取り合おうとしませんでした。
でも、どうでしょう。
今回ばかりは世良さんの言うことを“何かしら”信じた方がいいかもしれません。
そんなことが起きていると知らない幸は、レオナルドのおかげで英語のレポートで100点を取ることができていました。
幸とレオナルドが接近すればするほど鈴の心配は尽きません。
具について考える萬平さんと源。
レオナルドを思う幸。
幸のことを心配に思う福子。
立花家では、何だか重い空気が漂っていました。