まんぷく 第136話のあらすじ
立花萬平と息子・源、甥であり営業開発部部長・神部茂は、梅雨入り間近の6月初めの日曜日、立花家でカップの発砲スチロールの臭いを取るために、試行錯誤を繰り返していた。
母・今井鈴は、萬平が家に仕事を持ち帰ることを気に入らず、幸の心配をして欲しいと口を滑らせてしまう。
萬平は、レオナルドの存在を知って幸を問い詰めようとするが、切羽詰まっているカップの開発を優先させることにした。
まんぷくヌードルの開発の難航、幸のこと、福子は1人心配を募らせていた。
まんぷく 第136話の感想
まんぷくヌードルは、粉スープがだまになることと、カップの発泡スチロールの臭いが取れず、課題を抱えていました。
そして、家の前でレオナルドが幸を抱きしめ、福子と鈴は、2人の関係をとても心配していました。
梅雨入り間近の6月最初の日曜日。
萬平さんと源、茂は、立花家でカップの臭いを取るために試行錯誤を繰り返していました。
また自宅に仕事を持ち帰った萬平さんを見て、鈴は小言を言わずにはいられません。
萬平さんだけでなく、源と茂も加わり、鈴の不満は増していく一方。
そんな鈴は、仕事のことより幸のことを心配して欲しいと口を滑らせてしまいました。
萬平さんが幸のことを知ってしまったら大事になってしまいます。
しかし、鈴は自分の口からは具体的なことは言えないとその場から逃げ、福子も何となく誤魔化して終わらせようとしました。
萬平さんはふと、世良さんから幸とダ・ヴィンチがうまくいってるのかと尋ねられたことを思い出しました。
福子は、“ダ・ヴィンチ”は世良さんがレオナルドに付けたあだ名だとすぐにわかりました。
萬平さんは改めて、“ダ・ヴィンチ”について福子に尋ねます。
萬平さんは、レオナルドがまんぷくヌードルを食べてくれた外国人だと知り、幸と付き合ってるのか、何をやっている人なのかと福子に尋ねました。
幸は、レオナルドのことを“ただの友達”と言っていました。
レオナルドは、万博を見に来て、そのまま大阪に残っているとういことしかわかりません。
レオナルドがヒッピーだと聞いた萬平さんは、途端にムキになり始めました。
だけど、興奮しているのは萬平さんだけ。
一緒に話を聞いていた源も茂もカップの臭いを取ることで頭がいっぱい。
萬平さんは源と茂に流され、カップの臭いを取ることを優先させることにしました。
福子は、そんな萬平さんを見て嬉しくなりました。
萬平さんの頭の中は仕事のことでいっぱいだと思っていたので、萬平さんが幸のことを心配してくれたからです。
萬平さんと源、茂が仕事を持ち帰っていた一方で、西野・久坂・戸塚は休日出勤をし、粉スープ作りをしていました。
しかし、まだだまになってしまいます。
そこに岡さんと森本さんがやって来ました。
2人もまた休日出勤をしていたのです。
岡さんと森本さんは、水に溶けやすくなる顆粒にしてみたらどうかとアドバイスをします。
鈴が、仕事を持ち帰った萬平さんに不満をぶつけているように、香田家でも、休日にも関わらず仕事に出かけた茂と岡さんの愚痴を、タカと吉乃が克子にぶつけていました。
しかし、今はまんぷく食品の命運がかかっているのだから仕方ないと大介は言うのです。
吉乃は、大介は本当は40歳なのではないかと言いました。
成績は良くない大介でしたが、人間としてはとても出来上がっていたのです。
将来は恐ろしい人間になるかもしれません。
週が開けても、粉スープ作りとカップの臭い取りは続き、まんぷく食品の職員は、萬平さんをはじめ、皆追い詰められていました。
しかし、そんな現実に反し、幸とレオナルドは呑気なもので、映画の感想を語り合いながら帰ってきました。
レオナルドは、また、幸を抱きしめます。
その姿を、今度は福子が見ていました。
福子は、「友達じゃないんでしょう?」と幸に尋ねます。
でも幸は、海外ではハグは友達同士でもするものと誤魔化そうとします。
でも、レオナルドと恋人になってはダメなのかと福子に尋ねます。
福子は、恐らく反対ではないのです。
ただ、幸のことが心配だったのです。
玄関先で福子と幸が深刻そうに話しているところに、萬平さんと源が帰ってきました。
萬平さんは当然何があったのかと思いますが、福子は、お風呂が出来上がっていると家に萬平さんと源を促します。
そして幸は、萬平さんにレオナルドのことを知られたくないため、福子に口止めをお願いしました。
お風呂から上がった源は、ぼんやりカップを眺めていました。
鈴が話しかけても耳に入っていません。
源はアメリカ製のカップは臭いがないのに、今自分が手がけるカップから臭いが取れないことに頭を悩ませていました。
源は、思わず無理と鈴に言ってしまいましたが、武士の娘の娘の息子なのだから、弱音を吐かず頑張るようにと鈴は励まします。
さらに鈴は、源がまんぷく食品の跡継ぎであることから、お付き合いする人が現れた場合は、鈴に相談するようにと足しました。
鈴は、源に対しても持論を譲る気持ちはないようです。
ところで、源はアメリカ製のカップは臭いをしないと言いましたが、もしかして、レオナルドに相談したら解決なんてことはないのでしょうか。
実はレオナルドがアメリカのカップの会社の御曹司だったりしたら面白いのではないかと、思わず想像をしてしまいました。
その日の夜。
福子は、布団に入り、幸のことを考えていました。
そんな福子の様子に萬平さんが珍しく気がつきます。
福子は、女親にしか相談できないことがある年頃だと返しました。
でも、福子が萬平さんと知り合った時は、女親である鈴には何も相談ができませんでした。
福子は、1人で色んなことを抱え、萬平さんが憲兵に捕まった時にやっと相談できたのが、ハナちゃん・トシちゃん・恵さん・野呂さん・牧さんでした。
鈴が鈴なりに福子の心配をしていましたが、鈴は福子のことを不安に思い、萬平さんとのことも反対ばかりしてきました。
そう考えると、年頃だった福子がなんだかとても可愛そうになってきました。
そして眠りに就いた萬平さんと福子。
しかし、萬平さんは突然目を開き、「そうか!」と布団を飛び出すと、源を起こしに行きました。
萬平さんは眠っていなかったのでしょうか。
一体何を思いついたというのでしょう。