まんぷく

まんぷく 第138話のあらすじと感想!一触即発の立花家の食卓

まんぷく 第138話のあらすじ

立花萬平は、まんぷくヌードルに具を入れることにした。

しかし、商品開発チームが集めた具材はどれも彩に華がなく、ヌードルという名前に相応しいものではなかった。

萬平は、厳しくチームに喝を入れる。

源は、具材になるものを探しても見つからず、萬平に弱音をぶつけしてまう。

萬平と源は危うくぶつかりそうになるが、福子の制止で事なきを得た。

冷静になった源は、布団に入って萬平の言葉を思い出し、起き上がって調べ物を始めると、フリーズドライといういう技術があることを知り、それを萬平に提案する。

まんぷく 第138話の感想

萬平さんは、洋風で高級感ある100円に値する具をまんぷくヌードルに入れることにしました。

 

商品開発チームは、様々な具材を集めました。

ごま、麩、氷こんにゃく、高野豆腐、貝柱、昆布、わかめ、干し椎茸です。

しかし、どれも色に華やかさがなければ、ヌードルに合う洋風なものではありません。

萬平さんは、もっと探せと強く指示を出します。

萬平さんが商品開発チームから去っていくと、茂はチームの皆に頭を下げました。

萬平さんが本気で怒るのは、まんぷくヌードルが画期的なものである確信と、チームに期待しているからこそということを茂は知っていました。

茂は改めて、まんぷくヌードルを2倍も3倍も美味しくする具材探しを一緒にする誓いを皆とします。

 

世良さんが社長室にやって来ました。

萬平さんはいません。

真一さんと岡さん、森本さんが対応にあたりました。

世良さんは、開発が進んでいるならすぐに売り出せと言います。

さらに、夏までに間に合って良かったなと嫌味まで言う始末。

世良さんは、相変わらずまんぷくヌードルがヒットしないと思っていました。

萬平さんがまんぷくラーメンを作り始めた時も最後まで反対し、半ば強制的ながらも売らせてくださいと頭を下げたことがありました。

今回もひどく大きな態度で嫌味を言う世良さんを、思いっきりぎゃふんと言わせて欲しいものです。

まんぷくヌードルが自分の予想を遥かに超えて売れた時、世良さんはどんな表情をするのでしょう。

 

パーラー白薔薇を訪れた福子と鈴は、マスターとしのぶさんから、レオナルドが金髪の女性と腕を組んで歩いていたという世良さんの目撃情報を聞きました。

世良さんは、レオナルドとその女性が恋人ではないかと言いましたが、マスターとしのぶさんは、幸とレオナルドも恋人のような様子であると報告をします。

福子は、レオナルドと恋人になったらダメなのかと聞いてきた幸のことを思い出していました。

幸は、レオナルドのことが間違いなく好きなのです。

今はまだ、その女性のことを幸に話す時期ではありません。

福子は、見守るしかないと鈴に言います。

 

しかし鈴は、夕食の食卓で レオナルドには恋人がいると言いそうになり、何度も福子に止められます。

幸がレオナルドのことをただの友達と誤魔化すがばかりに、鈴はレオナルドと一緒にいた女性のことを話して幸が傷つくとは考えていないのでしょう。

結果的に具体的なことを言いませんでしたが、幸は食事を食べる気にもならないほど気分を害してしまいました。

鈴の姿を観て、腹が立たずにいられませんでした。

福子の言うとおり、黙って見守るのも愛です。

今の幸に、定かではないことを伝えるのは時期尚早です。

世良さんと言い、鈴と言い、何かわからない腹に引っかかるものを感じます。

やはりこの2人はどこか似ているのです。

 

そして、食卓はますます雰囲気が悪くなっていきます。

源は、具材を探しても萬平さんの思うものが見つからず、どこか虫の居所が悪い様子でした。

萬平さんは何かと言うと、まんぷくラーメンを引き合いに出していました。

しかし、あの頃とは違い、様々なことが進化し、萬平さんに諦めるなと言われても、源は何をしていいのかわからなくなっていたのです。

源だけでなく幸も、萬平さんは年を取ってさらに無茶を言うようになったと感じているようでした。

しかし、常識的な型にハマって画期的なものを作れるはずがないと、萬平さんは相変わらず発明家的な考えでした。

時代が変わっただけで、萬平さんは何も変わっていないのです。

源が具材を探しても見つからないと言うので、萬平さんは見つからなければ作ればいいと言います。

“作る”という発想は源にはありませんでした。

しかし、作れと言われたところで簡単に作れるものではありません。

福子は、源は萬平さんの才能を受け継いでいるのだから、萬平さんも源を広い心で受け入れて欲しいとどちらもうまくなだめます。

このままでは2人は喧嘩になり、具材どころか仕事を辞める辞めないの話になると福子は察知したのです。

 

その日の夜。

布団に入った源は、“作る”という言葉を思い出し、起き上がると調べ物を始めました。

そして見つけたのは、 “フリーズドライ”。

 

翌日、商品開発チームにもフリーズドライ技術が説明され、提案されます。

この頃、フリーズドライ技術は実用化されておらず、研究している会社もまだネギだけの段階でした。

大学で多少はフリーズドライについて学んでいた久坂は、フリーズドライなら3分で戻るのではないかと言います。

これは大きな動きです。

まんぷく食品が、どこの会社よりも早く、そして多くの種類のフリーズドライを作り、カップに入った即席ヌードルを完成させたとなれば、世界の食品業界で大成功となることでしょう。

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