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まんぷく 第81話のあらすじと感想!万能調理器の説明に嬉しそうな萬平さん

まんぷく 第81話のあらすじ

立花福子の親友・桑原敏子から紹介された織田島製作所に向かった萬平と義兄・小野塚真一は、そこで開発中の万能調理器の説明を受けた。

その説明を聞いた萬平は織田島製作所に100万円の融資をすることにした。

まんぷく 第81話の感想

萬平さんが脱税で進駐軍に逮捕されてから8年後。

福子の親友のトシちゃんから相談を受け、世の中にない道具を作りたいという町工場・織田島製作所と萬平さんは出会いました。

織田島製作所では刃物を作ってきましたが、家電会社で働いていた息子が戻り、織田島製作所の技術を使って新しいものを作りたいと万能調理器の開発をすることを思いついたそうです。

その万能調理器とは、ジューサー・ミキサー・みじん切りの3つの機能が備えているとても画期的な商品です。

しかしまだ、台所に置けるようなコンパクトなサイズになっておらず、設計図段階。

「万能調理器…」と小声で復唱した萬平さんはなんだかとても嬉しそうです。

以前に萬平さんが使った根菜切断機を思い出したのではないでしょうか。

萬平さんは織田島製作所に100万円の融資をすることにしました。

昭和32年の国家公務員の初任給は約9,000円程度。

現代に換算すると100万円は約2,000万円程度のようです。

とても高額な融資ですね。

しかし、景気が悪くなっていると梅田銀行から指摘されたことを真一さんに注意されます。

だけど、こういう会社こそ助ける必要があり、萬平さんには織田島製作所か伸びるという確信めいたものがありました。

万能調理器が商品として完成したら、それはとても人気商品となるでしょう。

果たして萬平さんの勘は当たるのでしょうか。

 

萬平さんが仕事をしている一方で、自宅では源と幸がムカデのおもちゃで鈴を驚かせ、ウエイトレスの仕事から帰ってきた福子に叱られます。

そのムカデのおもちゃとは、黒豆を糸で繋いで楊枝を刺し、おもちゃだとわかりつつも、本当にムカデのように見えるものでした。

さすが萬平さんの息子としか言いようがありません。

そのムカデのおもちゃを福子から見せてもらった萬平さんもとても驚いていました。

源は色々と工夫するのが好きなようで、福子も、さすが萬平さんの息子だと同じことを言っていました。

いつか萬平さんの仕事を支え、跡を継いでくれるかもしれません。

萬平さんは福子から鈴と子供達の様子を聞いた後、織田島製作所に融資することになったことを福子に相談します。

そして、万能調理器の説明も…。

説明を聞いた福子は、萬平さんが作っていた根菜切断機のことを思い出しました。

萬平さんが作っていたあの根菜切断機が、万能調理器としてこの世に出るかもしれないと思うと、やはり嬉しくなってしまうのは仕方ありません。

萬平さんはまさに先人です。

 

場所は香田家に移り、忠彦さんは1枚の絵を描きあげました。

その画風は以前とは全く異なり、とても素敵な絵で、一瞬で魅了されてしまいました。

忠彦さんの絵が出来上がった報告を受け家族は皆喜びますが、忠彦さんには嬉しいという感情が無くなっていました。

戦地から帰り、絵を描くことができなかった頃は、書けるようになったことを嬉しく思ったのではないかと思うのですが、克子も言うように、忠彦さんは昔から自分の描きたい絵を描くというスタイルでした。

そして今、忠彦さんはもっと違うものを描いてみたいという欲求にかれています。

しかし、描きたい絵がわらない…。

真剣に悩んでいた忠彦さんですが、忠彦さんの言葉は家族の皆の耳には届かず、忠彦さんは可愛い顔して拗ねてしまいました。

そう言えば、忠彦さんが戦地から帰ってきて変わったことに、子供のようにすぐ拗ねるようになったことも増えたのではないかと感じます。

 

場所は立花家に戻り、寝室で布団に横になっていた萬平さんは、理事長を8年続けてこれるとは思わなかったと福子に話し始めました。

そして、織田島製作所の様子を見て、自分も昔は家族だけで物作りをしていたことを思い出します。

泉大津に行った時は本当に何も無く、そこに残された沢山の鉄板と目の前に広がる海だけで塩を作りました。

社員を雇い、会社を立ち上げ、ダネイホンという商品を発明し、ここまできたのです。

回想シーンで塩軍団が出てきましたが、本当に懐かしく感じます。

ただ、懐かしく思う反面こんなことをしていていいのだろうかという思いが萬平さんに過ぎっていました。

理事として人の役には立ってはいますが、萬平さんが言う“人の役に立つ”というのは明らかに違います。

大変だけど楽しかった泉大津でのあの日々…。

「後悔してるんですか?」と福子が問うと萬平さんは何も答えません。

萬平さんは何を思ったのでしょう。

織田島製作所に刺激を受け、自分もやはり物作りをしたいと強く思ったのではないでしょうか。

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