まんぷく 第147話のあらすじ
スーパーや小売店でのまんぷくヌードルの販売を取り止め、特別販売ルートでの販売を始めることにしたまんぷく食品。
息子・立花源と甥であり商品開発部部長の神部茂は、夜勤で働く人々がいる場所に、夜通し営業に出た。
まんぷく 第147話の感想
真一さん、茂、岡さん、森本さん達は、まんぷくヌードルを値引きするべきだと提案をしました。
それに対し、萬平さんは値引きはせず、スーパーや小売店での販売を取り止め、新しい販売ルートを考えると決めました。
新しい販売ルートは、特別販売ルート…“特販ルート”と岡さんが決定し、話し合いが進められることになりました。
萬平さんは、夜中に働く人達がいるホテルやタクシー会社への売り込みを提案します。
その他に、夜中に働く人と言うと、警備会社や警察、消防などがあります。
この頃、夜中に営業しているお店などはありません。
休憩中、お湯だけで食事を取り、片付けの必要がないということは、とっても画期的です。
売り込みとなると営業部では手が回らず、岡さんは商品開発部にも営業を手伝って欲しいと提案しました。
当然のことながら、商品開発を担当している茂は動揺を見せます。
萬兵さんは、特販ルートについて、福子や鈴にも報告をしました。
鈴は、買い手が少な過ぎる、規模が小さ過ぎると意見します。
いつの間にか、鈴もこういったことをすぐに考えられるようになりました。
源と茂は、早速、夜通し営業を始めました。
いつもなら、萬平さんの考えに同意する茂でしたが、今回は萬平さんのやり方には反対でした。
萬平さんの考え方に茂が反対意見を持つのは初めてのことです。
だけど、萬平さんの考えには何か意味があるのだと、茂は営業を続けます。
翌日、どうやったらまんぷくヌードルを食べたくなるのかと福子は考えていました。
意を決し、まんぷくヌードルを片手に外へ出た福子は、ご近所の奥さん達の前でまんぷくヌードルをすすります。
通りすがりの若者達は、そんな福子をカッコイイと言いましたが、奥さん達にはあまり効果はありません。
まんぷくヌードルは、必要な人が買い続けてはくれているようですが、売り上げは落ち、在庫が残っていることから製造をストップせざるを得ませんでした。
夜通しの営業、いつまでこの売り方を続けるのかと福子は問います。
福子は、まんぷくヌードルの売り文句についても考えていました。
そう言えば、ダネイホンもまんぷくラーメンも、印象的な広告を作ったりしました。
この頃には広告などは当たり前ですが、何かしらインパクトあるものがあれば、売れることを萬平さんは知っているはずです。
自宅の食卓にも関わらず、まんぷくヌードルの販売について意見が交わされているところに、幸が帰宅をしました。
幸は学校帰りにボーリングへ行き、夕食も外で友達と済ませてきました。
そんな幸に、女の子なのだからだらしない生活を送るべきではないと萬平さんは言います。
この頃、ウーマンリブ運動(女性解放運動)という活動が活発で、男女平等について大きな声が上がっていました。
萬平さんの言葉はこの時代にはナンセンス。
画期的な商品を作ったと言いながらも、若者のことを萬平さんは知らないと幸は追い討ちをかけます。
萬平さんは、とうとう幸に腹を立ててしまいました。
しかし、鈴がそれを静めます。
鈴は、ケンカするなら自分が死んでからにして欲しいと言い始めました。
鈴は、咲が夢枕に立ってから以降、自分には先がないと思い込んでいました。
家族は皆、縁起でもないと思っているようですが、視聴者はこれからのことを知っているだけに、今は鈴のその言葉を信じ、鈴のために穏やかな生活を送って欲しいと思わざるをえません。
寝室で福子と寝支度をしていた萬平さんは、幸への小言を福子に愚痴をぶつけていました。
そんなところに電話がかかってきます。
電話の主は源です。
なんと!
なにわタクシーに営業に行っていた源と茂は、50ケースのまんぷくヌードルを買ってもらえることになったと言うのです。
まんぷくヌードルは、夜勤で働く運転手達に大好評でした。
茂は営業に出て初めて、まんぷくヌードルを必要な人達と接し、まんぷくヌードルを求められていることを肌で感じることができました。
萬平さんの考えが理解できない茂でしたが、やっと、萬平さんの考えを実感することができたようです。
将来に繋がる50ケース。
小売という方法で、ここからどうやって売り上げを伸ばしていくのでしょう。
福子は、まんぷくヌードルを必要とする購買層が世の中にもっとあるはずだと言っていました。
福子が外でまんぷくヌードルを食べる姿を見た若者達の言葉や幸の存在、売り上げを伸ばすきっかけは若者にあるのではないかと予想をしています。