まんぷく 第146話のあらすじ
まんぷくヌードルが発売された。
しかし、美味しいと評判にも関わらず、売り上げは予想の1/3にしか満たなかった。
社員達は、100円から値引きをするべきだと立花萬平に提案するが、萬平は方針を譲ることはなかった。
まんぷく 第146話の感想
いよいよ最終週。
どれも観納め、聞き納めなのかと思うと、思わず月曜日から目頭がじんわりと熱くなりました。
さて、とうとうまんぷくヌードルが発売になりました。
立花家に電話がかかってきました。
電話の主は、久しぶりの登場の加地谷さんです。
加地谷さんは、まんぷくヌードルを食べて連絡をくれました。
60歳になった萬平さんがこれほどすごいものを作ったことに、加地谷さんは感心していました。
加地谷さんは、萬平さんへの頑張れという言伝の他に、福子にも頑張れとエールを送ります。
加地谷さんも年を取り、その言葉に愛を感じます。
福子は電話を切った後、萬平さんの昔からの友達だったと鈴に報告をしました。
昔からの“友達”?
萬平さんは加地谷さんに裏切られたにも関わらず、憎むどころか、戦後困っていた加地谷さんに手を差し伸べましたが、加地谷さんが萬平さんにしたことはとてもとても酷いことでした。
加地谷さんのせいで濡れ衣を着せられ、憲兵に逮捕された萬平さんは、その後、後遺症で働くことができず、そのせいで鈴に責められたこともありました。
その発端が加地谷さんだと鈴が知ったら何と思うことでしょう。
“友達”という説明にどうも納得することができません
加地谷さんからの電話を切って間もなくすると、野呂さんからも電話がかかってきました。
野呂さんもまんぷくヌードルを食べたと連絡をしてくれたのです。
野呂さんも、頑張れと福子にエールを送ってくれました。
しかし、加地谷さんも野呂さんも美味しいと言うのに、まんぷくヌードルの売り上げは予想の1/3ほどでした。
福子は、まんぷくヌードルが美味しかったと加地谷さんと野呂さんから電話があったことを萬平さんに報告しました。
萬平さんは、そんなに美味しいのに何故売れないのか、頭を悩ませていました。
まんぷくヌードルの発売から2週間。
相変わらず売り上げは伸びません。
福子はスーパーに行ってサクラを装いますが、山積みの商品とは対象的に、100円という高さに売り場には人がいません。
一方で、まんぷくヌードルが売れない原因は自分のデザインのせいだと純也は涙を流していました。
忠彦さんは、純也の気持ちを痛いほど感じていました。
まんぷくラーメンが売れなかった時、忠彦さんも自分を責め、自信を失ったことがありました。
あの時と同様、今回もデザインには罪はないのです。
パーラー白薔薇では、まんぷくラーメンの時同様、100円という正規の価格でまんぷくヌードルがメニューに加えられていました。
しかし、儲けはいらない、萬平さんと福子を助けたいというマスターとしのぶさんの気持ちに反し、注文は入っていませんでした。
鈴の夢枕に咲が立ちました。
咲は、亡くなってから以降、夢枕で登場をしてきましたが、まさか、最終週まで登場することになろうとは予想もしていませんでした。
鈴の入院中、万博で頭がいっぱいの咲は、鈴の心配をせず、鈴を悲しませたこともありました。
しかし今回は、鈴のことを心配してくれています。
鈴は、咲に心配されたことが嬉しかったのでしょう。
まんぷくヌードルや立花家の心配など、自分のことを咲に話し出しました。
そんな鈴に対して咲の口から出てきた言葉は、もう少しでこっちの世界に来るのだから、心配をせず、穏やかな余生を過ごすことを考えて欲しいという内容でした。
予告では、鈴は亡くなってしまいます。
咲から出てきた言葉は、鈴の潜在意識の言葉。
鈴は、自分の死期にどこかで気づいているんですね。
そう思うと、何だかとっても胸が痛みます。
鈴が亡くなる日が来たら、それはそれで大騒ぎになることでしょうが、その前に、社長室でも激震が走っていました。
真一さんや茂、岡さん、森本さんから値引きが必要だという提案がされたのです。
萬平さんは当然それには応じません。
しかしこれでは、100円では売り上げが伸びないどころか赤字にになってしまいます。
萬平さんは、100円で買いたいと思っている人が必ずいると、スーパーや小売店では売らないという究極の決断に出ました。
まんぷく食品は分裂状態。
萬平さん1人では、当然まんぷくヌードルを売ることはできません。
真一さんや茂、岡さん、森本さんの気持ちをまたひとつにするために、萬平さんはどんなことを考えるのでしょうか。