【まんぷく 第28話のあらすじ】
義兄・香田忠彦のアトリエに眠る母・今井鈴。
鍵を開け、そこに忍び寄る影。
立花家・今井家・香田家に危機が訪れようとしていました。
そこに現れたのは泥棒・神部茂。
泥棒に入られたにも関わらず、話を聞き、食事を用意し、朝になると茂を送り出しました。
しかし、またその晩。アトリエに忍び寄る影。
その正体は…。
まんぷく 第28話の感想
鈴が眠る忠彦さんのアトリエに忍び寄る影。
もしかして忠彦さん?と思いましたが、泥棒でした。
その泥棒を見つけた鈴の姿に、初めて武士の娘だと感じました。
誰も気づかないうちにお金を盗まれ、幸せな生活に急に影を落とすのかと思いきや、泥棒を囲む、大人4人とタカ。
泥棒も逃げることなく、神部茂と名乗り、天涯孤独であることも素直に話してくれました。
茂の雰囲気もすごい悪者という感じがしません。
お腹がすいて倒れた茂。
食うことにそれほど困っていたのでしょう。
この時代、生きて帰ってこられることは幸せだったかもしれませんが、生きて帰ってきても、家族も住まいも失われ、生きていく辛さを抱えていた人も多かったことでしょう。
もしかしたら全財産を奪われることになったかもしれないのに、食事の用意をし、立花家・今井家・香田家はとても温かい人達です。
そして、危機感など感じず、萬平さんに任せて寝る面々。
萬平さんが寝ている姿を観た時には、やっぱりお金を持って逃げられたかと思ってしまいましたが、恩返しにと床拭きをする茂は、実は本当はとても情に厚い人間なのではないかと伺うことができました。
しかし、また夜になると鈴が眠るアトリエに忍び寄る影。
鈴同様、茂がまた来たのかと思いきや、今度は忠彦さん!
忠彦さん、何故、玄関ではなくアトリエから入ってきたのでしょう。
自分の家なのだから、どんなに遅くても、正面から入ってきてもいいのではないでしょうか。
忠彦さんが生きて帰ってきて、克子も子供達も本当に嬉しかったことと思います。
そして、福子や萬平さん、鈴も安心したに違いありません。
タカが「ご無事で戻られて…」と忠彦さんに言葉をかけた時には、この子は本当にできた子どもだと思いました。
ここまで長女として克子を一生懸命支えてきたのかもしれませんね。