まんぷく 第29話のあらすじ
アトリエに忍び寄る影。
1日目は泥棒・神部茂だったが、2日目は戦地に行っていた義兄・香田忠彦だった。
しかし、画家である忠彦は戦争で目をやられ、色の識別ができなくなっていた。
戦争が終わっても苦しむ人達。
闇市に行くと、立花福子と萬平はハーモニカを吹く一人の男性を見かけた。
その男性は、萬平が横領の疑いで捕まる原因を作った加地谷圭介だった。
まんぷく 第29話の感想
戦争から帰ってきた忠彦さん。
印鑑作りに勤しむ家族達を見て、自分にも何かさせて欲しいと言うが、戦争に行っていたのだからと、これまでと同様に絵を描いていて欲しいと克子に言われました。
忠彦さんのアトリエは戦争があったと思えないほどとても綺麗ですね。
しかし、忠彦さんは何かを思った様子。
そこからのオープニングテーマでしたが、話が進んでいくにつれて、まさか色がわからなくなってしまったという事実を聞くことになるとは思いませんでした。
話を聞き、鈴はここぞとばかりにまともな仕事に就いて欲しいと言いましたが、忠彦さんの悲しみを一緒に抱えるということはないのだと、残念に思ってしまいました。
前話、第28話で泥棒として現れた茂はここにいさせて欲しいと願い出るも鈴から出ていけといわれる始末。
しかし、大阪帝大卒業という学歴は掘り出し物。
泥棒をしようとはしたけれど、恩返しにと自ら床拭きをするほどの心を持つ人なのですから、無碍にはしたくないものです。
さて、ここで誰があの加地谷さんが大阪に帰ってくると思ったことでしょう。
萬平さんにあれだけのことをしておいて、よく帰ってこれたものだと福子同様に怒りを感じてしまいました。
謝って済む問題ではありません。
しかし、憲兵に捕まったことも、福子との結婚に繋がったのだからと怒ろうとしない萬平さん。
あれだけ苦しい思いをしたのに、どうしていい人でいられるのでしょうか。
しかも、加地谷さんの判子を作り、諦めないで生き抜いて欲しいだなんてどこまで人がいいのでしょう。
以降、加地谷さんは再び出てくるのでしょうか。
福子が鈴のようになってしまうように、加地谷さんはここまでにして欲しいものです。