まんぷく 第55話のあらすじ
爆発がする音を聞いた…そう言って進駐軍がたちばな塩業にやって来ました。
立花萬平、塩軍団、そして小野塚真一、会社の男性は全員逮捕されます。
萬平達は取調べを受け牢屋に入れられました。
一方、会社に残された福子は萬平達を救おうと法律事務所に電話をかけ続けた。
まんぷく 第55話の感想
第54話では爆発音を聞いた進駐軍がたちばな塩業にやって来たところで話が終わりました。
進駐軍はたちばな塩業が反乱を企てていると言います。
当然そんなことあるはずがありません。
しかし、爆発音に心当たりがある高木・野村・堺が次々に手を挙げていきます。
その様子に萬平さんも他の塩軍団も驚きの顔を隠せません。
手榴弾を使ったのは3人。
しかし、たちばな塩業の男性陣は全員逮捕となりました。
誤解だと福子は英語で話すことができません。
ホテルで英語を話していたのが4年前だったとしても、それほど動揺を隠せないことが起こったのです。
なのに、萬平さんはダネイホンの瓶詰めと出荷、塩も専売局にと福子に言い残して行きました。
「こんな時なのに」と福子も言いましたが、本当にこんな時にそのことを思い出した萬平さんのことを「さすが」だと思いました。
発明家の思考回路はなかなか理解し難いものです。
真一さんも逮捕となり、福子と鈴だけではこの状態を解決する方法がありません。
福子は克子に連絡をしました。
克子と忠彦は「しばらく帰らない」と言うとタカに子供達を任せ、泉大津へと向かってくれました。
タカはまだ学生ですが、たちばな塩業で手伝いを任せられるほど立派になり、こうやって家のことも任せられるようになりとても心強いです。
牢屋に入れられた萬平さん達。
魚を獲るために手榴弾を使ったと聞いた萬平さんと高木達以外の塩軍団はとても驚いていました。
塩作りをした後に魚を獲らなければいけなかった高木達にはそうするしか方法がなかったのです。
手榴弾を使い始めたきっかけも魚が獲れず赤津に指摘されたことからでした。
魚が食べれたのだから有り難いと思いたいことろですが、よりにもよって手榴弾というのが本当に問題です。
そんな言い争いを聞いていた牢屋の番兵をしていた大阪弁の男。
外国人のはずなのに大阪弁であることに気がつきます。
確かに見た感じも日本人ぽい…。
彼はカリフォルニア生まれの日系人“チャリー・タナカ”でした。
一通り、塩軍団の取調べが終わり、その次は真一さんでした。
証券会社からたちばな塩業への転職。1人だけスーツ姿であることが逆に何の役割を課されているのかと反乱を大きく疑われるきっかけとなります。
そして最後に萬平さんです。
進駐軍曹長であるハリー・ビンガムは英語で取り調べをしてきます。
萬平さんは英語を喋れるのかしら?そんなことを思っていると、片言ではありますが、問いに答え始めました。
それを聞いてなのか、ハリーは突然日本語を話し始めます。
ハリーは日本語を喋れるようになるまで10年かかりました。
ハリーは侍、芸者、京都や浅草などの日本の文化に興味があったと言います。
それを聞いて嬉しそうにする萬平さん。
しかし、「冗談だ」と言われてしまいました。
日本がいつか敵になることがわかっていたからだと言うのです。
でも本当にそうなのでしょうか。
本当は日本に興味があったんじゃないかと思ったりします。
本当は悪い人じゃない…ハリーに期待を持ち過ぎでしょうか。
そしてハリーは続けます。
戦争に負けて悔しくて反感を持つのは仕方ないが、反逆は良くないと…。
そして、塩作りから幻灯機にかけて過去の仕事の内容を問われるままに萬平さんは答えていきました。
ハリーは言いました、「君は一体何がしたい?」…これ実はとっても大切な言葉なのではないでしょうか。
幻灯機、根菜切断機、判子、塩作り、栄養食品販売…どれも統一性がなく、言われてみれば、萬平さんは何をしたいのかわかりません。
この大切な言葉に萬平さんが気づいてくれるといいのですが…。
一方、会社に残された福子は法律事務所に電話をかけ続けます。
しかし、進駐軍相手に仕事を請け負ってくれる弁護士さんはいません。
それでも何とかしようとする福子。
それを見た鈴は「うろたえてはいけない」と言います。
だけど、武士の娘なのだから落ち着かないといけないと言いながらも、鈴が1番うろたえています。
何とかしなきゃと格闘している福子の方がマシだし、落ち着いたところで何もできません。
この状況、一体どうやって乗り越えられるのでしょう。
助けてくれる人は一体誰なのでしょうか?