まんぷく 第75話のあらすじ
たちばな栄養食品を解散し、立花福子と母・今井鈴は泉大津の会社兼自宅を引き払うと幸田家で居候を始めた。
福子が女の子を出産し皆が喜ぶ中、突然やって来た財務局により会社の売却費用が入金されている福子の口座が差し押さえられてしまう。
それを聞いた弁護士・東太一は、萬平の許可を得ると裁判所に源泉所得税徴収決定処分の取り消しを請求した。
まんぷく 第75話の感想
たちばな栄養食品の設備とダネイホンの製造方法が12万円で売却され、売却費用12万円が福子の口座に入金されました。
しかし、財務局により福子の個人財産は差し押さえられてしまいます。
あまりにも酷い徴収の仕方に太一は国を訴えることを萬平さんに提案しました。
国を訴えるとは具体的にどんなことをするのか。
裁判所に源泉所得税徴収決定処分の取り消しを請求します。
何かしら勝ち目があるからそうするのかと思いきや、勝てるかどうかは太一にもわからず、だけど、抗議の声をあげなければ何も始まらないと言うのです。
国を訴えるとなると萬平さんが心配なのは福子や子供達など家族のことでした。
しかし、萬平さんは塀の中。
その代わりに太一が全力で福子達を守ることを約束をしました。
全ての手続きを任され、訴状を提出した太一は、福子に報告するために大阪へと向かいます。
国を訴えるとなると不安や心配はさらに募りますが、萬平さんが決めたなら覚悟すると福子いつもと変わらず萬平さんを信じていました。
福子は、大阪のホテルに宿泊する太一を送った帰り道、偶然、牧さんと恵さんに会うことができました。
歯科の休診日。
子供を牧さんの母親に預け、2人で逢い引きをしていたそうです。
福子達は一軒のお店に入り、食事を取ることにしました。
そこでライスカレーを運んできた人物は…野呂さん!
まるで幽霊でも見たかのように驚くあまり福子は挙動不審になります。
大阪東洋ホテルが進駐軍に世襲され、職場を失った野呂さんは自分のお店を持っていたのでした。
牧さんと恵さんはいつから知っていたのでしょう。
恵さんをちっちゃい歯医者に取られたと言う野呂さん。
相変わらず牧さんと野呂さんは憎まれ口を叩きながらも仲良しで、何だかホッとします。
こうやって集まっていると、福子はある日のことを思い出しました。
萬平さんが憲兵に捕まった時、牧さん・恵さん・野呂さん・ハナ・トシ、皆が福子の味方になってくれました。
しかし、集まる時はいつも萬平さんはまた捕まっている時…。
だけどやっぱりあの時と同じで誰も萬平さんが悪いだなんて思っておらず、今回はGHQと財務局が酷いと皆思っているのです。
ここから財務局はもっと酷い行動に移ります。
太一が不在の東太一法律事務所に財務局の家宅捜索が入り、所得に関する強制調査が行われることになりました。
進駐軍の命令は仕方ないにしてもあまりに酷い!
理不尽にも限度というものがあります。
太一までもが封じられてしまったら、萬平さんと福子はこれからどうしていけばいいのでしょうか。