まんぷく 第82話のあらすじ
万能調理器を開発する織田島製作所と出会った立花萬平は、万能調理器が絶対売れると信じ、100万円の融資をした。
その日を境いに、萬平は定時になると退社するようになった。
子供の顔を早く見たくて帰宅しているのではないかと言われるが、萬平は福子に残業と嘘を吐いてある場所に行っていた。
まんぷく 第82話の感想
福子の親友のトシちゃんから相談を受けて萬平さんは織田島製作所と出会い、万能調理器の開発のために100万円を融資することにしました。
その万能調理器とは、過去に萬平さんが作っていた根菜切断機ととても似ていました。
それだけでなく、織田島製作所は家族3人で経営をしており、その様子は萬平さんが泉大津で過ごした生活ととても似ていました。
知人の町工場を助けて欲しいとトシちゃんから相談を受けたにも関わらず、萬平さんは織田島製作所との出会いに感謝し、トシちゃんにお礼をして欲しいと福子に言います。
そして、シちゃんは、織田島製作所を助けてもらい、萬平にお礼をして欲しいと福子に言います。
お互いがお礼を言い合うというとても不思議な状況すが、萬平さんと織田島製作所は出会うべくして出会うことができました。
さて。
織田島製作所と運命の出会いを果たした萬平さんですが、真一さんが理事長室を訪れると、定時退社をしていました。
最近の萬平さんは定時に退社すると秘書の望月綾から聞かされます。
綾は、家に帰って子供の顔を見たいのだろうと言います。
それを聞いた真一さんは、源が黒豆でムカデを作り、さすが萬平さんの息子だと言われたことが嬉しかったのだろうと言います。
気づいた視聴者はこの時もう気づいた人もいるのではないでしょうか。
「萬平さんは織田島製作所に行っているに違いない」と…。
夕食の準備をしている立花家には、やっぱり萬平さんの姿はありませんでした。
そんな立花家に世良さんがやって来ました。
8年ぶりの世良さんは何ら変化を感じない雰囲気でしたが、半年に1回アメリカに大豆を輸入しに行くほど成功し、結婚もして5歳になる息子をもうけていました。
世良さんは度々アメリカを訪れていながらも英語を使うことができず、身振り手振りで貫き通しているそうです。
世界さえもそうやって渡あり歩けるあたり、さすが世良さんだと感じます。
世良さんは今回の渡米でマリリン・モンロー出演の「7 Year Itch」を観てきたと自慢げに福子達に話をしました。
「7 Year」まではわかりますが、「イッチ」という言葉にはてなマークが浮かびます。
この映画を観たり知っている人にとっては何ら気にする部分ではないかとは思うのですが、「The 7 Year Itch」で「7年目の浮気」というのが日本語のタイトルだということを初めて知りました。
「7 Year Itch」と聞いて英語堪能の福子がわからなかったのは、「Itch」と「浮気」が結びつかないのと、「7年目の浮気」として2年前に映画を観ていたのでピンとこなかったのかもしれません。
立花家にやって来た世良さんは、本題の萬平さんの居場所を福子に確認します。
ここのところ、萬平さんは残業で21時を過ぎないと帰ってきていなかったようです。
しかし、世良さんが組合に電話をすると萬平さんは定時であがっていました。
残業だと誤魔化すのは女ができたのだと世良さんは脅かします。
今週の予告を観た時に、「16年目の浮気」というフレーズが流れたのはこのことだったんですね。
残業をしていなことを知られたともも知らず萬平さんが帰宅すると、玄関で三つ指をついて福子が待っていました。
福子の目つきが何とも恐い…。
しかし、もっと恐いのは鈴です。
鈴はピンと背筋を伸ばし、萬平さんに目の前に座るよう促します。
福子の代わりにどうして帰りが遅いのかと尋ねると、萬平さんはこれまでのように残業だと言いますが、そんな嘘はもう通用しませんでした。
ストレートに女ができたのかと鈴は問います。
萬平さんは当然驚きます。
そんなことはしていないけれど慌てる萬平さんを見て、福子は萬平さんの手が真っ黒に汚れていることに気がつきました。
福子はそれがどういうことなのかすぐにわかったのでしょう。
萬平さんは、まさかというか、やはりというか、織田島製作所で万能調理器の開発の手伝いをしていました。
自分が発明した根菜切断機が時を超え、新しい機能を増やし商品となるであれば黙っていられるはずがありません。
理事長は町工場で働き、理事長婦人はパーラーで働き、鈴は呆れ返ります。
翌日、福子はこっそりと織田島製作所を訪れ、工場の中を覗きます。
そこには生き生きと目を輝かせた萬平さんがいました。
こんなに生き生きした萬平さんを見たのはいつぶりでしょう。
福子はそんな萬平さんを見て複雑になります。
福子はいつでも萬平さんの1番の応援者でした。
萬平さんが物作りをすることが好きなことも1番に知っています。
このまま理事長として働いていていいのだろうかと福子も思ったのではないでしょうか。