まんぷく 第80話のあらすじ
立花萬平が池田信用組合の理事長になって8年。
萬平はすっかり理事長の顔になり、理事長としての職務をこなしていた。
福子は家事と育児の合間にウエイトレスとして働いていた。
福子が働くパーラー白薔薇に女学校時代の親友・桑原敏子が訪れてきた。
敏子は知人の町工場を萬平に助けて欲しいと福子に相談する。
まんぷく 第80話の感想
萬平さんが池田信用組合の理事長を引き受けてから8年…
8年も時が進みました。
思わず「8年!?」と声に出すほど。
今週の予告を見た時に、随分とハイカラな様子だと思ってはいましたが、これで納得です。
昭和32年10月。
福子と萬平さんは池田に移り住んでいました。
門構えからして立派な家に、萬平さんがどれだけ成功しているのか様子がわかります。
上半期の決算報告をする萬平さんはすっかり理事長の顔になっていました。
8年…萬平さんは発明をせず理事長として働いてきたのでしょうか。
しかし、8年経てど燕尾服は着慣れておらず、理事長室にもほとんどいることがないそうです。
理事長室にいないだなんて…、もしかして発明してるのでは?と思いましたが、組合員の企業を回って支援をしたり、新規の融資先を開拓したりと、しっかりと理事長の職務をこなしていました。
今は金融の素人とは言えないかもしれませんが、昔から経営に疎い萬平さんは、真一さんに金銭面を任せているようです。
しかし、景気が悪くなってきているようで、「油断しないでください」と梅田銀行から念を押されます。
この8年、何もなかったわけではないと思いますが、景気が悪くなっているということが、萬平さんが苦しむことに繋がらなければと願うばかりです。
8年経った福子は何だか居心地悪そうに歩き、パーラー白薔薇というお店に入って行きました。
福子は、パーマをあてたことに居心地悪かったようです。
そして、このパーラー白薔薇でとても愉快そうな川上アキラ・しのぶ夫婦と一緒にウエイトレスとして働いていました。
川上夫妻を観ていると、清香軒の三原夫妻もとても明るくいい人達だったことを思い出します。
福子は出会う人出会う人に本当に恵まれています。
それにしても、しのぶ役の牧瀬里穂さん、連続ドラマへの出演は10年ぶりのようですが、相変わらず綺麗で演技力も落ちておらず、本当に素晴らしい女優さんだと改めて感じました。
そんなパーラー白薔薇に、久々に登場の福子の親友のトシちゃんがやって来ました。
トシちゃんは福子に相談があり訪ねてきました。
トシちゃんの知り合いの町工場を萬平さんに助けて欲しいという相談です。
友人に相談するにはなかなかヘビーな相談ですが、福子も泉大津ではハナちゃんの旦那さんにお金を貸してもらったりと、福子とハナちゃんとトシちゃんは女学校時代のただの友人で終わらず、それぞれの存在を本当に大切にしていることが伝わってきます。
萬平さんが憲兵に捕まった時も、ハナちゃんとトシちゃんがが懸命に福子を支えてくれたこともそういうことなのではないでしょうか。
パーラー白薔薇を訪れる前に福子の家に寄ったトシちゃん。
トシちゃんはそこで鈴から福子がパーラー白薔薇で働いていることを教えてもらいました。
鈴は福子がパーラー白薔薇で働いていることを教えたことを恥ずかしく思っていました。
今や福子は池田信用組合の理事長婦人。
お手伝いさんを雇えるほど裕福な暮らしをしているようですが、福子は家事や育児を終えるとやることが見つからず、働きに出るようになったようです。
でも、鈴は、理事長婦人が働くことに不満というよりは、福子が家事をやるから自分も家事をしなければいけないというのが不満のようで、福子が外に出て働いていることは二の次のように感じます。
そんな愚痴を鈴は香田家で漏らします。
8年の月日は香田家にも変化を与えていました。
茂とタカは結婚し、茂とタカは香田家で同居をしていました。
忠彦さんも絵が高く売れるようになり、重之と学は京泉大学に通わせることができるほどになっていました。
時間・場所は変わり、立花家の夕食のテーブルで、福子はトシちゃんから相談されたことを萬平さんに話します。
トシちゃんの知り合いの町工場は、今まで世の中にない道具を作りたいと思っているという話を聞いた萬平さんは、キラリと目を輝かせました。
翌日、萬平さんは真一さんと一緒に町工場・織田島製作所を訪れます。
池田信用組合の理事長の依頼を受けた時に、萬平さんと福子の運命を変えるとナレーションの芦田愛菜ちゃんは言っていたのですが、なんと、小田島製作所との出会いも大きく運命を変えると言うのです。
どんな風に運命が変わってゆくのかこれは楽しみでなりません。