まんぷく 第83話のあらすじ
残業だと嘘を吐き、織田島製作所で万能調理器の開発の手伝いをしていた立花萬平。
生き生きとしている萬平を見て、福子は複雑な思いになっていた。
そして義兄・小野塚真一や秘書・望月綾は、織田島製作所に入れ込んでいる萬平のことが心配になっていた。
まんぷく 第83話の感想
残業だと嘘を吐いて定時退社をし、織田島製作所で万能調理器の開発を手伝っていたことを萬平さんは福子に知られてしまいました。
もう隠すことはできず、萬平さんは真一さんにも本当のことを話します。
真一さんは、萬平さんはそういう人だと納得はするも、万能調理器を嬉しそうに見せられると複雑そうな顔をしました。
萬平さんが織田島製作所に行っていたことは、世良さんが信用組合に電話をし、定時退社をしていることで知ることになりました。
福子は、織田島製作所で生き生きとしている萬平さんを見て複雑な思いを抱えていました。
理事長という役職は聞こもよく、さらに尊敬もされているけれど、萬平さんは家族のために物作りをしたい気持ちを押し殺しているのではないかと福子は心配だったのです。
世良さんは、萬平さんは趣味を見つけただけで、自分の立場を理解し理事長職を全うするに決まってると言うのですが、これまでも世良さんの思うように萬平さんが行動した試しが無かったような気がします。
まさかと思うのですが、理事長を辞めて、織田島製作所に就職するということはないでしょうか…。
しかし、萬平さんが張り切っている他所で、織田島製作所への融資を打ち切るようにとと梅田銀行から電話がかかってきます。
その電話を受けた真一さんは、ここで打ち切る方が損だと、萬平さんの言葉を代弁しました。
きっと、梅田銀行からの電話のことを伝えに理事長室に向かったのでしょう。
萬平さん不在の理事長室で、萬平さんは工場の話をする時は嬉しそうだけれど、入れ込み過ぎではないかと秘書の綾から心配な声も聞きます。
理事長でありながらも、工場を手伝ったりする庶民的なところは確かに好感度は高いかもしれませんが、ひとつの会社や工場に入れ込み過ぎるというのは公平さが疑われないかと不安になってしまいます。
将来性のある会社を助けるのが組合の役目だと真一さんは綾に言いますが、果たしてそれは真一さんの本音なのでしょうか。
萬平さんが織田島製作所を手伝っているという話は香田家でも話題になり、その話を聞いた茂は萬平さんがどこの町工場を手伝っているのか目を輝かせていました。
茂は再就職した後も萬平さんを手伝いたいと言ってたのです。
茂を萬平さんに取られてしまうと、吉乃はタカに子供を急かします。
年末最後の予告で、「私達もそろそろ…」とタカが言ったのはここに繋がるのですね。
福子は、再び織田島製作所を訪れます。
源や幸が早く帰ってきて欲しいと言っていることを伝えようとすると、その言葉を遮る人影が現れました。
茂でした。
萬平さんは、帰ることができないので、子供達に先に寝るように伝えて欲しいと福子に言います。
そう言えば、源が生まれた時も、萬平さんは育児を全て福子に任せ、家庭を顧みることがない時期がありました。
これではあの時の二の舞です。
しかし、織田島製作所の妻・久美子から助かっているとお礼を言われると、萬平さんに強く言うこともできません。
織田島製作所との出会いは、萬平さんにとって運命的なものでしたが、それが何かを壊すことにならなければと心配や不安が募ってしまいます。