【まんぷく 第86話のあらすじ】
万能調理器のために立花家の家と土地を担保に入れることが家族会議で決まった。
いよいよ、萬平は梅田銀行と資金援助について話し合いをすることになった。
しかしやはり、梅田銀行の喜多村はいい顔はしなかった。
萬平さんは、喜多村を織田島製作所へ連れて行き、実際に万能調理器を見てもらうことにした。
まんぷく 第86話の感想
織田島製作所の万能調理器を商品化するために、萬平さんは家と土地を担保に入れたいと福子に頭を下げました。
福子は萬平さんのお願いを受け入れました。
自宅を担保にすると聞き、真一さんは驚きます。
真一さんは、福子と鈴は受け入れたのかと聞きます。
福子は受け入れてくれました。
鈴は、“渋々”受け入れてくれたそうです。
しかし自宅では、納得していないと鈴は声をあげていました。
福子が萬平さんを信じて欲しいと言うから、万能調理器は売れると言うから、“渋々”受け入れたようですが、どうも“渋々”という感じではないようです。
だけどそれでも受け入れることにしたのは、道頓堀の母のところで占ってもらっていたからでした。
道頓堀の母のところで言われたのは「雨降って地固まる」。
けして悪い結果ではありません。
ただ、「雨が降る=悪いこと」、「家を担保に入れる=悪いこと」と鈴は思ってしまうのです。
だけど、地固まるのであれば、この雨も悪いものではありません。
そしてまた、萬平さんは「大器晩成する」と言われてきたのです。
今でも十分理事長として成功しているのに、まだ成功するということは万能調理器の成功ぐらいでは終わらないということかもしれません。
だけど鈴は、「理事長=成功していない」とマイナスにしか考えられないのです。
福子も克子も楽天家な女性です。
心配性の鈴から生まれてきたのが謎で仕方ありません。
そんなところに克子とタカがやって来ました。
梅田で買い物をし、くじを引くとおもちゃが当たったので、源と幸のために持ってきてくれたようです。
心配な出来事は香田家でも起こっていました。
忠彦さんが女性をモデルに美人画を描き始めたことを福子は知りませんでした。
相変わらず、忠彦さんは奈保美とアトリエに篭っているそうです。
タカは忠彦のこともですが、正直にならない克子のことも心配している様子。
克子はも相変わらず、奈保美のことを「そんなに美人じゃない」と強がっていました。
だけど、忠彦さんが奈保美を気に入っているとタカから聞き、焦った表情を見せます。
奈保美はどんどん淫らになっており、克子は砂糖と塩を間違うほど本当は上の空でした。
季節が進むにつれ、確かに奈保美は薄着にはなっていますが、どれも素晴らしい絵で、自宅に1枚欲しくなるほどです。
しかし、鈴にとっては香田家の問題は大したことではありませんでした。
福子に止められそうになっているのに家と土地を担保に入れたことを話そうとします。
それに張り合うように克子とタカも話し出します。
鈴と克子とタカはもう会話になっていませんでした。
タカは帰り際、克子は楽天家じゃないと言い放っていきます。
そろそろ克子の心配もしっかりとしていかないといけないかもしれませんね。
夜、鈴が子供達に読み聞かせをしていると萬平さんが帰ってきました。
萬平さんはとても疲れていました。
翌日には梅田銀行の喜多村さんが組合に来るそうです。
立花家の家と土地を担保にするという具体的なことまでは、まだ梅田銀行には報告がされていないようで、理事長の家が担保だと知られたら断られるのではないかと萬平さんは心配になっていました。
そして、喜多村さんが組合の経営状況と融資計画を確認にやって来ました。
内容によっては資金援助が打ち切られてしまいます。
池田信用組合が物件を担保に入れたいということは梅田銀行にも報告されていました。
ただやはり、誰の物件なのかということが問題になっていたようです。
喜多村さんは立花家の家だと知ると、結果を出せなかったら理事長自身の家も土地も取り上げられ、組合は経営が良くなく、融資がずさんだと思われても仕方ないと厳しく指摘をしました。
だけど、萬平さんには自信があったようです。
萬平さんと真一さんは喜多村さんを連れて織田島製作所に向かいました。
万能調理器で作ったりんごジュースを飲んでもらいます。
喜多村さんはとても満足そうです。
さらに、みじん切りの様子を見せると、喜多村さんはとてもビックリしていました。
万能調理器は1台で3役。
喜多村さんはそのことを知ると、織田島製作所見渡します。
そう。この小さな町工場でこんなに画期的なものを作っているのです。
刃物メーカーだからできた今までにない商品。
でも、北村さんの個人的な感動で資金援助するかどうかの判断になるのでしょうか。
そんなことを思っていたら、なんと!、梅田銀行から資金援助がされました!
思いのほかとんとん拍子です。
万能調理器を商品化できるだけではありません。
他の組合員にも融資ができるのです。
萬平さんと喜多村さんは屋台でお酒を酌み交わします。
「これからも一緒に頑張りましょう!」、喜多村さんの言葉にほっとします。
福子も、家と土地が担保に入りながらも、萬平さんの夢が叶うことが嬉しく笑顔になっていました。
でも、確か予告では、福子は不安だと涙をしていたような…。
やっぱりそう簡単にうまくはいかないのでしょうか。