【まんぷく 第87話のあらすじ】
梅田銀行から池田信用組合への資金援助が決まった。
池田信用組合から織田島製作所にも300万円が融資された。
織田島製作所は、融資金で工場を借り、万能調理器が商品化する準備が整った。
しかし、再び組合を訪れた梅田銀行の担当者から思いもしなかったことを告げられる。
【まんぷく 第87話の感想】
梅田銀行からの資金援助が決まりました。
でも今週のタイトルは「あとは登るだけです」…。
ここから1度落ち込むということを感じさせるタイトルです。
池田信用組合の資金援助が決まったのに、何故か喜多村さんまでもが大喜び。
万能調理器に魅了された喜多村さんはそれが商品化になることが嬉しかったのでしょう。
萬平さんと喜多村さんは屋台で祝杯をあげとても楽しそうですが、深酒になっているのではないかと心配です。
梅田銀行から池田信用組合へ資金援助、そして池田信用組合から織田島製作所には、なんと!、300万円の融資がされました。
300万円という大金にびっくりし、思わず声をあげてしまいました。
織田島製作所は融資を受け、万能調理器を製作のための工場を借りました。
量産していくためには広さが必要です。
いよいよ万能調理器が商品化する準備が整いました。
立花家の朝の食卓では、家族皆が笑顔です。
何かと波乱が多いので、こういったシーンはホッとします。
早食いする源。
そんな源を見て鈴は、「早食いは損」と言います。
以前、みかんを剥かずして房を数える方法を教えてくれましたが、今回もなかなか深い教えです。
早食いはさもしい人間。そういう人にはお金は回ってこないと、鈴は祖母から教えてもらったのです。
余裕のある人のところにこそお金も回ってくる意味なのでしょう。
そんな話をしているところに、タカから電話がかかってきます。
今日も朝早く奈保美が来ると、忠彦さんはアトリエのカーテンを閉め篭ってしまったそう。
そんな忠彦さんの行動に克子は挙動不審になってしまい、福子に助けて欲しいという内容でした。
電話を切ると、克子はタカにアトリエの様子を見に行くように言います。
タカが断ったので、吉乃がお茶を持ってアトリエに行くことになりましたが、吉乃がアトリエに入ると、上半身裸になった奈保美の背中を忠彦さんが描いていました。
なんとセンセーショナルなことでしょう。
忠彦さんはモデルを終えた奈保美を見送り居間に行くと、克子・タカ・吉乃・福子・鈴の女性陣が待ち構えていました。
吉乃は仕事どころではなく、休みを取ったそうです。
忠彦さんは絵を描くことに集中をしていて、吉乃が湯呑みを割ったことに気づいていませんでした。
皆を代表して福子が、本当に裸の絵を描いていたのかと忠彦さんに確認をします。
忠彦さんは後ろ姿だけだと言いますが、女性陣にとって問題なことは後ろ姿よりも裸であることです。
忠彦さんは裸だったと仕方なく認めますが、自分は職業画家であり、裸の絵を描くことは画家には珍しいことではないと言います。
克子は、忠彦さんが女性をモデルにしていることを本当はよくは思っていません。
それが裸となれば動揺するのは当然。
裸の絵を描くなら先に言って欲しいと克子は言います。
忠彦さんは明日も描くと言いますが、そう言われても心から受け入れることは難しい…。
克子は気がつきました。そもそも外から他の人を呼ばないで自分を描けばいいのではないかと。
すると福子を除く女性陣が次々に自分もモデルになると言い出します。
克子と鈴は裸になってもいいとさえ言い出します。
でも、忠彦さんにとっては女性なら誰でもいいというわけではありません。
同じポーズを続けるという大変なことを生業とするプロでなければいけないのです。
とやかく憶測をするのならば鈴であろうと怒ると、忠彦さんいつもよりきつい口調で女性陣を一喝しました。
さて、これで女性陣は納得することができたのでしょうか。
ただ、これ以上、忠彦さんもエスカレートしなければいいのですが…。
香田家が大変な中、池田信用組合の理事長室では、萬平さんと真一さんが平和な朝を迎えていました。
そこに融資課の矢野さんという人を連れて喜多村さんがやって来ました。
人事異動が決まり、喜多村さんは池田信用組合の担当から外れることになってしまったのです。
そして、次の担当になったというのが矢野さん。
今回の人事異動は、梅田銀行の方針が変わったことに伴うものでした。
その変更とは…池田信用組合の資金援助を終了。
さらに、今までの貸付も回収するという、随分と強引な方針に変更でした。
予告で立花家に数人の男性が来ていたのは、担保の精査ではなく差し押さえだったのですね。
万能調理器は成功する商品なのでしょう。
しかし、まだ結果が出ていないので、返すことのできるお金はありません。
これでは有無を言わさず立花家が取られてしまいます。
萬平さん、この危機をどうやって乗り越えるのでしょうか。