私たちはどうかしている4話あらすじネタバレ
椿(横浜流星)の真っ直ぐな会いの告白と率直な問いに、七桜(浜辺美波)の返事は、自分を「花岡七桜」だと言い通し、自分の正体を隠し続けることに。
「私たちがもしぐ普通に出会っていたら」と七桜は思います。
それに対し、「全部、俺のものにしたいくらい今お前がいとおしい」と言い、七桜にキスをした椿(横浜流星)。
その後、七桜と椿は男女の関係になりました。
一向に光月庵から出ていこうとしない七桜に苛立ちが日に日にピークに達していく今日子(観月ありさ)。
そこで、七桜に大事な得意先にお茶を出すように命じます。
七桜が椿から渡されたかつて七桜の母、百合子(中村ゆり)が着ていた光月庵の従業員の制服。
椿は七桜を信頼して、その服を渡しますが、今日子はそれが気に入りません。
七桜は周りに、「お茶をお取替えしましょうか」と気遣ったつもりで声を掛けてしまいます。
それは、来客に対して、「出ていけ」という意味。
作法を試す嫌がらせで、案の定、「住む世界が違う」と罵倒されてしまいました。
七桜の上着を無理やり脱がす今日子が赤い口紅をつけていたことで、七桜はパニック障害が起きてしまいました。
赤い口紅は、七桜が椿が言った父親殺しの犯人が、七桜の母だと警察に告げたことで、百合子を失うきっかけとなった椿の色だからでした。
椿の父、樹が殺された時、椿の花が咲いていて、血がついていました。
そのトラウマは七桜にとってパニック発作を引き起こすほど心の傷を植え付けたのです。
そんななか、七桜や椿、他の従業員たちが見ていないところで実は今日子の協力者だった従業員の城島(高杉真宙)。
七桜を和スイーツに誘い、出かけると、そこで、和菓子への情熱を話し、2人の故距離は縮みます。
しかし、それは七桜に対し、「味方」のふりをし続けている城島の罠。
実家の和菓子店の名物、わらび餅があると言って、七桜を従業員部屋へ連れていった城島は七桜に接近。
さらに、両親を喜ばせる跡継ぎになりたいともこぼします。
「椿とだと幸せになれません、俺となら違うでしょう」という椿。
そこへ、椿が異変に気付いて駆け付けたことで事なきを得る七桜。
悪びれもなく、「済みません、俺、七桜さんが好きなんです」としれっと答えた城島。
七桜は城島が自分を本心で好きでないことは見抜いていました。
「だとしたらもっと質が悪い」と椿は七桜に忠告。
翌日、なんと城島は急に光月庵を退職するかもしれないことを七桜に話しました。
城島の嘘の姿にまだ気づかない七桜は、解雇しないでほしいと周囲に頼んだことで、城島の本性を見抜いた勘の鋭い椿とは、ぎくしゃくしてしまいます。
実は城島が辞めるというのは真意ではなく、椿と七桜の仲を引き裂くための芝居。
城島の異変に気付いた従業員の一人の山口(和田聰宏)。
七桜は城島が借金取りに追われている現状を知ります。
「病気の父のため、借金をしており、父のわらび餅を作れない自分は、店を開けられない」と話す城島。
しかし、父はとうの昔に亡くなっています。
なんとか、実家の店を再開してほしい七桜は、城島が何か隠していると徐々に勘づいて・・・。
思わず心配して声をかけると、城島は、光月庵を本当は恨んでいて、実家の和菓子屋が椿たち光月庵が関わったことで店を潰されたことを知るのでした。
椿は多喜川を通して、城島一家のつらい過去を探りました。
以前、その催事で注目を浴びた椿ですが、その時、多喜川は能登の小さな店「しまや」を推薦していたことを話します。
「しまや」の名前を聞き、ピンとくる椿。
実は、「しまや」は城島の実家で、そのこともあって城島は椿に憎しみを抱き、今日子と手を組んでいたことが発覚。
存命で入院している城島の母、昭子を訪ね、その「扉」を開けます。
城島一家は、デパートの催事でわらび餅を出店するはずでしたが、誰かに妨害されました。
その妨害は、今日子が関係していました。
そこへ、同じ催事に参加した椿から嫌味を言われたことや、椿の和菓子が評判だったことが椿への恨みに関係していました。
七桜は城島の父が存命だと思っていて、わらび餅づくりに精を出しますが、城島からは、「小さな店をいつか持ちたい、和菓子を多くの人に食べてほしい」というのは七桜のエゴだと抗議。
2人の間に亀裂が・・・。
椿は多喜川(山崎育三郎)の紹介で、投票で1位になったら、全国で和菓子が売り出される百貨店への七夕催事の出店が許可されることに。
椿は、城島の長年の悩みである借金を返済、音羽百貨店の催事で出すお菓子の権利は本来、城島にあり、かつての自分は城島の和菓子の美味しさに嫉妬していたからこそ敢えて皮肉を口にしたことを告白。
しかし、城島は「あんなことしておいて」と、家族をばらばらにされた憎しみを椿にぶつけます。
それでも、椿は「これは七桜のためでもある、七桜を傷つけたくない」と答えると去っていきました。
光月庵のお菓子が音羽百貨店の七夕フェアで出されるはずですが、七桜による、城島の父がかつて作ったわらび餅が出されることになりました。
今日子はそのことを富岡(岡部たかし)から知って益々、七桜への憎悪を抱くのでした。
そこで、城島に再びお金を渡して、さらなる妨害に挑みます。
椿との結婚を破棄された長谷栞(岸井ゆきの)は、七桜の素性について新しい見合いの席で事実を聞いてしまいます。
名家の小松屋が相手に決まります。
栞は姉たちと共に音羽百貨店の催事に行こうとしますが、父から強引にお見合いに参加することを強いられてしまいました。
その夜、今日子は城島に、七桜が一生懸命作ったわらび餅を台無しにするよう頼みました。
しかし、城島はせっかくのわらび餅が台無しになるのが辛くて、ためらいます。
そこで、今日子が自らわらび餅を催事に出せないようにしたようにしたのです。
案の定、翌朝にわらび餅は出店できないものとなり、困惑する従業員たち。
今日子は別のお菓子を他の従業員、富岡に最中と夏のお菓子を作らせて配ります。
七桜は一度、台無しになる寸前だったわらび餅を富岡が作って入れました。
さらに、富岡が作ったのは夏のお菓子だけで、七桜と椿が七桜の悪事を予測した上で、今日子が台無しにしたわらび餅は失敗したダミーでした。
椿は最中の中に本物のわらび餅を入れた上で、音羽百貨店の七夕イベントに今日子が疑いもせず持っていくように仕向けたのです。
そのわらび餅入り最中は大反響。
椿は、「しまや」のわらび餅として、過去の城島のトラウマを拭い去ったのでした。
そこへ、催事を見に来ていた多喜川が今日子に声をかけます。
「なぜあなたが花岡七桜を光月庵から追い出したがっているのか」と意味深な言葉で今日子を挑発する多喜川。
その頃、七桜は結婚式に向けて得意先の女将から、白無垢を用意してもらいますが、帯などが赤だったことでトラウマが蘇りました。
思わず具合が悪くなって床にひざまずきますが、七桜は誤魔化します。
一方で、両親と共にお見合いをしていた栞は、お見合い相手から、「花岡七桜は人殺しの娘」という心無い言葉を聞きました。
光月庵に嫁がなくて、良かったというお見合い相手。
その言葉に疑問を感じる栞。
そして、七桜は、以前、自分を「母」だと偽って助けてくれた多喜川の知り合いの小料理屋の女将、夕子(須藤理彩)からもらった名刺を何者かに奪われていることに気付きました。
それを奪ったのは、案の定、今日子でした。
今日子は夕子の店を訪ね、次の「花岡七桜を破滅させる」作戦に出ます!
七桜の正体が栞にも発覚しそう?!さらに、七桜の実母、百合子が綴ったもう一つの娘への「新事実」と書かれた手紙が来週、明らかに!
私たちはどうかしている感想・みどころ
今日子はどこまでも七桜と椿をじりじりと追い詰めます。
和菓子屋の女将にもかかわらず、七桜に指摘されたように、お菓子を大切にしていません。
あんな簡単に想いがこめて作られたお菓子を一瞬で台無しにしようとする心の醜さは、彼女自身も、城島のように和菓子への隠された毛嫌いする気持ちがあるのではないでしょうか。
多喜川との因縁関係が明かされていませんが、来週、2人の絡みも気になりますね。
今回は、城島(高杉真宙)にスポットを当てたストーリーでした。
城島が根は、七桜と同じく優しさがあり、今日子に都合よく利用されていたことや、椿の発言や、何者かの妨害で、家族が引き裂かれたことで心が屈折。
城島もある意味、被害者のような気がします。
しかし、椿の粋な計らいで、彼自身の椿への憎しみなどが消え、七桜と再び、和菓子製作に純粋に取り組めるようになって良かったですね。
光月庵の従業員の中には、富岡(岡部たかし)のような今日子の「洗脳」から逆らえない従業員もいますが、山口(和田聰宏)のように良心ある従業員もいたことが救いでした。
椿は七桜を傷つけない為に城島の心も変えました。
栞は父の抑圧的環境から抜け出せず、相変わらず不憫でなりません。
栞もまた、「長谷家」の束縛や、昔ながらの考えを持つ父と自立の意味で決別し、本当の自分を取り戻してほしいですね。
ですが、七桜の母、百合子が「人殺し」であることをお見合い相手から知って、彼女もまた七桜と椿にとって誤解から敵になるのか来週が楽しみです。