南くんが恋人?!2話あらすじネタバレ
約束していた待ち合わせ場所の公園に現われた南浩之(八木勇征)はなんと15㎝の身長になっていました。
「ほんとうにみなみくん?なんで?なんでこんなことに?」
「わかんねぇよ。試合が終わって待ち合わせ場所に向かおうとしたら車にはねられそうになって…気が付いたらとにかく小さくなってて。小さいし裸だし何もかもでっかいし。ちよみと約束しているから。ここまでとにかく来た。」
「そうなんだ」
「それにちよみに会いたいと思ったし、めちゃくちゃ会いたかったし!」
「で?どうするのこれ、救急車とか警察とか病院とか」
「うん、でもだからってこのままじゃ…」
「いやだ!誰にも見られたくない!ちよみ以外いやだ!」
ちよみはすぐ、小さくなった原因をスマホで検索しますが、参考になるものはありません。
南の恋人、堀切ちよみ(飯沼愛)は、南をポシェットに忍ばせて無事、帰宅します。
「もうすぐだからね南くん!」
そこへ、手芸店の店主で、久子(室井滋)とすれ違いました。
「誰と話してる?」
ちよみは、39度のお風呂くらいのお湯をマグカップに入れます。
ちよみは浩之を匿うため、子供のころに遊んでいたドールハウスを取り出しました。
人間の服が切れなくなった浩之に、とりあえず、人形の服を着せます。
「南くん可愛い」
「この状況でよくそんなこと言えるな。」
「ごめんって。触って良い?優しくするから・…ツンツン」
「もういいだろ!男が可愛い可愛いって言われるとむかつく。」
浩之はちよみの自撮りに付き合い、楽しそうにはしゃぎます。
夕飯は、一口サイズのうどん。
「今日のところはごめん。これで許して。」
「なんでちよみが謝るんだよ。」
「そうだけど」
浩之は憑かれて眠ってしまい、同じベッドに彼を寝かせる、ちよみなのでした。
ふと、ちよみは浩之の母が難病で入院していた日を思い出しました。
「非常に興味深い…」
浩之は母の病気を珍しがる医者の胸倉を掴んだのでした。
「興味深いってなんだよ!ふざけんな!」
母の楓(木村佳乃)と祖母の百合子(加賀まりこ)は、そんなちよみの様子に何があったのかと心配顔になります。
ちよみは、浩之が小さくなった現場に行き、彼の制服とスマホ、私物をとりに行きます。
「ちよみに会いたくて会いたくて…」
浩之が自分に会おうと必死に走ってたどり着いたことを悟った、ちよみは涙ぐみながら、彼の学生服を腕の中で抱き締めるのでした。
「ごめんね、ごめんね南くん…」
翌朝。
浩之は、ちよみのベッドで目が覚めました。
夜中に外出した彼女を見て可愛いと思う、浩之。
「大きくても可愛いじゃん。チューできないじゃんこれじゃ」
「おはよう、朝まで一緒にいようね。」
「ちよみ、携帯切ってもらえる?パスワードは0525。」
5月25日はちよみと浩之が付き合い始めた日です。
そこへ、血の繋がりのないちよみの弟、琢真が。
「うわぁ悪魔だ!」
「悪魔じゃない!拓真だー!あれ?なんか声がする…ちよみつまんねぇの。」
拓真はちよみを怪しみながらリビングへ。
ちよみは、浩之のことを隠しながら、普段通りに生活します。
「ちよみ、お城楽しかった?なにして遊んだんだよ」
「お城行ってないから。お父さん目をそらさないでよ。」
「この会話に父親は会話しにくいだろ。」
ちよみはいつも通り登校することにしました。
久子は登校中、ちよみの不審さが気がありになりました。
浩之の大学のバスケットボールチームのコーチ、佐川美鈴(武田玲奈)は、浩之の事情を知らないので、電話を掛けます。
「南どういうことですか?試合をすっぽかすような人じゃないと思うんだけど…連絡ください。」
「なんか変なんですよちよみ」
「いやなことや悲しいことがあった顔じゃないんだよね」
「なんか隠しているし…隠し事があってもいいんだけどね」
「あーちよみちゃん?今朝もちょっと変だったかな。学校行くのに立ち止まったかと思ったら、家のほう見ているし、昨日の夜ももうすぐだからねって言う。」
「わかりました。」
「あんたがわかりましたって言う時大体間違ってる。子供の頃にも同じことがありました。」
ちよみは子供の頃、動物にこっそりエサをあげていたことを思い出しました。
ちよみが隠れて飼っていて、すぐになくなってしまった子猫でした。
そこで、ちよみの母、楓(木村佳乃)は猫の声真似をしながら、猫を探します。
ちよみが子猫の「チッチ」の死を悲しんでいたことを、浩之もふと思い出しました。
掃除機をとりに行く為に、一旦、楓は退散。
その隙に浩之はちよみが用意してくれた水を飲みました。
掃除機を一旦置き、ちよみの幼い頃の写真を眺める、楓。
掃除機に吸われないように、奮闘する、浩之。
ちよみは学校でランチを食べながら、親友の奈美(大和奈央)の話そっちのけで、浩之のことが気になりました。
「ごめん奈央!私、ちょっと帰らなきゃ!」
途中で手芸部の溝口恭介とばったり遭遇します。
「あの、手芸部でしたよね?小さい服作れます?」
「できますよ。」
「じゃあ!」
ちよみは慌てて家に帰りました。
浩之は隅っこに隠れて無事でした。
「なんだ、ちよみかよ。学校は?」
「早退してきた。南くんのこと心配で。私、南くんの気持ち全然考えてなかった。小さくなってどうしたらいいか分からないだろうし、小さくなって怖いだろうし…」
「あんまり男に向かって小さい小さい言うな。俺からみたらちよみは進撃の巨人やゴジラみたいで怖いんだよ。」
「女の子に向かってでかいっていわないでよ。」
「自分だって男に向かってって言うなよ。」
些細な言い争いをした2人。
「カチンときたけどダメダメ南くんと話せてすっきりした。こんなふうに言っちゃいけないんだろうけど私ちょっと嬉しい。南くん私に会いたいと思ってくれて来てくれたし、一人にしたくないと思ったんだ。せっかく一緒にいられるのに…神様が素敵な時間をプレゼントしてくれたのかも。一緒にいられるならその時間を楽しみたい。ごめん、それどころじゃないのはわかってるんだけど。」
「南くん、出かけない?」
そこで、ちよみは父に焼鳥を作ってもらい、浩之を制服の胸ポケットに忍ばせ、公園へ。
小さな焼鳥を頬張る浩之に、ちよみは優しく接します。
「ずっと一緒にいよう。」
「なんかトンビが俺を狙ってそうな気がする。」
「私が南くんを守るよ。絶対守るから。」
「いや、ちよみ、なんだか大きいな。」
「またそれ言う?」
「そういう意味じゃなくて。」
「あ、デザートもある。」
「自分と同じ大きさのメロンパン!すっげぇ!ガキの頃見た夢みてぇ!なんか不思議だよな、なんで小さくなったんだ、俺。」
「戻るよね?」
「戻るよ。このままずっと幸せに暮らしましたってないだろ。」
「忘れないようにしよ、この時間」
「ああ」
「ねぇ南くん、とりあえずチューしとこうか」
「だな」
浩之を掌に載せ、彼と小さな優しいキスをした、ちよみ。
「フカフカだな、柔らかい。」
「食べちゃうぞーガオー!」
「うわっ!怖いって。」
帰宅後、ちよみは浩之が美鈴に打ったメールを確認します。
「ちょっと色々あり、旅に出ます。」
翌朝、登校するちなみ。
「なんか、キキとジジとか、着たろうと目玉の親父みたいだね。」
「相棒?」
「そうだね。」
ふと、ちよみは登校中に、美鈴に遭遇します。
「あなたなんでしょ?南をどこに隠したの?」
ちよみは思わず言葉に詰まるのでした。
南くんの恋人2話?!感想・みどころ
南とちよみのドタバタ生活が開幕ですね。
人形の服に合う、南が微笑ましくて可愛かったです。
ちよみは南をとても大切に思っていて、南もちよみに一途な様子が伝わり、2人だけの穏やかな時間がいつまでも続いてほしい。
15㎝になった南の世界は、何もかもが珍しくて、真新しさがあり、見ているこっちも南の視野に入り込んだような気がしました。
温かいちよみの家族は、いずれ時間をかけてちよみと南に理解を示してくれると思います。
病気の母を思う南。
医者が、南の母の病気を「興味深い」と言った時は私も南と同じ気持ちになりました。
難病と闘う患者をまるでモルモットのように見ているなと思いました。
心優しい南と、素直で前向きなちよみが出逢えたことは幸運ですね。
しかし、問題は南のバスケットボールのコーチ、美鈴ですね。
南とちよみが交際していることをわかっているはずなのに、彼女も南に好意があり、ちよみを敵対視している様子がうかがえます。
ちよみの周囲の人間は悪い人はいないと思うのですが、南とちよみの波乱万丈でユーモラスな生活に期待したい2話でした。