空気を読みすぎてしまう主人公・凪
何も考えずに思うまま言いたいことを言えるのはどれだけ気楽なんだろうと思いますが、現代では「空気が読めない」とウザがられたりもします。
しかし、空気を読みすぎてしまうと凪のように生きづらくなってしまうものです。
同僚の女子達は本当にウザさがリアルで、観ていてイライラしたし凪が可哀想で観ているのも辛かったです。
あの外ランチでも女子アナのくだりはディスられていたのかはちょっと疑問だったのですが、確かに会社の同僚でそこまで仲良くない人にあの言い回しをされると本音?と疑いたくもなるでしょう。
SNSでの「3人一緒だったの?」ってソワソワしてしまうところも、とても共感出来ました。
自分は誘われていないとか仲間外れかなって不安になってしまったり、充実しているSNS投稿を見て妬んだりとか、SNSって便利だけど鬱陶しいものだなって思います。
会社での同僚のLINEのシーン、そして慎二の本音を聞いてしまうシーンはこちらまで苦しくなりそうでした。
黒木華さんは本当に役柄によって表情も雰囲気も変わるので、さすがだなと思います。
高橋一生さんもクズな役が意外にもピッタリで驚きました。
人生リセット
出張から帰ってきて、慎二が多分その場の空気呼んで「そんな人いたっけ?」と言ったと思うんですが、もう最低な男にしか見えなかったです。
その前に取引先でうまく空気を作っている慎二の描写がありましたが、それは仕事をうまくやっていく上で必要なスキルのような気がします。
そこだけは良い意味でも悪い意味でも、凄いなと思いました。
引っ越しをして、モジャモジャ頭の凪がとっても可愛かったです。
ストレートも似合うけど、むしろこっちの方が似合っている黒木華さんもさすがです。
「凄いところに来てしまった」からの「でも・・・」が、全部凪の表情で気持ちを伝えてくれました。
でも、風が心地良くてSNSとか仕事とか人間関係とかいろんなものから解放された幸せがあるんだろうなと、感じました。
図書館にて「ゆっくり自分を見つめ直そう」って前向きで凄い!と思いきや、でもやりたいことがないってシーンはとても共感出来るところでした。
頑張りたい気持ちはあるけれど、何を頑張ったら良いのかわからないって意外と多くの人が抱えている悩みなんじゃないでしょうか。