波うららかに、めおと日和

波うららかにめおと日和2話 ドキドキ新婚旅行

波うららかにめおと日和2話あらすじネタバレ

突然、結婚し、生活を共にすることになった、なつ美(芳根京子)。

帝国海軍に勤める、瀧昌(本田響矢)。

お互いどうすればいいか分からず、ぎこちない新婚生活を送っていました。

そんななか、瀧昌は仕事で2カ月間家を空けることに。

お夫を待つなつ美の元に電報が届きました。

「え?明後日?」

母屋に住む柴原郁子(和久井映見)は漁って、なつ美と瀧昌が会うと知ります。

「いいじゃないこれって新婚旅行ね。おめかししなきゃね」

可愛いピンクのワンピースと帽子を柴原からもらった、なつ美。

ワンピースを着て約束の場所へと向かうと、目の前に現れたのは、白い軍服制帽姿の瀧昌でした。

「な、なつ美さん」

「瀧昌様」

お互いがお互いの姿に見惚れ、緊張してぎこちない空気が漂うのでした。

「全身、白い、かっこいい」

「なんだこの可愛い!」

「運びます」

「有難う御座います」

そこで、パン屋で初めてのクリームパンを食べ、2人を海へと向かいます。

「小腹空いてませんか?」

「これがクリームパンですか。うん、美味しい!」

「問題ありません」

「鯉だ、こっち鯉」

ぶつかってきそうな子供を抱き上げ、やんわりと注意する瀧昌。

「危ないぞ、よく前を見て?」

「ごめんなさい」

「あのなつ美さん、その服手紙に書いてあった。」

「郁子さんと甲斐に言った服です。覚えていただいて有難う御座います」

ふとスカートの丈が短いことが瀧昌が気にいらないのではと戸惑う、なつ美。

海に着く2人。

「海の近くに寄ってもいいですか?瀧昌様、海、綺麗ですね!あれは瀧昌様が乗っている船ですか?」

「こっからは見えないはず」

「大丈夫ですか?」

「問題ありません」

「これは羽織ってください」

「お借りします」

「本音を言えば気になるんです、スカートが」

「そうですね、海軍さんの嫁として相応しくないですよね」

「あ、そういうことではなくて!俺がその、目のやり場に困るんです。足が出てて。」

「え?」

「だから」

「私は瀧昌様なら見られても」

「そ、そのようなことを簡単に女性が言うのもいかがなものかと」

「勇気を出したんですよ」

「そんなことで勇気を出されなくても」

「やっぱり着替えます」

「それはダメだ、せっかく可愛い!」

「私だって今日驚いたんですよ。この白い軍服着ていらしてか、カッコ良かったので。貝殻!」

「貸してください」

瀧昌は貝殻を洗い、なつ美に渡しました。

「綺麗ですね」

その夜、旅館の風呂から上がった2人が部屋に戻ると、布団が並べて敷いてありました。

「済みませんお待たせしました」

「ゆっくりできましたか?」

「いえ、いいお湯でした」

「ああもう敷いてある。」

「そうですね」

「でも寝るにはまだ早いしな。電気消してもいいですか?暗い方がいいかと思って」

「それって…どうしよう心の準備が」

電気を消す瀧昌を見て、緊張するなつ美。

すると、瀧昌は窓を開け、星を眺めます。

「なつ美さん、綺麗に見えますよ!」

崩れ落ちるなつ美。

「星と海って綺麗ですね」

「船からの夜空が綺麗だったので丘からのも改めて見たかったんです」

「船からお仕事の合間に星を見られるなんて風流ですね」

「いえ、仕事ですよ。天測という星や太陽から艦の位置を割り出す仕事があって」

「私が聞いてもいいんですか?軍事機密なんで」

「商船でもしていることなんで大丈夫ですよ」

「星で船の位置がわかるなんて不思議です」

「六分儀という道具を使えば計算で割り出せます。海洋に出ると、一面空と海なので、目印に天体を使うんです。以前は天測の時はなんとも思わなかった。一面、星空で迫力があります」

この空をなつ美に見せたいという本音を照れ隠す、瀧昌。

「なんだか楽しそうなお仕事ですね」

「なつ美さんは普段何を?」

「私は掃除、洗濯、家事全般を」

「家事は大変ではありませんか?」

「母様や姉様に教えてもらって。」

「たしかなつ美さんは4姉妹の3女でしたよね?」

瀧昌の近くに座り、興味深く話を聞き、なつ美は自分の家族の話をします。

「長女はのはる江お姉さんは賢くてしっかり者で、次女のあき奈お姉さんは、百貨店で働いていてオシャレで、四女のふゆ子ちゃんは明るくて優しくて、友達も多くて。」

「みんな私の…」

「自慢の姉妹」

「はる江お姉さんは父の会社を継いで父の仕事を手伝って、お婿さんをとって、私の家族の話、つまらないですよね」

自分を見つめる瀧昌を意識するなつ美。

「構いませんよ、続けて、なつ美さんどうしましたか?」

「あき奈お姉さんは仕事を辞めて結婚して…あのそんなに見られると見られるのが恥ずかしいので。」

「見ないので、その代わりといっては変ですが、あなたに触れてもいいでしょうか?無理でしたらせめてもう少し近くに行かせていただきたい」

手と手を握る、なつ美と瀧昌。

「瀧昌様」

2人はそっと優しいキスをしました。

なつ美はキスをした後、寝てしまいました。

翌朝、なつ美は瀧昌と接吻したことに恥ずかしくなりました。

「昨夜は調子に乗って済みませんでした」

「私こそ気が付いたら寝てしまって」

「あれは多分酸欠です。俺のせいです、済みません。だから次からは鼻で呼吸を。朝から話すことじゃ」

「なかったですね」

「着替えましょうか」

「はい」

「今日ですが、旅館の女将さんにおすすめの観光地を聞いたので、行きましょう。おすすめの甘味処もありますので。神社の近くから外したところです。おうどんも」

「両方食べられます?」

「甘いものは別腹」

瀧昌となつ美はキスをしようとしますが、旅館の女将が入ってきました。

「江端様、先程、軍から使いの方が」

「どうじょ」

「済みませんなつ美さん急な呼び出しで船に戻ることになりました。」

「お気をつけて行ってらっしゃいませ」

「他の奥様は一人の時間どうしてるのかな。実家に帰る人もいるって郁子さんから聞いたし、実家帰ってみようかな」

「一度しか言わないからよく聞いて。演習後、8月24日横須賀に寄港します。絶対誰にも言わないように」

1週間後、実家に帰ったなつ美。

「なっちゃん?」

「久しぶり、冬ちゃん」

「ねぇ旦那様ってどんな人?カッコいい?」

「ふゆちゃん家の前で騒いで置いたらまた小言言われるよ」

「母様たちには黙っておいてね」

「父の会社の方でしょうか?」

「尋常小学校以来かな?なつ美ちゃん」

「瀬田君?」

「ああなつ美お帰り」母の関谷さつきに迎えられる、なつ美。

その男性はなつ美によくちょっかいを出していた、同級生の瀬田準太郎(小宮璃央)。

「なつ美ちゃんにすっかり忘れられているのかな。」

「お、覚えてるよ、瀬田くん、ただ虫や蛇を持って追いかけて来たり、私の本を取ったり、変なあだ名で呼んだり、あの頃の印象が強くて今と全く違うから」

「あの頃は申本当にし訳なかった。ガキの頃のことって結構覚えているものなんだ。あだ名とか、昔の頃だし。そういえば、もう旧姓で呼ぶわけにいかないし、思わず下の名前で呼んだけど良かった?」

「あ、たぶん大丈夫かな」

「俺が夏ミカンって、からかってるの奥様に聞かれたことがあって。」

子供時代に、夏ミカンとなつ美を揶揄った時、偶然、さつきにその様子を見られた、瀬田は叱られると思っていました。

しかし、温厚で大らかなさつきは言いました。

「いつもうちの娘と遊んでくれてありがとね。夏ミカンが好きなら貰い物が沢山あるから持って帰ってちょうだい」

「奥様優しくて。結婚したから、苗字が変わったから名前で呼んでいい?」

「懐かしいそんなこともあったね」

「皮肉だな、苗字が変わったから名前で呼べるようになるなんて」

なつ美は食卓で瀧昌の様子を家族に伝えます。

瀧昌が当面帰らないことに家族は心配する空気になりました。

「お父さんもなつ美に会いたかったと思うわ」

「仕事で大阪に」

「明後日には帰って来るからそれまでいる?」

「うん」

「そんなに家を空けて旦那様は大丈夫なの?」

ここで話を切り出したのは、長女、はる江(森カンナ)。

「旦那様は暫く仕事で家を空けるから」

「暫くって?」

なつ美は瀧昌に絶対に家を空ける理由を教えてはいけないルールを思い出して頑なに守ろうとします。

「軍事機密で家族にも教えられないの」

「え?なにそれ?いつ帰って来るか分からない人を一人で待っているってこと?帰らないの?なっちゃん可哀想、冷たい人」

「待ったふゆちゃん、やめな、ふゆちゃん、お国の為に働いている人にそんなこと言っていいことじゃない」

瀬田はふゆ子を注意しました。

「でもさみしすぎるよ」

「滝雅様は最大限に私のことを気に掛けてくださっている。だから私は可哀想じゃないし寂しくなんてない!」

なつ美が珍しく怒り、食卓の空気が悪くなりました。。

翌日。

ふゆ子はなつ美に謝りました。

「なつ美ちゃん、今良い?おいで」

「昨日はごめんなさい。女学校の帰り道に瀬田さんから海軍の仕事のことを聞いて、何も知らないでごめん!」

「さみしいのは図星だから」

そこで、ふゆ子は、なつ美が旦那である瀧昌に甘えられるようにアドバイスをしました。

「みんな集まって!」

「仕事で出かける旦那様になっちゃんは遠慮して何も言わないでしょ?なので、みんなで甘え空を考えようの会議を集めます」

「ふゆちゃん」

「付き合ってあげて、なつ美ちゃんあの子なりに一生懸命に考えた事だから」

瀬田はふゆ子の気持ちを汲んで、なつ美を促しました。

「私忙しいんだけど」

「大体、夫婦のことに口を出すものではないわ」とはる江。

「いきなり甘えるのは難しいと思うの。アイスクリーム食べたいなって簡単なお願い」

「仕方ない子ね」

「今度食べに行こうね」

「ふゆ子だけ子供扱いされるー」

「アイスクリーム食べたいです」

「敬語じゃないのが重要なの、食べたいなー」

「食べたいな…」

瀬田を相手に、夫に甘える仕草をなつ美に伝授する、ふゆ子。

「はい、2人ともどうだった?」

「瀧昌様は違うみたいな…問題ありませんって口癖」

しかし、なつ美はすぐ「問題ありません」が口癖の瀧昌と瀬田は全然違うと感じるのでした。

「妻は夫を支えるもので夫に甘えるものではないわ」

「それならお母さんが初心者向け教えてあげる。まずは伏し目がちになってあまり下を向かないように、殿方の裾や袖を掴んで、人差し指と親指で優しくよ?ゆっくり見上げて?首をかしげて?しっかり目を見て?瀧昌様って」

母のさつきもなつ美に上品な女性の所作を教えました。

「ああ、今のは良かったと思いますよ。こういうの男は弱いですからね」

その頃の瀧昌は同僚の深見(小関裕太)にまたからかわれていました。

「あと2ヶ月は丘に上がれないのか」と土官。

「上陸したら馴染みのレスに連れてってあげるから」

「深見さんのインチ呼んでくださいよ」

「俺にインチはいないよ」

「今からインチの話なんて気が早い」

深見と土官の会話を聞いて、黙々とご飯を食べる、瀧昌。

「うきうきですね」

「深見」

「いやですねぇ嫁をもらった途端浮かれてるとは」

「そうやって人のことおちょくって遊ぶのやめろ」

「奥さんにお土産とか買ってあげるの?」

「欧州人みたいに花でも贈ったら?大事だよ、気遣い。長期航海の間に嫁が他の男を恋い慕うようになってたなんて話もあるし」

「なつ美さんはそんな人じゃない。ご心配なく。」

「むかつく顔してるなー無自覚でエヌらないでくれる」

その頃、なつ美は瀬田を送ります。

「明日戻って来た父様に挨拶したら帰るね。今度、瀧昌様と一緒に来るね、今日はありがと。」

「なつ美ちゃんってさ、旦那さんのこと好きだよな」

「私は好きとかじゃなくて、そう、そ、尊敬を!急に変なこと言うから、意地悪言わないで」

「ゆでだこみたいなこと言ってるけど大丈夫?猫ぐらい当然被るよ?雇い主の家だもん。相変わらずだねなつ美ちゃん、綺麗になった。元気でな、なつ美ちゃん」

「瀬田くんも」

そして、瀧昌が横須賀に上陸する、8月24日がやってきました。

「江端、待ちに待った上陸なのになんで怖い顔してるの?奥さん怖がるよー。奥さんってまだ旧姓使ってるの?奥さん綺麗?」

「なんでついてくんだよ。お前の実家、そっちだろ帰れよ。」

「奥さんに挨拶しようと思って」

「面白そうって顔に描いてあるぞ」

「ちょっと待てよ」

しかし、芸者の半玉に呼び止められた深見は、瀧昌を逃がしてしまいました。

花屋に向かうものの、日本男児たるもの、花を買うなど軽薄だと意識してしまいます。

「いらっしゃいませ?なにかお探しですか?」

「あの、花…道を教えていただきたく」

「どこの道を?」

「あ…えっと…えっと…」

思わず後ずさりし、家路を急ぐ、瀧昌。

帰宅後、瀧昌はなつ美の前では毅然とした態度ですが、腑抜けた顔を必死で隠そうとしていました。

「瀧昌様、待ちきれなくて」

「中に入りましょう」

首を傾げ、服の袖を掴み、なつ美は母に教えてもらった所作を実行。

「なつ美さん、そこは短剣下げていて危ないので話してください。急にどうしたんですか?」

「なんだその思わせぶりな仕草は…!落ち着け、俺」

瀧昌は、あまりの夏美の可愛らしいしぐさにとぎまぎしてしまいます。

「実家では母たちに色々教わって。」

「まぁ俺としてはまたしてもらっても」

「瀬田君相手ならうまくできたんですが」

瀬田という聞きなれない男性の名前がなつ美の口から出て、深見の言葉がよぎり、誤解をする、瀧昌。

「えっと、せた、せた君?弟さんいたっけ?ああいとこか」

「いえ、近所に住んでいる幼馴染です。8年ぶりの再会で実家を訪ねてきました。」

瀧昌はなつ美と瀬田が以前から思い合っていたのではないかと疑い、妄想が膨らみます。

「実は幼いころから思いやっていたのか、手料理?俺だって膝枕してもらったことないのに」

なつ美の割烹着にヨットのアップリケがついているのを指摘。

「今日は割烹着なんですね」

「料理の時、置物が汚れたら困るので。ポケットに波の刺繍を入れてみました。小さい頃から刺繍は好きなので」

「あの、問題ありません」

「それなら良かったです。あ、お鍋に火をかけたままでした。もう少しでご飯ができますのでお待ちください」

夕飯時、なつ美が瀬田との関係を話すのではとヒヤヒヤする瀧昌。

「お味はどうですか?」

「問題ありません」

照れ隠しに口癖を言ってしまう、瀧昌。

瀧昌は話を切り出したなつ美の話題を瀬田のことだと勘違いし、身構えてしまいました。

「あの瀧昌様、ご相談がありまして、お母様の料理にはどうやったら近づけますか?ご亡くなったご両親のことお話されないので、大事なことかと思って」

「母は病弱だったので薄味でした。でも子供ながらに物足りなかったので、俺には、なつ美さんの料理は口に合います。俺好みです」

「それなら、良かったです。あの関谷の家ではお砂糖を控えめにしているんです。先日コツを教わりまして」

「実家?あのご実家では、瀬田…盛大にゆっくりできましたか?」

「はい、おかげさまでゆっくりできました」

「それはよかった皆さんお元気でしたか?」

「はい、みんな変わらず元気でしたよ。父が瀧昌様に一度お顔を見せてほしいと言っていました。姪っ子たちも元気で、ふゆちゃんも瀬田くんが」

「その瀬田君は幼馴染?」

「昔からいじめっ子みたいなところがあって、やだ、思い出しちゃった!もう彼のことはいいじゃないですか」

「食事が終わったらすぐに風呂に入るので準備して下さい。なつ美さんも準備して下さい。今夜、初夜を最後までします」

いきなり、予想外のことを言い出す、瀧昌に戸惑う、なつ美なのでした。

波うららかにめおと日和2話感想・みどころ

なつ美と瀧昌の初めての新婚旅行、ぎこちなさと一歩ずつの距離感に終始、癒されました。

まさに「波うららか」な優しい夫婦の会話と思いやる2人に、目が離せません。

実家で気品ある可愛い仕草をふゆ子や母のさつきから教えてもらった、なつ美。

さつきもなつ美に初心者向けの仕草を教えるなど、ノリノリで笑ってしまいました。

本日の見どころは、なつ美の幼馴染の瀬田の存在です。

なつ美のことが好きすぎて、落ち着いた大人になっても、彼女をからかい、気持ちを上手に弄ぶところがありました。

一方で、ふゆ子のことを窘めたり、なつ美にを名前で呼んでいいか確認するなど、細やかな気遣いもみられ、なつ美の心が揺らがないか、瀧昌のような気持ちになってしまいました。

なつ美は素直で可愛いから、瀬田のペースに巻き込まれるんじゃないかって思っちゃいますよね。

そして、瀧昌はなつ美が他の男性に目移りしないか心配するあまり、本格的な初夜に挑もうとする最後は苦笑いしてしまいました。

瀧昌となつ美のデコボコした夫婦生活が次回も待ちきれない2話でした。

 

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