ナイトドクター5話あらすじネタバレ
朝倉美月(波留)は、成瀬暁人(田中圭)が訴えられていることを知りました。
しかし、訴える内容を言おうとしない成瀬。
以降、成瀬(田中圭)の態度は、以前にも増して冷たくなっていきます。
キャバクラで勤務する女性が倒れて搬送され、その処置に応じる美月達。
50代のハイリスクな患者も受け入れ、少しでも美月が動揺していると、成瀬がさっさとやってしまうのでした。
美月は仕事を横から奪う成瀬の態度に不満を口にします。
働き方改革のせいで、自分たちが学ぶ機会が減る、それは本当に患者の為なのか?と愚痴を続ける美月。
美月だけでなく、深澤(岸優太)や幸保、桜庭(北村匠海)らも、成瀬の変化に気付いていました。
本郷(沢村一樹)は後輩を育てるつもりはないのかと成瀬に問いますが、自分が処置したほうが確実性だと言って、譲りませんでした。
そんな時、働き方改革の社会にのみこまれ、昼は会社員・夜はキャバクラで働く患者の話を聞いた美月は、昼間の非常勤救急医の応募病院を調べ始めました。
そこで、ホットラインが鳴り、母親の越川法子(紺野まひる)に付き添われた一人息子、日向(正垣奏都)が搬送されてきました。
美月と幸保(岡崎紗絵)が処置に迷っていると、またもや成瀬に仕事を奪われてしまいました。
日向は頬が赤く、重症です。
成瀬はふと、過去に助けられなかった患者の子供が、越川法子のように「息子を助けてほしい」と懇願している過去がフラッシュバック。
日向は内視鏡検査をしても原因が解明できず、昼間に働く医師たちに日向を引き継ぐことに。
一命をとりとめたものの、法子を安心させようと「絶対に助けます」と口にし、そのことで成瀬に叱責されました。
美月は、八雲院長(小野武彦)に成瀬が訴えられている件について聞くことに。
八雲は成瀬が過去に手術をした少年の母親に訴えられていることを美月に話すのでした。
患者は自転車事故で搬送され、成瀬との件で命は助かったものの、母親から訴えられていました。
急性硬膜下血腫の診断が下り、他の医師たちからは、家族がリスクを承知なら助ける為ならという条件で、成瀬が一人、奮闘。
その子ども、秋山真紀の息子は、植物状態の可能性が・・・。
その母親、秋山真紀(山本未来)は、和樹は助かるのかと何度も成瀬に聞き、涙ながらに訴えます。
和樹は助かったものの、半身に麻痺が後遺症として残ってしまいました。
美月は、急性硬膜下血腫で命が助かっただけでも奇跡なのに、成瀬が訴えられている状況に八雲に疑問をぶつけます。
真紀が突然、病院を訪ねてきたことから、成瀬が訴えられていることが病院中に知れ渡ってしまいました。
今の仕事は答えがない問題ばかりで嫌気がさすと口にする成瀬。
嘉島は秋山真紀が訪ねてきたことを機に、成瀬にねちねちと嫌味を言い、息子の和樹は半身麻痺で歩けないのに、成瀬が働けていることが理不尽だと訴えていたと皮肉三昧。
さらに、嘉島率いる救命救急センターは成瀬を守れないから、自分達や病院への風評被害を避けたいととどめを刺すようにチクリ。
成瀬は怒りを抑えてみんなの場から去ります。
一方、日向の原因が判明せず、本郷は法子が記入した日向の問診票に疑問を抱き、健康保険証をなくしたのです。
さらに、日向は出生届が出ていません。
そこで、成瀬は、日向がこのことから、遺伝性の疾患を抱えている可能性を示唆し、旦那のことを聞くと、越川法子(紺野まひる)は誤魔化して化粧室へ。
日向は生年月日と年齢が合わないことが分かり、成瀬は美月と共に、法子から詳しい話を聞くことに。
成瀬は、「日向が生まれた時は晴れていたか?体重や身長は?」と母親なら答えられることを聞きます。
法子は、日向は誰がなんと言おうと自分の子供だと言います。
しかし、幸保は日向が「横溝日向」だと知りました。
本当の両親にリスクがあり、日向を必死で守っている様子を訴えた法子。
日向は実の両親から虐待を受けていて、狭い車の中に閉じ込められている姿を隣人だった当時、見ていた法子。
一度、児童相談所に通報したものの、保護期間が終わり、その両親の元に戻され、日向は最悪な状態に。
「余計なことを言えばまた何かする」と法子を脅したので、夜中に彼を連れ出し、自分の息子として育てることにしたのです。
法子の必死な想いを知った美月たちは、けいれんを起こし、手足にアトピーのような症状が出た日向を脳CTをとりました。
成瀬は、全身の毛細血管に問題があるオスラー病だということがわかりました。
そのせいで脳出血を引き起こしていて、本郷は実の両親でないと危険な手術のリスクを伝えました。
このままだと日向が手遅れになると訴える美月と成瀬。
成瀬は、実の子供でない日向を一生懸命育てる彼女がしていることは厳しいけれど、犯罪だと口にします。
すると、本郷に対し、日向の為なら自分は犯罪者になると固い決意を訴えた法子。
この手術ができるのは成瀬だから、美月らと一緒に日向を救うことを提案。
しかし、成瀬は美月達の協力は得ず、自分一人でやると言い出します。
本郷は彼の心意気を理解し、日向の実の親は虐待するような奴らだから、もしも成瀬一人で何かあればお金をふんだくろうとする可能性もあると指摘。
「目の前で犯罪者になってもいいから子供を救いたい人がいる・・・俺がやります。」
「何かあれば俺が責任をとる」という本郷。
美月達も心を動かされ、成瀬と共に、日向の大手術に挑むことに。
ドリルを使った難解な手術に苦戦する美月達は、出血の原因箇所を突き止め、出血を止めました。
日向の手術は成功し、法子は警察に出頭。
日向の実の両親は、家賃を滞納してから蒸発し、日向の捜索願いすら出さずにトンずらしているとのことでした。
もしも、日向のことを法子が気付かなかったら・・・と美月たちは思いを巡らせます。
成瀬は、「ただ、彼女がしたことは許されることじゃない」と反論。
翌日、嘉島は成瀬が、インフォームドコンセントに違反して、日向の親の同意なしに緊急オペを行ったと叱責します。
ところが、本郷が庇い、インフォームドコンセントのせいで、医療知識のない患者が、同意書にサインをし、この医師の診断や手術は本当に正しいのか?という悩みが増え、訴訟案件も増えると指摘。
成瀬は、もしあの当時、同意書にサインしたことを後悔したなら、自分のせいだと訴えます。
また、和樹に対する手術内容を改めて記した書類を持参して、秋山家を訪ねたものの、真紀は怒って、成瀬を帰してしまいました。
しかし、真紀の旦那、和雄や、和樹(羽村仁成)本人は書類に目を通して納得。
「お母さんは悩んで手術の同意書にサインしてくれたから今、お前が生きている」と息子をフォローする和雄。
和樹は母に感謝し、笑顔を浮かべます。
息子の笑顔と、自分が大手術をして得た命であることを自覚した様子に、涙する真紀。
同じ頃、美月は昼間の非常勤の仕事を開始。
さらに真紀からの、訴訟が取り下げられたことを仕事を終えてから成瀬に報告した美月と深澤。
実は、成瀬が訴訟取り下げになるよう、美月たちが成瀬と似たようなケースを調べ、資料を集めるなどして陰で動いていたのです。
そのことを本郷から伝えられた成瀬は、口には出さないものの、2人の優しさに触れて別の感情が内面、生まれていました。
成瀬は厳しい指摘をして普段の美月、桜庭、幸保、深澤の仕事ぶりをびしっと言うものの、心を変えて、美月達と向き合うことに。
本郷と八雲は、時代は変わるものの、美月のように少し暑苦しい医師が受け入れられていくのではと話し合い、微笑みました。
その夜、大きな事故があり、また新たな急患が大量に発生することに。
美月達はドクターカーに乗って出動しますが、美月が疲れを感じているのを深澤は気付きます。
しかし、何もできずにいて、あの時、手を差し伸べていれば・・・
次週、美月がとうとう現場で倒れてしまいます!その時、深澤は?!
ナイトドクター5話感想・みどころ
成瀬(田中圭)にフォーカスを当てた5話。
インフォームドコンセントの複雑な問題、助かったけれど、後遺症で日常生活に支障が出た和樹(羽村仁成)の件、そして、実の両親からの悲惨な虐待から近隣の子供を救おうと立ち上がる法子の件など内容がとても深かったですね。
特に搬送されてきた日向と法子の事実を知り、実の両親の同意がなければ、手術が受けられないかもしれない状況に涙しました。
虐待から生き延びたサバイバーの彼を必死の思いで救おうとしている法子の誠意や覚悟が心の奥に伝わってきましたね。
「日向くんのためなら自分は犯罪者になってもいい」と涙ながらに成瀬や美月たちに訴える法子に、どうか、この人と日向くんが幸せな未来を歩いてほしいと凄く思いましたよ。
いつもは厳しい本郷が、最終的には美月や成瀬に寛容的な態度をとり、最悪の場合は自分が責任を取ると言ったシーンは、男気があってしびれました。
和樹を演じた子は、ジャニーズjrの羽村仁成くん!彼といえば今年、大ヒットした「俺の家の話」にて、発達障害がありながらも、大好きな能樂に出会って夢中になり、日々成長していく少年、秀生役の名演で話題になりましたね。
今回は成瀬の過去の出来事に大きく関係するキーマンを演じました。
ラストシーンでの車椅子に乗っていても、心優しい少年であり、自分の命を救う為に手術の同意書にサインした母に感謝するシーンは秀生を彷彿させる純粋さがありましたね。
成瀬が訴えられなくて本当に良かったけど、次回は美月が仕事のストレスで、非常勤の仕事も「副業」し、ついに現場で倒れてしまう危機!その時、ナイトドクターのみんなは?!
来週の6話の放送は番組変更のため、8月9日放送です。