にじいろカルテ5話あらすじネタバレ
虹ノ村に超人気バラエティ番組「ぽつんと診療所」の取材が舞い込みました。
嵐(水野美紀)と娘の日向(中野翠咲)、霧ヶ谷(光石研)がテレビに映ります。
真空(高畑充希)は病気のことや、この村にいる事をまだ母に知らせていないことを浅黄(井浦新)と、太陽(北村匠海)にこぼすのでした。
そんななか、テレビクルーのカメラマンが足から血を出していることに気付いた太陽。
カメラマンは錆びた鎖で脚を怪我していたのです。
破傷風の恐れがあるからと言って、カメラマンに破傷風の注射をした太陽や、真空。
一方、佐和子(水野久美)の家で、浅黄の涙を見て以来、何か過去につらい経験をしたのだろうと察知がつくものの、本人が口にするまで何も触れないことにした2人。
その頃、霧ヶ谷は同じように作業をする男、西川(脇智弘)と共に、「ぽつんと虹ノ村」の本格的な取材に向けて準備をしていました。
ところが、西が足に怪我をし、虹ノ村診療所へ彼を連れていった霧ヶ谷は、西が脱臼していることを知りました。
脱臼した足を元に戻し、三角巾がないので、ラップで応急処置をする太陽。
ある日、畑で作業する浅黄を真空はじっと眺めながら、何やら考え込んでいる太陽を見ます。
真空はどう接していいかわからないと太陽と共にこぼします。
どこか寂し気な表情の太陽は、「ちょっと羨ましいなあ」とつぶやきます。
そんな彼にその理由を尋ねる真空。
その夜、太陽の異変に気付いた浅黄は、自分が過去に大学病院勤務だったことや、亡き妻、沙織(佐々木希)との幸せな日々と共に自身のトラウマの根っことなる過去を語ります。
「仲間だから気を遣わせるのはイヤだ、だから無理やりにでも自分の過去を話す」と無理して笑う浅黄。
浅黄は沙織が生前使っていた愛用の湯のみでお茶を飲んでから言葉をつづけました。
「自分の話を聞いた人が勝手に物語をつくるのが嫌だった。可哀想な妻と自らの手で、犯人を助けた医者だなんていわれたくない。人は自分が勝手に語りやすい物語に人を閉じ込める。ずっとその場所にいる限り、ずっとその物語の人物にされてしまう。それは死んだ人にも失礼だ、沙織は30年生きてきてあんな死に方はつらかったけど、それは死に方の問題。事故が起きるまですごく幸せで、笑いそうなくらいよく笑う妻だった。人生のほとんどは幸せな人だったんだ。最後の出来事だけで沙織は可哀想な人になる」
明るく振舞っているけれどその懸命に、明るく、普通に話す浅黄に胸が詰まる真空と太陽。
その様子に、沙織が幽霊となり、3人の前に現れ、そっと見守っていました。
太陽は寒空のなか、診療所を急に飛び出します。
かなり遠くまで走り続けてしまい、浅黄と真空は彼を診療所の外で心配します。
浅黄は、彼に自分の過去を話したことで、太陽の何かを刺激してしまったのではないかと反省し、真空は、太陽が何か自分たちとは違う悩みを抱えていたことを察知。
朔は公園の動物を模した乗り物に乗った時、自分もそれに乗ってみたいと急に童心に還った真空に対して、「おいで」と彼女を呼び、シャイな優しさをみせますが、真空は笑いながら、「バカ」と呆れるのでした。
数日後、虹ノ村が「ぽつんと診療所」にピックアップされる日がきました。
馴染みのメンバー、氷月(西田尚美)、嵐(水野美紀)と日向(中野翠咲)、じじいずの筑紫(半海一晃)、緑川(泉谷しげる)、白倉(モト冬樹)、橙田雪乃(安達祐実)、橙田晴信(眞島秀和)、霧ヶ谷(光石研)ら集まって酒盛りの宴が始まりました。
シャンパンを開け、怪我をしたカメラマンからの手紙を開封。
カメラマンからの礼の手紙にほっとする一同。
ふと、急に、太陽は悪酔いしたこともあり、これまで明かさなかった本音を吐露。
自分は優秀だ、間違ったことは何もしていない、普通なんだよ、自分は優秀な普通の人間だと訴えます。
泥酔し、頬が真っ赤な状態で、自分は個性がないと訴えます。
自分は学生時代、通知表がオール4で、つまらない人間だと声を荒げ続けました。
みんな、虹ノ村のみんなは個性があるのに、自分だけ何も個性がないことに悩んでいました。
それは言いがかりだと嵐はひどい絡み酒な太陽に、抗議。
言いたいことを言い終えた太陽は眠るように倒れていきました。
翌日、嵐、氷月(西田尚美)、雪乃(安達祐実)は、太陽に頼みたいことがあると前提し、村の人に交代でディスクジョッキーをしてほしいと話します。
自分で好きな歌を作る初回のディスクジョッキーを太陽に頼みたいとのこと。
3人はぶりっこをして、太陽の許可をとります。
氷月、嵐、雪乃は3人で、自分に個性がないと訴えて激怒する太陽の悩みを解決するために、彼に村のディスクジョッキーを任せる役割を与えたのでした。
その夜の夕飯に、真空と浅黄は昨夜の太陽の醜態を面白おかしく誤魔化し、ジョッキーをする太陽を応援することに。
しかし、浅黄はあえて厳しく「お前はちょっと屈折しすぎている、自分で本来の自分を戻せ」と注意。
浅黄はそれを心に止め、虹ノ村診療所のディスクジョッキーに張り切ることに。
昔作った自作の歌「俺以外」を流した太陽ですが、「俺以外全員しね、生きたい奴は手を挙げろ」という看護師である彼のギャップが激しい曲。
氷月は嵐の娘、日向とお友達の男の子の世話をしていて、思わず、子供たちに歌詞の不適切内容に耳を塞ぐよう、指示。
真空は「俺以外」を聴きながら、「あれでよく看護師やれる」とつぶやきます。
真空含めた他のみんなもあまりにも激しいデスメタルソングに少し、ドン引きしつつも、太陽が自分の役割や、本当の自分の言いたいうっ憤を晴らせたことに安堵し、笑いがこぼれるのでした。
来週は、嵐と日向、緑川(泉谷しげる)の緑川一家にフォーカスが当たります。
にじいろカルテ5話感想・みどころ
泣けます・・・今日も、にじいろカルテが泣けるんですけど。
浅黄(井浦新)が真空(高畑充希)と、太陽(北村匠海)に亡き妻、沙織(佐々木希
)のことを話す時、本当に明るく、吹っ切れたように話していて切なかったです。
さらに、彼が言う、勝手に自分と妻のことを誰かに話すと、他人に「物語化」されて誇張されていくのがイヤだったという気持ちにも共感です。
浅黄は時々、口が悪いけど、とても思いやりがあって、女性を心から大切にできる男性だと思いました。
浅黄が自分の過去を明るく、聞いている側の真空と太陽を不安にさせないために、あっけらかんとしたように話している様子を沙織が、浅黄の手に自分の手を重ねて笑顔で見守っているところは余計、涙腺が崩壊ですよ。
沙織が本当に浅黄と過ごして幸せだったんだ、あの事故の最期の時までは、本当によく笑う光のような人だと伝わりますね。
視聴者の皆さん、真空に「おいで」と遊具に座る時の浅黄の声掛け、やばかったですね。
背が180㎝代あって、かっこいい男前の浅黄先生の膝の上に座りたくなりませんか?
浅黄先生が真空に、「おいで」と優しくシンプルに声をかけた時、別ドラマ「凪のお暇」の中村倫也さんが演じた安良城ゴンではありませんが、ゴンに近い、女性の心をわしづかみにするのがうまい「メンヘラ製造機」に見えてしまいました。
お姫さま抱っこのように、小柄な真空を優しくエスコートしてくれそうでしたね。
真空が「バカ!」って言った時なんか、恋人かよ?と思ってしまった。
この2人、明らかに互いに医師として尊敬し、仲間としても認め合いつつも、男女の純粋な関係に近づくのでは?と予想しています。
ただ、浅黄は沙織のことをまだここにいるかのように大切に思っているので、真空とは医療においての同志どまりになりそうですが・・・。
真空を見る時の浅黄、明らかに意識しているかな?と思う表情をしている気がします。
2人の今後も気になりますね。
太陽の悪酔いぶりが怖すぎ!
お酒に酔って悪酔いしすぎる人ってよく見かけますが、幼い日向もいるのだから、少しは声の大きさに気を付けて本音を吐露してくれないかなと思ってしまいました。
太陽はみんなと違って、個性がなく、普通の暮らし、普通の人生を過ごし、通知表も成績が良いことに関して、自分は何もないつまらない人だという彼なりのデリケートな悩みを抱えていたんですね。
嵐が、言いがかりだと反論する気持ちもわかります。
虹ノ村の人に一人一人絡んで、大声を張り上げて、荒れている太陽が少し痛々しいとも思いました。
嵐と氷月と雪乃が最終的には、小悪魔系?なふうに、太陽にディスクジョッキーを頼んでよかったですね。
太陽の頬を指先で触る雪乃の表情が可愛かったです。
太陽は自分がない、虹ノ村のみんなには面白さや、特性があるのに自分はないって言ってますが、あるじゃありませんか(笑)デスメタルソングの才能が。
歌詞は看護師の男性が発しているとはかけ離れた言葉の暴力の極みで、氷月が子どもに聞かせたくない、いや、大人として聞かせるべきではないですよ、俺以外みんなしねとか。
過激な歌詞を生むのも、若者ならではの発想や、社会に不満があるんだなという太陽独自の個性が伝わった5話でしたね いや、それにしても凄まじかったですね、「俺以外」。