にじいろカルテ1話あらすじネタバレ
救急車のサイレンが夜の街に鳴り響きます。
紅野大空は、尿管結石の患者を診るなど大きな病院で働く内科医。
上司の医師、高村と次の患者の措置をした後、彼女はある病気が発覚して倒れてしまいました。
多発性筋炎・・・皮膚筋炎の一種。
奨学金を枷さなきゃならないなど真空が今の病院でやっと働けていたのには経済的事情がありました。
高村は真空に「うちに必要なのは患者じゃない」と厳しい言葉を投げかけて解雇。
母と思わしき女性と写り、父と思わしき男性の遺影を持って家の前で過去に撮った真空の写真。
バスを待っていると、霧ヶ谷佳(光石研)と偶々出逢い、一緒に虹を見て感動します。
霧ヶ谷は虹ノ村で医師をしていると名乗りました。
大病院を解雇後、鬱蒼とした森を抜け、怪しげなバスに乗車後、山奥にぽつんと佇む虹ノ村診療所にやってきた一人の女医、紅野真空(高畑充希)。
降り立った村のバス停で迎えを待っていると、一人の小さな女の子が真空に手招きしてきました。
導かれるようにして、村唯一の食堂、「にじいろ笑点」の中へ入ると、そこにはまるで妖怪のような個性的な村人たちとの出会いが・・・。
そこではなんと、真空の歓迎会が既に、行われていたのです。
虹ノ村の住民たちは、真空の到着を待っていたのでした。
霧ヶ谷氷月(西田尚美)や、 橙田雪乃(安達祐実)、村の役所の窓口担当の嵐(水野美紀)も温かく、真空を歓迎。
とくに雪乃は、認知症の影響で何ヶ月か一度、記憶がなくなってしまうので、自分は虹ノ村の店の「看板娘らしい」など不可思議なことを真空に言います。
さらに、真空を案内してくれた幼い女の子は、嵐の一人娘、日向(中村翠咲)でした。
やがて、案内された診療所で本業は農家だと豪語するオーバーオールにサングラス姿の外科医、浅黄朔(井浦新)と、優秀だけど短気な看護師、蒼山太陽(北村匠海)と共同生活を送りながら医師として働くことに。
早速、診療所を太陽に案内された真空。
屋根裏部屋の寝室に感動する真空。
その頃、一階では、真空のための屋根裏部屋を用意した浅黄が、そのことを太陽に伝えるように怒鳴っていました。
「俺が真空に話しかけるほうがいやらしい」浅黄に対し、はっきり物を言うことが多い太陽は、「自分でそれぐらい言え、人に言わせるほうがいやらしい」と言い返し。
その頃、雪乃が突然、いなくなっていると気付いた夫の橙田でしたが、雪乃は店の開店準備をしていました。
太陽と浅黄は、真空に対し、東京にときどき帰らなければならない事情を聞きます。
真空は本当は、自身の病気の治療の為に通院することを隠して、母の介護だと誤魔化します。
そこへ、嵐が娘の日向を連れて、真空が男性医師と看護師と暮らすことを心配します。
しかし、真空はその心配はいらないと涼やかに伝えたのでした。
パーティ好きで賑やかな雰囲気が好む、虹ノ村の住人は、再び、真空を囲んで虹ノ村食堂でパーティを決行。
同じ頃、お酒を飲んで、イノシシ注意と書かれた滑りやすい森の中に入った博(モト冬樹)が足を滑らせて転落。
食堂では突然、大嵐の天候急変に戸惑いますが、なんとか携帯電話は使えました。
博のことを緑川(泉谷しげる)他の村人で配達人の愛称「まじょたく」こと、雨尾結城(池田良)に様子を見てきてほしいと電話で連絡。
雨尾に連絡すると、緑川の状況がわかりました。
診療所に運び、博の脚を縫合し、点滴処置後、今度は急患が入る真空。
久志という東京で両親が働いているために、祖母と2人暮らしをする7歳の少年が風呂でのぼせて倒れたのです。
久志は熱中症でした。
急いで、診療所へ運ぶ真空。
緑川や次郎は未だ意識を取り戻さず、低体温症の博の安否を心配しつつも、自分たちが博の好きな人のことで昔、トラブルになったと大騒ぎ。
その様子に呆れる嵐と何も分からない日向。
久志は熱中症になっているので、内科の部屋で体を冷やし続けることに。
久志の容態を心配する氷月に、真空は自分を信じてほしいと告げます。
翌朝、博は奇跡的に体調が復活。
虹ノ村の村人たちと、真空、浅黄、太陽は一体感を感じていました。
みんなの温かさに、病気を隠して虹ノ村の診療所に採用された真空は、そのことに申し訳なさや感受性が大きく動き、ついに自身の病気のことをみんなにカミングアウトしました。
真空は、5年の生存率で、余命の危機もある多発性皮膚炎であること、この病気を持っていても内科医として虹ノ村で働き続けたいと熱い思いを伝えました。
自分は虹ノ村がようやく見つけた居場所だ、ここに生きていていいのかと涙ぐんで問う真空を虹ノ村は広い心で受け入れるのでした。
来週も、ピュアすぎる内科医、真空にこうご期待!
にじいろカルテ1話感想・みどころ
ジブリ映画のような自然豊かで、個性的な村人が揃う、やさしい世界観に癒されました。
なんにもないけど、人情深い虹ノ村の住民たち。
変わり者の医師、浅黄(井浦新)、毒舌な青山太陽(北村匠海)らは、真空にとって人生を大きく影響する心真っ直ぐな仲間になりそうですよね。
田舎すぎて平凡だけど、その平凡さが、人々の優しさを生んでいるのではないかと思いました。
浅黄も太陽もイケメンなのに、男女の関係として脈なし(笑)
感情的な部分もありますが、2人は真空にとってかけがえのない仲間となることでしょうね。
水野美紀さん演じる嵐はとても気さくで裏表のない頼もしさをかんじました。
故郷に帰ったようなホッとする笑顔と、温かな人柄が放送回を追うごとに真空の心を元気にしてくれそうですね。
娘の日向ちゃんがかわいすぎる・・・児童書に出てくる不思議な女の子みたいな雰囲気があります。
彼女の存在は、天使みたいにふわふわしていて、視聴者も和ませてくれますね。
お酒を飲み過ぎて、倒れた博は自分の不注意で運ばれたこともあり、今後は気を付けてほしいものです。
虹ノ村の人達は本当に人情派で、故郷に帰ったような温かさに、真空の心が大きく揺れ動いた気持ちに共感しかないですね。
真空が、5年、生存率が危うい状態である多発性筋肉症・・・この病気、本作品を通して初めて知りましたが、まだ若い真空には病気に負けない強い心を持ってほしいものです。
最後に、真空が虹ノ村のみんなの優しさが心に訴えるものがあり、自分の病気を隠すのが耐え切れない気持ちがすごく伝わりました。
こんな心が温かい人たちに、嘘はつき続けられない・・・という真空の感受性の繊細さが描かれていると思います。
優しすぎるピュアな内科医、紅野真空の今後も注目したい1話でした。