日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~4話

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~4話あらすじネタバレ

一平は朝、遅刻し、まだ眠そうな朝陽を起こし、保育園に連れて行きました。

一平(香取慎吾)は、正助(志尊淳)、ひまり(増田梨沙)、朝陽(千葉惣二郎)一家との暮らしにも慣れ始め、むしろ育児が楽しいかもしれないと錯覚し始めます。

真壁(安田顕)の仕事場の事務所に就き、彼に心境変化を話す、一平。

「ちょっとわかってきちゃったかも。子育ての楽しさ」

「肩入りしすぎるなよ目的と手段を間違えるな。お前が今ホームドラマを演じているのは」

「わかってます、全部選挙の為」

「黒岩先生の言葉を忘れるな、家族も区民だからな」

「分かってるよ!次はどこ責める?」

「地域貢献活動」

「地域?」

「ああ自分の家族の問題に取り組むのはある意、当たり前だからな。より当選の確立を挙げる為にもっと広く、大変、地域の子供を大切にしていますよって言う看板、飾りがほしい」

次は地域貢献活動に取り組もうと提案します。

家族は勿論、地域の子供達を大切にしているという千戸で使える、実績作りが必要とのこと。

ある日、一平は、ひまりと朝陽と共に、都(冨永愛)のイタリアンカフェを訪れます。

朝陽のアレルギーに配慮したラザニアを出し、子供達に大好評。

「生徒会長ってなに?」

「学校を良くするために選ばれた人だよ」

「凄い」

そこに、保育士の仕事を終えた正助も合流し、一平たちは家族そろっての食事を楽しみました。

「だって言ってたじゃん一平さん選挙の後。、覚えてないの?」

都の店は人気で次々と客が入ってきます。

「美味しいしかっこいい、美彌子さんは両方」

「いや作ろうと思ってたんだよ晩飯。でも思っていたけどなんやかんや」

「食事やりくりして月2とか」

「子ども食堂…」突然、子ども食堂のことを口にした、ひまり。

その帰り、一平と正助が家族での外食の頻度について話し合っていると、「こども食堂」の話題になりました。

「陽菜さんが入院していた時はだいぶ助かりました。」

正助自身もボランティアが運営する子ども食堂に助けられていました。

正助の話しにヒントを得た一平は、子ども食堂を主催している姿をニュースに特集させ、その取り組みを自身の選挙活動に利用しようと思いつきます。

そこで、テレビ局の報道マン時代の後輩に連絡します。

「そこをなんとか頼むよ。星。数字獲れたんだろ?こないだの剣聖さん達の特集」

「それとこれとは…子ども食堂って特集汲むには弱すぎますって。なんかあるんですか?ふり、メンバーに芸能人とか三ツ星レストランのシェフがいるとか、ま、素人でも相当キャラのビジュが強いとか?まぁ一応企画書、送っておいてもらえます?」

そこで、都の店を利用することにし、パソコンで早速データを作る、一平。

更には、テレビ映えを狙い、SNSでも話題になる程、人気がある都を巻き込み、子ども食堂を立ち上げようとします。

家事をしながら、都の店を巻き込もうとデータを作っていると、長谷川区長(堺正章)から電話が。

「ひまり、俺、ちょっと出かけてくるわ。昼飯は焼正助君が作ったきそばがあるから」

同じ頃、ひまりは月経になり、一平と正助に言えずにいました。

「いやー不登校支援、止めてくれて良かった。今頃うちは大炎上!」

真壁の事務所である仕事場へ向かう、一平は長谷川と少し対面しました。

長谷川の顔色を伺いながら、対応する大森。

「ほらこの前言った飾りだな。」

その頃、都は親友で同級生の浅野千夏(美村里江)と再会しました。

「子育て?ぺーやん先輩が」

「その呼び方めっちゃ懐かしいんだけど」

「本人嫌がってたよね」

「やめろその呼び方、似てないか」

「でも大変だったよね妹さん、そんな小さい子たち残していくの…でもあのぺーやん先輩がねぇ。」

「まぁらしいちゃらしいか」

「同意しかねる」

「やっぱ楽しいや都といるの。あれ久々だね、フィンランドぶり」

「オーロラみたかったのにオーロラ見れなかったやつ」

「やめて悔しさ蘇る」

一平の近況を微笑ましく話す2人。

「都、実はさ…」

千夏からある話を聞いた都の顔が曇ります。

「子ども食堂って貧困家庭の子供のイメージあるけど、一人寂しく過ごしている子供とか高齢者とか」

「一人って寂しいの?ほらうち母子家庭じゃん。母親の帰り遅かったしそれで帰る者かって。火を使わないで工夫して。楽しかったけどねそれはそれで。それがあったからこの仕事しているんだと思うし。」

「それは都が強いから」

「じゃあ寂しいとしてよ?月2回他の20何日かは1人で寂しく食べるってことだよね?それでなにが解消できるの?月2回休み潰して、1食200円。それって無理でしょ?完全持ちだしじゃん。だいたいこの店30人も入らないし」

「いや、開催場所は別にここじゃなくても公民館とかその辺は俺に任せてよ。寄付金も人出も俺が引っ張り出すし、助成金も区から引っ張れると思うし」

「引っ張る?」

「ああ言葉が良くなかったけど」

「私には無理、他をあたって」

「いや、都に都にやってほしいの、キャラとビジュ。勿論、料理の腕前、あとほら愛だよ愛。姉御肌なところ。高校の時からさ都っていつも誰かに頼りにされててさ、俺もついつい頼っちゃうわけよ。ひまりに料理教えようとしてくれたり、朝陽がアレルギーで食いたくても食えないもん工夫して作ってくれたり、それであいつら笑顔にしてくれてさ、もっと沢山の人に…」

その後、ふと、生理のことを相談しようと、ひまりが都の店を訪れます。

「あれ、ひまりどうした?寂しくなっちゃったか?」

男性である一平と正助には生理のことが言えません。

「ああ、ひょっとしてラザニア作りに来てくれた?ごめんねーこれが邪魔して。まだディナーの時間じゃないのよ。今度で良いかな」

「あ…はい」

ひまりは結局気まずく、家に帰りました。

「都、お願い、一生のお願い」

「それ使用済み」

「俺も変わるからさ、都も新しい自分に」

「ならなきゃダメ?!ちー覚えてる?バレー部の。」

「ああ」

実は、千夏と会った時に、都はお互いに子供を生まない約束をしたのですが、千夏は子供を生みました。

自身の年齢が上がり、年上の旦那がいることで、子供を「生まなければ」、生めなくなる恐怖に駆られていたのでした。

「実はさ子供産んだ。もうすぐ1歳。いつ話そういつ話そうってごめん。子供作らない人生選んだ者同士一緒に楽しんでいこうって。思ってたんだよ本当に夫も同じ考えだったし、でも40すぎて怖くなって。つくらないとつくれないは違うよな。つくらないを選んできたけどつくれないになったとき私後悔しないかな。フィンランドの後、みゆに会ったの。娘さんも一緒で成人式なんだって。子供の頃は年取れば勝手に大人になれるんだって思っていたけど違うのかもって今のままだと私大人になれないで。ああ違うよ、一般論とかじゃなくて、ほら、都はお店があるじゃん。好きな仕事頑張って。ないからさ私そういうの今が楽しければいいやって思ってたけどいつかつけが回るんじゃないかな。夫も年上だし、一人になったとき、本当になんもなくなっちゃうんじゃないかなって。ごめん」

「なんかイラっとしちゃってさ、急用できたって言って帰っちゃった。子供だよね。」

「そんなことないよ」

「離したんだよね陽菜ちゃんのこと。心配だったよねって。私、陽菜ちゃんのこと聞いた時、自分が死んだとき他の誰かを心配するなんて」

ふと、一平は陽菜から電話を受け取りました。

「お兄ちゃん、私、ガン、ガンになっちゃって」

「大丈夫なのか」

その後、正助から陽菜が亡くなったことを知りました。

料理の下ごしらえをしながら話す、一平と正助。

「陽菜、俺のことなんか言ってた?」

「え?なんですかいきなり」

「いや、嫌われていたんだろうなって。全部任せてたし、家のことも親父のことも、俺、なにもしなかった。ひまりが生まれた時も前の旦那に出て行かれた時も、正助くんと結婚した時も。一度も見舞いに来てやれなかった。死ぬくらい悪いなんて知らなかったし、」

「ごめんなさい、知りたかったし、会いたかったですよね。言い訳なんですけど、陽菜さんにとめられてて。お兄ちゃん忙しいから心配かけたくないって、私は大丈夫だから。それでも連絡はしたら良かったです。本当にごめんなさい。」

「いやいや正助くんが謝ることじゃないし」

「でも嫌ってなかったですよ。一平さんのニュースは見ていたし、それ写真撮って友達に見せていたし、甘えちゃってたんですよね僕も、陽菜さんの大丈夫に。緩和ケアか在宅医療か選ばなければいけなくなった時。最後は子供と過ごしたいよなーでも僕も甘えちゃってました。一緒です、一平さんと」

「病院にする…大丈夫、大丈夫だから私は」

その夜、ひまりは、生理のことで悩み、伝えました。

「正助くん、お金ください」

「なに?なんかほしい物でもあるの?」

「やっぱいい…!」

やはり、父である、正助には恥ずかしくて生理になったことを言えません。

翌日。

正助にテニスを教えてもらう、一平。

ラケットを持つと厳しい、正助にたじたじでした。

長谷川区長とのテニスの為でした。

その後、都に電話をする一平。

「あのやっぱり、都と子ども食堂やりたい」

「だから何度も言ってるけど無理だってば」

その頃、ひまりは生理用ナプキンを盗んでしまいます。

一平は、長谷川とやっとテニスをする事に。

「もしもし?」

正助は一平に電話をします。

「え?ひまりが万引き?」

「あのさそれが物が物で…」

ひまりは結局、都に迎えに来てもらいました。

慌てて正助と一平が来ました。

「ごめんなさい…」

「ひまり、ごめんね、気づけなくてごめんね」

「ごめんなさい」

母親がいないことで、生理になったことを話せず、どうしたらいいか分からなかったひまり。

やっと家族に身体の異変を理解してもらえました。

「量が少なくても3時間ごとに変えてね。お腹が痛い時はすぐ変えるんだよ」

「買おうと思ったんだけど、どれ買えばいいか分かたなくて。お金足りなくて。」

「それでこの間、相談に来てくれたんだよね。ごめんね、ラザニアと勘違いしちゃって。]

ひまりは生前、母の陽菜(向里裕香)から生理ポーチを作ってもらいました。

「うわぁお母さんが作ったの?それ可愛い」

「ひまり見て。もう学校で習った?生理のこと。」

「いい…いつ来るか分からないし」

「いつ来るか分からないでしょ?知らなかったら来た時困るから。」

「来た時教えて。」

「ひまり恥ずかしいことじゃないからね」

「やだ!来た時教えてよ!ねぇその時いるよね、ねぇいるでしょ!」

ひまりを抱き締めることしかできない、陽菜なのでした。

そして、ひまりは都に打ち明けました。

「教えてもらったら、お母さん死んじゃうかもって、ずっと怖くて。学校行ってる間もお母さん死んじゃったらどうしようって…お母さん死んじゃった後もうまく笑ったりできなくなって、みんなにはお母さんいるのにって思っちゃったりして、学校行けなくなって。正助君も朝陽もちゃんと仕事とか保育園行ってるのに。だから言えなくて頑張って行ったけど、お母さんの写真、嫌な事言われて…。行けなくなった。笑えなくなって」

「かっこいいねお母さん。治療頑張りながらこんなに太陽みたいに笑えるなんて、ひまりちゃんのお母さん、かっこいいよ」

「太陽?」

「うん」

都はひまりに母のように、第三者として寄り添います。

ひまりは都に学校に行けない理由を打ち明け、母の死との向き合い方の悩みを話しました。

「じゃあずっと夜だよね、太陽がなくなったら。ずっと冬だよね。太陽が無かったらずっと冬だよね。もううちには朝も春も来ないよね?」

「ひまりちゃん知ってる?今地球に届いている太陽の光がいつ生まれたか?」

「知らない」

「17万年前だって。凄いよね。太陽の真ん中で生まれた光は17万年かけて地球に届くんだって。まだまだだよひまりちゃん。まだまだずっと照らしてくれるから、お母さんの光。まだまだずっと届くから。私はお母さんの代わりには、ひまりちゃんちの太陽にはなれないけど、お母さんが届けたい光が真っ直ぐひまりちゃんに届くように、うん、風、ふーって雲を吹き飛ばす風にはなれる。なれるし、なりたい!ならせて」

同じ頃、育児をするにあたって、一平に感謝の気持ちを伝える、正助と、自身が偽りの家族を演じていることに戸惑う、一平。

「なんか僕、ちょっと疑っちゃって。一平さんがサポートするって。今まで全然関わってこなかったことなんか裏があるんじゃないかって。でも本当に限界だったので乗っかっちゃおうって。本当にごめんなさい、有難う御座います。これからもよろしくお願いします。」

「正助くん、あのさ…俺」

一平は正助に真実を打ち明けようか迷います。

「正助君、一平さん、朝陽お迎えの時間」

「もうそんなか、行こう行こう」

朝陽のお迎えの帰り、ひまりの母が髪の毛がないことをバカにした悠真と出会いました。

「お母さん髪の毛ないの。治療頑張ってたから。うちのお母さんかっこいいの。でも突き飛ばしてごめんなさい」

「俺も…俺もごめん」

悠真は言葉足らずにも、ひまりに謝り、友達と共に去って行きました。

「ひまり」

「子ども食堂、やるの?私も手伝っていい?私、都さんみたいになりたいから。都さんみたいなかっこいい大人に」

都は感慨深い顔をしました。

「ならなきゃね、本当に。なれるよね、子供産まなくても」

「当たり前じゃないですかもうなってますよ。」

「まだだよ私が自分でそうならなきゃ」

「なれんじゃね?いつか」

学生時代を思い出す、都。

学生時代の一平(奥智哉)に話しかけます。

「ぺーやん先輩」

「やめろその呼び方」

「選挙、これ本当になったらいいな」

「なるんじゃね?いつかみんなが一緒にいる国、世界だな。誰かの真ん中で生まれたものはいつか届くようになってるの。都知ってる?太陽の真ん中で生まれた光が地球に届くまでの時間。17万年。」

「17万年?」

「わけわかんねぇよな。でも届いてるじゃん」

一平からの言葉をそのまま、ひまりに伝え、励ましていたのでした。

その頃、真壁と話していた、黒岩(橋本じゅん)。

「子ども食堂ね?」

「ひとり親家庭や貧困層、高齢者の支持を集めることができれば、浮動票の掘り起しに繋がり、一石二鳥だと。初日にはテレビ取材も入るそうで」

「あまり肩入れしないようにね。」

「ああ、はい、家族にですよね?それはもう重々、大森に。」

「彼じゃなくて君が。あくまで駒の一つだからね、大森君は」

「勿論です」

真壁は、黒岩に気を遣いながらも、一平を手のひら返しでいつか裏切るのでしょうか。

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~4話感想・みどころ

ひまりが学校に行けない理由が明らかになりましたね。

母の死との向き合い方、また、女の子特有の成長の変化に戸惑うものの、そのことを男親ばかりの環境でうまく言えなかった事…。

ひまりの立場なら、生理用ナプキンが買いたいってなかなか言い出せないですし、ナプキンの使い方は勿論、相談しにくいですよね。

そんなひまりに、都が第三者として、寄り添う時に掛けた言葉が、彼女の愛情深い人柄を表していますね。

「太陽の光は17万年かけて届く。お母さんの光はこれからもまだまだ届く。ひまりちゃんの家の太陽にはなれないけど、お母さんが届けたい光が真っ直ぐひまりちゃんに届くように、うん、風、ふーって雲を吹き飛ばす風にはなれる。ならせて、なりたい」

都を演じる、冨永愛さんの名演が本当に素晴らしかったです。

自然体な表情と、プライベートではお子さんがいる母としての顔が覗かれ、涙が出ました。

そんな都は、一平と共通の友人、千夏から、年齢と共に、子供を生めなくなる自分という、3,40代の女性ならではの悩みを抱えていました。

母にならない選択をし、ありのままの自分で生きていく都の考えに、私は賛成です。

千夏の、子供を生まないと決めていたけど、自分がどうなるか怖い、作れなくなるという不安には、女性の立場としては「そうだよね」って言えますが、私は違うなと思いました。

同級生に母を侮辱された事、体の成長変化を一番打ち明けたかった相手を亡くした、ひまり。

そんな彼女を抱き締め、言葉の掛け方がとても母性的で、愛情に満ちていました。

一平は徐々に、朝陽とひまりの子育てを通して、子供達に芽生えていく愛情を痛感していましたね。

選挙の為、利用するために、正助たちに近づいたのに、一平が最終的にはどんな行動に出るのか注目したいです。

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