日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~10話 一平の逆襲

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~10話あらすじネタバレ

「本当に申し訳ありません。良くも悪くも影響を受けやすい男ではあったのですが、まさかあそこまで浅はかだとは。私の人選ミスです」

区長室で、長谷川に深々と頭を下げる、真壁(安田顕)。

一平(香取慎吾)は大江戸区再開発計画をめぐって、区長の長谷川(堺正章)や民主党の衆議院議員、黒岩(橋本じゅん)と対立しました。

民主党の公認候補として区議選に出馬することを拒否し、無所属で「大江戸区長選挙」に出馬すると宣言します。

四期連続当選で不動の帝王である長谷川。

「彼は元気なハエ。元気なハエ。飛ばしたらいいよ。うっとおしくなったらパチンだよ」

「無名無所属の新人が4期連続当選不動の帝王、長谷川区長相手に勝てる見込みなどハエの手の先も御座いません。出る幕では御座いません。放っておきましょう。」

「彼の前職はテレビマンだよ」

「はい。ニュースナイトのプロデューサー」

「叩けば何か埃が出るでしょ、埃が。叩いといて。君のおじさんには確実にあと1期区長の座にいてもらわないと色々計画が狂うからね。」

「先程おっしゃられましたように放っておけばいいんじゃないでしょうか。大森が長谷川区長の脅威になるとは…」

「ハエじゃないよ。彼は蜂。嫌な目をしていたからね、ああいうやけに目が据わった人間は手の内にいると実に便利だ。なんでもやってくれるから。敵にいると厄介だ。刺してくるうちに潰して」

一方で、一平を敵に回すと厄介だと考えた黒岩は一平の過去のトラブルを探るよう、密かに秘書の真壁(安田顕)に命じます。

一平の出馬表明会見はニュース番組でも報じられます。

無所属で新人の大森が出馬すると話題になります。

「一平おじさんかっこいい」

「なんか嘘っぽい。嘘をつく時目が据わってる」

「嘘じゃないからこれ、パンダです」

「ほら、笑った。」

「パパもここにいて笑ってるよね」

「これ録画だから。パパが帰ってきたら、11回見て笑おう」

しかし、記者時代の他局の後輩、星健太(大塚ヒロタ)は、一平がテレビ局を辞めることになった理由が表沙汰になることを心配していました。

「報道が当局ににらまれたらアウトだから」

「済みません、局長が忖度しちゃって」

「それはそうだけど野上。あれ結局、一平さんのパワハラってことになったじゃないですか。今暴露されたらまずいですよ」

「あいつそんなことするタイプじゃないですよ」

「大森さん知らないんですか?」

一平がパワハラで追い込んだとされる元部下の野上(ヘイテツ)。

ニュースの裏側を斬る動画配信者として20万人を超える登録者がいました。

一平は星に教えてもらい、「のがっちのNEWSをKILる」という動画チャンネルを検索しました。

野上が暴露系動画配信者だと知り、懸念する、一平。

一平の出馬をきっかけに、この事を暴露するのではないかと懸念します。

そんななか、入院中の正助(志尊淳)を見舞った一平はまだ目を覚まさない彼に近況を報告します。

「めっちゃ重くて、朝陽のリュック。なに入ってると思う?土だよ土。甲子園かよって。学童の子たち受け入れ先決まった。正助君元気になったらまたうちに戻って来たいって。最後の日、豆まきやったよ。鬼と福、両方やったよ。美月ちゃんも来てくれた。正助君俺さ、俺これから最低な…今日も1日張り切っていこう、おー!」

正助にそっとグータッチをして病院を後にする一平なのでした。

「やだやだ、ここにいたい」

「ここ選挙に使うし、俺も選挙で忙しくなるから邪魔なの!」

一平は、あえて心を鬼にして朝陽を突き放します。

「ご飯も早く食べる、忘れ物しない、早く寝て早く起きる、一平おじさんといる。」

「朝陽、早く用意しないと都さん来ちゃうよ?」

「都がいてくれるから。朝陽、都好きだろ?」

「来てくれるけどなんで?なんでママもパパもいなくなって、一平おじさんもいなくなるの?」

「いなくならないよ。離れてたっていなくならないよ、だから大丈夫」

ひまり(増田梨沙)は弟を慰めます。

「でもどうするの?寂しくなったら」

そこで一平は朝陽の小さな手に、「し」「い」「ひ」「あ」、「は」と描き、自分たち家族は離れていても、一緒だと伝えるのでした。

「一平おじさん頑張るから。今日も一日張り切っていこう。おー。」

「こうしてるみたい」

ひまりは一平にしがみつきました。

迎えにきた都に、一平は養育費を渡します。

「え?いいよそんな」

「こんなこと頼めるの都だから」

一平は選挙で多忙になるという表向きの理由をつけて、選挙期間中は、都(冨永愛)に、ひまり(増田梨沙)と、朝陽(千葉惣二朗)の面倒を見てもらう事に。

「大丈夫なの?」

「ぐずってたけど大丈夫」

「なんでそこまでしてやるの?一平さんが」

「俺じゃん、やるの」

ひまりはランドセルを持って、都の家から学校に通う準備をしました。

「一平おじさん行ってきます」

「いってらっしゃい」

「行こうか」

朝陽は一平の計らいでなんとか落ち着きを取り戻し、都と出て行きました。

子供達が出て行ってから虚しさを感じる一平。

朝陽やひまりと家族になっていく実感を得ました。

「この大規模な再開発計画は住民の皆様の声を聞く事もなく、強引に進められようとしています。あなたの、そして私、大森一平の生まれ育ったこの町が問答無用で破壊されようとしているのです!偉大なる声なき多数派のあなた!声を上げましょう。私達はここで生きてゆくのだと、私たちはここで生きて行くのは私達なんだと、その声を私が必ず、必ず私が届けます!」

演説する一平を信じられず、冷たく見つめる(岩松了)。

一平は、学生時代の友人の武流に車を貸してもらい、演説を続けます。

「この町の新しいヒーローになる為、粉骨砕身、獅子奮迅、清き一平、大江戸区は心清き一平にお任せください」

その後、一平をもっと宣伝しようと駆け出す武流に一平は注意します。

「ダメダメ、告知日までは投票NG、選挙に出るってことも言っちゃダメなんだから」

「え?みんな知ってるじゃん」

「ダメなんだよ、公職選挙法違反」

一平のことを数少ない商店街の住人や、保育士の好美(八木優希)らもビラを作り、一平を応援します。

そんななか、病院で、正助の意識が戻りました。

そのことを知る、一平。

「パパ」

ひまりと朝陽は、都に連れられて病院へ。

「よかった、ありがとね都。」

「正助くん、これからリハビリだって。そんなのはいいけどさ、正助君が一平さんちゃんと食べてますかって。インスタントに卵せめて卵入れてって」

「本番はここからだからさ、都もさ、どっかで俺とすれ違っても声掛けないでね」

「その再開発は犠牲を伴うものではあってはならないのです。今回の大規模な再開発計画は、私達が生まれ育った大江戸商店街の大概が再開発地区になってく。通い慣れた銭湯も全てなくなってしまいます。土地と違って床は減価償却資産となりますのでその価値は年々、減少していくわけです。再開発によって地権者の資産は確実に減っていきます。そうならないように必要なのは対話です!」

動画チャンネルも作ってもらい、一平は精力的に微力ながら活動。

その裏で動く、真壁と長谷川。

「はい、承知しました」

長谷川からの電話を受け取る、真壁、

「え?解散?」

「今まで有難うホント感謝している。ここからはプロに任せようと思って。選挙のプロ。ありがとう」

「え?俺らじゃ不満なのかよ」

「そうじゃない。より当選の確立上げる為、ね、はい、お疲れさん、解散」

一平は、武流たちを巻き込まないように、あえて自分と切り離し、独自で動き出します。

SNSを動かしていると、一平のパワハラ疑惑を信じた一般人からのアンチコメントが殺到していました。

長谷川は報道マン時代の一平のパワハラ疑惑による炎上騒動に笑みが止まりません。

k「炎上炎上大炎上だよ。これ何人仕込んだの?」

「一発目の記事だけです。」

「本人からの話を元に裏どりしました。」

「仕込まなくてもいずれ表沙汰になってたでしょうね」

「それならさ寧ろ親切だよな。当選してから叩かれるのはきついからね。」

真壁と黒岩が大森のパワハラ疑惑を仕掛けました。

記者たちに質問攻めにされる大森。

「大森さん東都テレビのパワハラ解雇についてお聞かせ下さい。被害者の方亡くなっているんですよね?」

「大江戸区長選に出馬するんですよね?」

「あり得ないでしょ。人殺しが区長とか」

「あの記事は事実なんですか?」

「事実ではありません。」

「パワハラはなかったということですか?」

「あくまで業務上、必要な叱責、叱咤激励の範疇で。」

「いやそれ決めるのは受けた側でしょ!受けた側がパワハラっていうと」

「といった間違った認識が広がってますけど、パワハラかどうかは、受け手の主観のみで決められるわけじゃないからね。2018年厚生労働省が…」

「あーうるさいうるさい、いいよそういう御託が。亡くなってるんですって人が一人、あんたのせいで」

大森に皮肉を言う男性記者。

「それほんとですか?本当に亡くなっているんですか?証拠は?それソースどこ?もし亡くなっていないんだとしたら今のあなたの発言は問題ですよ!さっきの人殺しって言葉も。」

一平は記者の言葉を録音し、小さな録音機を男性記者(長友郁真)に着きつけました。

「いや、ねぇネットで」

「それはどなたが出したどの記事ですか?まさか匿名の書き込みのことをおっしゃってるんじゃないですよね?え?そうなんですか、受ける。もしかしてその辺の塀に空気は体に悪いってどこの誰が欠いたか分かんない落書きがあったらそれ信じますか?もう二度と空気は吸わないってなっちゃう?なっちゃう系?だとしたらごめんなさい、同じレベルの話はちょっと」

「東都テレビは否定していませんが」

「否定してませんよね。ノーコメントで」

「否定してないってことは肯定してるってことでしょ」

「え?びっくりした。なにその猿みたいな思考。ごめんなさい猿に失礼か。ミジンコ、ミジンコにも失礼か、失礼失敬、そもそも東都テレビには皆さんの質問に答える意味も義理もないからね。わかる?それがノーコメント。俺にもないか、親切だね、俺」

一平は記者たちに歯に衣着せぬ発言で食ってかかり、パワハラ疑惑を否定します。

ネットでは一平のずばずば言う物言いに視聴者たちは釘付けです。

「被害を訴えた方がいるというのは事実ですよね?」

「それは事実です。その勇気には心から敬意を払います。が、被害を訴えた方がいるイコール加害者がいるじゃないからね!面白がってそういう社会にしちゃうとブーメランだから。今の俺、被害訴えられる。家の前で待ち伏せされて、寄ってたかって人殺し呼ばわりされて、精神的苦痛を受けてる。病気になったらどうするの?死ぬかもよ。はい加害者加害者加害者加害者加害者!」

帰宅後、世間に向けて生配信をする一平。

「私はパワハラなどはしておりませんし解雇もされておりません。告発者の言い分を信じ、偏りのある調査でパワハラだと認定し、不当な人事異動を命じた会社に抗議をするも無視され、絶望し自ら退職を申し出たのです。勿論、被害を受けた方が声を上げられる社会であるべきです。勇気を振り絞って下さった方々の力で社会がそうなりつつあるのは本当に素晴らしいことです。一方で、不確かな情報に踊らされた大衆によって物語が捏造され、真実が捻じ曲げられ、すいません…生きてるよね…被害を訴えられた方、一度直接話すチャンスをください。俺は逃げも隠れもしない、君と違って!」

「ありがたいね、墓穴掘ってこっちのイメージアップまでしてくれちゃってさ」

「焦って本性が出たんですよ」

「遅い、先に来て押せよ。待たせるな!私を!」

部下の真壁や黒岩にハラスメントする、長谷川。

真壁は商店街で市民に声を掛けられ、大森の動画の件で困惑していることを知りました。

「真壁さんこれどういうことですか?」

一平は泣きマネをして、野上を誘導します。

「厳しいコロナ禍、昨年の台風による大規模停電など、様々な困難の時も、常に区民の皆様と歩んでこられた、長谷川区長と共に、我々大江戸区選出の議員一同…」

「悪意のある不確かな情報に下さい」

「選び取る意思は力は貴方の中にあります。選ぶ価値がある街に、声なきごんぎつねたちが一番好きな自分で生きられる街に」

一平と長谷川たちはそれぞれの主義主張を訴え、対抗意識を燃やすのでした。

そんななか、真壁や星に一平はメールを送りました。

自分のパワハラと解雇疑惑を汚名返上するべく、自宅を生配信することにしたのです。

そして、一平の家には被害者とされる、野上が訪問します。

「申し訳ありませんでした。」

「は?」

「いや」

「正直パワハラじゃなかったとは思ってる。けど、感情的に声を荒げたのは」

「いや、それだけじゃないですよ。あんなので倒れる程軟じゃないですから。舐めてたとかじゃないすから、どうしても、どうしても、つか意味わからなかったですマジで。なんで撮らなきゃいけなかったのか。事件や事故とか災害直後の遺族コメント」

あの日を振り返る野上。

「なんで遺族コメント入れないの。何回言わせるの?お前仕事舐めてる?舐めてる。」

そして今、向き合う、一平と野上。

「必要だからだよ遺族の悲しみは強力な再発防止に…」

「ていうのは建前で、警察発表の情報だけじゃ他と差をつけられないから。だから欲しいだけですよね、みんな好きだから人の不幸。同情して気持ちよくなったり、自分はまだ幸せだって安心できたり」

「そういうこともあるかもしれないけど、それだけじゃない」

「じゃあなんすか」

「やっぱもっと早く斬っておけばよかったな」

「じゃあ別にいいっすよ野上で」

「のがっちが、野上がこういう暴露系って言うの?動画配信やっている時には俺、やられちゃうのかと思った」

「やろうと思ってましたよ。意味ないじゃないですか、無名のニートを叩いても」

「ニートじゃないから」

「絶対なんかなんか始めるんじゃないかなって。大森さんすごいじゃないですか、承認欲求というか功名心。」

「そうかも」

「なんか表出てくるだろうなって、出てきたらその時、潰してやろうって。けど…いや、子ども食堂って」

「え?でも叩き落としがいあるんじゃないの?こんなことでやって良い人ぶってるって実は」

「子供も一緒に叩き落としちゃうじゃないですか。いや、俺が動画で裏側とか言って、取り上げた奴ら、なにかしらあったとは思いますよ。家族とか。一緒に叩き落とした人いると思います。それって知らないからやっちゃえるじゃないですか。知っちゃったから。大森さん叩いたら、なにも悪くないのに一緒に叩かれちゃう人がいるって。知っちゃったから。」

野上は大森を慕う子ども食堂の子供達や大森を支える町の人達や家族を思い、叩き続けることはやめました。

「そうだな、ある、あるな。知っちゃったら出来ない事。逆にやりたくなること。遺族のコメントやはり俺は必要だと思う。知るってさ、他人事から自分ごとになるってことじゃないかな。ニュースでさ、飲酒運転に子供がはねられて死亡って見ても、ああ可哀想って終わっちゃうかもしれないけど、遺族のコメントや言葉があるなら」

「言ってることは分かりますよ。でも遺族は再発防止の道具じゃないですから。それにクソなことに今は遺族だって、なんなら犠牲者、被害者遺族は叩かれるんですよ。面白がってる奴らはまだいい、いや全く良くないすけど、子供がなんでそんな時間にそんなとこ歩いてるんだ、なんだあの服装、とち狂った正義と逆張りの一種、本質を見抜く我みたいな、遺族にとっては終わってないのに、世間はさっさと忘れてくじゃないですか。事件や事故、災害の犠牲者や被害者のこと。だから、タイミングっていうか、もっと遺族の気持ちっていうか寄り添って話したいと思ってくれた時、大切に大切に話を聞ければ、俺達は忘れてないです、忘れさせませんって…。そういう報道が出来たら良かったなって。」

「こういう話もっとすれば良かったな。お前が逃げてるって思ってたからやりたくないことから。逃がすのはお前の為にならないって。逃げてもいいってよく言うけど色んな所で色んな人が言われたら楽だし、言う方もなんか気持ちいいけど、逃げた後は誰が責任とってくれるの?逃げても良いいいに追いついてないんだよね。逃げてもいいじゃない、選択。今の社会はまだ選択肢が足りない。生き方学び方働き方、全然足りてない。俺は選択肢を作りたい。野上ごめんお前にもそうするべきだった。遺族コメントを撮りにいくのがつらいってお前に、行ってこいじゃなくて、もういい他の奴に行ってもらうんじゃなくて、だったらどうするのか、他になにかすることはないのか、とことんお前と話し合って選択肢をつくるのが上司としての俺の役目だった。もっと知ろうとするべきだった、野上のこと。申し訳ない…!」

「俺も、俺も話せば…もっと話せば良かったです。どうせわかってもらえないって勝手に」

「そう思わせちゃったのが既にパワハラだったのかもな」

「いや、そこは俺の主観っていうか主観だけじゃパワハラって認定できないし。」

「一発アウトなら分かる。それではここでお見せしましょう。こちら、正真正銘のパワハラです!」

一平は長谷川区長の部下へのハラスメントの様子や、銭湯の高田あき子(市毛良枝)を批判している様子を生配信で流しました。

「ああもう愚図だなぐずぐず愚図、いいからもう死んじゃえ!」

「はいもういいからやり直し」

「高さ制限緩和させて緩和。条例の解釈意外だろうが」

「なんだよこれ」

「大森さん」

「ん、これもいっちゃう?」

一平は引き続き、長谷川の本性を晒す生配信を続けます。

「邪魔だなあのばあさん。アフターコロナでまだ難でしょうが飲食。現ナマ積んで、現ナマ、ばあさんのほうにも圧力かけといてよ」

再開発計画で地権者への嫌がらせまで秘書や黒岩に指示していた、長谷川。

一平はにやりと笑い、生配信をする真壁と意味深に、目を合わせたのでした。

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~10話感想・みどころ

ヒラテツさん演じる、かつて一平にパワーハラスメントを受けたとされる元後輩記者の、野上。

大森を慕う子ども食堂の子供達や、大森の生活環境を知り、叩かれてはならない人までが巻き込まれて、ネットで袋叩きに合うことを配慮した優しさがあふれ出ていましたね。

事件や事故、災害にしても被害者に寄り添った報道の在り方も、視聴者の心に問いかけている気がしました。

被害者遺族のコメントは「伝える」為に必要だという一平の意見と、遺族のコメントを「伝えた」ことで、遺族が叩かれ、つらい思いをするリスクを訴える、野上。

一平の野上への「仕事舐めてる?なんで遺族のコメント入れないの?」は言葉だけ切り取ると、パワハラになってしまいますよね。

しかし、本当の2人の思いがとてもそれぞれすれ違っていました。

今の世の中には確かに選択肢が足りないという一平の考えに共感しました。

選択肢を相手に委ねることで、委ねた側も委ねられた側も、一つの事柄に対して次はどんな解決法があったのか、視野を広げられますよね。

円滑なコミュニケーションに繋がり、お互いが考えていることが見えてくるから、一平は野上にどうしたいか選択させていればなにか違ったんじゃないかなと思いました。

そして、最後に長谷川区長の悪事を一気に晒したラスト。

長谷川区長の腹黒さがよりさらに世間に伝わり、気分爽快でした。

長谷川って人の上に立つべき人間じゃないし、彼の積み上げてきた城を一気に崩壊していく一平にこれからも楽しみな10話でした。

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