日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~最終回

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~最終回あらすじネタバレ

大江戸区長選への出馬を宣言した一平(香取慎吾)。

指揮連続当選中の不動の帝王と呼ばれた、長谷川区長(堺正章)に挑むことになりました。

「邪魔だなあの風呂屋のばあさん」

「ぐずぐずぐずぐずもういいから死んじゃえ」

一平は、ニュース番組のプロデューサー時代にパワハラを訴える相手で人気動画配信者の野上(ヘイテツ)と生配信で対峙し、本音を語り合いました。

「一平さんがあれ送ってくれたんで。他の局、出汁抜けましたし。例の長谷川区長のいとこが幹事長問題で直にうちがすっぱ抜くのは上に抑えされちゃいましたけど。」

「ネットで炎上してるからって建前だったら扱える。」

「仕掛けましたね」

「俺を誰たと思ってるんだよ」

「直にうちがすっぱ抜くのは炎上する。近々あっちも使わせてください。野上との対談。うまく理由付けますんで。あれは届けるべきです。」

「数字とれる?」

「ちょっと引っ張り出されちゃいました?報道マンの矜持?」

すると、一平は突然、長谷川による職員へのパワハラ動画や、再開発をめぐる地権者への嫌がらせを指示する動画を暴露します。

それらの動画はSNS上で瞬く間に拡散し、区には抗議が殺到しました。

「事実ではありません。」

「地権者への嫌がらせも指示されたようですが、違法性は?」

「御座いません」

「区には電話が殺到しているようですが」

「区民の皆様にはご迷惑をおかけして…ただ、政治家特有の言い訳かもしれないんですが、本当に見覚えがなく、きつねにつままれたような」

「とぼけないでください。証拠が出てきているんですよ」

記者から受けた厳しい追及に、長谷川は事実無根だと言い逃れをするものの、会見中に胸を押さえて倒れてしまいました。

「いやいやいやフェイク動画ってどんだけハイレベルなんすか。生成AIを使ったとしても、こんなん作れたら、ハリウッドからスカウト来ますよ。名前出した方がいいですよ。」

配信で、長谷川が倒れたことを煽る、野上。

テレビ番組では長谷川の動画をディープフェイクなのではと見解する声もありました。

「ディープフェィクの可能性もある。アメリカでは大統領選挙に使われましたがついに日本にも」

「くれぐれも守秘義務だけは。いいお芝居を有難う御座いました。」

シニアタレントのプロダクションのタレントにも長谷川は良心的だとアピールさせていました。

黒岩は番組に出た男にお金を渡して、生成AIだと叩かせていました。

その様子が報道され、世間は長谷川に対する同情ムードになります。

さらに、長谷川のパワハラ動画は、生成AIで作られたディープフェイクの可能性があるという検証動画も拡散され始めました。

その裏では長谷川の子飼いである大江戸区選出の衆議院議員、黒岩(橋本じゅん)が、長谷川を応援する動画や一平を批判する動画を拡散させるべく、暗躍していました。

しかし、大森と野上の行動とは裏腹に、ディープフェイクで生成された動画で、長谷川区長を援護する声も殺到します

その直後、長谷川は急遽、記者会見を開き、次の出馬を断念すると宣言し、後継者に黒岩を指名します。

「私、長谷川清史郎、大江戸区民の為に、尽くしてまいりました。健康に不安を抱えてしまった今これ以上、区制を混乱させるわけにはいかないと、来月の大江戸区長選には出馬すべきではないと判断致しました。現状のままでは…しかし、しかし皆様、大江戸区は再開発事業を含め、発展の歩みを決して止めません。そのために…」

よって、黒岩が大江戸区長選で立候補することになりました。

「本日、信頼する長谷川区長から後継指名をいただき、大江戸区区長選に立候補することを決意致しました。国会議員として16年、長谷川区長とタックを組み、この大江戸区の発展に取り組んできました。長谷川区長が取り組んできた素晴らしい大江戸区をしっかりと引継ぎ、更なる発展に力を尽くします。」

会見の後、真壁を懐柔しようとする、黒岩。

「あと1期、君のおじさんに頑張ってもらって地盤固めしてもらおうとしたからの予定だったから。番狂わせだよ。君にも突然、失職させて申し訳ない事をしたけど。悪いようにはしないから、引き続き、頼むよ選挙戦。長年、地元との窓口を務めてくれた君の力が君の力が今こそ」

「申し訳ありません。区長選のお手伝いは、辞退していただきます。先生が議員をおやめになる際、私が職を失うのを気に掛けて下さった民選党の雛田先生が公設秘書としてお声がけさせていただきました。黒岩先生には左も分からない私をこれまで育ててくださり、感謝の言葉も御座いません。いつかまた先生のお役に立てますよう、国政で勉強してまいります」

「なにを企んでる?いやな目をしてるよ。今、君」

真壁は黒岩からの誘いを断りました。

一平は野上と共にタッグを組、黒岩の娘の夫が区民の税金を使って不正行為をしていることを暴露。

「皆様に重要なお知らせ候補が御座います。黒岩候補が長谷川区長から引き継いで進めようとしている今回の再開発計画。なんと利権が絡んでいると突き止めてまいりました。なんとなんと黒岩は娘の夫の建設会社に工事を発注させる密約を結んでいるのです。再開発の総工費は約300憶円。区役所の移転も絡んでいるんで、皆さんの血税も投入されております。30億円の工事を黒岩候補の親族企業が受注して、50%の粗利、15憶ものお金を不正に儲けようとしています。本物の悪ですよ。そんな悪、この区を任せられないでしょ」

一方で野上も自分の配信で、黒岩と長谷川の真っ黒な裏側を世間に伝えていました。

「再開発の事業自体は、あくまで地権者たちを中心とする組合。区は工事の発注に歯直接関係していないという立場で、抜け道があるんですね。孫請けに入る予定の建設会社を調べていくと晴天建設、黒岩の親族企業だと裏どりしました。代表取締役社長、渡辺正宗。黒岩の娘の夫です、苗字が違うからってばれないと思っちゃったんすかね」

黒岩の身内絡みの悪事を暴露する一平に、慌てて、反論します。

「私は業者の選定に関与できる立場ではありません。賢明なる大江戸区民の皆様には、このようなデマに惑わされることなく、大江戸区の未来のための政策、そして政策を実現する実行力でご判断いただきたい。」

一平と黒岩は敵対していきます。

「引退は表向きで裏では院政を敷こうとしているんですよ長谷川区長は。黒岩は長谷川区長の腰巾着です。このままではこの町の利権政治は止められません」

真壁に「二階堂不動産」代表の二階堂慎太郎(岩松了)はある頼みをしに行きました。

「町会長、皆さんどうされましたか?」

「真壁さん、君に頼みがある」

間もなく、真壁が区長選に立候補しました。

「どういうことなんだよこれは」

「私も本当に何も…とにかく状況を確認致します」

黒岩は区議たちに長谷川の汚名返上の協力を頼みます。

「今日で応援活動はやめさせていただきます」

「真壁さんの出馬表明を聞いて目が覚めました。古いやり方の利権選挙は終わらせるべきです」

「誰のおかげで区議になれたと思ってるんだ。」

「選挙の時、私達の為に走り回ってくれたのはあなたじゃありません。真壁さんです。区長のハラスメントを握りつぶしたり、あなたの不正に加担したりそんな事の為に、我々は政治家を目指したわけじゃありません。我々が鳴りたかったのは当たり前の政治です。私達は真壁さんの応援に回ります。」

なんと、黒岩の元から区議たちは去って行きました。

そして、真壁の人気はうなぎのぼり。

「私が掲げる公約は誰もが一番好きでいられる街」

「選ばれる街へ大江戸ナンバーワン」

黒岩はそれでも真壁と対立しながら、長谷川を支持し続けます。

「区役所って区民の役に立つところと書きます。つまり役所の仕事は本来区民の為のサービスなんです。この町が暮らしやすく楽しくなるなら、私どんなことでもします。素晴らしい政策gはいくらでもパクりますよ。」

「見た?真壁のホーム―ページ。口調になったら再開発計画の見直しや悪事所や高齢者向けサロン造ります。日照権問題あるから見直します。人気とり必死すぎ」

一平は真壁の様子をライブ配信。

「あの前回の大江戸区長選の投票率ご存じですか?33パーセントなんですよ。つまり区民の皆さんの7割近くが選挙に参加しなかった。何故でしょう。誰が区長になっても生活は変わらない。自分の1票だけじゃなにも変えられない。そう思ってしまってるかもしれません。1票の差で当落が決まってしまった選挙、沢山あります。区民の皆さんが区長を選べるんです。誰を区長に選ぶか、それって皆さんの生活を人生を選ぶってことです。皆さんの1票には大きな力があるんです。皆さんの人生を変えます」

真壁は積極的に選挙活動をします。

「俺、あいつ真壁と腐れ縁なんだよね。生徒会長とかやってつまらないよ。俺が当選したら面白いのに。子供や年寄りにこびない、生産性のある若者優先社会。」

「大森さんが当選したら、記念に凄い隠し玉出しますよ?超バラエティー番組の闇、ぶっちゃけますよ」

「俺もバンバン暴露しちゃおうかな元テレビプロデューサーだから」

野上と一平は度々、コラボの生配信を投稿し、当選に向けて視聴者を引き付けていきます。

一平は長らく住んでいた家を後にします。

「やっぱり俺にとってこの家族はニセモノだった。俺は出て行くから本物の家族同士勝手に仲良くやってくれ。みんなのことはすぐ忘れる。もう会わない、さようなら一平より」

置手紙を残し、一平は自宅を去りました。

「大森一平から誹謗中傷を受け、信頼していた真壁候補から裏切りを受け、私の鉄の意思は決して折れることは御座いません。どうか黒岩鉄男を勝たせてください、あなたの力で私を区長にしてください」

黒岩は熱を持って演説をします。

一方で真壁の穏やかな演説が始まりました。

「私には腐れ縁の友だちがいまして、高校の時、彼と生徒会長の座を争ったことがありました。勝ちました。その時、彼が掲げていた公約、最高だったんです。みんなが一番好きな自分でいられる学校に、なので実はこのキャッチコピーパクリです。私は友人から多くの事を学びました。どうしたらこんな街になれるか、例えば1人親家庭が不安なく暮らせる社会、性別の垣根無く当たり前に結ばれる社会、1人1人に合わせた多様な学びの場がある世界、地域全体で子育てを支えられる社会、労働者と経営者が互いに尊重し合える社会。失敗しても何度でも立ち上がれる社会、女性だけにケア同労を押し付けない社会、高齢者が誇りをもって生きられる社会、仕事と育児を当たり前に両立できる社会、町の在り方を住民主体で切り捨てられる社会、これらは決して夢物語ではないということを友人は身をもって私に教えてくれました。」

一平は真壁の心を知り、涙します。

真壁を区長にするために一平は野上とタッグを組、長谷川を陥れたり、市民の信頼を得て活動していました。

ハンカチを渡す男。

「済みません…え?正助くん」

「今朝、退院しました。」

「ひまりと朝陽も預けちゃったしさ、都に。邪魔だからさ、選挙に」

ひまりと朝陽が作った紙のタスキを見て、涙する一平。

「大丈夫ですから、一平さん分かってますから。ひまりも朝陽も、武流さん達、フォーピース保育園の皆さんも、最後まで思い切りやり切ってください」

「なにを?」

「青鬼」

「都か?誰がばらした?都?真壁?二階堂さん?」

「みんなです。みんな一平さんを心配して。だから大丈夫です。でも約束してください。青鬼みたいに勝手に旅に出たりしないでください。帰ってきてください。絶対に。約束です、兄さん」

正助と一平は信頼関係がまた一つ繋がりました。

一平は真壁と数日、真壁と電話を繋いで今までの努力を重ねてきたことを思い返すのでした。

「なんだこれ」

「まだまだある」

「なかなか協力者が得られなくて、集めるのに時間が…」

「ちょっと待ってって。え、知ってたってこと?あき子さんの嫌がらせとか息子のあれとか。だったらどうして?!これ、公に出したら?」

真壁から長谷川区長の正体を知った、大森。

「俺が一発で消される。おじさんの、長谷川区長のパワハラも、違法ぎりぎりの行為は今に始まった事じゃない。過去に何度も告発されかけては潰されてきた。」

「潰された?」

「金やポストを握らせて、口を塞いだり、まぁ長谷川のいとこは幹事長だからな。メディアも扱いを避けたがる。そこはお前のほうが悔しいか。特に匿名での告発は瞬殺される。だからやるなら名前も顔も晒して確実な証拠をそろえる必要がある。まぁただ今の俺がこれを暴いたところで、長谷川を表向き失脚で来ても、院政は敷かれたまま。俺は一族からも政界からも追放される。下手すりゃフェイクニュース扱いされて握りつぶされて終わるだろう。だから俺がもっと地盤を固めて、力を持ってから勝負に出るつもりだった。お前を引きずる込んだのもその時の為だ。仲間が欲しかった。絶対に裏切らない心の底から信頼できる日本一最高な仲間がな。だからお前が会社辞めた時は悪いけどチャンスだと思ったよ。黒岩先生も子飼いの議員を増やしたがっていたタイミングで」

「だったら言ってくれれば良かっただろ、政治家になれば世間を見返せるぞ。」

「そんな子供だましで乗ってくれると思わなかった。」

「子供だましって」

「でもそこがお前の最高のところだよ、だから知らないまま突き進んでほしかった。知ったらお前、態度や顔に出るだろ。皮肉だけどな俺とお前が長谷川、黒岩に対抗できる力を持つには、長谷川、黒岩の力が必要だ」

「嘘だ。巻き込まないようにだろ。お前が事を起こした時」

「一平、区議選出馬は取り辞めだ。区長選に出ろ。区長になれ一平。再開発計画の中身を変えるならそれしかない、全ての人間を等しく救い上げるなんて不可能だ。優先順位を付けなければならないそれが政治だ。思い知ったよ。区制の優先順位が区民より政治家が上であっていいわけない。俺はこのことを晒す。たださっきもいったように、長谷川を失脚で来てもそれは表向きだ。恐らく黒岩が地盤を引き継ぐ形で、区長選に立候補する。長谷川が強力な院政を引くことが目に見えているうえに、再開発計画のごたごただ。他に立候補者が出る可能性は低い。黒岩との一騎打ちなら勝率はゼロじゃない。再開発に黒岩の利権が絡んでる可能性が浮上してな。今、調査会社に裏どりをお願いしている。クロが確定したらそれも暴露する。ただそれでも組織票は崩れないかもしれない。前回の組織票は33パーセント。そのほとんどが組織票だ。残り67%の浮動票を引っ張りだせ。お前ならやれる。一番好きでいられる街に、国に、世界に。パクリだ、お前の」

「はぁー真壁、俺がやる。俺が暴露する、区長にはお前がなれ。お前だろどう考えても。だけど世間的には長谷川黒岩と無関係の俺がやっても信憑性低いし、大して注目されないと思うか。区長、選立候補はする。けどそれでいきなり暴露は不自然だ。まず普通に活動する。で、俺の認知度がある程度上がったら俺の悪評を流してくれ。前の会社の大社理由とか、野上…パワハラ訴えた社員は公表を望んでた。だから二次被害みたいなことにならないと思う。会社には迷惑かかるけど。それでもっと注目集めてぶっ放す方法はある、考える。黒岩の利権が確定したら、それもぶちこんで、ネガキャン対決に持ち込む。どろどろの泥沼になったらお前が華麗に登場」

「これか」

「言ってたよな、人を動かすのは物語。お前が俺を陥れる為に仕組んだって思われる可能性もあるか…根回しするわ」

「一平、お前町中に嫌われるぞ。正助氏やひまりちゃん朝陽だって」

「家族とは縁を切る選挙が終わったらもう帰らない」

「馬鹿かお前。どうしてそこまで」

「町の未来はあいつらの未来だからだよ。俺はあいつらに一番好きな自分でいられる未来を渡したい」

「お前の未来は」

「なんとでもなんだろ。俺を誰だと思ってるんだよ。わかるだろ長い付き合いなんだからさ。そういう俺を俺は一番好きなんだよ」

一平は二階堂にも自分を嫌う演技をしてもらい、真壁を応援するようアプローチしていました。

「ちょっと待ってくれよ俺に芝居させようってか」

「本心からそうしたいと思われる状況になったらきっと町の人達からも声が上がります。候補者どちらにも区長は任せられないと。その時がきたら真壁を擁立してください。真壁は本物です。先日もうちの甥に誠司かって何って聞かれたら迷わず一言で答えました。この町をよくしてくれる人ですって。お願いし魔ます。あいつを区長にしてやってください」

全ては一平と真壁の作戦通りに進みます。

「一平!」

「幕が上がったな。」

「本当にいいんだな?」

「あとはいつも通りお前が俺に勝つだけだ。宜しく」

「一度もなかったよ。俺がお前に勝てたことなんて」

黒岩だけでなく、都も全てを知って、一平を応援していました。

「納得できない」

「納得できなくても頼むよ都。正助君退院するまで時、朝陽とひまりを」

「それは良いけど。一平さん忙しかったらお願いしようと思ってたし」

「これが最後の一生のお願い。」

一方で野上も一平から全ての真相を聞かされていました。

「なんすかこれ」

「野上の拡散力利用させてもらった」

「これ目的で連絡してきたんですねなんだまんまと俺釣られたんすね。」

「半分はちゃんと話したかった。話せて良かった。」

「事情は分かりました。でも俺も噛みますよ。でも利権が暴れたくらいで組織票は崩れないでしょ。その真壁って人がそれを越えて浮動投票獲得するには正攻法じゃ難しいと思いますよ。そもそも区長選みんな興味ない。大森さんピエロになる気あります?とにかく注目集めるんですよ。なんかわからないけど面白そうってうっかり今の時代は当選しちゃいますからね。そこから真壁って人勝たせたいなら、とことん逆張りして引き立て役受けして、それから最終演説で、絶対こいつ当選させたくないって思わせる。」

一平にこれまで世話になった大江戸区民から、一平を応援する声が。

一平はわざと真壁を痛烈に批判し、みんなの注目を浴びました。

一平の真実をわかる区民たちは拍手し、一平にエールを送るのでした。

「お待たせしました。大森一平です。聞きました?皆さん聞きました?真壁候補のお花畑演説。作れるなら作ってみろよ、皆さんも無理だよね。自分が良ければそれでいいし、苦しい人は自己責任。他人の不幸は大好物。叩けるやつはストレス発散。みんなで叩けば怖くない、正義ごっこしたいよね。いいよね?自分の利益、快適、最優先!いいよねー邪魔な奴は攻撃して排除すればさ。当然の権利でしょ。自分の役に立つか経たないかは当然。結局はそれでしょ自分の価値なんて。価値のないやつなんて存在こそ無視。税金なんて使うの勿体ない。本当に作れるのか?存在ない社会」

「勿論それを作るのが政治です」

「以上、大森一平に清き1票を」

そして、真壁が無事、当選しました。

「負け惜しみを言いに来た。初めは君と同じだった。なるつもりだったよ当たり前の政治家に。」

「存じ上げております。ずっとそばにおりましたので」

「権力の腐敗ってやつかね。君も気を付けろ。」

「ご忠告有難う御座います。でも心配には及びません。あなたとは器が違いますので」

「言うね権力を手にした途端に」

「私のことではありません。彼がこの世にいる限り、私は自分の器の小ささを突きつけられる。驕りたくても驕れません。」

「忌々しい奴だな」

一平には敵わないことを伝え、黒岩と和解した真壁。

小原家。

「どうして旅に出たの?青鬼さん」

「赤鬼さんのことが自分のことより大切だからかな」

「でも泣いちゃったよ赤鬼さん」

「帰ってくる?」

「青鬼さん?」

「一平おじさん」

「ね、早く帰ってこないと、ごはん冷めちゃうよね」

「大丈夫、冷めちゃったらまた温めればいいんだよ」

なんと小原家に一平が帰宅が無事、帰ってきました。

「一平おじさんだ。一平おじさんお帰り!」

「お帰りなさい。朝陽、離れて、靴脱げない」

「パパ泣いてる」

「泣いてないよ。」

「泣いてるー!」

一平はまた小原家の家族となって帰ってきました。

日本一の最低男~私の家族はニセモノだった~最終回感想・みどころ

一平はまさに泣いた赤鬼の物語通りに、大切な人である真壁を思って、自らが悪役に徹していましたね。

真壁を区長選に勝たせるためと、長谷川区長と黒岩の悪事を世に去らしめる作戦を企てました。

長谷川の横暴ぶりとパワハラは見ていて不愉快ですし、身近に長谷川みたいな人に出会ったことがあるので、真壁の長谷川の不正を暴きたい焦りに共感しました。

一平と長谷川が話し合ったように、真壁のように地位があっても、全てを失って握りつぶされる悔しさ、凄く分かりますよ。

一平があえて真壁を批判し、毒舌を吐く場面は爽快な演技で、真壁との話し合いでのネタばらしのからくりは最高でした。

冷めた家族はまた温め直せるというひまりの言葉が深いですね。

小原家と一平をまた繋いだ心温まる最終回でした。

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