リーガルV 第1話
放送日:2018年10月
テレビ朝日木曜ドラマ
リーガルV 第1話のあらすじ
次々に葬儀場に現れる喪服の謎の女。
ある崖の絶壁にたたずむ青年の腕をその謎の女は掴んだ。
女の名前は小鳥遊翔子。青年は青島圭太。
翔子は青島をスカウトしに来た。
一方で、大学教授をしていた京極雅彦は退官の日を迎えた。
京極は翔子から法律事務所を立ち上げないかと誘われていた。
しかし、翔子と連絡がつかないどころか、様々なことが発覚していく。
京極から話を聞いたヤメ検・大鷹高志は翔子の場所を突き止める。
そこには「京極法律事務所」という看板が掲げられていた。
その頃、翔子の元に向かっていた青島は痴漢事件に遭遇し、痴漢で捕まった君島化学の社員・安田勉の弁護をすることになった。
京極法律事務所にとっては初めての顧客だが、弁護費用は安く、痴漢事件は被害者が有利のため、翔子は聞く耳を持たなかった。
そんな翔子に青島はある提案をする。
リーガルV 第1話の感想
喪服の謎の女の正体
1年前に法律事務所を退所し、何か被害でも受けましたか?と受付で言われてしまう小鳥遊翔子とは一体何者なのか。
まずその謎にぶち当たりました。
葬儀場を回って歩いているのが小鳥遊翔子という女。ただ、何故葬儀場なのか謎が深まります。
翔子を知る者は海外に逃亡しているはずだと言う始末。
謎めいている翔子について全く掴みどころがなく、いい意味でオープニングから面白いと感じました。
京極法律事務所設立と初めての案件
翔子が退所したというFelix & Temma法律事務所を訪れたのは京極という大学教授。
退職の理由は翔子に法律事務所を立ち上げないかと誘われたからです。
しかし、翔子は携帯も繋がらず、大手の事務所もクビになり、家賃滞納でマンションを退去のうえ、暴力団問題に関わって弁護士資格剥奪。
その翔子に500万円と実印を預けたという京極の話を聞いて、持ち逃げされたに違いない、そう思ってしまいました。
連絡がつかないという翔子の居場所を大鷹はつきとめてはくれましたが、一体どうやってつきとめたのでしょう。
しかし、翔子の元に辿り着くと、「京極法律事務所」と掲げられていて、持ち逃げしたなんて疑って申し訳なくなりました。
翔子にスカウトされた青島は、翔子の元に向かう途中で痴漢事件に遭遇しました。
捕まってしまった青島は、同僚の富樫に仕事を任せます。
しかし、この痴漢はやらされているのではないかと感じました。
案の定、君島化学の社長はFelix & Temma法律事務所にお金を積み、自分達が有利になるようにと動き始めました。
痴漢冤罪の弁護は費用が安く、その割に勝訴は難しい。示談を安田に持ちかけましたが、青島に駅弁で釣られた翔子は、安田の罪を晴らすために次々と証拠集めを始めました。
鉄道ヲタクにとっての駅弁の強さを感じました。
痴漢当日、安田は特許を申請する日で、その仕事内容は300億円の価値があることがわかり、その額の大きさにやはりハメられたのだと改めて実感しました。
痴漢被害を受けた真面目な女子大生・三島麻央がキャバクラ嬢だとわかり、なおのこと安田が冤罪であることが濃厚です。
翔子が欲しかったとは言え、限定のバッグを持っていたところに目を付けたのは、実は外出を恐れていない、痴漢はされていないのだと心理的に追い込むのはいい作戦だったと感じます。
事件解決の鍵を握るもの。翔子の鉄道愛
今回だけでなく、きっとこれからも大きな鍵を握り、事件解決に貢献するのは、翔子の鉄道好きなのだと感じました。
翔子が鉄道ヲタクである伏線は多々ありましたが、鉄道ヲタクでは済まされないほどの力を持っていたことには心底驚きました。
「鉄道の専門家」は言い過ぎではないかと思いましたが、資格だけではなく、麻央が嘘をついていることを明らかにするその発言は専門家と言えるほどです。
麻央の前にはポスターが貼ってあった。だから、ドアのガラスに写った安田を見ることは不可能。それを聞いた麻央が泣き崩れる姿に、急に話が変わり、とてもワクワクしました。
麻央が嘘を吐いていたことで、安田の無罪を勝ち取ったわけですが、これで終ってしまうのかと物足りなさを感じていたら、ここからさらに大きな巻き返しを図るとは思いもしません。
まず、会社がどうという前に、富樫は安田を嫉妬し、麻央を雇っていたことがわかりました。
信用していた同僚に裏切られた安田はとても悲しかったことでしょう。
会社は安田を潰そうだとは思ってはいなかったけれど、痴漢事件となると会社も体裁が悪くなってしまうので、不当に安田を解雇へと追いやったのですから、安田にとって会社も復讐の対象として当然のことです。
会社に、Felix & Temma法律事務所ひと泡吹かせ、観ているこちらもスッキリです。
ただ、Felix & Temma法律事務所とはこれからも対立関係にあるのではないかと思っています。
リーガルV 第2話の期待や予想
京極法律事務所として初めての事件を勝ち取りました。
これからは様々な事件を扱っていくのでしょう。
毎回毎回事件が違うのではないかと思うので、飽きずに観ることができそうです。
そして、翔子の鉄道知識がこれからどんな風に事件解決へと繋がっていくのかも楽しみで仕方ありません。
現在、京極法律事務所でまともに働ける弁護士は青島だけ。
京極所長を慕い、心配する大鷹もいづれは京極法律事務所の弁護士になるのではないかと予想をしています。
ただ、翔子のことを良く思っていないので時間はかかりそうですが。