リコカツ4話あらすじネタバレ
咲(北川景子)は紘一(永山瑛太)が自分と結婚した理由を箱根の旅館で働く紘一の母、薫(宮崎美子)から、紘一も自分を理解してくれる咲を愛おしく思います。
紘一の実家騒動を機に、信頼関係がさらに高まり、初めて気持ちが通じ合えた2人。
帰宅すると、なぜか咲の元恋人の青山(高橋光臣)が!
咲の母、美土里(三石琴乃)が弁護士である青山に自分の離婚の相談をしている段階なので、当初は別の弁護士に頼むはずでしたが、青山がきてくれたので青山に相談することにしたと話す美土里。
青山は同じスポーツジムで気が合う紘一が咲の夫であること、紘一は青山が先の元カレである事実を初めてそこで知らされるのでした。
咲は紘一と気まずい空気になります。
紘一は、青山と咲が偶然、レストランで会っていたことを気にしていて、咲に対し、「離婚するなら、元カレに相談してもいいのではいか」とつんけんした態度をとってしまいました。
咲は紘一に誤解されたことを悔やみ、紘一も咲への態度、疑惑が渦巻くのでした。
翌日、咲は移動になった文芸部に初めて出勤し、後輩のなつみ(大野いと)に自分が過去にいた部署「マリ・クレールモード」のことを任せ、小説家、水無月連(白州迅)の担当を上司の松永天馬から命じられました。
連は若者に人気の「恋愛のカリスマ」として著名で人気者。
水無月連の部署「文芸部」には変わり者の部長、小松原(濱田マリ)などがいて、水無月は、凄く我がままで、部下に対してパワハラに近い態度を繰り返します。
彼の原稿を受け取ろうとした担当には原稿を乱暴に投げ、自分の電話には絶対に出ることなど条件を話す連。
その言動は身勝手で、異動早々、咲はその「洗礼」を受ける事に。
ブルゴーニュの古いワイン、温室栽培していた鉢植え、お菓子などこだわりが強い連。
一方、紘一は彼なりに咲との離婚を真剣に考え始めていました。
そんな時、美土里が自分の誕生日パーティーを咲たちの新居で勝手に開くことを勝手に決めていて、紘一の自衛隊仲間、谷(柴田勇貴)から事実を聞いた紘一。
その頃、咲の父は、紘一の父、正(酒向芳)の家に行き、意気投合して楽しく呑んでいました。
妻が夫の元へ戻るのが普通と考えている2人。
美土里は青山貴也にこないだ失礼なことをしたから、お詫びに呼んだという美土里。
あまりにも身勝手さに声を荒げてしまった咲。
携帯を置き忘れたことを思い出した紘一は美土里の元へ戻り、携帯電話を取りに行きます。
そこで、咲のことを青山がとても理解してくれていたことを紘一は美土里から聞きました。
翌日、仕事場にて、元カレの存在を知り、夫婦にトラブルが起こる話を次回作にしたいと思っていると急に言い出した連。
咲は「友達の話」と称して、自分の本音を話した咲。
しかし、連は咲こそが、元彼が突然来た時の夫婦の気持ちに共感してしまいます。
帰宅すると、紘一が咲と住む家の売却相談を電話でしていて、離婚届けも既に記入欄に書いていたことを報告。
ふと、紘一は美土里の誕生日を、咲の父も離婚し、自分たち夫婦も離婚するからこそ、咲の家で祝おうと提案。
最初で最後の誕生日だし、咲の大切な家族の記念日だからと言います。
紘一に対し、もしやり直そう、離婚するのやめるように言うか心が迷うのですが、あえて誤魔化して、「私の家族について考えてくれてありがとう」と礼を述べるのでした。
咲は自分が子どもの頃(稲垣来泉)、姉と自分と父で母の誕生日を祝い、父は沢山の真っ赤な薔薇の花束の中に白い薔薇を混ぜ、誠実な愛を示した咲の父。
紘一は我が家にはこういう習慣がないと寂しそうにこぼすのでした。
咲は父に、「大丈夫だと思っていても、気が付いたら戻れないこともあるんだよ。だからママの誕生日会に来てほしい」と訴え、父を説得。
誕生日パーティーの準備を朝までやった紘一と咲。
そのパーティーで咲と紘一と青山貴也は再び対面。
紘一の仕事仲間の自衛隊や、一ノ瀬、楓(平岩紙)や娘の梓(夏野琴子)も。
さらにそこに紘一に思いを寄せる同僚の隊員、一ノ瀬純(田辺桃子)もやってきて、筑前煮とおでんを作ってやってきました。
一ノ瀬は、紘一が好きなあまり、紘一の部屋にわざと間違えて入ったり、自衛隊は命懸けで仕事をしている、咲はちゃんと紘一のことを考えて接しているかととても失礼な物言いをしてきました。
咲は思わず、複雑な心境に。
青山は弁護士として、一ノ瀬に「これ以上、咲と紘一に関わると、法律に反することもある」一ノ瀬がもしも紘一への気持ちを止められずに、不倫すれば、咲から賠償請求されることもあるから、やめたほうがいいよと忠告。
一ノ瀬が紘一を好きなことを気付いていたのでした。
誕生日パーティーに水口武史(平田満)は和解のために薔薇の花束を過去と同じように美土里にプレゼント。
しかし、みんなの前で薔薇の花束を武史に返し、自分達が離婚することを公言。
ゲストが帰った後、浮気をしたことが許せないこと、女癖が35年も一緒にいて治らない夫にイヤな気持ちを抱えており、離婚のための貯金を蓄えていたことを口にした美土里。
咲は武史を不憫に思いますが、父を追いかけた咲に気を遣い、自分は大丈夫だと言います。
しかし、武史は全然大丈夫じゃありませんでした。
「なんてことだ・・・なんてことだ・・・なんてことだ・・・」と繰り返し落ち込んで泣きます。
咲は父を思いながらも、別れることを決意した母と、自分に優しかったけど浮気した父に対し、戻る家がなくなることの寂しさ、両親に仲直りしてほしい気持ちなどが溢れ、紘一の前で泣き崩れます。
「君が傷つく姿を見たくない」と咲を抱きしめてフォローする紘一。
さらに、「離婚はしない、一人にしない」と伝える紘一。
咲はストレスが耐え切れず、泣き崩れてしまいました。
夫と35年いても離婚を考えてきた美土里の固い決断に複雑な思いを抱く咲。
その頃、紘一の母、薫がある決意を秘めて、夫の元へ帰還。
同じタイミングで咲の母、美土里は一枚の重要な書類を見ていました。
それは・・・乳がんの診断書・・・美土里が夫との離婚を固く決意した理由も、誕生日パーティーの時「自分にとって最初で最後の誕生日パーティー」と言った意味が紐解かれていきました。
来週、リコカツをやめた紘一と咲が、両親のそれぞれの決意、新しい道に立ち向かいます。
リコカツ4話感想・みどころ
咲と紘一の目の前に、青山という存在。
青山はまだ誠実で心優しく、落ち着いた大人として一歩、引いた感じがありますが、一ノ瀬はひどすぎます。
咲に対して、紘一のことが好きだからと嫉妬心に燃えているのが伝わりますね。
料理に関しても、料理が苦手な咲に対して、自分は筑前煮とお伝を作ってきたなんて、家庭的なところをアピールしたり、わざと「何の部屋かな」と間違えて夫婦の寝室に入るなんて最低ですよ。
あざとくて計算高い・・・こんな自衛隊はいやだと思ってしまいました。
咲の母、美土里も自由過ぎる・・・いくら家族でも、娘と紘一の新居で誕生会を決行しようとするとは・・・。
2人が離婚するとはいえ、家族でも親しき仲にも礼儀があるんだけどなあ・・・。
紘一と咲は青山の登場で気まずくなりますが、二人が咲の両親の件で心が再び、通じ合い、咲が家族がバラバラになることや、帰る家のない寂しさを感じたときのハグや、離婚をしない決意をしてくれて本当に良かった。
咲、紘一は確かに変わり者で、自衛隊独自のこだわりやマイルールがあるけれど、絶対にこんな良い人、次は現れないって・・・涙。
一ノ瀬が二人の間にずかずか入り込んでくる図々しさ、咲にマウントをとる姿はこの物語で、リコカツ以外にもう一つの壁って感じがしましたね。
最後に、美土里が離婚を決意した理由が乳がんって・・・。
だからこそ、最初で最後の誕生日にしようとしたり、以前から考えていた夫、武史(平田満)との離婚の決意があれほど固かったんですね。
でも、武史がかつて妻にしたように、花言葉で愛する誠実さを意味する薔薇の花束をプレゼントし、やり直そうと彼なりに不器用な行動で示したのに報われなくて不憫です。
武史が悔しさと、愛が届かない悲しさに泣き崩れる様子は胸が痛みました。
家族が離れていく・・・自由過ぎる個人主義者だけど大切な存在がそれぞれの道を歩む変化に、子供のように大声で紘一の前で泣いた咲もいたたまれなかったです。
でも、咲は紘一の根っこにある大きな愛や人の気持ちを彼なりに察することができる判断力、思考力に救われていると思います。
「君を一人にしない」発言はキュンときました。
今日の4話は、それぞれの母の決意や、夫婦について考えさせられるエピソードでしたね。
咲と紘一の心が繋がり、理由は明かされませんが、正の元に薫が戻った真意が謎!美土里と武史の心が離れていく・・・。
再生と立ちはだかる壁といった内容のなかに、TBSだからこそ、過去ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と~」の劇中で使われた架空の小説「脳みそとアップルパイ」が少しちらっと映ったシーンはほっこりしましたね。
過去の「リコカツ」でも、美土里の著作が本棚に並びますが、「月に変わって・・・」と光石さんの代表作「美少女戦士セーラームーン」を連想させる並び順だったり、美土里の着信がエヴァンゲリオンのテーマソングでしたね。
TBSの視聴者を笑わせてくれる楽しい演出を感じました。
それから、美土里、どうか死なないでくれ!
そして、紘一の母、薫(宮崎美子)がなぜ、夫の正(酒向芳)の元へ戻ったのかその真相は来週に明かされます。