桜の塔

桜の塔8話 千堂が刺された?!銀次郎の死に漣は?

桜の塔8話あらすじネタバレ

警視総監の任命権を有する内閣府特命担当大臣の若槻(浜田晃)との関係が悪化し、次期警視総監への道が険しくなった千堂(椎名桔平)。

彼こそが大臣襲撃事件の黒幕だったことを上篠漣(玉木宏)は、富樫(岡田健史)や、水樹爽(広末涼子)の協力によって暴きました。

しかし、新しく就任した警視総監、矢上彰文(尾美としのり)が、富樫の弱みを握って、証拠品の誓約書を引き渡すように告げました。

富樫は悔しい気持ちを抑えながら、千堂が襲撃事件の加害者、久瀬に書かせた本物の誓約書を渡さざる得ない状況に陥ったのです。

その夜、千堂が刈谷銀次郎(橋本じゅん)に刺されてしまいます。

刈谷は自らを含め、久瀬や深海といった同僚を千堂が、過去に起きたヤクザの覚せい剤取締事件に潜入捜査させた挙句、久瀬には、「捜査中に覚せい剤に溺れた深海の汚点が挽回される処分が下され、深海の妻には遺族金が入る」と嘘をつき、誓約書にサインさせた過去がありました。

刈谷が漣の右腕となって裏で情報提供を漣にしていたことを知る千堂ですが、漣はある事情で刈谷と距離を置いていました。

優愛からの電話で、千堂が病院に搬送されたと知った漣は、様子を見に行きます。

幸い、千堂は意識もあり、話すことができたので、誰に襲われたのかを聞いた漣。

刈谷銀次郎に刺されたと答えた千堂は、漣の仕組んだことではないかと疑いますが、漣ではありません。

優愛は漣が父に近づいた原因や、千堂と漣の父、勇仁のつらい過去のことを漣の日記で知ったと話します。

漣の不穏な唇の動きに、恐怖を感じる優愛ですが、夫を信じることにしました。

すぐに、刈谷を問い詰め、刈谷は父、勇仁の信頼を裏切ったことを突き詰めます。

刈谷が、お金になびいて、勇仁が亡くなる直前、勇仁が殺された交番で当直をしていたことを追求。

さらに、刈谷は勇仁を裏切り、吉永と5年前から繋がっていたことも判明。

刈谷の逮捕に向けて、土門(野間口徹)がやってきますが、刈谷はまたどこかへ雲隠れ。

その矢先、刈谷が何者かに射殺される事態に。

爽(広末涼子)ら捜査一課は、刈谷の自宅を家宅捜査しますが、間もなくキャリア組の警察官たちが先回りしていたことが判明。

千堂は仕事復帰し、権藤(吉田鋼太郎)や、吉永(光石研)は早い復帰だとチクリ。

誰かを利用して、刈谷を殺すよう仕向けたのではないかと疑う2人ですが、「俺はカサブランカの花のように真っ白」とふざける千堂。

富樫は、爽を守るために様々なものを犠牲にしてきたと、爽(広末涼子)に八つ当たり。

それは、彼女が恋人の自分よりも、漣に好意があることに怒っていたのです。

蒲生は彼をフォローしようとしますが、富樫はむしゃくしゃして逆切れ。

一方、漣たちに協力して千堂に反発していた刑事、富樫は愛する爽を守るため、若槻大臣襲撃事件の証拠を千堂サイドに手渡すものの、千堂側からは総スカンを食らって孤立。

そんな富樫に千堂は再び、接近。

指定した場所にある封筒に包まれた書類を持って行って、隠してくるように頼まれました。

夜、志歩(高岡早紀)のクラブで呑んだ漣。

刈谷と吉永が5年ほど前から繋がっていることを漣が利用して、千堂を追い詰めるネタにしようと目論んでいたことを志歩から指摘されます。

漣は味方である元警察官にして、かつて漣の父、勇仁(岡部たかし)の同僚だった志歩(高岡早紀)から刈谷が生き別れの娘にあげるつもりで大事にしていたぬいぐるみを渡されました。

そのぬいぐるみを漣は無理やり背中をこじ開け、マイクロSDを発見。

漣は千堂、そして警視総監の座を狙い続ける「東大派」の派閥、警備局長、吉永(光石研)、漣が立ち上げた「改革派」のボス、内閣情報官、権藤(吉田鋼太郎)を会議室に招き、新たに見えてきたこの5年間に起きた様々な事件の芯の黒幕を晒すことを提案します。

権藤にも傍についてもらい、本題へ。

刈谷が殺された件で、キャリアの捜査官が先に捜査をしていて、吉永の指示で動いていたことが判明。

やがて、マイクロSDを見せた漣は、そのSDの内容には拳銃横流し事件のことや、刈谷に頼んで千堂を尾行すること、千堂が久瀬を利用しようとしている証拠が入っていることを解説。

ぬいぐるみに入っていたSDがそれでした。

思わず、怒鳴って反論する吉永。

吉永は刈谷に千堂を殺すことを支持しています。

自分も上の立場として悪事を裏で働いたことはあるけれど、警察の未来の為に政治家など横の繋がりを利用してきたと声を荒げます。

さらに、千堂に関しては人を簡単に利用しては裏切る行動の数々を起こす「さっちょうの悪魔」な面に以前から腹立たしさ、憎さを感じていたことを吐露。

千堂は悪びれもせず、トップになりたければ周りをどんな手段も択ばないことを高らかに宣言。

さらに、千堂は吉永に依願退職を迫り、悔しさを胸に吉永はその通りに。

後日、警視総監の矢上(尾美としのり)は、吉永が退職した後で、千堂にさらなる上位な立場になるように過剰な圧力をかけるのでした。

千堂は「次のプラン」があるとほくそ笑みます。

今度は富樫に電話をして脅迫する千堂。

その夜、優愛から離婚届けを出し、漣の心の痛み、父と漣の壮絶な過去を知って、別れることを決意。

優愛は漣を離れていても愛していることを伝え、家を出て行きました。

翌日、刈谷がかつて、爽の実家の中華料理店で働く蒲生(森崎ウィン)から改造銃を購入していた事実も明らかになりました。

おみつ川の河川敷で改造銃が見つかり、刈谷を殺した容疑がかかる蒲生。

蒲生は自分じゃないと言い、パニックで逃げ出してしまいました。

牧園(関智一)は、轟(駒木根隆介)から蒲生の容疑を聞き、警察みんなに捜査することを強要。

爽の父、鉄朗(小松和重)は、警察として実家を複数の警察官と共に訪ねてきた娘の爽に「なんでお前があいつを信じてやれないんだ!お前が信じてやらなきゃだめだろう」といつもと違い、声を荒げます。

「頼む、蒲生を信じてやってくれ!蒲生は良い奴なんだ・・・・ラーメン修行だって一生けんめいやって、今じゃ美味いラーメンを作れるようになった。お前が一番それを知っているじゃないか」

爽は父の言葉に我に返り、蒲生を追いかけます。

千堂が、富樫に指示し、本来は何の証拠もない蒲生を「証拠捏造」で犯人に仕立て上げていたのです。

富樫はそれを漣に伝え、漣は怒りのあまり富樫の胸ぐらをつかみますが、富樫は指示はされたけれどもできなかったことを漣に伝えました。

蒲生がこれから更生しようと頑張っていることをわかった上で、千堂は富樫が証拠捏造に失敗したため、土門(野間口徹)と組んで証拠を捏造。

以前、富樫に、むしゃくしゃした時やへこんだ時は廃校にいると口にしていた蒲生。

案の定、蒲生は廃校にいて、爽にそのことを富樫は電話で連絡。

漣はその頃、今の複雑な状況に、富樫がかつて漣の父、勇仁に憧れたり、漣の影響で警察官としての良心を心がけていたけれど、道を踏み間違えたのかもしれないと吉永から伝えられます。

「どうか市井の人々の助けになる人になってください」と漣をフォロー。

その頃、精神的に追い詰められ、取り調べの恐怖を感じ、蒲生は屋上へ。

見守る富樫と説得を屋上で試みる爽。

蒲生を付け狙っていたSATが、蒲生に発砲し、蒲生は足を滑らせ、屋上から転落。

SATを用意していた千堂は、被疑者死亡扱いにして、蒲生の魂まで奪おうとしていたのです。

それを知った漣は冷静に怒りを抑えながら千堂に詰め寄ります。

来週はついに最終回!漣は長年の宿敵、千堂との戦いにどう終止符を打つのか?!

桜の塔8話感想・みどころ

可哀そうすぎる・・・蒲生と富樫が可哀そうすぎます。

千堂って人でなしで、まさに「サッチョウの悪魔」。

妻と娘の優愛がいながら、心を鬼に引き渡したかのような人間性が今日も垣間見れました。

ネットでも視聴者の皆さんの間で、「千堂が悪魔すぎる」と話題に!

千堂はトップに立つなら、利用できるものは全て利用するという考えで、人のことを駒のように扱う邪悪な面が今日もハラハラさせられましたね。

富樫は千堂や矢上総監に弱みを握られた挙句、爽や漣、蒲生にも荒々しい態度をとり、一人ピリピリした空気でストレスを抱えていてつらかった。

富樫も話せば分かる人間なのに、若さと彼自身の未熟さ、千堂の絶対服従なオーラが、彼の人間性を徐々に変えていってしまったのは明らかでしたよ。

漣は真実に気付きながらも、千堂にまた妨害されるかと思いきや、吉永が兼ねてから千堂の非人道的行為の数々に憎しみを抱き、千堂に促されつつも、自ら退職。

しかし、物語後半では漣に対して穏やかな優しさを見せ、「警察官として市井の人々の助けになってほしい」と言葉をかけていたシーンは胸打たれました。

漣に関わった人は自然と、これまでよりも人を思いやれるようになったり、誰かを守るために行動できるのに、千堂に関わると、みんな不幸になっていくこの温度差。

千堂ってまさに疫病神的な存在なのに、周囲には矢上総監や、土門といった彼と「類は友を呼ぶ」仲間が寄り添います。

でも、千堂って妻子も含め、心から彼を愛してくれる人には巡り合えない気がしますね。

千堂の一人娘、優愛は父に似ず、考えがまともで、お嬢様育ちゆえにすごく一途で、精神的に人妻というよりは学生のようなところがありますが、漣の心強い味方になってくれて良かった。

でも、漣と父の確執を知り、漣の為に潔く身を引くところも女性としてかっこよかったです。

離婚の場面はつらいけれど、優愛は千堂の悪魔のような性格を引き継いでいなくて何より。

蒲生は一度は漣や爽に逮捕されたものの、更生し、爽の店で頑張っていたというのに・・・・。

第二の人生も努力も千堂に踏みにじられ、無実の罪で大勢の警察に追い回されたり、おまけにSATもきて、銃で撃たれ、屋上から転落!

ひどすぎます・・・過去に前科があっても、真面目に爽の店で働き、一からやり直そうと前に進む若者を・・・。

爽の父、鉄朗(小松和重)も、普段は穏やかで陽気な話口調ですが、今回ばかりは娘に多少、声を荒げてまで、蒲生のことを信じてやってほしい、彼奴が罪に問われないように手を尽くすことを頭を下げていて、親心や彼の人情が伝わりましたね。

爽と富樫の目の前で悲劇は起こってしまい、蒲生の安否がとても心配な8話でした。

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