最愛4話あらすじネタバレ
事業説明会にて、真田ウェルネスでは治験中に死亡者が出たことがあって、それが自分の元同僚だったと訴え、梨央を人質にとったのち、大輝(松下洸平)と桑田(佐久間由衣)に逮捕された森下。
真田ウェルネスの専務、後藤(及川光博)の梨央への嫌味はますます強まります。
梨央は自身の解雇を覚悟で、新薬開発を続けることを後藤に宣言。
警視庁では、情報屋の行方を探っていました。
同じ頃、警察は殺人事件の被害者、渡辺昭(酒向芳)に500万円を事件前日に渡していた男の足取りを追っている最中。
真田ウェルネスを訪ね、莉央と加瀬に対し、謎の男が真田ウェルネスの関係者ではないか確認をとる桑田(佐久間由衣)と、大輝(松下洸平)。
梨央も加瀬もこの男を知らないと口にしました。
大輝と桑田に対し、加瀬は今後は、会社に聴取をせず、自分を通して梨央や自分に聞き込みをしてほしいと伝えるのでした。
その彼こそが、後藤がしおりについて調査を頼んだ“情報屋”。
しおりはさらに、真田ウェルネスが沢山のペーパーカンパニーを持っているという弱みを握り、にやりと笑います。
案の定、後藤は困惑。
橘しおりに関する身辺調査を謎の男(高橋文哉)にこっそり頼むのでした。
法学部を卒業後、両親の離婚をきっかけに1年休学歴がありました。
その後、大手新聞記者からフリーランスライターに4年前、転身したとのこと。
翌朝、1本のネットニュースが梨央をさらなる境地に追い込みます。
「疑惑だらけの治験薬」という新薬の中傷記事で、不安を感じた被験者が治験の中断を申し出ました。
治験薬に関するデマ記事を出した人物が当初、フリーランスライターの橘しおり(田中みな実)と疑われましたが、別の人物であることが判明。
車内にも動揺が広がり、真田グループの株価にも影響が出始めていました。
梨央の兄、政信(奥野瑛太)も、この件でマスコミが自分のところへ押し寄せて迷惑していることを早速、梓に告げます。
梨央が真田家に来た時から、不吉なことばかり起きると嫌味を言口にし、母の梓(薬師丸ひろ子)に窘められるのでした。
梨央と加瀬は創薬ラボの所長、海野こずえ(峯村リエ)らに、治験に関する心ない記事は全てデマだと弁解。
創薬ラボチームも梨央の誠実な人柄を熟知していることから、梨央を信じてはいるものの、治験参加者に対して、記事の内容が誤報だということを伝える為に、治験者の個人情報を梨央と加瀬に教えられないとのこと。
その日の夜、真田梨央の動向を追う大輝と先輩刑事の山尾敦(津田健次郎)。
一方、梨央はというと、馴染みのお好み焼き屋で、母校の白山大学の駅伝のニュースが店のテレビに偶然、映って学生時代、陸上部で走る大輝を応援していた当時を思い出して懐かしみました。
梨央は後から来た大輝と昔話に花を咲かせました。
大輝は「刑事」としてではなく、いち友人としてリラックスして久々に梨央と会話。
梨央は仕事の不満をふと、大輝にこぼします。
今の真田ウェルネスの不安定な状況により、今まで弟の優の為に新薬を開発して15年間も努力を続けてきたのに、今度の定例役員会議で、社長を解任されるかもしれないと不安を吐露。
帰り際に、梨央は自身の身に起きた15年前の真実を大輝に話したいと思うものの、どうしても複雑な思いで真実を打ち明けることはできませんでした。
ただ、自分が渡辺昭(酒向芳)を殺していないことだけ改めて告げました。
梨央に対し、大輝は「お前のことは俺が信じる、お前でないことを俺が証明する、だからそっちも薬諦めるなよ」と優しい言葉を掛けるのでした。
ふと、梨央は大輝に思わず、抱き着き、「新薬を作ることを諦めない・・・新薬が出来たら最初に大輝に報告するね」と涙ながらに決意。
翌日。
梨央は創薬ラボに、説明資料を渡し、治験への誤解を記載してあることを伝えました。
毅然とした態度で、誹謗中傷記事は事実無根であることや、通り魔が梨央を襲い、真田ウェルネスは人殺しだと言う不審者騒動を詫びました。
次に、後藤は梨央が渡辺親子の殺人事件に関して、被害者の渡辺昭(酒向芳)と事件前に会っていたことや、梨央が今、殺人事件の重要参考人として疑われている件に関して、梨央は責任を取って社長の座を降りたほうが最適だと畳みかけてきました。
また、真田ウェルネスが厚意にしているクライアントも援助を辞めたいと申し出ている状況も判明。
ようやく採算がとれると思ったら、創薬事業に収益を費やし始めたことで、真田ウェルネスに多大なリスクが生じていると言葉を続ける後藤。
その頃、大輝と桑田は、情報屋の行方を追い、マンションの管理人から、「生田まこと」という男だと判明。
直後に、生田まことと名乗るあの情報屋がやってきて、大輝は慌てて彼を追いかけるのでした。
梨央は会議にて、海野こずえ(峯村リエ)から、治験を続けたいという被験者がSNSにいるということを指摘。
梨央は改めて、弟の優の為に新薬を作りたいこと、誰かが挑戦しない限り、変わらないことを伝えました。
当面の資金はクライアントの長田パートナーズに支援を続けてもらいたい、そして、1年以内に新薬を作ることを宣言する梨央。
その頃、大輝はその謎の男を追いかけていました。
男は梨央の行方不明になった弟、優の可能性が高いのです。
大輝は思い切って、「逃げても無駄だ、逃げたって何も変わらない!」と思わず言葉を掛けました。
しかし、男(高橋文哉)は逃げ続けますが、自宅にあるパソコンにフォルダーがあるので、それを見れば真実が分かると非通知で大輝に電話をかけてきました。
男は最後に「それを見れば真実が分かるよ・・・大ちゃん」と大輝のことを明らかに知っていることを匂わせました。
優かもしれないと直感した大輝。
桑田が止めるのも聞かず、「803」というファイルデータを目撃。
そして、そのファイルは梨央の元にも送られてきていて、梨央が昭に息子の行方を尋ねられて困惑しているなか、梨央は去っていきました。
ところが、梨央と別れた直後、昭は男によって殺されて川に水没させられました。
昭を殺したのは・・・優だったのです。
梨央にファイルを送った主は、後日、梨央を呼び出しました。
その彼こそ、「生田まこと」こと、(高橋文哉)でした。
優は梨央に対し、「ごめんな、姉ちゃん・・・昭さんを殺したのは俺なんや」と告げ、梨央を失望させます。
最愛4話感想・みどころ
大輝と梨央は、いち友人として、刑事と事件の参考人として、また、お互い学生時代の初恋相手同士として、様々な顔を覗かせて、真実を追い求める姿に惹きつけられましたね。
馴染みのお好み焼き屋では、梨央と大輝が白山大学での駅伝のニュースや、陸上部当時の監督の近況を話す時、何の気を遣うこともなく、笑みをこぼす2人を見て胸がギュッと締め付けられました。
帰り際に、梨央が大輝に抱き着いて自分ではないこと、新薬を成功させるとぽつりと涙を流すシーンは、「真田ウェルネスの社長・真田梨央」としてではなく、朝宮梨央としての素の純粋な部分を覗かせていると思いました。
後藤(及川光博)がこれでもかとばかりに、梨央を敵視していて、彼女を真田ウェルネスの社長から解雇しようとチクチク嫌味を言ってきて、視聴者をイラっとさせる存在が際立っていました。
梨央が定例役員会議にて、たった一人の弟の人生を自分のせいで狂わせてしまったという重圧、罪滅ぼしの為に、優が抱える記憶喪失や、離人症状、癇癪などを起こす難病を治すための新薬開発を諦めない姿勢に感動!
誰かが変えなければ、弟と同じ病気の人たちの力になれないと思う梨央の焦りや、行方不明の弟、優の病気を治すための新薬に力を注ぐ梨央を引き続き応援したくなりました。
一方で優は、「生田まこと」という偽名で後藤と密やかに連絡をとりながらも、梨央の動向を監視機能アイテムなどでこっそり見守る怪しい行動が続いていましたが、昔から優しさは変わっていませんね。
梨央と漸く再会した際に、自分が姉の為に昭に手を掛けて殺してしまったことを気まずそうに謝罪した優の姿に、梨央と同じ思いでした。
胸が詰まりますし、優が自分の為にまた罪を重ねてしまったことのなんという複雑な心境と失望感が分かります。
大輝も、逃亡を続け、偽名を使ってびくびくしながら生活する優に対し、「逃げ続けても無駄、逃げたって何も変わらない」と訴えた場面からして、あの時点で真田優だと確信していた節が感じられましたね。
病気になる以前に、公園の遊具から転落した際に手術を受けてできた腕の手術痕や黒子の位置、いつだって姉思いの優しい真っ直ぐな瞳を見て、大輝は、昭と金銭のやり取りをしていた謎の男が優だと確信に変わった瞬間は見逃してほしくない核です。
ラスト、優の自宅のパソコンに保存された昭が、梨央を強姦未遂した一人息子の康介(渡辺大知)の行方を追い続けて、彼を見かけなかったかと強引に接近した様子に加え、梨央が昭と別れた直後に殺人・・・。
その大きな腕に残る手術痕を見ても、優が昭を殺した確信犯にすぎませんが、本当に優なのか?という疑問が何故か残ります。
裏に別の人物が糸を引いていて、優にやらせた可能性があるなって思いました。
今後、優を逃がす梨央と共に、真田家をしつこく追いつけるフリーランスライターの橘しおり(田中みな実)が次週ピンチに陥ります!