TOKYO MER4話あらすじネタバレ
トンネル崩落事故が発生したと連絡を受けたTOKYO MER達。
妹の涼香(佐藤栞里)と共に、ビュッフェへ出かけた喜多見。
偶然、同じ店に三輪(仲里依紗)がいて、三輪は涼香にそそのかされて同じ店にいました。
涼香は三輪と喜多見が離婚したことを改めて、考え直したほうがいいと心配している様子。
一方で、三輪は涼香に、音羽(賀来賢人)がMERを潰そうとしているから気を付けたほうがいいとアドバイス。
ふと、病院から三輪に連絡があり、汐里(福室莉音)という若い女性の心臓移植手術のドナーが見つかった報告を受けました。
ドナーは脳死した血液型B型の女性。
移植手術の為、心臓を運搬中の医師、小山が、瓦礫に埋まっていることを知った、チーフの喜多見(鈴木亮平)。
救出に挑むものの、天井版が墜ちている状況。
それでも喜多見は、レスキュー隊隊長の千住(要潤)や、看護師の夏梅(菜々緒)と決死の突入を試みます。
さらに、高田という男が搬送されますが、全国移植ネットワークの関係者でした。
彼は小山と共に、汐里の心臓を運ぼうとしていましたが、心臓を持つ小山は崩落事故で被害に遭っていました。
喜多見は小山が崩落事故の救出者リストの名簿にいないことを知り、小山の危機を察知。
三輪は小山が事故に遭っていることを知らず、電話を掛けますが、小山が出ないことに異変を察知。
一方、喜多見の元妻で医師の高輪(仲里依紗)のオペを待つ患者の少女、汐里には命のタイムリミットが迫っていたのです。
さらに、心臓が持つ時間は1時間・・・小山が負傷しているなか、一刻をも争う深刻な状況になっていました。
三輪は心臓が届くかどうか不安になる汐里の両親に対し、心臓のは、到着を待つけれど、もしも手術中の汐里の体力次第では、移植手術を断念せざる得ないと伝えました。
つまり、心臓の到着と汐里の死を覚悟しなくてはならないというメッセージに、汐里の両親は泣き崩れます。
つらすぎる決断を迫られた汐里の両親に、自分が敢えて放った厳しい言葉に複雑な思いを抱く三輪。
思わず、小山に電話し、彼女の応答があり、まだ息があることを電話で確認。
すぐに喜多見に繋いだ三輪。
小山は自分が足が挟まれて動けないことを話し、それより早く、ドナーの方やそのご遺族から受け取った大切な心臓をいち早く届けてほしいと静かに訴えました。
汐里ちゃんの命が大事だと負傷しながら言う小山。
駒場(橋本さとし)は過去に崩落事故の現場で救おうとして、車椅子生活に。
当時、駒場が、助け出した子供は搬送途中で亡くなった・・・もっと何かできることが自分にあったのでは?と後悔する駒場。
都知事の赤塚(石田ゆり子)は、駒場の過去の心の傷に寄り添います。
その優しさに突き動かされ、目の前の命を救うことを優先させ、心臓の運搬には、バイクの小回りが利くように指示した駒場。
心臓の保存時間は残り40分と迫っていました。
その頃、三輪やミン(フォンチー)らは、汐里の容体が急変し、慌てて手術を続けます。
人工心肺を離脱して、閉口することを渋々、決意した三輪。
研修医の一人がそれに異論を唱えます。
しかし、三輪は、今、汐里の両親にこの状況を説明すると、やめないでくれと泣いて訴え、余計、動揺させることになることや、今、何も詳細を話さずに閉じてインオペしたほうが、汐里の両親の心が傷つかず、汐里の為にもなると理由を述べました。
その頃、千住(要潤)と喜多見、夏梅(菜々緒)は、小山の救出に応じます。
小山は意識が朦朧としていて、「私の命よりも心臓を・・・これは自分が預かった命」と言います。
「あなたの命も大切だ」と喜多見は必ず助けることを指示。
やがて、喜多見から先に受け取った心臓を託された弦巻比奈(中条あやみ)が、バイクで駆けつけた徳丸(佐野勇斗)と共に病院へ急ぐのでした。
人工心肺を閉じた状況を知った音羽は、すぐに人工心肺を回してほしいと電話で指示。
心臓がすぐ届くから、人工心肺をして、移植手術を再開させるように頼む音羽。
三輪は自分が汐里の命を預かっている、まだ心臓が届いていないなかで、音羽の指示を受け入れることはできないと憤る三輪。
しかし、連絡を繋いでいる喜多見が三輪をフォローし、心臓は目立った損傷もなく、移植可能な状態であり、すぐに届くとフォロー。
夏梅と喜多見たちは、小山にカテーテル処置を行い、途中、千住が崩落物が落下しそうになるものの、大事には至らず。
心臓が到着し、比奈は心臓を急いで運び、移植手術も佳境に入りますが、心臓の保存時間が間に合わなかったのか、心停止。
三輪は詩織の心臓を撫で続けます。
移植する心臓を揉もうとする三輪。
小山も搬送され、難解な手術になり、意識が戻りません。
喜多見も小山希望の意識が戻るように電気ショックやアドレナリンを投与。
小山の心拍数は戻り、喜多見たちはリドカインを投与。
汐里も心拍数が回復し、移植手術は成功。
術後の拒絶反応が出るか様子見の必要はあるものの、手術が無事、成功したことを汐里の両親に伝えた三輪。
彼らは泣きながら、三輪にお礼を述べ、頭を下げるのでした。
三輪は心臓を守り抜いてくれた小山希望やMER達のおかげだと話し、安堵の笑みをこぼします。
その後、疲労で眠る喜多見を「お疲れ」と労う三輪。
MERのみんなには、喜多見に感謝の言葉を言いに来ただけだと誤魔化して、去ります。
三輪が寝ている喜多見を気遣い、グーの仕草で「よくやった。お疲れ」の意味をする仕草をしているのを見ていた音羽。
音羽は2人が元夫婦であることを既に知っていて、MERを潰す側の人間であるものの、この時ばかりは三輪と喜多見を思いやり、頑張って措置や手術をした喜多見を見守るのでした。
TOKYO MER 4話感想・みどころ
今回のエピソードは2つの命の行方がすごく心配になりましたね。
小山希望が移植手術を待つ汐里の為に、移植する心臓を搬送中に、ひどい崩落事故に遭って、かたや、汐里は若い女性で、手術中、体に負担がかかれば命の危険性を伴う状況。
心臓到着の間にも、千住の背中に崩落物が落下しそうになったり、小山と汐里が心肺停止になって、喜多見達のように、2人に「戻ってこい」と思ったことでしょう。
これまでのエピソード以上に、本日は一段と緊迫感がありましたね。
三輪が汐里の両親に、告げた「もしも、心臓到着までに、手術中の汐里の体に負荷がかかるようなら移植手術を諦めざるを得ない」という親にはつらすぎる決断を敢えてはっきり伝えた覚悟も涙腺崩壊でした。
親にとっては大切な我が子の命が、左右されていることや、死ぬことを受け入れなければならなかった今回のケース・・・汐里の両親の張り裂けるような思いが痛いほど伝わりました。
でも、喜多見や三輪らがMERによる抜群の処置と連プレーで、2つの命が繋がって本当に良かったです。
喜多見たちを見ていると、実際のMERや、医療従事者さんたちの想像を絶する過酷で、人の命を預かる葛藤、苦悩、努力がリアリティたっぷりに画面に映し出され、心がざわつきますね。
三輪と喜多見の元夫婦ならではの協力や、変わらず優しい赤塚(石田ゆり子)の優しさが沁みた4話でした。