ユニコーンに乗って最終回あらすじネタバレ
羽田早智(広末涼子)の企業、サイバーモバイルとM&Aという形で、新たなスタートを切ったドリームポニー。
念願の世界進出へ向けて動き始め、佐奈(永野芽郁)は多忙を極めながらも充実した日々を過ごしていました。
ふとした瞬間思い出すのは、父の征一と共に、企業とスタートアップ企業を繋ぐ架け橋を作るために、ドリームポニーを去っていった同志、功(杉野遥亮)の存在です。
功が去ってから、佐奈のフォローとして、栗木次郎(前原晃)がサポート役になりました。
心に空いた穴を埋めようと仕事に没頭する佐奈。
サイバーモバイルで、ドリームポニーの新サービスを実験的に導入することに。
スタディポニートレーニングを取り入れ、サイバーモバイルのみんなの意見を参考に、アプリのアップデートや、幅広い教育の為に生かすことを決めました。
その新たな取り組みを早速、会議で話し、早智からも高評価を得ます。
「成川さん、さっきの会議でのあなた、早速面白かったわ。今後はランチをしてくだけた話もしましょうね。あ、恋愛トークとかもしちゃおうか?」
佐奈にこれまで以上に温かく接する早智に、笑顔がこぼれる佐奈。
「あ、恋愛は・・・ちょっと。今は会社にとって大事な時期なので・・・」
しゃんと背筋を伸ばし、襟を正して仕事に力を入れることに。
小鳥はふと、海斗(坂東龍汰)と共に、新しいポータルサイトにて、派遣型で教育事業を展開し、指導の仕事を見つけました。
佐奈にそのことを話そうとしますが、佐奈はドリームポニーが早智がインタビューを受けた雑誌にて、エデュケーション部門で、100選の優秀な企業に選定されたことで、大忙し。
そんな彼女を陰ながら心配する小鳥。
メタ―バースという企業の担当者、前島からスタディポニーキャンパスを通して、デザインの学校を創れたらという新たな展望も浮かびました。
佐奈は功に思わず連絡してしまい、もう自分と彼は、ビジネスパートナーではないことを再認識。
連絡をLINEで取り合うものの、功も佐奈もそれぞれの方向性へ向かっていました。
翌日。
佐奈がCEOとして頑張る姿を偶然、仕事の途中で見かけた功は何も声を掛けずに見守ります。
早智から、佐奈はドリームポニーのCEOとして、講師をするイベントに出てみないかと。
それはなんと、佐奈が潜りで忍び込み、早智の講義を受けた時と同じ大学でした。
あの時の大学を出ていない自分がCEOとして早智と同じ立場にいるのです。
佐奈は功にこのことを連絡しようとしますが、前島から連絡が。
その頃、功は偶然、頑張る佐奈の姿をまた見かけます。
その後、会った凛花(石川恋)から新しい目標を見つけ、佐奈への今までの態度を改めることに決めた話を聞きました。
凛花は複数の男性が自分をターゲットに選ぶ恋愛バラエティー番組に出演することになり、新たな自分の一歩を見つけ、くだらない佐奈への嫉妬心を捨てて前進すると発言。
功も、凛花の良い兆しを応援することに。
家では体調の異変に気付き、妹の依里(武山瑠奈)からも心配されます。
佐奈は翌日、小鳥からも顔色の悪さを指摘されつつも、気丈に振舞うのでした。
小鳥とクライアントとの打ち合わせの後、激しい頭痛で、体調を崩してしまいます。
「すみません、迷惑をおかけして」
「迷惑じゃありません、でも頑張りすぎですよ」
「今は会社が大事な時期です。私が頑張らないと・・・大丈夫です」
「大丈夫じゃありません。体のことも気遣わないと。僕はドリームポニーにいて、父との時間をとり、社員の働き方も重視してくれる成川さんを尊敬しています。でも、ご自分のことも気遣ってください。」
「仕事のことや自身のことで、とてもモヤモヤしていて・・・どうすればいいかわからなくて。自分がどうしたいのかも」
「頑張って働き続けたところで、そのもやもやは解決しません。成川さんは迷子になってしまったんですね。いつも仲間のことを重視し、仕事に没頭している間に。人生は仕事だけじゃありません、もっと自分の気持ちに素直になって良いんです。頑張らなくていいんです。だからもっと大切な人と向き合って下さい。CEOでない時の自分も大事にしてあげてください」
穏やかで、少し念を押した口調で、佐奈をフォローする小鳥。
佐奈は涙を浮かべ、自身の変化を認識。
功を追いかけ、やっと自分の気持ちに気づいた佐奈ですが、出張へ向かう功は夜行バスに乗ってしまいました。
バス停で声を掛けた佐奈ですが、届かず。
佐奈は早智がかつて、講義をした大学で、公演します。
「企業は誰にでもできます。環境や価値観の違いを理解し、仲間を見つけてください。」
過去の佐奈と同じ考えを持つ学生に、佐奈はCEOとしてエールを送りました。
一方、父の職場環境で新たな夢を見つけて邁進する、功もまた、佐奈のことを思い出してモヤモヤしていました。
そして、佐奈の講義に参加した功は、終了後、佐奈からの告白を受け、彼女をハグ。
「今まで、功のことをビジネスパートナーとしてみてきた。恋愛も愛も、友情も仕事も、信頼も、功に全部ある。功のことが好きだよ」
「この先もずっと一緒にいよう」
佐奈は功と結婚することに。
海斗は、サイバーモバイルのEモバイルスポーツに参加。
小鳥は未来のIT人材システムで、もし参加すると1年間、山形に派遣になることに。
まだ、ドリームポニーのみんなと働きたいので、応募を辞めたと言う小鳥ですが、佐奈は小鳥が周囲を気遣い、自分の気持ちに嘘をついていることを気付く、佐奈。
小鳥が長い間、本当は教職員の夢を持ち、佐奈のように教育を通して貧困や様々な環境の子供の架け橋になりたいと思ってきたことを思い返して、決意。
佐奈は小鳥を図書館に連れて行き、自分は小鳥と出会ったことで夢を持つ大切さを実感と経験し、小鳥の温厚な人柄にも救われた事、何歳になってもチャレンジしていいと勇気をもらえると話します。
「私にとって小鳥さんは希望をくれるユニコーンです。小鳥さん小学校の先生になるのが夢でしたよね。みんなの希望の小鳥さんだからこそ、挑戦してください」
「プロジェクト、挑戦します…でも応募の締め切り、今日なんです」
そこで、ドリームポニー一丸となって、小鳥の応募書類を作成。
そして、無事、数日後、小鳥は山形に1年間派遣になるものの、教育プロジェクトへ参加。
佐奈と小鳥はお互いに離れていても、エデュケーションに力を入れ、共に切磋琢磨して成長していくことに決め、別れと再生のハイタッチをかわしました。
佐奈達も、次郎と恵実(青山テルマ)が交際し、小鳥は山形の小学校で派遣教師として、一歩を踏みました。
そんな小鳥を早智が息子の玲央(寺嶋眞秀)と共に訪ねてきました。
早智と小鳥もまた、お互いを大切な人として新たな一歩を踏み出します。
佐奈は功と夫婦としても、ビジネスパートナーとしても幸せな帰り道を歩いていました。
ユニコーンに乗って最終回感想・みどころ
小鳥が、まさに幸せの青い鳥そのものでしたね!
あんなに細やかに社員のことも、佐奈のことも気遣い、温厚な態度と言葉選び、濃密な人生経験から紡ぎ出された優しさは、佐奈をまたしても救ってくれました。
小鳥が佐奈に、「人生は仕事だけじゃありません。CEOとしての自分も大事にしてください。みんなのことをいつも考えて、心が迷子になってしまったのですね。」という言葉は特に心に沁みました。
「無理して頑張らなくていいんです。もっと自分の気持ちに素直になって良いんです」
CEOとしても、元々の長女気質から自分のことをおろそかにしがちな佐奈に、小鳥がかけた成川佐奈自身を優先しないところは、佐奈の新たな成長。
小鳥さんって一番ほしい言葉を視聴者にもくれますよね。
佐奈に向けた言葉だけど、自分が言われているような感覚がして、本日の放送でも、SNSでは、一家に一台小鳥さんがほしいという声もあって共感!
会社に小鳥さんのような柔らかい物腰と、本当の意味で綺麗な心の人がいてくれたら、もっと働く人が前を向いて歩けるのになぁ。
佐奈だけでなく、功にずっと想いを寄せ続け、佐奈や周囲に嫌味な態度をとっていた、凛花も、自身の性格の歪みに気づき、誰かに嫉妬せず、自分らしく生きることを決めた晴れやかな顔がとても生き生きしていましたね。
凛花も佐奈や功を通じて、本当に出会うべき自分に出会うことができて本当に良かったです。
早智にも認められ、邁進していく佐奈の背中はもう、「貧乏少女」じゃない。
背中に教育を必要としている人達への未来と、佐奈自身の展望を持って飛躍していく姿をまだまだ追いたくなりました。
ドリームポニーや成川佐奈との別れが名残惜しいですよ。
佐奈は功の自分への気持ちをずっと封印してきたけど、小鳥の言葉に後押しされ、功と夫婦になれたラストもほのぼのしました。
ようやく、功と佐奈の恋が実り、次郎と恵実もお互いの想いが通じて、みんなが夢と希望に向かって、ユニコーンに乗った最終回でしたね。